商品市況展望 割愛版
平成18年8月20日記
7月10日現在における商品取引員別『建て玉』順位が「月刊先物経済界」に載っていた。それをまず掲載したい。(1000枚以下は切り捨てた)
@岡地18.5万枚、A三菱F14.1万枚、Bオムニコ12.7万枚、C第一商品12.4万枚、D三貴商事11.8万枚、E豊商事10.1万枚、F岡藤商事9.2万枚、Gオリオン交易9.0万枚、H三井物産F8.7万枚、Iコムテックス7.9万枚となっている。
新規受託営業停止中の岡地がトップであり、商社系取引員2社がベストテン入り。上場・公開企業は第一、豊、岡藤の3社のみがベストテン入りだが、他の7社は非上場企業だ。
また7位の岡藤商事以下は『建て玉』10万枚以下であり、明らかに業界全体としては2003年をピークとして落ち込んできている。特に今年になってからの落ち込みは激しく、昨年12月の金の暴落や石油製品の乱高下による個人投資家の退場、法改正による個人投資家勧誘規制の余波が影響を与えているものと推測される。
以下11位以降を並べると、エース交易、小林洋行、日本ユニコム、ひまわりCX、フジF、光陽Fトレードまでが5万枚以上。17位サンワード貿易、カネツ商事、オリエント貿易、アルフィクスまでが4万枚以上。3万枚台はぜロで21位タイコム証券、岡安商事、トリフォ、トレックス、ハーベストF、米常商事、SBIF、ばんせい証券までが2万枚台。29位新日本商品、協栄物産、スターアセット証券、アサヒトラスト、大起産業、丸梅、アイメックス、ユニテックス、フジトミ、和洸F、セントラル商事、洸陽F、東京コムウェル、北辰物産、北辰商品、朝日ユニバーサル、日本アクロス、共和トラスト、USS証券までが1万枚台。以下48位以降は1万枚以下である。
今回、岡地とともに処分を受けたクレボの名前はないゆえ、22営業日の営業停止といっても影響は少ないだろう。というかこのまま、市場撤退するのかもしれない。ともかく行政側は、専業の取引員を40社程度まで統合したいらしいゆえ、この47位までに社名がないからといってなくなるわけでもなかろうが、今後まだまだ整理統合が進む事だけは間違いない。
ただしなくなるのは、取引員だけでは無さそうだ。かつては国内に確か19ケ所の取引所があったと記憶しているが、現在は6ケ所のみ。取引所別のシェアは東工取73.46%、東穀取17.11%で90.57%とほぼすべてを占める。続いて中部取の8.68%が続くが、それ以下の関西取、大阪取、福岡取は軒並み1%にも満たない。福岡取と関西取は合併するが、出来ないもの同士が連携しても同じだろう…将来は、東京の2ヶ所だけになるのではあるまいか。またそれも海外の取引所に飲み込まれれば、日本に取引所がなくなる事態もないとは言えん!
行政はトラブルが多い現在の商品先物業界を、個人投資家の市場から商社・ファンドの市場へと転換を図りたいと思っている様だが、商社はヘッジが主で流動性がない市場には参加しない。自分でお客を持って来る事もない。ファンドももちろん流動性があり、儲かりそうな市場にしか参加しない。流動性を確保してくれる取引員いじめは(取引員側の自業自得も面も強いが)、役所も天下り先を自分で潰しているかのようだ。何せ取引所の理事長、理事は農水・経産省からの天下りだからねえ…
〔石油製品〕
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今週の原油の動き |
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8月限(当限) |
前日比 |
1月限(先限) |
前日比 |
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8月14日 |
\51,590 |
260 |
\51,600 |
-150 |
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8月15日 |
\51,430 |
-160 |
\51,350 |
-250 |
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8月16日 |
\51,110 |
-330 |
\50,750 |
-600 |
|
8月17日 |
\50,640 |
-460 |
\49,730 |
-1020 |
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8月18日 |
\50,330 |
-310 |
\49,510 |
-220 |
まずは原油から…先週号においては、『週末の下落は良い買い場だったと思われる。ハリケーンシーズン終了までは、押し目買い方針に何の変化もないだろう。』とコメントした。
今週の相場展開は、週明けに前日比では多少マイナスの陽線であったが、その後は続落に継ぐ続落で週末18日には安値で49,510円まで下落。8日の52,650円からはあっという間に3,140円の下落を演じる事となった。
○
東京原油日足
…削除済み…
一目均衡表ではちょうど雲の上で止まった形である。また大勢上昇トレンドラインAまで到達するところが雲の下に若干出るところだが、そこまでの下げには至っていない。想定よりも若干大きく下げたが、この辺は一度買ってみるところだろう。
ただし大きく買われるかと言えばまだ難しく、Bラインが上値抵抗線となるだろう。
なお逆に弱気で見る向きはaとbでWトップと考え、これがcポイントを割れた事で完成と見る向きもあるかもしれない。
当方としては、大勢上昇ラインのAを割り込まない限りは、押し目買い継続でよろしかろうという考え方だ。cポイントの価格を抜けて、更に雲の上にまた出て来れば、完全に目先の急落は終了したと思って良いだろう。
なお今週は、もっと長期の日足も併せてアップしてみた。
○東京原油日足(2005年4月〜)
…削除済み…
○
NY原油日足(週末18日分は入っていません)
…削除済み…
週末18日動きは、70.48ドルのスタートで安値69.60ドルと70ドルの大台割れを演じたが、結局前日比1.08ドル高の71.14ドルで終了。週明けの東京市場は、週末夜間取引から換算すると50円高程度のスタートと思われる。
一目均衡表では完全に雲の下へと抜けている姿でこれは悪いが、何とか大勢上昇トレンドのAは維持している。
Bラインは当面、上値抵抗線として働くと考えられるが、aとbのWトップがcを割り込んだ事で完成したチャートが、再びcラインの上に出れれば底入れだろう。
もっともbの高値77.45ドルからでも7ドル以上下げたわけで、買い方には相当つらい大下げとなった事は否めない。
さて今週大きく相場が値を崩した要因としては、BPのアラスカ油田の半分は操業するため(日量40万バレルの半分)供給不安懸念が大きく後退した事、イスラエルとヒズボラが停戦合意して地政学的リスクが後退した事、景気後退による原油需要減退が危惧された事などが挙げられる。
ただ相場の材料は漠然としたものであり、本当のところは相場が下げてチャートが悪化したため、ファンドの投げが出たのだと考えるのが妥当だろう。
…中略…
結論として当方の相場観は、今週の下落は激しかったが、まだ大勢上昇ラインは割り込んでいない。来週反転する可能性が高い相場だろうと見る。
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今週のガソリンの値動き |
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9月限(当限) |
前日比 |
2月限(先限) |
前日比 |
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8月14日 |
\68,710 |
-310 |
\68,620 |
-800 |
|
8月15日 |
\68,170 |
-540 |
\67,850 |
-770 |
|
8月16日 |
\67,710 |
-460 |
\66,950 |
-900 |
|
8月17日 |
\66,960 |
-750 |
\67,740 |
-1760 |
|
8月18日 |
\67,000 |
40 |
\65,090 |
-70 |
続いてガソリンです…先週号においては、『原油の先高感とお盆明けの需要減退をにらんで不安定な相場展開となるだろう。基本的には68,000円〜7万円台での逆張りと見るが、抜けた時には注意が必要だ。』とした。
今週の相場展開は、8日の高値70,790円から反落に転じた相場が下げ足を速め、週末18日には64,600円まで下落。結局6,190円もの大暴落を演じる事となった。
○
東京ガソリン日足
…削除済み…
先週号で68,000円〜7万円台での逆張りと見るが、抜けた時には注意が必要とした相場が、68,000円及びネックラインのAを抜けて暴落となったわけだ。抜けたら注意も、上に抜けずに下に抜けたわけだ。
ただしまだぎりぎり雲の中で留まっている格好であり、ここで止まればまだ完全に相場が崩壊したわけでもないだろう。これはもっと長期のチャートを見れば、なおハッキリする。
○
東京ガソリン日足(2005年4月〜)
…削除済み…
これを見ると良く判ると思うが、大勢上昇トレンドは維持している。このトレンドの中では、6,000円程度の調整など良くある事でもある。先物に次の需要期の3月限が発会する前の下落は、長い目で見れば歓迎したいところだ。
さて今週も各限月別の推移を見てみると、
9月限 発会値62,950円 高値70,210円 安値59,720円 現在値67,000円
10月限 発会値62,690円 高値69,790円 安値60,630円 現在値64,750円
11月限 発会値67,500円 高値68,790円 安値60,560円 現在値63,460円
12月限 発会値65,250円 高値69,540円 安値60,620円 現在値63,280円
1月限 発会値63,660円 高値70,360円 安値63,440円 現在値64,030円
2月限 発会値68,810円 高値70,790円 安値64,600円 現在値65,090円
今週は1月限・2月限が18日に一代安値更新である。
…中略…
18日現在のスポット価格は69,200円〜69,800円となっており、前週比2,200円安。17日現在の輸入採算価格は66,200円となっており、10日比4,900円安の暴落である。
(時事通信社発表の海上渡し価格より)
レギュラーガソリンの全国平均が約16年ぶりの高値を143.8円と更新する中で、お盆が過ぎれば大幅に需要が落ち込むだろうと懸念もあり、また原油価格の下落もあり、スポット価格・輸入採算価格ともに暴落である。
これが先物相場にも影響を与えたのか?それとも先物の下げがこれに影響を与えたのか?は卵が先かニワトリが先かの議論だが、ともかく相場はすべて下落中なわけだ。
ただし本来今の時期は、季節習性として相場が逆ザヤで良いわけで、9月限やスポット比べても10月限〜12月限は安過ぎる。逆に高いとまでは言えないが2月限は、ファンドが売ればまだ安い可能性があるという事を考えれば、サヤ取りも一考か。
結論として当方の相場観は、大勢上昇トレンドはまだ崩れていないが、ファンドが大きく売り越した事によってどうなるかが焦点。押し目買いでも戻り売りでも、スピーディーに動けばどちらでも利を取れる相場だろうと見る。
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今週の灯油の値動き |
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9月限(当限) |
前日比 |
2月限(先限) |
前日比 |
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8月14日 |
\63,790 |
-100 |
\70,660 |
-490 |
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8月15日 |
\63,750 |
-40 |
\70,200 |
-460 |
|
8月16日 |
\63,640 |
-110 |
\69,500 |
-700 |
|
8月17日 |
\62,910 |
-730 |
\67,740 |
-1760 |
|
8月18日 |
\62,600 |
-310 |
\67,300 |
-440 |
最後に灯油です…先週号においては、『ガソリンに対する異常とも言える割安な状態が続いているが、在庫が輸出に廻れば地合いが変わるだろう。ただしもうしばらくは、相場上昇に時間は掛かるものと思われ、横ばいの状態が続く可能性が高いだろう。』とコメントした。
今週の相場展開は、8月3日の72,600円から上げもだえていた相場が暴落となり、週末には安値で67,040円まで下落。短期間で5,000円以上の暴落となってしまった。
○東京灯油日足
…削除済み…
チャートでは週末についに雲の下に出てしまっており、前日の17日には大勢上昇トレンドラインのAも割り込んでいる。16日の下落でネックラインを割り込んだ事が、その大きな要因と思われる。
結局は上値抵抗線のDラインを上抜けず、団子天井となってしまったようだ。短期的な抵抗ラインであるCを抜けば買い転換はするが、それでもBの上値抵抗線はかなりの壁になるだろう。
次になお長期のチャートを見て判断してみたい。
○
東京灯油日足(2005年4月〜)
…削除済み…
これで見ても上昇トレンドのAラインは割り込んでいる。もっと長期のBラインは割り込んでいないものの、それは今だと55,000円どころが下値抵抗線であるゆえ、実戦では何の役にも立たない。目先の支持線はCラインの64,030円という事になる。
もちろん季節習性のある灯油が、現在の先物2月限でそこまで下がるとも言えないが、3月限以降はその辺まで下がるのだろうと考える次第。
さて今週も各限月別の推移を記すと、
9月限 発会値60,300円 高値69,800円 安値56,810円 現在値62,600円
10月限 発会値61,800円 高値70,870円 安値61,440円 現在値63,440円
11月限 発会値70,300円 高値71,760円 安値63,030円 現在値65,340円
12月限 発会値69,340円 高値72,380円 安値64,030円 現在値66,740円
1月限 発会値68,440円 高値73,170円 安値66,920円 現在値67,130円
2月限 発会値70,300円 高値72,600円 安値67,040円 現在値67,300円
1月限・2月は週末18日に一代安値更新となっている。
なおガソリンとのサヤ関係であるが、週末現在では以下のとおり。
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月日 |
6月18日(金) |
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限月 |
ガソリン |
限月間サヤ |
灯油 |
限月間サヤ |
ガソリン−灯油 |
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9月限 |
\67,000 |
|
\62,600 |
|
4,400 |
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10月限 |
\64,750 |
-2,250 |
\63,440 |
840 |
1,310 |
|
11月限 |
\63,460 |
-1,290 |
\65,340 |
1,900 |
-1,880 |
|
12月限 |
\63,280 |
-180 |
\66,740 |
1,400 |
-3,460 |
|
1月限 |
\64,030 |
750 |
\67,130 |
390 |
-3,100 |
|
2月限 |
\65,090 |
1,060 |
\67,300 |
170 |
-2,210 |
若干ではあるが、サヤは訂正されて来てはいる。
…中略…
18日現在のスポット価格は63,000円〜63,600円となっており、前週比500円安である。17日現在の輸入採算価格は71,300円となっており、10日比1,800円安である。
(時事通信社発表の海上渡し価格より)
現状では特に北海道での在庫が高水準になっているという事で、供給過剰懸念が出ている。もっとも需要期はまだ先ゆえ、安値で売る向きも見当たらない模様。
なお9月〜10月に掛けてまた定修に入る製油所が多く出るとされており、本格的にまた上昇に転ずるとすればそこからだろう。ただし現時点では、需要期はまだ先の話であり、チャートだけを見れば悪い相場であるとしか言いようがない。
結論として当方の相場観は、いずれ需要期が接近すれば、期近から上昇に転じて来る可能性はあるが、目先はチャート線形・内部要因ともに悪過ぎる。原油が急反騰しない限りは、戻り売り相場となってしまったと見る。
〔貴金属〕
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今週の金の動き |
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8月限(当限) |
前日比 |
6月限(先限) |
前日比 |
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8月14日 |
\2,347 |
-26 |
\2,374 |
-29 |
|
8月15日 |
\2,345 |
-2 |
\2,374 |
0 |
|
8月16日 |
\2,330 |
-15 |
\2,363 |
-11 |
|
8月17日 |
\2,336 |
6 |
\2,364 |
1 |
|
8月18日 |
\2,276 |
-60 |
\2,304 |
L60 |
金相場は、先週号においては『買いトレンドは維持されているが、まだ上値抵抗線を簡単に突破する情勢ではないだろう。ゆっくりとした押し目買い方針を選択するのがベターだろう。』とコメントした。
今週の相場展開は、週末に一気に暴落した相場がストップ安の2,304円まで下落。10日の高値からは、135円の下げを演じる事となった。
○東京金日足
…削除済み…
チャートはAの上値抵抗ラインとBの下値抵抗ラインでの三角持ち合いであったわけだが、買われた時に上に抜け切れなかった相場は、一転して週末に下値抵抗ラインBを割り込んでいる。また一目均衡表の雲の下に入ってしまっている。
週明けからすぐに反騰して雲の上に出るか、短期売りトレンドラインCを抜けるようならまた買い転換となろうが、切り返しに時間が掛かるようなら6月15日に記録した2,079円を目指す事になるだろう。
元々原油相場次第としている相場であり、原油価格の動向次第でもある。そうであれば来週の22日のイラク回答期限が重要となるか。
さて値動きが荒いため、今回はもうちょっと長いスパンのチャートもアップしてみた。
○東京金日足(2005年4月〜)
…削除済み…
これで見ると上値抵抗ラインAで抑えられている相場であるが、今回のさげは短期支持線Cを割り込んだ姿だ。ただし5月〜6月の暴落時もBラインは抜けていたわけで、次はDラインが支持線として働いている。今回の下げは、ここで支えられる可能性も高い。
なおそれ以下の超長期の上昇トレンドはEラインであり、これだと1,950円辺りまで下がってもまだ買いなので、実戦としてはまだ役に立ちそうもない。
○NY金日足(週末18日分は入っていません)
…削除済み…
今週末のNY金12月限は前日比3.6ドル安の621.7ドルで終了。高値628.8ドル、安値616.5ドルと日中で12.3ドルの上下と相変らずボラティリティは高い。
かろうじて雲の中には留まっているが、三角持ち合いの中でAラインの上値抵抗線は抜けず、Bラインの下値抵抗線は15日に割り込んでいる情勢だ。となると本当は、16日に国内で売っておかなければならなかったと言える…あくまでも結果論だが。
なお週末のNY市場から東京の週明け寄り付き値を推定すれば、為替は115.77円とあまり動いていないため、また当日の夜間取引からは上昇しているため、3円高程度の換算となる。
…中略…
結論として当方の相場観は、内外とも短期トレンドは売りに転換である。しかし大勢は買い相場が継続しているようにも見え、さほど下値は深くないのでは?とも思える。2,250円割れがあれば、一度買い拾ってみたいところだ。
銀相場は、Aの上値抵抗ラインを突破して上昇した相場が、8月10日に462.8円まで記録した後に金同様に下落に転じている。しかし下値抵抗ラインであるBは割り込んでいない。
○東京銀日足
…削除済み…
またNY銀はAとBの三角持ち合いでの推移中。
○NY銀日足(週末18日分は入っていません)
…削除済み…
金が一応は売り転換しているのに、銀はまだ買いトレンドに乗ったままだ。だから強いと見るのか?それともこれから金同様に下げて、売り転換するのか?その判断は、皆さんにお任せする。
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今週の白金の値動き |
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8月限(当限) |
前日比 |
6月限(先限) |
前日比 |
|
8月14日 |
\4,606 |
0 |
\4,544 |
-19 |
|
8月15日 |
\4,567 |
-39 |
\4,521 |
-23 |
|
8月16日 |
\4,586 |
19 |
\4,519 |
-2 |
|
8月17日 |
\4,580 |
-6 |
\4,526 |
7 |
|
8月18日 |
\4,513 |
-67 |
\4,426 |
L100 |
プラチナ相場は、先週号においては、『プラチナは弱い相場ではないと思うが、まだ横ばいの展開から脱しきれていない。よって突っ込み買いの小幅利食いで、お茶を濁す場面だろう。』とコメントした。
今週の相場展開は、7日の高値4,575円記録の後に上げもだえた相場が、週末には一気にストップ安まで売られる展開となり4,426円までの下落となった。
○東京白金日足
…削除済み…
Aの上値抵抗線が当分働きそうな状況ではあるが、まだ相場は一目均衡表の雲の上での推移であり、ネックラインのCも割り込んでいない。また強力な下値支持線であるBラインも生きている。
確かに週末はストップ安の暴落であり、団子天井形成のような格好でもあるためもう一段安の可能性も高いが、崩れ切っていないということは戻る可能性も高いのだと考えておいた方が良いだろう。
それはもっと長期のチャートで見ても同様であり、今回はそれもアップしておく。
○東京白金日足(2005年4月〜)
…削除済み…
なおNYプラチナのチャートも三角持ち合い継続中である。
○NYプラチナ日足(週末18日分は入っていません)
…削除済み…
週末現在の当先のサヤは、87円の逆ザヤ。是が非でも買いたいサヤでもなく、8月限納会を見守ってからでも遅く無さそうだ。
さて国内取組内部要因だが、…中略…
結論として当方の相場観は、まだ完全に崩れた相場ではないだろう。慌てて安値を売らない方が良いと思われる。
パラジウムであるが、他の貴金属相場が軒並み崩れる中で、逆行するように一目均衡表の雲の上に抜けて来ている。プラチナからのシフトが起こっているのだろうか?何とも不思議な展開である。
○東京パラジウム日足
…削除済み…
〔穀物〕
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今週のコーンの値動き |
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|
|
9月限(当限) |
前日比 |
7月限(先限) |
前日比 |
|
8月14日 |
\17,030 |
-70 |
\19,220 |
L400 |
|
8月15日 |
\17,000 |
-30 |
\19,070 |
-150 |
|
|
11月限(当限) |
前日比 |
9月限(先限) |
前日比 |
|
8月16日 |
\17,700 |
H400 |
\19,610 |
|
|
8月17日 |
\17,470 |
-230 |
\19,310 |
-300 |
|
8月18日 |
\17,230 |
-240 |
\19,190 |
-120 |
先週号においては、『米農務省発表はコーンの大豊作としており、これを信じるならば今後ファンドの大量売りが誘発される危険性が高い。大豆も単独で買われるとは思えず、駄目押しの下げが到来するだろう。』とコメントした。
今週の相場展開は、コーンは16日の9月限発会日には大きく買われたが、その後は週末に掛けて反落。未だもみ合いの域は出ていない格好である。
○東京コーン日足
…削除済み…
現状では上値抵抗線のAラインと下値抵抗線のBラインの三角持ち合いに入っている状況であり、どちらに抜けるのだろうか?といったところ。
正直9月に入れば需給相場で豊作も織り込み、その後にAラインを突破すれば先々に期待できる相場の到来も有り得ると考えているが、どちらかと言えば軟調な動きをする商品の多い中で、シカゴ市場でのファンドの投げからBラインを下回るような下落となれば、一気に崩壊する可能性も否定できない。
ともかく決め付けずに、放れた方に付くのがベターではなかろうか。
○東京コーン日足(2005年4月〜)
…削除済み…
もうちょっと長いチャートで見ても、4月の20,870円は天井であり、Aラインを抜けなければ上値は期待できそうもない。今は短期的にBラインを探る動きだと思われるが、更に下の大勢上昇トレンドCラインを切らない限りは、崩落もまた避けられるだろう。
○シカゴコーン日足(週末18日分は入っていません)
…削除済み…
シカゴコーンは米農務省報告で史上最高の単収を予測され、生産高も史上3番目の大豊作とされて以来、大きく水準を切り下げている。7月12日の高値268.75セントからは、今週15日216.75セントまですでに52セントの下げである。どこで止まるのかは判らぬが、赤線の上値抵抗線を突破してからでなければ買いは考えづらい。
…中略…
一方で大豆は、14日には31,680円の安値まで記録したが、16日の発会で33,200円まで上昇。しかし戻した分を週末に掛けて、大きく消す格好となっている。
○東京一般大豆日足
…削除済み…
上値抵抗線Aラインは強力であり、発会で目先の下げトレンドラインはA“も抜けたのはダマシになって、また下げトレンドに戻っている。これもコーン同様にもっと長いスパンのチャートで検証すれば、
○東京一般大豆日足(2005年4月〜)
…削除済み…
上値抵抗線Aと大勢での下値支持線Bとの間での動きである。大豆の場合の怖いところは、Bラインの起点である30,700円もサヤ滑りがあれば底値ではないというところ。
さて米農務省発表後のシカゴ市場であるが、単収の引き下げで生産高・在庫率の下方修正にもかかわらず、コーンと同様に売られる展開となって今年の最安値を更新中だ。
○シカゴ大豆日足(週末18日分は入っていません)
…削除済み…
8月に入って雨量は平年並みを記録しており、今が天候相場真っ只中の大豆の作柄は回復中。次回の米農務省発表では大きくまた上方修正されるとの見方も台頭しており、赤線の上値抵抗線を突破できない限りは、なお下値模索が続くものと思われる。
…中略…
結論として当方の相場観は、コーンは米農務省報告の大豊作予測からのファンドの投げ、大豆は天候回復中に付き安値更新中とそれぞれ材料は違うが、いずれもまだ下値探りの最中だろう。投げが出尽くさないと、反騰はないだろう。
〔ゴム〕
|
今週のゴムの値動き |
||||
|
|
8月限(先限) |
前日比 |
1月限(先限) |
前日比 |
|
8月14日 |
263.0 |
-10.6 |
256.6 |
-9.9 |
|
8月15日 |
259.0 |
-4.0 |
259.3 |
2.7 |
|
8月16日 |
249.2 |
-9.8 |
255.7 |
-3.6 |
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8月17日 |
244.3 |
-4.9 |
252.4 |
-3.3 |
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8月18日 |
244.8 |
0.5 |
252.8 |
0.4 |
先週号においては、『強くて270円〜280円台を高値、260円を安値とするもみ合いだろう。逆に弱ければ260円を一気に割り込むと、大きな下げがまた到来すると見る。』とコメントした。
今週の相場展開は、週末には安値で249.1円まで下落。週明けに260円台を割り込んだ相場は、一気に崩れる格好となって終了した。
○東京ゴム日足
…削除済み…
教科書どおりの三尊天井型チャートを記録した相場は、ついにGW前の相場上昇の起点である250.4円すら割り込んだ。次の下値抵抗線は3月9日に記録した238.9円という事になるだろう。
戻りは、短期的な上値抵抗線のBラインを突破できるようならAラインまで戻る可能性はあるが、それは出てから考えるべき話で、現時点でその可能性は考える必要はないだろう。
○東京ゴム日足(2005年4月〜)
…削除済み…
もうちょっと長いスパンで見ても、B”の下値抵抗線はすでに切っており、次はBラインで止まれるかどうかという事になる。
当先のサヤは、8月限244.8円〜1月限252.8円と8.0円の順ザヤ。ついに全限が順ザヤに変化してしまった。
この順ザヤ相場の怖いところは、単にサヤ滑りが起こり得るという事ではない。ゴムの場合は商社・当業者が、仮に産地に比べて割安であっても東京市場につなぎ売りを入れる事が可能になるという側面が大きいわけだ。
週末現在の輸入採算価格は、9月積みで258.0円。東京市場9月限の終値は246.2円であるため、11.8円の下ザヤである。10円前後のほぼ適正なサヤという事になる。また東京市場の下落と並行するように産地が下げているわけで、上記のサヤの変化ともあわせ、強気できる水準ではない。
ただ減産期明けにもかかわらず、産地タイの中央ゴム市場の集荷ペースが落ちて来ているとの報もあるが、多少の強材料もなければ値が付かぬ暴落となってしまうのが相場であり、売り方は気にするほどの事でもなかろう。
7月31日現在の国内営業倉庫在庫は、948トン減の9,388トン。1万トンを割り込む減少だ。
以上の3点では、2対1で売り有利という事になろう。
週末現在の取り組みで…中略…
結論として当方の相場観は、値頃からの反発以外には、戻る材料はあまりないだろう。まずは238.9円を目指し、下げが続くと想定される。
〔アラビカコーヒー〕
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今週のアラビカコーヒーの動き |
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9月限(当限) |
前日比 |
7月限(先限) |
前日比 |
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8月14日 |
\14,850 |
-280 |
\19,950 |
-350 |
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8月15日 |
\14,810 |
-40 |
\19,490 |
-460 |
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8月16日 |
\15,040 |
230 |
\19,930 |
440 |
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8月17日 |
\15,080 |
40 |
\19,990 |
60 |
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8月18日 |
\15,250 |
170 |
\19,790 |
-200 |
先週号においては、『10日の20,620円でWトップを確認した相場と見る。所詮は一過性の上げ相場だったのではないかと考える。』とコメントした。
今週の相場展開は、15日には19,490円まで下落するものの、その後は反発してのもみ合いとなっている。
○東京アラビカコーヒー日足
…削除済み…
10日の高値20,620円は、7月3日の高値20,690円を抜ききれず。15日の安値19,490円は一目均衡表の雲の下に抜けたわけだが、ダマシになってすぐに雲の中に戻っている。
現状では20,690円と20,620円でのWトップというチャートだが、Cラインの上値抵抗線とDラインの下値抵抗線での三角持ち合いと見ることも出来る。大勢トレンドでのAはすでに突破して、現在はBに上値抵抗線が移っているわけだが、Cラインを突破すれば買い、Dラインを突破すれば売りが目先の戦略で良いだろう。
○東京アラビカコーヒー日足(2005年4月〜)
…削除済み…
これをもうちょっと長いスパンで見てみると、Aの上値抵抗線、Bの下値抵抗線での大きなもみ合いである。抜ければ大きな相場のスタートとなるのだろう。
週末現在の当先の順サヤは、9月限15,250円〜7月限19,790円と4,540円。一時は6,000円以上開いたのだが、そこからはだいぶ縮小した。
今後さらに詰まって行くようであれば、サヤ滑り一辺倒の考え方は持てなくなるが、材料としてはロブスタコーヒーに連れて動いている相場であり、アラビカには独自の材料は出ていない。何たってロブスタコーヒーは、当限19,000円〜先限16,920円ときれいな逆ザヤで、2,080円の逆ザヤが付いているゆえに。
もっとも、出来高が少なく、数社の商社のポジションで乱高下するロブスタに手を出す気は無いが…
○NYコーヒー日足(週末18日分は入っていません)
…削除済み…
9日には109.20セントまで上昇であるが、上値抵抗線Aを突破すると少々やかましくなる相場に見える。現状ではBの上値抵抗線とCの下値抵抗線との三角持ち合いであるが、これをブレイクするようなら放れた方に付くのが良いだろう。週末の前日比0.30セント安の103.25セントと小動きであった。
…中略…
結論として当方の相場観は、基本的にはWトップからの売り継続の動きが続くと思われるが、三角持ち合いの頂点に近づいている相場ゆえ、放れた方に付くのが良いだろう。
なお解説をやめてしまった粗糖相場だが、たまに問い合わせがあるので今回もチャートだけをアップしておきます。
○東京粗糖日足
…削除済み…
ほぼ6月半ばからの戻りの、倍返しの下げをしている。
○東京粗糖日足(2005年4月〜)
…削除済み…
このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。
内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。
(当たり前ですが念のため)
岡地株式会社 営業第一部 コモディティアドバイザー
中田幸一郎
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