商品市況展望 割愛版
平成19年1月14日記
年頭のレポートでは、ここ数年『日高義樹のワシントンリポート』よりキッシンジャー博士10の予測を紹介してきたのだが、残念ながら今回はその予測事体がなかった。当たらなくなったので止めたのか?それとも世界に対する米国の影響力が落ち始めてきたので、当たらんと思ったのか?
昨年の『ドルは強いだろう』との予測、『イラクでは新政府と憲法が出来て、情勢はめざましい進展を見せる』としたものが大外れしたため、コメントを差し控えたのかもしれない。
さて番組は、以下の通りに進められた。
第1部
核実験の後キム・ジョイルの運命はどうなるか
第2部
イラクのアメリカ軍はいつ引き上げるのか
第3部
中国はなぜ軍事力を強化しているのか
第4部
中国で全国的な反政府運動が起きるか
第5部
ロシアはなぜ日本を敵視するのか
第6部
日本は核武装へ向かう
『核実験の後キム・ジョイルの運命はどうなるか』では、日本が攻撃されれば米国は守るとコメント。まあしかし、どうせ北朝鮮はやらないと思っているようであり、中露日でプレッシャーを掛けるのが良いと、どちらかと言えば人ごとのようなコメントであった。
まあそりゃそうだろうと思うわけだが、『北朝鮮は全く資源がない国であり、価値はない=だから米国は中東への介入のような姿勢は絶対取らない』と思っている人が多いわけだが、それだけは間違いだ。実は北朝鮮には豊富な希少金属などの鉱物資源が眠っているらしい…という事だけはコメントしておく。
『イラクのアメリカ軍はいつ引き上げるのか』では、当然の如く否定。中途半端なところで引けるわけもなく、核開発を進めようとしているイランへのプレッシャーを残すためにも、引けるわけはないわな。
『中国はなぜ軍事力を強化しているのか』『中国で全国的な反政府運動が起きるか』では、中国への肯定的な意見が目立った。軍事力強化は経済のため、大規模な反政府運動は起きないとのコメントであり、裏読みすればユダヤ資本は中国と今後も組んで行くよ!との宣言だろう。キッシンジャーのような戦争体験のあるユダヤ人は、どうもドイツと組んだ日本よりも中国が好きなのかな?と思ってしまう。
『ロシアはなぜ日本を敵視するのか』も、プーチンは独裁国家を作り上げようとしているとのコメントはあっても、あまり否定的な発言はなし。米国はお題目では唱える中国・ロシアの民主化などどうでも良いようであり、経済的な利益さえ上がれば良いと考えているようだ。
最後の『日本は核武装へ向かう』では、日本の核武装に関する肯定的とも思われる発言だったが、裏読みすればこれは中国・ロシアと日本の3極体制にアジアは向かう事を予測しており、その3者が突出した覇権国にならない事を望んでいると思われる。そしてそのためには。日本も核保有してくれた方が米国の負担は軽減するとの考えだろう。
なお原油に関しても氏はコメントしていたが、昨年同様に氏は『石油資源の割り当てを提案』している。それに関しては、以下のサイトがわかりやすかった。ご覧あれ!
*
ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報
http://amesei.exblog.jp/4521097
〔石油製品〕
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年末年始の原油の動き |
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12月限(当限) |
前日比 |
5月限(先限) |
前日比 |
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12月25日 |
\43,670 |
20 |
\45,520 |
320 |
|
12月26日 |
\43,820 |
150 |
\45,980 |
460 |
|
12月27日 |
\43,600 |
-220 |
\44,780 |
L1200 |
|
12月28日 |
\43,560 |
-40 |
\44,000 |
-780 |
|
12月29日 |
\43,550 |
-10 |
\43,810 |
-190 |
|
1月4日 |
\43,550 |
0 |
\42,610 |
L1200 |
|
|
1月限(当限) |
前日比 |
6月限(先限) |
前日比 |
|
1月5日 |
\39,550 |
-1650 |
\40,820 |
|
|
今週の原油の値動き |
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|
1月限(当限) |
前日比 |
6月限(先限) |
前日比 |
|
1月9日 |
\39,820 |
270 |
\41,100 |
280 |
|
1月10日 |
\39,920 |
100 |
\41,160 |
60 |
|
1月11日 |
\38,980 |
-940 |
\39,960 |
L1200 |
|
1月12日 |
\38,620 |
-360 |
\39,500 |
-460 |
まずは原油から…
今週の相場展開は、週前半は若干の小戻しを入れるものの、結局また暴落に転じた相場が週末には安値で38,930円まで下落。年明けから暴落に転じた相場は、昨年12月26日の戻り高値である46,000円からすでに7,000円以上の下落を演じる事となった。
○
東京原油日足
…削除済み…
昨年7月の高値53,000円台から、8月・9月の暴落で42,000円台まで11,000円の下落。その後12月までは4,000円幅のもみ合いに転じていたわけだが、今回の急落でまた7,000円の下落で39,000円割れを示現したわけだ。
昨年と同等の下げなら46,000円−11,000円で35,000円でもおかしくないし、もみ合い4,000円幅の倍返しなら42,000円−4,000円で38,000円である。またそれをパーセンテージで考えれば、昨年の下げは20%の下げ、今回は今のところ15%の下げであり、なお5%の下げが残されているならば後2,300円ほど下げる事となって36,700円が目標だ。
○
NY原油日足(週末12日分は入っていません)
…削除済み…
週末12日のNY原油は、安値では51.56ドルまで記録するものの、前日比1.11ドル高の反発となり52.99ドルで終了。昨年12月の戻り高値64.15ドルからはすでに12.59ドルの下げである。
夏場の最高値78.40ドルからは、すでに3分の2の価格まで下げているわけだ。
さてここまで下げてきた要因だが、ズバリ暖冬による世界的な需要の減退である。それこそ新聞やテレビでも散々やっているだろうから詳しい解説は省くが、それによってファンドの売りが殺到していると考えるのが妥当だろう。
…中略…
OPECは急落に対し懸念を表明しているが、12月の産油量は減産決定の割には大きく減少しておらず、抜け駆けが出ている事を示唆している。つまり今後臨時総会開催などで減産が協議されても、相場が素直に反転するかどうかは疑わしくなって来ている。そうなると大勢では、長いチャートを見れば判るようにNY原油40ドル、東京原油3万円割れも無しとはしない。
○
NY原油・東京原油週足
…削除済み…
なお戻るとするならば、自律反発ということになる。今回の下落は大きなギャップを形成しながら下げており、RSIもすでに26ポイント台。またドバイ・オマーン原油の平均で50ドル程度と、NY原油とのサヤもほとんどなくなっている。ただし戻っても、当面は42,000円台が大きな壁であろう。
結論として当方の相場観は、自律反発で戻っても42,000円が限界ではなかろうか。大勢では3万円を目指している相場だろうし、少なくとも38,000円割れの可能性が高いだろう。
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年末年始のガソリンの動き |
||||
|
|
1月限(当限) |
前日比 |
6月限(先限) |
前日比 |
|
12月25日 |
\51,860 |
-1040 |
\61,610 |
390 |
|
|
2月限(当限) |
前日比 |
7月限(先限) |
前日比 |
|
12月26日 |
\54,860 |
220 |
\62,920 |
|
|
12月27日 |
\53,370 |
-1490 |
\61,450 |
-1470 |
|
12月28日 |
\52,670 |
-700 |
\60,980 |
-470 |
|
12月29日 |
\51,640 |
-1030 |
\59,750 |
-1230 |
|
1月4日 |
\50,070 |
-1570 |
\57,950 |
L1800 |
|
1月5日 |
\48,910 |
-1160 |
\56,260 |
-1690 |
|
今週のガソリンの値動き |
||||
|
|
2月限(当限) |
前日比 |
7月限(先限) |
前日比 |
|
1月9日 |
\49,500 |
590 |
\56,460 |
200 |
|
1月10日 |
\49,610 |
110 |
\56,330 |
-130 |
|
1月11日 |
\48,510 |
-1100 |
\55,000 |
-1330 |
|
1月12日 |
\48,100 |
-410 |
\54,870 |
-130 |
続いてガソリンです…
今週の相場展開は、NY原油の暴落とともに崩れた相場が、週末には安値で53,940円まで下落。昨年12月26日に記録した63,300円からは1万円近い暴落である。
○東京ガソリン日足
…削除済み…
年明けからストップ安でスタートした相場は、値頃が働くのか今週末も含めて陽線が多い。中途半端に1,000円ほど戻るものだから、なおさら投げが促進されずに悪質なのかもしれない。
すでに昨年10月の安値54,260円を突破したゆえ、また1万円近く下げたゆえ、自律反発はあってもおかしくない。
しかし昨年8月〜10月の下げは16,000円以上であり、それと同様ならなお6,000円下げて48,000円になっても驚かぬ。原油価格が急反発しない限りは、戻っても自律反発でしかなく、相場が買い転換するのは困難だろう。
さて各限月別の推移を見てみると、
2月限 発会値68,810円 高値70,790円 安値47,460円 現在値48,100円
3月限 発会値67,000円 高値67,520円 安値50,000円 現在値50,800円
4月限 発会値57,300円 高値61,330円 安値53,120円 現在値53,900円
5月限 発会値61,990円 高値62,850円 安値53,790円 現在値54,710円
6月限 発会値58,940円 高値62,950円 安値53,850円 現在値54,840円
7月限 発会値61,960円 高値63,300円 安値53,940円 現在値54,870円
週末12日は全限一代安値の更新である。上記でチャートパターンでは48,000円まで下がっても驚かぬとしたわけだが、現実に当限はその価格を示現している。
…中略…
1月6日時点の在庫は、前週比1.2%増の216.9万kl。需要が伸びていないようで、在庫は増加である。
レギュラーガソリンの全国平均はリッター133.7円と、17週連続の下落となっている。当方の近所のセルフスタンドでは、すでに130円割れだった。
さて相場の底値は全く見えない状況となっているわけだが、仮に戻りが出るとすれば自律反発のみだろう。9,000円以上一気に下がったのだから、仮に3分の1戻しがあれば3,000円戻る。週末も安値から1,000円近く戻したわけだが、戻って57,000円がせいぜいだろう。
結論として当方の相場観は、完全に崩れてしまった相場であり、底値は見えず5万円割れがあってもおかしくないだろう。戻りは自律反発に止まると思われ、もし戻ったら56,000円台は売るべきだろう。
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年末年始の灯油の動き |
||||
|
|
1月限(当限) |
前日比 |
6月限(先限) |
前日比 |
|
12月25日 |
\58,990 |
300 |
\56,480 |
390 |
|
|
2月限(当限) |
前日比 |
7月限(先限) |
前日比 |
|
12月26日 |
\58,590 |
30 |
\57,970 |
|
|
12月27日 |
\57,250 |
-1340 |
\56,170 |
L1800 |
|
12月28日 |
\56,780 |
-470 |
\54,920 |
-1250 |
|
12月29日 |
\56,620 |
-160 |
\54,080 |
-840 |
|
1月4日 |
\54,530 |
-2090 |
\52,280 |
L1800 |
|
1月5日 |
\53,150 |
-1380 |
\50,670 |
-1610 |
|
今週の灯油の値動き |
||||
|
|
2月限(当限) |
前日比 |
7月限(先限) |
前日比 |
|
1月9日 |
\54,210 |
1060 |
\51,160 |
490 |
|
1月10日 |
\53,980 |
-230 |
\51,190 |
30 |
|
1月11日 |
\51,750 |
-2230 |
\49,930 |
-1260 |
|
1月12日 |
\50,960 |
-790 |
\49,700 |
-230 |
最後に灯油です…
今週の相場展開は、週末に掛けてまた大きく値を消す展開となり、週末には安値で48,690円まで記録。昨年12月26日の高値58,260円からは、大発会のストップ安を挟んで、すでに1万円近い暴落となっている。
○
東京灯油日足
…削除済み…
10月4日に記録した52,140円を割り込んだ相場は、6,000円幅のもみ合いを下放れ。倍返しならズバリ46,000円台まで下落してもおかしくない。また昨年8月以降の暴落は21,000円にも及ぶため、同等ならば37,000円まで下がる事となる。
さすがに幾らなんでもそこまでは…と思うが、相場であるゆえ絶対無いとは言えない。もしもこのまま在庫がダブついたまま需要期を終え、投売りが出たら4月限辺りでそのような価格を示現する可能性もゼロではないわけだ。
さて今週も各限月別の推移を記すと、
2月限 発会値70,300円 高値72,600円 安値50,000円 現在値50,960円
3月限 発会値67,830円 高値68,000円 安値49,770円 現在値50,690円
4月限 発会値53,880円 高値59,470円 安値49,080円 現在値49,950円
5月限 発会値58,100円 高値58,460円 安値48,300円 現在値49,130円
6月限 発会値54,030円 高値58,290円 安値48,370円 現在値49,220円
7月限 発会値56,800円 高値58,260円 安値48,690円 現在値49,700円
週末に全限一代安値更新となっている。当限2月限など、高い安いで22,600円も違うのだから、1枚=113万円の動きなわけだ。そう考えると、凄まじい動きをしていると実感できる。
なおガソリンとのサヤ関係であるが、週末現在では以下のとおり。
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月日 |
1月12日(金) |
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|
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限月 |
ガソリン |
限月間サヤ |
灯油 |
限月間サヤ |
ガソリン−灯油 |
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2月限 |
\48,100 |
|
\50,960 |
|
-2,860 |
|
3月限 |
\50,800 |
2,700 |
\50,890 |
-70 |
-90 |
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4月限 |
\53,900 |
3,100 |
\49,950 |
-940 |
3,950 |
|
5月限 |
\54,710 |