商品市況展望 割愛版

平成19年4月8日記

 

 セントラル商事へ移って1週間が過ぎた。やる事に変わりはないゆえに、別段どうという事もないわけではあるが、やはり多少勝手は違うためにちょっとお疲れ気味である。

 何が一番違うかといえば、今までは立会い場で大学の講義室のようなひな壇型の狭い机だったのが(電話を2台置いて、あとは伝票を書くスペースしかない状態)、今は普通の事務机である事。机ってこんなに大きかったのね…と何だか感動的だ。ただし狭いところになれている当方にとっては、袖机に入れるものが何にも無い(笑)

 それと家から会社までの通勤が、2駅だけ遠くなった事。たった2駅で5分程度の違いだが、人形町を過ぎてから茅場町、八丁堀の間が遠く感じる。それと八丁堀はJRとの乗り継ぎ駅でもあり、人形町なんぞよりは断然人が多い。ホームで降りてから外に出るまで、ずいぶんと時間が掛かる。正直、いっぱい人がいるところは歩きにくいし、人酔いしてしまう…(笑)

 今までは週の半分はマイカー通勤であったが、さすがに東京駅や銀座にちょっと近いだけに、駐車場が少ないし、しかも高いから、数年ぶりに定期券を買った。駐車料金は人形町近辺が時間400円くらいなのに、あの辺は600円になる。なかなかいい値段を取るもんだ。

 オフィスは中央区新富1丁目18番1号 住友不動産京橋ビルの7階、8階である。1階・2階には東京三菱UFJ銀行が入っており、あとは階ごとにニベアクリームとか数社入っている。

 岡地は自社ビルで8階建てだったが、一つのフロア分がかなり大きいため、セントラルは2フロアでも広さはそんなに変わらない印象だ。岡地の時は2階の立会い場だったためにエレベーターなんか使った事はなかったが、さすがに普通の大きなビルってエレベーターが3台もあるのね。何だかデパートみたいで感動した…(笑)

 

 さてそのセントラル商事での外務員登録は、GWの狭間の5月1日か2日にOKとなるようだ。その後5月19日(土)に外務員講習会を受けなきゃいけないようで、その週の号は縮小版にならざるを得ないか。要は運転免許証の書き換えの講習会みたいなもんであるが、出なきゃ免許は更新されない。

 ここの本社にも、コミッションは当方を入れて11人いる。名称は投資相談室である。面白いことに肩書きが付いており、全員が室長?である。まあ一人一人が自営業者のようなもんだからおかしくも無いだろうが、当方も外務員免許が下りれば、投資相談室・室長になるんだろうか。室長なんて肩書きが付けば、偉くなったように勘違いする人もいるかもしれんが、でも部下はゼロですから…(笑)

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

4月2日

\43,540

-40

\47,750

-180

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

4月3日

\47,580

240

\47,900

 

4月4日

\47,420

-160

\47,860

-40

4月5日

\48,050

630

\48,580

720

4月6日

\48,080

30

\48,730

150

 

 まずは原油から…先週号においては『イラン情勢の緊迫化で一気に急騰してきた相場であるが、時期的なものと本当に開戦したら…との懸念がある限りは、大きな下落はないだろう。押し目買い方針である。』とコメントした。

今週の相場展開は、3日に始まった先物9月限で週末には48,800円まで上昇全限48,000円台に乗せている展開であり、イランによる英軍兵開放のニュースも弱材料にならなかった展開。

○東京原油日足

…削除済み…

38,000円台で大底、41,000円台で2番底を確認していた相場は、昨年9月来続いてきた46,000円の強力な上値抵抗線を突破し、ついに48,000円台後半まで上昇してきた。

5日時点ですでにRSI(相対力指数)は71ポイント台まで上がっており、安値からすでに1万円以上駆け上がった相場だけに、普通なら一度押してもおかしくは無い。

しかし大きく下がるような材料が出なければ、下げても調整安に留まる可能性は高く、RSIが70ポイントを越えて推移する相場は大相場に発展するケースもあるため、このまま5万円台を目指す可能性も皆無とは言えない。

東京市場の先物上場来最高値は、昨年7月の53,200円。昨年はハリケーンの襲来は実際無く、懸念だけでそこまで急騰したのではあるが、今年も同じように夏場に掛けて大相場になる可能性は十分あるだろう。イラク以上に屈強なイランの核開発問題、今年はすでにハリケーンが多いと予測されている事などもあり、基本的に今の原油相場を弱気する材料は見当たらないゆえに…

 ともかくチャートでは、下げても46,000円どころが限界であろう。

 

    NY原油日足

…削除済み…

週末はグッドフライデー休日。2日に68.20ドルまで上昇した後、NY原油は63ドル台まで調整が入っているが、この辺は下値支持線である。

英軍兵士の解放や原油在庫の増加で下落もあったが、大きく崩れ切らないのは、たとえ兵士が解放されたとしてもイラン政府の核開発問題には進展が無い事、原油在庫が減ってもそれ以上にガソリン在庫が減少したこと、などが挙げられる。

現状での在庫は前年同期比で原油2.9%減、ガソリン3.1%減、ディスティレート3.0%減に対し、需要はガソリン4.7%増、ディスティレート6.2%増とEIAは推測している。高値からの需要減退が、特にガソリン市場で起きない限りは、大きく崩れないのも当然であろう。

 

なおそれでもNY原油は調整したのに、何で東京が調整らしい調整すら入らないのかといえば、中東産のドバイ・オマーン原油が下がらないため。NY原油が63〜64ドルでも、ドバイ・オマーン原油も62ドル程度である。通常は5ドル程度NY原油が高い状態でもおかしくなく、ドバイ・オマーン原油よりも安くなるという事態は想定できない。それが東京の下がらぬ主因だろう。

 

…中略…

 結論として当方の相場観は、中東産原油とWTI原油のサヤは詰まっており、もし調整安が来れば2,000円程度は下げてもおかしくないだろう。しかしそれでも46,000円は下値支持線であり、基本的には5万円台を目指している相場である。押し目買い方針は堅持である。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月2日

\61,450

530

\62,540

300

4月3日

\61,590

140

\62,630

90

4月4日

\61,380

-210

\62,070

-560

4月5日

\62,020

640

\62,990

920

4月6日

\62,090

70

\63,040

50

 

 続いてガソリンです…先週号においては『押しが入っても6万円割れは難しいだろう。いずれは先限チャートで記録した63,300円は突破してくるものと思われ、押し目買い基調は続くだろう。』とコメントした。

今週の相場展開は、週末には高値で63,230円まで上昇。先限の引継ぎ足では、16日の押し目57,330円からすでに5,900円の上昇となっている。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

 週末時点でも、RSIはまだ65ポイント台。原油がすでに70ポイントを完全にオーバーしている割には、まだそこまでは行っていない。

 まだぎりぎり昨年12月26日の高値63,300円はクリアしていないが、実際のところは一代足ではすでに抜けている先物チャートでも抜けたら、いわゆる青天井型のチャートとなるわけだ。

 

 なおセントラル商事では、実は東京ガソリンの看板が無い。中部ガソリンの看板しかないわけだ。それゆえいずれは、中部ガソリンの動向も解説しなければと思っているのだが、現在研究中である。

 当面は東京ガソリンでの解説となるが、本来ならばローリー渡しの中部ガソリンは東京よりも高くて良いのだが、受け手が少ない関係上(渡しは中川物産という大手がいる)、なぜか東京よりも何時も下ザヤである。研究すれば東京売りの中部買い、またその逆などの鞘取りは可能だろうし、皆さんのお役に立てるのでは?

 

さて各限月別の推移を見てみると、

5月限 発会値61,990円 高値62,310円 安値52,600円 現在値62,090円

6月限 発会値58,940円 高値63,330円 安値52,700円 現在値63,300円

7月限 発会値61,960円 高値63,880円 安値52,880円 現在値63,880円

8月限 発会値55,990円 高値64,000円 安値55,400円 現在値64,000円

9月限 発会値61,210円 高値63,660円 安値57,330円 現在値63,620円

10月限 発会値60,500円 高値63,230円 安値59,590円 現在値63,040円

 今週は週末に、全限一代高値の更新である。

 

…中略…

 3月31日時点の在庫は、前週比2.3%減214.5万klと2週連続の減少である。川下の需給の回復はあまり見られないようであるが、時期的にGWを控える事と元売の定修時期を迎える事から、スポット価格を弱く見る向きはいないようだ。現状の材料で考えれば、6月限〜8月限は青天井になる可能性が高いだろう。

 結論として当方の相場観は、最近は出来高や人気も低迷して来ているが、現状を考えればGWに向けて更なる急騰の可能性も十分あるだろう。特に6月限〜8月限に青天井の可能性を感じる。押し目買い継続で良いだろう。

 

 

今週の灯油の値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月2日

\58,630

-120

\63,420

-100

4月3日

\58,740

110

\63,410

-10

4月4日

\58,620

-120

\63,020

-390

4月5日

\59,130

510

\63,830

810

4月6日

\59,680

550

\63,870

40

 

 最後に灯油です…先週号においては『下げても週末の上げ分の窓埋め程度だろう。押し目買い相場の展開は、まだまだ続くと考えられる。』とコメントした。

今週の相場展開は、週末には64,010円まで上昇。上昇に加速が付いている相場は、RSIでも70ポイント以上での推移が続いており、典型的な大相場のパターンとなっている。

    東京灯油日足

…削除済み…

47,920円で大底52,700円で2番底を打った相場は、64,000円台まで上がって来ている。

現状のチャートパターンでは、押してもスピード調整の下げ程度であろう。安易な値頃売りは危険である。

 

さて今週も各限月別の推移を記すと、

5月限 発会値58,100円 高値59,680円 安値47,180円 現在値59,680円

6月限 発会値54,030円 高値60,250円 安値47,320円 現在値60,250円

7月限 発会値56,800円 高値60,550円 安値47,920円 現在値60,460円

8月限 発会値51,730円 高値61,030円 安値51,500円 現在値60,980円

9月限 発会値58,600円 高値62,220円 安値55,150円 現在値62,220円

10月限 発会値60,540円 高値64,010円 安値59,950円 現在値63,870円

週末にはまた全限一代高値の更新である。

 

 なおガソリンとのサヤ関係であるが、週末現在では以下のとおり。

月日

4月6日(金)

 

 

 

 

限月

ガソリン

限月間サヤ

灯油

限月間サヤ

ガソリン−灯油

5月限

\62,090

 

\59,680

 

2,410

6月限

\63,300

1,210

\60,250

570

3,050

7月限

\63,880

580

\60,460

210

3,420

8月限

\64,000

120

\60,980

520

3,020

9月限

\63,620

-380

\62,220

1,240

1,400

10月限

\63,040

-580

\63,870

1,650

-830

 

…中略…

 

 3月31日時点での国内在庫は、前週比4.7%減202.3万klと12週連続の減少である。在庫取り崩しが一気に進み、過剰在庫は完全に払拭されて、前年同期比以下になっている。

 灯油とジェット燃料をあわせた輸出は好調であり、シンガポールと比べ割安な情勢は輸出による在庫減につながっているわけだ。

 結論として当方の相場観は、若干頭が重くなってきた印象もあるチャートだが、今週安値を下回る下げが出るようなら調整するだろう。しかし先物で6万円以下になる相場ではなく、下げたらまた買われる相場である事は間違いない。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月2日

\2,514

2

\2,532

-3

4月3日

\2,526

12

\2,550

18

4月4日

\2,544

18

\2,566

16

4月5日

\2,565

21

\2,591

25

4月6日

\2,571

6

\2,599

8

 

金相場は、先週号においては『2,500円にストップロスを置いての買い方針でよいだろう。中東情勢の緊迫化は、また金にも投機資金が廻って来ると考える。ただし問題は、証拠金アップによる内部要因からの不安だ。』とコメントした。

今週の相場展開は、週末には2,599円まで上昇して引ける高値引け。週明けにちょっと緩んだだけで、あとは順調に上昇した格好である。

東京金日足

…削除済み…

2月26日の高値2,702円〜6日の安値2,378円までは、324円の暴落であった。その後戻ってからの2番底形成を経て、結局2,599円までの上昇は221円幅に及び、下げ幅の68.2%を達成である。

相場格言では『半値戻しは全値戻し』との格言もあり、いずれは2,700円を奪還して来るのではあるまいか?

もしもこの相場が、本当にまだ強い相場であれば、大きな流れでは夏場にこの下げ幅の倍返しで2,702円+324円=3,026円まで駆け上がる可能性も否定は出来ない。原油相場が更に高騰するとか、穀物相場も急騰するとか、中東で何か起きるとか、様々な外部要因が複合しなければ無理ではあろうが、昨年7月〜10月の下げも354円の下落であり、この2月〜3月の暴落と時間は違っても、下げ幅は大差なかったわけだし。

 

まあともかくこの金相場というヤツは、需要がどうだとか供給がどうだとかの金自体の材料よりも、いわゆる人気とお金の流れが相場を左右するわけだ。1年物の作物ではないし、使ってなくなるものでもない。

なお取組内部要因で不安の一つだった第一商品の買い越し玉は、27,000枚オーバーで筆頭のまま。証拠金が12万円にアップであり、ストップ制限も80円幅に拡大されており、取組高は4月に入って1万5,000枚ほど減って来ているが、ファンドの買いはむしろ増加している。

何らかの要因で急落を始めれば投げが投げを呼ぶ展開にもなるのだろうが、果たして出来高の低迷する国内商品取引所の内部要因は意味があるのか?それともボーダレス社会の中で、米国市場の動向のみを考えた方が良いのか?それが悩みどころだ。

いずれにせよ当面は、ストップロスを2,500円割れにおいての買い方針継続で良いと思う。

 

NY金日足

…削除済み…

週末のNY金は、グッドフライデーで休場。為替は119円20銭台の円安となっているため、東京市場の週明け寄り付き換算値は10円高程度の見込みで、2,600円台に乗るだろう。あとは夜間取引がどう動くかだ。

現状では一目均衡表の上を走る相場であり、チャートの格好は悪くない。暴落前の高値692.5ドルを奪還できるかどうかである。

…中略…

 

結論として当方の相場観は、過去何度も300円以上の暴落があるため、皆が高所恐怖症になっている相場である。ただしチャートの格好は悪くなく、ストップロスさえ入れておけば問題は無いと割り切るしかないだろう。押し目買い方針の継続である。

 

 

今週の白金の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月2日

\4,693

-16

\4,618

-21

4月3日

\4,715

22

\4,643

25

4月4日

\4,749

34

\4,684

41

4月5日

\4,751

2

\4,700

16

4月6日

\4,777

26

\4,720

20

 

プラチナ相場は、先週号においては『上昇相場に変化はないものの、慌てて高値を買うよりは、やはり押し目買いに徹した方が良いだろう。』とコメントした。

今週の相場展開は、週末30日には4,725円まで上昇。週明けに若干下げただけで、『押し目待ちに押し目なし』の相場格言どおりの上昇となった。

東京白金日足

…削除済み…

2月26日の高値4,782円〜6日の安値4,286円までは、僅か6営業日で497円の大暴落。しかしそこから週末の4,725円までの上昇は、最高値まであと57円を残すのみ

RSIはまだ66ポイント台であり、70ポイントは付けていない。3月初めまでの暴落の恐怖が抜け切らぬうちに、あっという間に戻した相場であるが、まだ過熱感は出ていないとも言える。

もっともこの相場は、上げも大きいが下げる時も突然やって来るため、ここからの高値で長い陰線が入りそうになる場合は、当然細心の注意は必要である。

 

NYプラチナ日足

…削除済み…

週末のNYプラチナは、グッドフライデーで休場。為替は119円20銭台と円安になっているため、東京市場週明け換算では20円高程度となる。

なおこちらもチャートでは、まだ上昇トレンドは維持している。3月初めの急落は、単なる調整安の格好となっている。

 

さて内部要因では、…中略…

 

 なお週末現在で当先のサヤは、57円の逆ザヤ。逆ザヤが100円以上の場面を買っておけば儲かる図式は健在だが、ちょっと逆ザヤは縮小である。

結論として当方の相場観は、最高値更新まであと僅かのところまで来ている。基本的には押し目買いの展開であり、相場もファンドが買っている限りまだ高いだろう。しかし下がる時にはドカンと来るのがこの銘柄の特徴であり、あまりに高値飛び付き買いをするのは危険である。

 

 

 

〔穀物〕