商品市況展望 割愛版
平成19年8月26日記
お盆の最中に株暴落・為替の円高・商品の暴落に見舞われた市場であるが、多くのものが17日、もしくは22日にとりあえず目先の底を打って反騰中。この週末24日の米国市場を見ても、ダウ(142ドル高)や金(9.1ドル高)は上昇している。果たして底打ちとなったのか?それとも単なる急落後の自律反騰なのか?
さてその判断こそが重要ではあるが、それぞれの意見は当然あるわけであり、当方は後者の見方。それが正しいかどうかは、もう少しすればすぐに結果は出るわけであり、それこそが相場の良いところ。いわゆる先送りはないし、どっち付かずもないわけだ。それはともかくとして、今回は主に国内商品市場のこのところの下落をデータで見てみたい。
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直近最高値 |
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直近最安値 |
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下落幅 |
下落率 |
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金 |
\2,693 |
7月23日 |
\2,389 |
8月17日 |
-304 |
11.28% |
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金 |
\2,702 |
2月26日 |
\2,378 |
3月6日 |
-324 |
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銀 |
\570 |
2月26日 |
\426 |
8月22日 |
-144.1 |
25.26% |
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プラチナ |
\5,153 |
7月20日 |
\4,483 |
8月22日 |
-670 |
13.00% |
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パラジウム |
\1,518 |
6月25日 |
\1,171 |
8月22日 |
-347 |
22.85% |
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原油 |
\54,470 |
7月13日 |
\46,120 |
8月22日 |
-8350 |
15.32% |
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ガソリン |
\68,170 |
7月9日 |
\55,450 |
8月22日 |
-12720 |
18.65% |
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灯油 |
\71,040 |
7月9日 |
\58,850 |
8月22日 |
-12190 |
17.15% |
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ゴム |
298.5 |
5月28日 |
232.5 |
8月22日 |
-66 |
22.10% |
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298.7 |
2月14日 |
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コーン |
\30,510 |
6月19日 |
\26,250 |
8月17日 |
-4260 |
13.96% |
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NON大豆 |
\58,600 |
7月13日 |
\51,400 |
8月22日 |
-7200 |
12.28% |
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ドル・円 |
124.11 |
6月22日 |
111.64 |
8月17日 |
12.47 |
10.04% |
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ユーロ・円 |
168.93 |
7月13日 |
149.30
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8月17日 |
19.63 |
11.62% |
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日経225先物 |
18320 |
7月5日 |
15230 |
8月17日 |
-3090 |
16.86% |
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NYダウ |
14015 |
7月19日 |
12847 |
8月17日 |
-1168 |
8.33% |
これで見ると、特徴的なのはNYダウの下げに対して、如何にも日経平均の下げが大きかった事。10%円高が進んだため、それを勘案すれば大体同じなのかもしれないが。
ただし8月のお盆の最中の下げ幅が大きかったすべての市場だが、実は2月にすでに今年の高値を記録したものもあり(金・銀やゴムなど)、7月の2番天井からすでに緩やかな下げは始まっており、その後8月に急落に見舞われたことが判る。
またその他のものも、8月のお盆の最中に暴落ではあるが、やはり7月には天井を打っていたものが大勢だった。それゆえ市場を良く見ていた人は、当然お盆前は買いポジションなど手仕舞いしているだろうから、実際はいきなり来たようなサブプライムローンがらみの急落も、実は未然に防げたと言えるだろう。
そして今週戻った市場であるが、株も為替も金も17日に目先底。商品はちょっと余波があって今週22日に目先の底である。
ただ7月の高値が天井だとすれば、僅か1ヶ月で底打ちするだろうか?これが天井ではなく、単なる調整なのだとすれば、全部が新高値をもう一度付けに行かねばならない相場ということになるわけで、それはちょっと考えづらいのではなかろうか。当方の第2弾の下げが来るだろうと考える根拠なわけだ。
〔石油製品〕
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今週の原油の値動き |
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8月限(当限) |
前日比 |
1月限(先限) |
前日比 |
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8月20日 |
\49,520 |
540 |
\46,960 |
650 |
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8月21日 |
\49,570 |
50 |
\46,860 |
-100 |
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8月22日 |
\49,460 |
-110 |
\46,330 |
-530 |
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8月23日 |
\49,660 |
200 |
\46,810 |
480 |
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8月24日 |
\49,860 |
200 |
\47,310 |
500 |
まずは原油から…先週号においては『目先は一度戻してもおかしくないだろう。しかし天井を打っている相場であるゆえ、戻りは売り狙い。戻り売りポイントは、本文中を参考に…』とコメントした。
今週の相場展開は、22日には安値で46,120円まで下落。しかしその後は、若干の反発局面に入る動きとなっており、週末は高値で47,710円と1,600円ほどの戻しである。もっとも引けに掛けては、400円ほど値を消したが…
○東京原油日足
…削除済み…
結局7月13日の54,470円からは8,350円もの下落・下落率15.32%となったわけだが、全く戻りらしい戻りが無い下落でここまで下げたわけで、さすがに相場のリズムとしてはもうちょっと戻るだろう。
国内内部要因でも、自己買いが売りの倍近くまでなって来ている。住商らが買っているのも原因だが、それでもちょっと相場は戻り賛成のムードだろう。
さて先週号で、チャート判断で戻りの限界予測をしたわけだが、相対力指数は現在34.67ポイントであり、まずは指数で30ポイント回復は達成。第2ポイントのギャップを埋めも、週末の上昇で近づいた。
次は第3ポイントの下げ幅の3分の1戻しであるが、その場合は2,800円ほど戻す格好となり、ズバリ49,000円どころが売り場になる。ひょっとしたら、週明け急騰すればそれに近づくか…
最大の戻りは一目均衡表の雲の下限と見ており、それだと51,000円近くまで戻すということになる。おそらくその前に指数は50ポイントになると思われ、そこまでは戻せまい。来週の高値は、再び売り場の到来と見る。
なおチャートに買いゾーン・売りゾーンを書き込んでおいたので、ご参考に。
○
NY原油日足
…削除済み…
週末24日のNY原油10月限は、前日比1.26ドル高の71.09ドルで終了。為替は116円36銭となっているため国内換算価格は1,200円高である。
ドバイ・オマーン原油も67ドル中心の動きとなっており、とりあえず下げ止まりの気配。
なお今週は22日に68.63ドルまで下げたが、ギリギリ雲の中で留まって反発である。ハリケーンはコースがそれたので全く材料にはならなかったが、ともかく31日の高値78.28ドル〜68.63ドルまでは9.65ドルの下落。下落率は12.32%であり、東京市場の15.32%よりも多少小さい程度。さほど遜色は無い。
ともかく割高だったNY原油の調整は完了だろうが、問題は雲の下に抜けて売り時代へ入るかどうかだ。そうなれば一気に下落に弾みが付くのだろうが、今のところはまだ踏み止まっている格好である。
…中略…
結論として当方の相場観は、22日の安値で目先の底打ちとなったものの、戻りはまた売られるだろう。5万円までは戻せないと考え、戻り高値を狙っての売り方針が良いだろう。
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今週のガソリンの値動き |
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9月限(当限) |
前日比 |
2月限(先限) |
前日比 |
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8月20日 |
\60,800 |
300 |
\56,770 |
-210 |
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8月21日 |
\60,070 |
-730 |
\56,400 |
-370 |
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8月22日 |
\58,840 |
-1230 |
\55,680 |
-720 |
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8月23日 |
\58,620 |
-220 |
\55,710 |
30 |
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8月24日 |
\59,030 |
420 |
\55,590 |
-120 |
続いてガソリンです…先週号においては『高値から1万円を大きく越える下げを記録したため、一度は戻るだろう。しかし戻り売り基調は鮮明と思われ、再度どこで売るかの相場であろう。売りポイントは本文中を参考に…』とコメントした。
今週の相場展開は、22日には55,450円まで下落。その後若干戻るものの、23日・24日ともに寄り付き後は陰線を引く動きで売られるため、全く戻りらしい戻りがない格好となっている。
ともかくこれで7月9日の高値68,170円からは1万2,720円もの下げを記録であり、まさに大暴落である。
○
東京ガソリン日足
…削除済み…
相対力指数はすでに14ポイント台。仕手崩れ相場なら1桁台のポイントも見たことはあるが、さすがにちょっとこれはやり過ぎではあるまいか。これだけ売り一色の市場なら、さすがに一度は買ってみたい。
仮に戻りが有るとすれば、先週号でもコメントしたとおり、まずは先週末の大下げのギャップを埋めるところ。また相対力指数で30ポイントまで戻るところ。また3分の1戻しだと4,000円以上の戻り。
そこまで戻ったらまた売りだろうが、さすがにここからは買い拾いが得策か。皆が今年の最安値である52,880円を意識しているだろうが、22日の安値からは2,500円しか残っていない。その当時はNY原油50ドル、東京原油38,000円だったわけで、如何にもガソリンの下落の方が激しい。
さて各限月別の推移を見てみると、
9月限 発会値61,210円 高値72,500円 安値57,330円 納会値59,040円
10月限 発会値60,500円 高値68,730円 安値54,650円 現在値55,400円
11月限 発会値63,900円 高値67,450円 安値53,680円 現在値55,030円
12月限 発会値66,070円 高値67,290円 安値53,590円 現在値54,750円
1月限 発会値66,400円 高値68,170円 安値54,420円 現在値54,930円
2月限 発会値67,300円 高値67,500円 安値55,450円 現在値55,590円
22日に、当限を除く全限月が一代安値の更新である。なお週末に納会した9月限は59,040円での納会。前回の8月限が75,390円で納会した事を考えると、僅か1ヶ月で16,000円以上違うわけだ。リッター16円の下落であるが、お盆も終わって来月からスタンド価格は下落に転じるだろう。
もっとも一気に16円も下がったら暴動が起きるだろうし(笑)、元売もそこまで下げるわけがない。また大体タイムラグがあるのが先物と現物の動きであるゆえ、案外とスタンド価格が下げ始めたら先物は上がり始める可能性は高いか。
なお週明け発会する3月限は、順当ならば順ザヤでの発会。安値圏で発会すれば、今後買われる可能性も有り得る。
…中略…
結論として当方の相場観は、原油価格と比較してもさすがに下げ過ぎであろう。大勢では天井を打っている下落相場だとしても、ここは一度買い狙いしたい場面。目先は途転買い方針に転換である。
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今週の灯油の値動き |
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9月限(当限) |
前日比 |
2月限(先限) |
前日比 |
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8月20日 |
\55,760 |
10 |
\59,920 |
-60 |
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8月21日 |
\55,300 |
-460 |
\59,640 |
-280 |
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8月22日 |
\54,430 |
-870 |
\59,200 |
-440 |
|
8月23日 |
\55,200 |
770 |
\59,420 |
220 |
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8月24日 |
\56,000 |
800 |
\59,380 |
-40 |
最後に灯油です…先週号においては『高値から1万円を大きく越える下げを記録したため、一度は戻るだろう。しかし戻り売り基調は鮮明と思われ、再度どこで売るかの相場であろう。売りポイントは本文中を参考に…』とコメントした。
今週の相場展開は、22日には安値で58,850円まで下落。先物引継ぎ足では7月9日の天井71,040円からすでに1万2,190円もの下落となっているが、週末に掛けてはほんのちょっとだけ反発。
○
東京灯油日足
…削除済み…
相対力指数は18ポイント台まで下落である。今年1月の安値は47,920円であり、まだそこまでは1万円は優にある。週明けには3月限が発会し、今後徐々に不需要期限月が発会して行く状況の中で、最後はそこまで下げてしまうのかな?という状況であるが、ガソリンのコーナーでもコメントしたがさすがに目先は売られ過ぎか。
仮に戻るとすれば、そのポイントは週末の暴落のギャップを埋めるところである61,800円どころが第1ポイント。
続いて相対力指数で30ポイントまで戻る場面。第3は3分の1戻しの4,000円強の上げで、63,000円どころ。第4に最大戻して、雲に接近する65,000円台といったところだ。
もっとも3月限でそれが出るなら、1月限・2月限は劇的な復活となるわけであり、そこまではどうか?しかし発会する3月限はともかく、2月限ならばさすがに一度は買ってみたい水準であろう。
さて今週も各限月別の推移を記すと、
9月限 発会値58,600円 高値66,310円 安値54,100円 納会値56,000円
10月限 発会値60,540円 高値67,490円 安値55,890円 現在値57,050円
11月限 発会値66,000円 高値68,690円 安値57,110円 現在値58,290円
12月限 発会値67,900円 高値70,050円 安値58,340円 現在値59,150円
1月限 発会値69,340円 高値71,040円 安値58,900円 現在値59,460円
2月限 発会値69,000円 高値69,000円 安値58,850円 現在値59,380円
22日に当限を除く全限限が一代安値の更新。9月限は週末に56,000円での納会であるが、先月8月限は61,800円での納会だったため、5,800円も安い状況。それでもガソリンが16,000円以上安かったのと比べれば、まだマシとは言えるだろう。一応、需要期前の溜め込み限月だからねえ…
なおガソリンとのサヤ関係であるが、週末現在では以下のとおり。
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月日 |
8月24日(金) |
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限月 |
ガソリン |
限月間サヤ |
灯油 |
限月間サヤ |
ガソリン−灯油 |