商品市況展望 割愛版
平成19年11月4日記
FOMCでは事前予想通りに0.25%の利下げとなったわけだが、サブプライム問題の波及でシティグループが格下げされ、NY株式市場は利下げの翌日に崩れてしまった。
このまま調整色を強めるのか?それとも更なる利下げによって持ち直すのか?の判断は各自の相場観であろうが、利下げによって生まれている過剰流動性の高まりは、どこかにお金が流れ込まなければ運用は不可能なわけだ。
容易に想像が付くことは、株に資金が流れづらいのであれば、それが原油・金などの商品相場に向かうだろうということ。ファンド資金は巨大であり、ほんの1%の資金供給量のアップでも凄まじいこととなる。例えばプラチナ市場で考えた場合、年間生産量をおおよそ120トンとして5,000円の現物価格であれば、6000億円でそのすべてを買い占めることが出来る。6000億円は我々にとっては大きな数字かもしれないが、企業買収に数兆円まで資金供給が可能なファンドにとって、微々たるものかもしれない。商品相場の世界は、そういう状況下にあるのだと考えるべきだ。
さてそのような状況下において、現在直接会員として取引所に参加している外資系のメンバーは、クレディ・スイス証券(スイス)、ゴールドマン・サックス証券(米)、モルガン・スタンレー証券(米)、スタンダード銀行(南ア)、バークレーズ・キャピタル証券(英)、フィマット・ジャパン(仏・ソシエテ銀行傘下)、フィリップ・フューチャーズ(シンガポール)などである。
その他にも受託会員としてではないが、様々なファンドの他に、ドイツ銀行なども参加しているのはご存知のとおりだ。
http://www.tocom.or.jp/jp/profile/member/member.html
今回はその中で、ゴールドマン・サックスとはどのような会社かを述べてみたい。
世界最強の投資銀行とされる同社は、1869年にドイツ出身のユダヤ人マーカス・ゴールドマンによって設立された。詳しくはフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』でご覧あれ。
間違いなくロスチャイルド系の会社でもある。ついでにこれもどうぞ。
そう言えばまだ金が10年ほど前にまだ200ドル台だった頃、ロスチャイルド系の誰かが鉱山会社を買っていてニュースになったはずだった。そこから現在の上昇相場が始まったと記憶しているのだが、何とかゴールシュミットとか言う人だったが、ネットで探しても古い話なので探せなかった。
〔石油製品〕
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前週の原油の値動き |
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10月限(当限) |
前日比 |
3月限(先限) |
前日比 |
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10月22日 |
\55,760 |
-340 |
\34,660 |
-920 |
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10月23日 |
\55,850 |
80 |
\55,030 |
370 |
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10月24日 |
\55,790 |
-60 |
\54,790 |
-240 |
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10月25日 |
\56,100 |
310 |
\55,990 |
1200 |
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10月26日 |
\56,480 |
380 |
\58,310 |
2320 |
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今週の原油の値動き |
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10月限(当限) |
前日比 |
3月限(先限) |
前日比 |
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10月29日 |
\56,460 |
-20 |
\58,690 |
380 |
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10月30日 |
\56,470 |
10 |
\59,090 |
400 |
|
10月31日 |
\56,380 |
-90 |
\57,540 |
-1550 |
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11月1日 |
\56,320 |
-60 |
\60,240 |
H2700 |
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11月限(当限) |
前日比 |
4月限(先限) |
前日比 |
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11月2日 |
\61,140 |
-940 |
\59,090 |
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まずは原油から…先週号の縮小版においては『もしも買われ過ぎ感から調整安が出たとしても、天井打ちということではないだろう。原油高からの株価急落などが起きて何らかの対策が出ない限り、上昇トレンドに変化はないものと考える。押し目買いである。』とコメントした。
今週の相場展開は、1日にはストップ高で60,240円の高値まで上昇。もちろん史上最高値の更新であるが、ストップ制限のない期近11月限は同日62,280円までの上昇となったため、サヤも逆ザヤとなった展開である。
なお週末は、新たに発会した4月限も逆ザヤで59,090円の終りとなったため、きれいに逆ザヤ相場が形成されている。
○
東京原油日足
…削除済み…
8月の安値46,000円台からはすでに14,000円の上昇。それでもたまに押すので、相対力指数は65ポイント台と買われ過ぎは示唆していない。
9月に一目の雲の上に抜けた場面から買い始めたとしても、現在1万円は優に利が乗っている展開であるわけだが、道中2,000円も調整すれば天井かな?と手仕舞いしてしまうだろう。相場とは、結局は自分との戦いなのだと改めて感じる次第。あれこれと情報を探して右往左往するよりも、トレンドが変わらない限りとことん買っていけば大儲けなのだろうがねえ…
○
NY原油日足(週末2日分は入っていません)
…削除済み…
毎日日替わりで、2ドル3ドルの動きは当たり前。週末2日はまた急騰で、前日比2.44ドル高の95.93ドルの終了。国内換算では1,850円高の急騰である。
上昇要因は雇用統計の数字が良かったため、NYダウが小幅だが反発に転じたことで経済先行き懸念が後退。当面のエネルギー需要の増加を見込んだ買いが入ったため。
まあ判ったような判らんような話であるが、市場のコンセンサスは一度100ドルを付けるのは仕方ない。かつてのオイルショックの価格は、現在のインフレ率を加味すれば120ドル〜130ドルであるとかまことしやかに言われる状況の中で、長期ポジションで売ろうなどという向きが皆無ということなのだろう。
ともかく一番の問題は、利下げによる過剰流動性の高まりが商品市場に向かっているということ。そしてドル安が商品価格を押し上げ、このユーロ高・ドル安のトレンドが変わらない限り、商品相場の買いトレンドも変化しないということだ。
またこれだけ原油が上昇して来ても、相変わらず街はライトアップされ何も変わっていない。株も原油高からの急落は起きない。ファンドとしては、どこで経済がクラッシュするのかを試すまで買い続けるのだろう。完全にチキンレースだ。
残念ながらこの状況では、給料は上がらん、税金のみならず物価まで上がる。そうして所得格差はますます広がり、日本は完全に階層化社会になって行くのだろうなあ…と暗たんな気持ちにならざるを得ない。
…中略…
結論として当方の相場観は、ここまで上昇して来ても、チャートではまだ過熱感も無ければ、世間はパニックにもならない。このような状況では、本格的な下げに転じるとは思えない。なお高値追いをする可能性が高いと考えるべきだろう。
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前週のガソリンの値動き |
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11月限(当限) |
前日比 |
4月限(先限) |
前日比 |
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10月22日 |
\64,900 |
-480 |
\67,380 |
-1300 |
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10月23日 |
\64,790 |
-110 |
\67,460 |
80 |
|
10月24日 |
\65,160 |
370 |
\67,250 |
-210 |
|
10月25日 |
\67,860 |
2700 |
\69,430 |
2180 |
|
|
12月限(当限) |
前日比 |
5月限(先限) |
前日比 |
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10月26日 |
\67,290 |
2320 |
\74,240 |
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今週のガソリンの値動き |
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12月限(当限) |
前日比 |
5月限(先限) |
前日比 |
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10月29日 |
\67,750 |
460 |
\74,190 |
-50 |
|
10月30日 |
\67,870 |
120 |
\74,460 |
270 |
|
10月31日 |
\66,610 |
-1260 |
\73,520 |
-940 |
|
11月1日 |
\68,850 |
2240 |
\76,220 |
H2700 |
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11月2日 |
\67,980 |
-870 |
\75,820 |
-400 |
続いてガソリンです…先週号の縮小版においては『来週は乱高下があると思われるが、それでも天井打ちはまだ先の話だろうと見る。』とコメントした。
今週の相場展開は、月末の31日に急落するものの、翌1日はそれ以上の大暴騰。2,700円高のストップ高で76,220円まで上昇であり、週末は一時76,430円と更に高値更新。
もちろん史上最高値の更新であり、さて相場は一体どこまで上がるのでしょう?という市場参加者全員にとって未知の領域に突入中。
○ 東京ガソリン日足
…削除済み…
週末のNY原油はまた急反発している。これでは何となく週末は目先の天井かな?というムードが市場にあっただけに、また一段高で新値更新となる可能性は高い。
正直言って前人未到の領域ゆえ、どこまで上がるのかと言われても返答に窮する。原油価格次第でしょ!としか言えないわけだ。
さて各限月別の推移を見てみると、
12月限 発会値66,070円 高値69,090円 安値53,590円 現在値67,980円
1月限 発会値66,400円 高値69,080円 安値54,420円 現在値67,680円
2月限 発会値67,300円 高値69,790円 安値55,450円 現在値68,720円
3月限 発会値56,700円 高値71,430円 安値56,650円 現在値70,650円
4月限 発会値64,680円 高値74,780円 安値64,590円 現在値74,100円
5月限 発会値73,050円 高値76,430円 安値72,490円 現在値75,820円
12月限〜3月限は1日に一代高値更新。4月限・5月限は週末にも新高値更新である。
国内内部要因では、…中略…
結論として当方の相場観は、上場来高値更新中の相場は前人未到の領域へ。原油価格の下落がない限り崩れはないと思われ、最終的には8万円相場になっても驚かぬ。
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前週の灯油の値動き |
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11月限(当限) |
前日比 |
4月限(先限) |
前日比 |
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10月22日 |
\71,340 |
-760 |
\67,180 |
-920 |
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10月23日 |
\71,920 |
580 |
\67,590 |
410 |
|
10月24日 |
\73,110 |
1190 |
\67,880 |
290 |
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10月25日 |
\75,960 |
2850 |
\69,420 |
1540 |
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12月限(当限) |
前日比 |
5月限(先限) |
前日比 |
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10月26日 |
\76,650 |
1650 |
\70,550 |
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今週の灯油の値動き |
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12月限(当限) |
前日比 |
5月限(先限) |
前日比 |
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10月29日 |
\76,230 |
-420 |
\70,470 |
-80 |
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10月30日 |
\76,530 |
300 |
\70,820 |
350 |
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10月31日 |
\76,960 |
430 |
\70,250 |
-570 |
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11月1日 |
\80,170 |
3210 |
\72,950 |
H2700 |
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11月2日 |
\80,410 |
240 |
\72,010 |
-940 |
最後に灯油です…先週号の縮小版においては『3月限・4月限のガソリン買い・灯油売りの鞘取りを推奨する。』とコメントした。
今週の相場展開は、1日には2,700円のストップ高に張り付き、週末は引けには下落したものの73,050円の高値まで出現した。
先限上場来高値は昨年7月14日の73,170円であるが、まさか不需要期限月の5月限がそれに近づくとはね…如何に凄まじい上昇かがよく判る。12月限・1月限の期近の需要期は、もちろん8万円台に乗せるもっと凄まじい上昇になっているが。
○ 東京灯油日足
…削除済み…
急落してもすぐに買い直される相場は、原油次第の動きで仕方なし。ただしいずれにせよ、こんな高値から単独で買いに出るのはリスクが高すぎる。このところのコメントどおり、作戦は4月限を中心としたサヤ取り狙いである。
さて今週も各限月別の推移を記すと、
12月限 発会値67,900円 高値80,500円 安値58,340円 現在値80,410円
1月限 発会値69,340円 高値80,250円 安値58,900円 現在値79,860円
2月限 発会値69,000円 高値79,650円 安値58,850円 現在値79,470円
3月限 発会値58,500円 高値76,760円 安値58,030円 現在値76,590円
4月限 発会値62,690円 高値73,760円 安値62,490円 現在値73,140円
5月限 発会値66,000円 高値73,050円 安値57,110円 現在値72,010円
週末に全限一代高値の更新である。ついに期近は8万円時代に突入だ。期近の上場来最高値は82,400円があるため、いずれはそれを突破するか。
なおガソリンとのサヤ関係であるが、週末現在では以下のとおり。
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月日 |
11月2日(金) |
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限月 |
ガソリン |
限月間サヤ |
灯油 |
限月間サヤ |
ガソリン−灯油 |
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12月限 |
\67,980 |
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\80,410 |
|
-12,430 |
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1月限 |
\67,680 |
-300 |
\79,860 |
-550 |
-12,180 |
|
2月限 |
\68,720 |
1,040 |
\79,470 |
-390 |
-10,750 |
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3月限 |
\70,650 |
1,930 |
\76,590 |
-2,880 |
-5,940 |
|
4月限 |
\74,100 |
3,450 |
\73,140 |
-3,450 |
960 |
|
5月限 |
\75,820 |
1,720 |
\72,010 |
-1,130 |
3,810 |
仕掛けを推奨した10月24と比べてみれば、
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月日 |
10月24日(水) |