商品市況展望 割愛版

平成22年3月7日記

 

宮内庁の野村一成東宮大夫は5日の定例会見で、学習院初等科2年生の敬宮愛子さまが、同学年の児童たちから「乱暴」を受けていることを理由に、今週学校を続けて欠席されたことを明らかにした。乱暴の具体的な内容については言及を避けた。

 

説明によると、愛子さまは月曜日の1日、通学に際して「腹痛や強い不安感」を訴えられたため、学校側と協議して原因を調査。その結果、ほかの保護者の話などにより、愛子さまを含めた複数の児童が、同学年の別のクラスの男子児童たちから乱暴を受けていることが分かったという。

 

愛子さまは2日に短時間通学されたが、その後、5日まで不登校の状態が続いたという。

野村東宮大夫は「学校側はすでに対応策を講じている。特定の児童が被害に遭っているわけではなく、いじめに当たるとは考えていない。効果が発揮され、不安感が早く払拭されるよう願っている」としている。

 

愛子さまは16日に終業式を迎えられる。3年生になられるときには、クラス替えが行われる予定になっているという。

http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/100305/imp1003051541001-n1.htm

 

 このニュースに対して、

    よりによって宮様に手を出すとは何事だ!世が世なら…

    あまりにも大げさではないか。やんちゃな子どもはどこにでもいる。

    学習院でも学級崩壊とは、一体どうなっているんだ?

○この様なことで、宮内庁が発表するなどと言うのは、海外留学への布石?

などと愛子様擁護派から、学習院批判派、宮内庁を批判する者、果ては雅子様批判派まで、とにかく人によって色々な思いはあるもんだ…ということころ。

 

当方としては、「びっくりした!」の一言。情報が断片的過ぎて良くわからんしね。普通の公立小学〜中学〜県立高〜そのへんの私大へと歩んで来た当方にとっては、学習院初等科なんていう世界は想像もつかん…(笑)

おそらくこれ以上の情報が明らかになるとも思えないし、皆が勝手な想像のままに過ぎて行くんだろう。

 

さて、この事件には全然関係ないが、非常に面白いサイトを発見したので、お暇があったらご覧あれ!ホントに笑える!

 

DQNネーム(子どもの名前@あー勘違い・子どもがカワイソ)

http://dqname.jp/

昔、世界史で習ったマンコパック(これは実在のインカ皇帝)は笑えたが、多分ロシア辺りには居るかもしれないクソチビリ、ヤリチンコ(これは想像ですけど)並みの名前がぞろぞろあるぞ!

 

また、読めるけどコメントのしようがないDQNネームもぞろぞろ。一見普通に見える賢一郎、誠太郎が兄弟ではなく実は姉妹だったり、ポチ男という名前が実際にあったり、亜成(あなる)なんていう子がいたり…。

 

 このサイトの「読み方テスト」にも、是非挑戦してみてもらいたい。

http://dqname.jp/index.php?md=test

 何度やっても10問中、何とか1問正解が限界だった当方だけれども、よくもまあこんな名前を付ける親が居るもんだとある意味で感心できる。

 

純粋に笑えるが、その後にその子の事を思うと、ちょっぴり悲しくなる…。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

3月1日

\20,310

200

\21,280

260

3月2日

\20,150

-160

\21,110

-170

3月3日

\20,240

90

\21,150

40

3月4日

\20,500

260

\21,250

100

3月5日

\20,790

290

\21,480

230

まずはコーンから…先週号においては『底は入っている相場でありチャートは上向きである。まだ高値を買って行くまでの相場にはなっていないので、高値は逆張りで売られるだろうが、基本的に押し目買い・高値値利食いでの対処がベターか』とコメントした。

今週の相場展開は、週末には21,480円までの上昇となり、先物はまた小幅に一代高値の更新となった。

    東京コーン日足

…削除済み…

チャートではA・BのW底がCのポイントを抜いて完成。その後は適度な押しを入れながら、右肩上がりのゆっくりとした上昇トレンドに入っている。

 

3月に入り、いよいよ天候相場期にも突入して行く中で、再度崩れてしまう展開は考えづらい。早晩、雲の上に抜けて行けば、相場は舞い上がるのではなかろうか?

まずは年初来高値の23,170円(1/7)を目指して、一体何の不思議があろうか?というのが当方の基本的な相場観である。

 

 なお一代の推移は以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年5月

\22,420

4月16日

\24,740

6月2日

\17,760

9月7日

\20,790

2010年7月

\22,620

6月16日

\22,860

6月16日

\17,800

9月7日

\20,520

2010年9月

\19,100

8月17日

\22,390

1月7日

\18,000

9月7日

\20,670

2010年11月

\20,590

10月16日

\22,800

1月7日

\19,500

2月1日

\20,900

2011年1月

\21,570

12月16日

\23,170

1月7日

\19,830

2月1日

\21,220

2011年3月

\20,380

2月16日

\21,480

3月5日

\20,380

2月16日

\21,480

先物3月限は、今週も小幅に一代高値更新である。発会底で1,100円幅の上昇である。

 

    シカゴコーン日足(週末5日分は入っていません)

…削除済み…

週末3/5のシカゴ市場は、中心限月の5月限で前日比7.50セント安の375.50セント国内換算では円安であるため160円安にとどまる。

 

…中略…

 

なおCFTC発表による3/2現在のファンドの建て玉は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、コーン自体のファンダメンタルズでは買い材料は出ていないので調整は有り得るが、それでもチャートでは底が入っている相場だ。それが正しければ、買い材料が出た時には舞い上がる。よって押し目買い方針のままである。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

3月1日

\41,880

400

\39,360

180

3月2日

\41,710

-170

\39,420

60

3月3日

\41,600

-110

\39,370

-50

3月4日

\41,050

-550

\39,000

-370

3月5日

\40,980

-70

\39,190

190

続いて一般大豆です…先週号においては基本的には押し目買いの相場であるとは思うが、まだ頭が重い印象は否めない。買い材料が出なければ、為替による上下動がしばらく続くのだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、コーンが先物で一代高値を更新する一方で、大豆は逆にコーン買い・大豆売りのプログラムで一代安値の更新。先物は38,910円(3/5)までの下落となったが、さすがに引けに掛けては戻した。

    東京一般大豆日足

…削除済み…

まだ頭の重い展開は覚悟の上であったが、コーンが安値から1,000円超上げて一代高値の更新の中で、大豆は逆に2月の高値から1,000円下げの一代安値更新だというのだから、さすがに買い方には嫌になる展開だ。

 

…中略…

 

 なお一代の推移は以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年4月

\43,000

4月16日

\47,560

6月12日

\37,090

4月28日

\40,980

2010年6月

\44,720

6月16日

\45,280

6月18日

\37,510

7月13日

\40,160

2010年8月

\41,310

8月17日

\44,200

1月7日

\37,260

9月14日

\38,060

2010年10月

\40,720

10月16日

\44,500

1月7日

\38,620

2月8日

\40,040

2010年12月

\43,450

12月16日

\44,340

1月7日

\38,290

2月8日

\39,450

2011年2月

\39,190

2月16日

\40,190

2月23日

\38,910

3月5日

\39,190

 前述のとおり週末は先物が一代安値更新。ただし更新したとはいえほんの僅かであり、2/8のストップロス設定価格は維持している。

 なおサヤがいびつになって来ているが、8月限の38,000円はちょっと割安過ぎる。海上運賃も上昇し始めている中で、3,000円ほど下ザヤになっていると思われる。

 

    シカゴ大豆日足(週末5日分は入っていません)

…削除済み…

週末3/5は、中心限月の5月限で前日比0.75セント高の942.75セントで終了国内換算では円安であるため290円高となる。

 

コーンの下落に対して上がった要因は、元々コーン買い・大豆売りのポジションが多く入っていた中で、米農務省報告が近づいた事もあり反対売買のコーン売り・大豆買いのカバーが入ったためだ。

材料は特に無く、ファンダメンタルズでは南米の大豊作予測が相変らずあり、天候相場はコーンよりも始まりが遅いので材料視されず。

 

CFTC発表による3/2現在のファンドの建て玉は、…中略…

 

これじゃ上がらないのも当然だが、今はしょうがないので天候相場までは待つしかないという考えだ。

 

結論として当方の相場観は、38,000円台で底は入っているとは思うのだが、何せ買い材料が無くファンドも買わない。期待は夜明け前が一番暗いという事のみだが、しばらく待つしかあるまい。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

3月1日

\3,208

22

\3,218

20

3月2日

\3,211

3

\3,221

3

3月3日

\3,242

31

\3,251

30

3月4日

\3,224

-18

\3,231

-20

3月5日

\3,253

29

\3,262

31

金相場は先週号においては3,250円を突破すれば、相場はまた立ち直るだろう。ただ先週予測した3,450円は、円安&ドル安が来ないと難しいだろう。ただし3,150円近辺で下げ止まった事で、押し目買いは継続で良いだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、3日には3,250円を突破。翌4日は下押すものの、週末にはまた上昇で3,270円(3/5)までを記録している。

    東京金日足

…削除済み…

夜間取引では3,295円までの高値を出しており、週末のNY市場でも円安・ドル高、ユーロ高・ドル安の理想的な上げパターンで続伸しており、週明けは3,300円台に乗りそうだ

懸念された雇用統計の数字も予想よりは悪くなく(前回と同じ9.7%)、株高・原油高にもなり、また今回の雇用統計は2月の大雪が影響を与えたために、次回はもっと好転するだろうとの楽観的な見方も支援した。

 

…中略…

少なくとも目先は、押し目買いムードが高まって、どこまで上がるかを試しに行く相場になるのではあるまいか?

 

ともかく忘れてならないのは、ドルにしろユーロにしろ円にしろ、すべてジャブジャブの資金供給によって支えられているだけなわけだ。膨大に膨れ上がった赤字国債は、インフレ以外に解決方法があるだろうか?

そうなった場合のインフレヘッジとして、やはり基本的にゴールドが買われるわけであり、容易にその懸念は消えないだろう。

 

なお一代の推移は以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年4月

\2,871

4月27日

\3,469

12月3日

\2,692

7月14日

\3,253

2010年6月

\2,906

6月26日

\3,498

12月3日

\2,691

7月14日

\3,255

2010年8月

\2,871

8月27日

\3,475

12月3日

\2,840

9月1日

\3,256

2010年10月

\3,078

10月28日

\3,477

12月3日

\3,003

10月29日

\3,260

2010年12月

\3,235

12月24日

\3,439

1月12日

\3,026

2月8日

\3,262

2011年2月

\3,219

2月24日

\3,270

3月5日

\3,133

2月26日

\3,262

 前述のとおり、先物2月限は一代高値の更新だが、夜間で更に続伸。そしておそらく週明けも一段高だろう。

 

    NY金日足(週末5日分は入っていません)

…削除済み…

週末3/5のNY金は、前日比2.1ドル高の1135.2ドルただし為替が90.32円まで円安となっており国内換算では43円高

円安の動向については、巻末の〔その他〕のコーナーを参照。

 

チャートでは1145.8ドル(3/3)まで上昇である。次のターゲットは1163ドル(1/11)の年初来高値である

その辺まで行けば、一度調整は入るだろうと考えるのが無難か。

 

なお3/2現在のファンドのポジションは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、3,250円を突破した事によって明るさが戻った。押し目買い継続の相場であり、3,133円で結果的に2番底の調整は完了しただろう。目先は下げても3,200円は簡単に割り込まないと思われる。

 

 

 

今週のプラチナの値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

3月1日

\4,435

5

\4,416

14

3月2日

\4,459

24

\4,443

27

3月3日

\4,508

49

\4,486

43

3月4日

\4,452

-56

\4,433

-53

3月5日

\4,519

67

\4,503

70

プラチナ相場は、先週号においては『来週は4,350円〜4,500円程度での動きを予測する。トレンドが出るとすれば、下ではなく上ではないかと思われるとコメントした。

今週の相場展開は、週末には高値で4,523円まで上昇。概ね予測どおりの上昇となったわけだが、夜間取引ではなお続伸して4,548円まで上がっている。

    東京プラチナ日足

…削除済み…

チャートは完全に出直り型となっており、週末のNY市場の動向を考えれば週明けは4,500円台後半まで上がりそうだ

結果的に4,305円で調整の2番底は完成であり、4,600円台まで上がれば相場は完全に上放れになる。週末現在の相対力指数もまだ54ポイント台であり、まだまだ上昇余地は十分あるだろう。

 

なお一代の推移は以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年4月

\3,695

4月27日

\4,854

1月20日

\3,202

7月13日

\4,519

2010年6月

\3,719

6月26日

\4,844

1月20日

\3,227

7月13日

\4,531

2010年8月

\3,731

8月27日

\4,835

1月20日

\3,592

9月3日

\4,523

2010年10月

\3,902

10月28日

\4,826

1月20日

\3,810

11月2日

\4,508

2010年12月

\4,209

12月24日

\4,822

1月20日

\4,191

2月8日

\4,508

2011年2月

\4,394

2月24日

\4,523

3月5日

\4,305

2月26日

\4,503

 上述のとおり、先物は一代高値の更新であり、夜間取引ではなお続伸している。

 

    プラチナ−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,503円(プラチナ)−3,262円(金)=1,241円1,150円を下限として、徐々に拡大傾向を鮮明にして来ている

週明けはさらに拡大する見込みであり、これは完全にサヤ取りでも金売り・プラチナ買いがモードに入った予感。

 

現在はプラチナ・パラジウムのETFもNY市場で上場しているわけであり、これが完全に需給構造を変えた可能性が高い。

なぜならば、年間生産量が金で4000トンあるのと比べれば、プラチナ・パラジウムのそれはおよそ20分の1の200トンしかないわけだ。

…中略…

 

○東京パラジウム日足

…削除済み…

 

結論として当方の相場観は、4,300円台で2番底が入った相場である。もしも4,600円台に乗せると一気に舞い上がる可能性が高く、下値はあまり期待せずに押し目買い方針を継続するのが良いだろう。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

3月1日

286.6

1.7

297.6

1.5

3月2日

280.0

-6.6

290.4

-7.2

3月3日

278.9

-1.1

289.7

-0.7

3月4日

276.0

-2.9

284.6

-5.1

3月5日

283.5

7.5

290.3

5.7

先週号においては『300円台から買い上げるのは困難だろうが、まだ天井打ち〜下落相場へ移行する相場ではないだろう。高値もみ合いと見て、急落したところを拾い、上昇場面では利食いする相場であろうと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、300円の大台を割り込んだ相場が週末には284.4円(3/5)まで急落。しかしそこからは290円台まで戻す展開となった。

    東京ゴム日足

…削除済み…

303.4円(2/24)→284.4円(3/5)までの下落幅は19円。さすがに300円から買い上げるのは困難という見方のとおりにはなったものの、20円程度の下げは上昇相場時でも過去何度もあったパターンであり、これをもって303.4円で天井を打ったと考えるのは早計だろう。

 

もちろん306.0円と303.4円でWトップ形成済みの可能性はゼロではないが、それなら265.5円(2/9)を割り込んで雲の下に抜けてから売っても遅くは無い。今よりも20円以上安いところから売るなんて!と思われるかもしれないが、天井を打っているのならばどうせ100円台まで下げるのだろうから、何時売っても同じだ。ましてやそういう値位置になれば、高値覚えで誰も売れないのだろうから、下がりやすくなるだろうし。

 

…中略…

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年3月

193.7

9月25日

297.9

1月20日

193.7

9月25日

283.5

2010年4月

228.8

10月27日

301.0

1月15日

220.8

11月2日

283.9

2010年5月

248.5

11月25日

303.5

1月15日

237.0

11月30日

286.1

2010年6月

268.0

12月22日

306.0

1月15日

263.5

2月9日

287.6

2010年7月

290.0

1月26日

302.7

2月22日

265.6

2月9日

288.8

2010年8月

300.0

2月23日

303.4

2月24日

284.4

3月5日

290.3

 8月限のみが一代安値の更新であるが、すぐに6円戻したところを見ると、まだ完全に崩れたとは言えない格好だ。

 

当先のサヤは3月限283.5円〜8月限290.3円と6.8円の順ザヤ。順ザヤ幅は大幅に縮小した。

週末現在の輸入採算価格は、4月積みで305.7円東京市場の4月限は283.9円であるため、21.8円の大幅下ザヤとなっている。通常は10円程度の下ザヤでかなり売られ過ぎである

産地の集荷状況は1日当たり約120トン〜220トン台と安定。しかし産地はタイが減産期入りするために下がっていない事には、留意する必要があるだろう。

国内営業倉庫在庫は2/10現在で497トン増7,785トン。引き続き増加傾向にある。

3/5現在の上海ゴム在庫は7,161トン減の11万2,8112トン。5週連続の減少である。

ただし上海ゴム相場は、4日連続の下落で大きく値を消した。この急落の原因が何であるかは当方には判らぬが、チャートでは2月からの上げ幅の半値押しとなっている。

 

 結論として当方の相場観は、今週の下げによって産地価格よりも大幅に割安となったため、ここからは戻りが入りやすいだろう。もっとも300円超を大きく買い切るのも引き続き困難だと思われるため、280円〜300円の間での逆張りを予測する。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

3月1日

\43,250

750

\44,370

 

3月2日

\42,330

-920

\43,680

-690

3月3日

\42,600

270

\43,910

230

3月4日

\42,650

50

\44,030

120

3月5日

\43,220

570

\44,690

660

まずは原油から…先週号においては『43,000円割れにストップロスを設定し、44,000円割れは一度買ってみたい。先の高値である46,000円は、戻り天井ではないとの見方である』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は3/3に引け値ベースでも80ドル台を維持して上放れ。週末は高値で82.07ドル(3/5)まで上昇である。

また東京原油44,820円(3/5)まで回復しており、43,000円台の買いは成功となった模様。

    NY原油日足(週末5日分は入っていません)

…削除済み…

3/5の終値は、前日比1.29ドル高の81.50ドルでの終了。高値は82.07ドルまで出ており、チャートは上放れの様相を呈して来ている。まずは年初来高値の83.95ドル(1/11)を目指すのではあるまいか?

 

この上放れは、3/3に引け値ベースで80ドル台を維持した後、翌3/4は陰線を引くが80ドル台は維持。そして警戒感があった雇用統計発表後の3/5市場でも、景気回復への楽観的な見方〜原油需要増を予測して上伸したわけだ。

 

もちろん雇用統計の数字は結果論であり、これがどういう数値で出るかは誰にも判らない事ではあった。ただし、それならばストップロスに引っ掛かるだの話であり、チャートに従えば買い仕込めていた相場であっただろう。

 

 

    東京原油日足

…削除済み…

東京原油も前述のとおり、44,000円台後半まで回復した格好だ。やはり43,000円台が調整底となり、反騰に転じた格好である

週明けは円安もあるので、国内換算では約1,000円高の換算であり、45,000円台後半まで上昇して来るだろう。そうすれば46,050円(2/22)を十分視野に捉える事が可能だ。

 

相場のパターンとして、週明けに高いとその後に調整安を入れる。週明けに安いと調整高を入れる、というのが良くあるのは事実だが、来週の押し目は積極的な買い方針で良いだろう。

おそらく完全に雲の上に出て来る格好となるわけで、46,000円を回復して来れば48,000円も不可能ではないだろう。

 

…中略…

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年3月

\39,470

10月1日

\48,170

1月7日

\39,110

10月2日

\43,220

2010年4月

\43,020

11月2日

\48,430

1月7日

\39,430

2月9日

\43,700

2010年5月

\43,290

12月1日

\48,690

1月7日

\39,600

2月9日

\43,940

2010年6月

\47,130

1月4日

\48,990

1月7日

\38,960

2月9日

\44,200

2010年7月

\41,730

2月1日

\46,050

2月22日

\40,070

2月9日

\44,400

2010年8月

\44,170

3月1日

\44,820

3月5日

\43,320

3月3日

\44,690

まだ今週発会したばかりの先物のみが一代高値・安値の更新である。週末の夜間取引ではすでに、45,370円まで記録している。

 

なお3/2現在のCFTCのファンドの建て玉報告は…中略…

 

 結論として当方の相場観は、相場は上放れしただろう。押し目買いで、まずは46,000円台を狙い、状況によっては48,000円台も不可能ではないと見る。ストップロスは44,000円まで引き上げるのが良いだろう。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

3月1日

\55,050

720

\53,890

840

3月2日

\54,310

-740

\53,370

-520

3月3日

\54,150

-160

\53,480

110

3月4日

\54,510

360

\53,690

210

3月5日

\55,120

610

\54,430

740

 続いてガソリンです…先週号においては『53,000円台は52,000円割れにストップロスを置いて拾っておきたい。調整完了であれば、次は56,000円台乗せに向かって上がるのではあるまいか?』とコメントした。

今週の相場展開は、52,540円(3/1)の安値まであったものの、これは実際には先週末の夜間取引での価格。そして週明けから反騰に転じた相場は、54,000円台を何度か試し、週末はそれを定着させて54,590円(3/5)まで記録する事となった。

    東京ガソリン日足

…削除済み…

予想通りに52,000円台は調整底になった模様。週末で完全に雲の上に出たチャートであり、NY原油高&円安を見れば週明けは続伸だろう。

 

すでに週末の夜間取引で55,080円を記録し55,000円台回復となっているが、58,000円辺りまでは狙えるのではあるまいか?

次は53,000円割れにストップロスを置いて、54,000円台でも買いに行って構わないのではないかと考える。

 

さて一代の推移は以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年4月

\44,630

9月28日

\57,490

10月27日

\44,600

9月28日

\55,120

2010年5月

\56,620

10月26日

\57,870

10月27日

\48,050

11月30日

\55,070

2010年6月

\51,650

11月26日

\57,950

1月8日

\48,130

11月30日

\54,940

2010年7月

\54,580

12月28日

\58,400

1月7日

\49,380

2月9日

\54,850

2010年8月

\52,120

1月26日

\55,950

2月22日

\49,310

2月9日

\54,740

2010年9月

\52,910

2月26日

\54,590

3月5日

\52,540

3月1日

\54,430

 前述のとおり先物9月限は、すでに夜間取引で55,080円と一代高値を更新している。

 

ガソリン・原油のサヤは、54,740円(ガソ8月限)−44,400円(原油7月限)=10,340円。サヤは徐々に拡大傾向。

 

今週のスポット価格は、…中略…

 

2/27時点でのガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、調整局面は完了し、目先は完全に買い転換であろう。どこまで上がるかは疑問もあるものの、58,000円辺りまでなら可能性は十分にあるだろう。

 

 

今週の灯油の値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

3月1日

\50,980

700

\51,700

780

3月2日

\50,600

-380

\51,140

-560

3月3日

\50,770

170

\51,310

170

3月4日

\51,140

370

\51,540

230

3月5日

\51,760

620

\52,260

720

最後に灯油です…先週号においては『元々の投げ物が少なく下げ幅は限定的だったが、買うならガソリン・原油の方が良いだろうとの見方に変化は無い。しかし目先は下がらないだろうから、売り玉は手仕舞い』とコメントした。

今週の相場展開は、50,430円(3/1)を底として反騰に転じ、週末には高値で52,370円(3/5)まで上昇

    東京灯油日足

…削除済み…

やはり大元の原油相場が上昇に転じて来たので、需要期が明けるとはいえ灯油も反騰しだした。

週末の夜間取引ではすでに52,850円まで上昇しており、原油高&円安の環境では53,000円台もすぐだろう。

 

そうするとチャートは52,860円(2/22)の上値抵抗線を抜けて上放れであり、雲の上にも完全に出ている状況。これでは上値リスクの方が高く、完全に押し目買いに転換である。

 

なお一代の推移は以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年4月

\43,500

9月28日

\56,340

1月7日

\42,950

9月28日

\51,760

2010年5月

\53,470

10月26日

\56,080

1月7日

\46,160

2月9日

\51,600

2010年6月

\49,000

11月26日

\56,280

1月7日

\46,070

2月9日

\51,640

2010年7月

\52,360

12月28日

\56,700

1月7日

\46,200

2月9日

\51,650

2010年8月

\49,410

1月26日

\52,860

2月22日

\46,530

2月9日

\51,790

2010年9月

\50,640

2月26日

\52,370

3月5日

\50,430

3月1日

\52,260

 前述のとおり9月限はすでに52,850円まで出ており、8月限も夜間取引では52,360円まで出ている。これが一代高値更新となるようなら、夏場の不需要期灯油の踏み上げ相場が出る事になる。

 もっとも取組が少ないので、そんなにたいそうな事になるかどうかは疑問だが…。

 

3/4現在の輸入採算価格は…中略…

 

2/27時点の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、売り玉を手仕舞い完了した相場は、今後は押し目買い方針へ転換。ただし3品とも買うのはリスクが高過ぎるので、どれかに的を絞るのが正解だろう。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週も為替のチャートを3種アップ。

 

商品市場にとっての最大の注目はユーロ/ドル相場の行方だったが、ドル/円も週末のNYタイムで90円台半ばまで一気に円安となっており、また場味が変わった

 

単純に円安だと、国内商品市場には買い材料になる。そしてドル安/ユーロ高だと米国商品市場は上昇する事になる。

だから円安&ドル安/ユーロ高となれば、国内商品市場はWで上がる事となり、

円高&ドル高/ユーロ安であれば、国内商品市場はWで下がる事となる。

 

…中略…

 

    ドル/円相場日足

…削除済み…

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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