商品市況展望 割愛版

平成23年1月16日記

 

 鳩山総理時代に国会で「平成の脱税王」と揶揄し、「民主党が日本経済を破壊する」という著書がある与謝野馨氏が、菅内閣に入閣した。

 この起用に対しNHKは、こんな質問したそうだ。

NHK「412人内閣で民主は有能な人だらけなのに、なぜそこから起用しなかったんですか??」
 菅 「(えっ??)……」  

絶句してしまったそうな…(笑)

 

巷では、今は菅直人ではなく、伊達直人がブームだ。

各地の児童擁護施設にランドセル等を届ける善意を偽善と揶揄する向きもあるが、そんな事はない。

良い事は良い事で、実行した人はエライ人だ

そこで、ネットではこういう比較論が流行っている。

 

子供達にランドセルを背負わせたいのが伊達直人
子供達に借金を背負わせたいのが菅直人

 

庶民を勇気づけるのが伊達直人
庶民を落胆させるのが菅直人

 

施設にランドセル贈るのが伊達直人
中国にランド・セールするのが菅直人

 

子供達の為に戦うのが伊達直人
中国朝鮮の為に戦うのが菅直人

 

贈与するのが伊達直人
増税するのが菅直人

 

子供の将来を願うのが伊達直人
子供の将来を奪うのが菅直人

 

 何たって現在は、両親がいないために児童養護施設などに入っている子どもに対し、「子ども手当」を支給する予算措置がとられていないわけであり、一体子ども手当とは本当に子どものためのものなのか?親の票が欲しいだけじゃないのか?としか思えない代物だ。

 

 海外からは、こんな声もあるようです。

 

Wow. この彼か彼女はとてもお金持ちなんだろうね。
・↑いや、一人じゃないんだろう。
・コピーキャットが増えてるんだろう。このまま放置して増やそう。
誰がやってるにしろ称賛したい。
・送られる品物から考えると億万長者ではなく、私たちと同じくらいの生活層の人々が余分なお金でやっているんだろう。こういうのは続いてほしい。
・日本式のチャリティか!なんでも漫画が絡んでるのが面白い。
・売名や税の控除が目的ではなく、純粋に慈善活動なのか。
・普通に税金を払うだけでも立派な慈善だと思うけどね。
現物を送るのは結果がはっきりわかるからだろうね。海外の慈善団体にお金を送ると結果がわからないし、むこうで汚職にもなりうる。個人的にも顔の見えない相手を援助するよりこういう方法が好きだ。
・日本は裕福だから貧しい国から助けてやれという人もいるだろうけど、そういう人は日本でも親を亡くした子供がとてつもなく苦労するのを知らない。大学や良い会社に行けないのは日本の孤児も貧困国の子供も同じだ。
・日本でも孤児の大学進学率は低い。たしか普通の子は54%で、親を亡くした子は10%だったかな。そういう子のための奨学金とかあればいいのに。
日本の政府は海外援助をしてるけど国内の恵まれない子供たちを先に助けるべきだと思う。
 いつだったか日本人に「慈善活動は日本でネガティブな意味がある」と聞いたけど(これをまるごと信じるわけじゃない)、今回の慈善活動が話題になるのはやっぱりそういう考えが多いのかも。
「貧しい国を援助する前に自分の国の困ってる人を助けろ」は同意。カナダにもホームレスや困ってる人はいる。自分の国の面倒も見られない人がどうやって他を助けるというのか。

 

マザー・テレサの言葉。

「自分の国で苦しんでいる人がいるのに他の国の人間を助けようとする人は、他人によく思われたいだけの偽善者である」

「大切なことは、遠くにある人や、大きなことではなく、目の前にある人に対して、愛を持って接することだ」。

「日本人は他国のことよりも、日本のなかで貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。愛はまず手近なところから始まります」

 

施設の児童は小学校に入ってもランドセルを買ってもらえません。
多くの施設は経営がとても厳しくランドセルを買う余裕がありません。
そこで施設の児童は安い手提げカバンやリュックで通学します。
子供手当ても支給されないからです。
一目で施設の児童だと分かりいじめなどの原因にもなっています。

養護施設の子が使ってる手提げカバン兼用リュック

http://blog-imgs-30-origin.fc2.com/w/h/i/white0wine/20110114131835843.jpg

ランドセルをもらった児童
http://blog-imgs-30-origin.fc2.com/w/h/i/white0wine/20110114131835797.jpg

子供手当ても支給されないからです。
外人には配るけど孤児には配りません。

 

 この笑顔を見れば、買ってあげたくなるよな…ランドセル!

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

3月限(当限)

前日比

1月限(先限)

前日比

1月11日

\25,550

90

\24,100

450

1月12日

\25,800

250

\24,180

80

1月13日

\26,100

300

\24,730

550

1月14日

\26,200

100

\24,770

40

まずはコーンから…先週号においては『23,000円を大きく割り込んで行く相場ではないだろう。12日・水(日本時間では13日)の米農務省報告前の安値は、拾っておいても損はないだろうと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けから4日連続高となって24,940円(1/14)まで上昇昨年10月、11月の高値も突破し、一代高値も更新

○東京コーン日足

…削除済み…

今まで11月天井と言うのは過去無い」とコメントしてきたわけだが、それを実証する上昇となったわけだ。

これで1/5の安値から1,800円強上がった事になるわけだが、相対力指数はまだ61ポイント台。過熱感も無ければ、急騰したというほどの相場ではない。相場は、もう一段の水準訂正を行うところまで上がるのではあるまいか

 

なお注目の米農務省報告だが、事前予想以上の逼迫を示す事となった。詳細は以下のとおり。

単収  152.8 (12月の154.3から1.5ポイントダウン)

生産高 124億4700万Bu12月の125億4000万Buから9300万Bu減)

エタノール需要 49億Bu (12月の48億Buから1億Bu増)

期末在庫  7億4500万Bu12月の8億3200万Buから8700万Bu減)

 

よって在庫率は5.5%であり、12月の6.2%、昨年の13.1%から大きく減少する事となったわけだ。

また4半期在庫も100億4000万Buと発表され、事前予想の100億9700万Buよりも大幅に少なかった。

 

この在庫率5.5%という数字から考えると、もっと舞い上がっても不思議ではなかったわけだが、今週は冷静に利食いが出たという事なのだろう

しかしこの数字では、シカゴはいずれ7ドルを付けるのは確実だろう。春の天候相場期に入って何らかの不安材料が出れば、もっと上がってもおかしくない。

…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年3月

\20,380

2月16日

\26,770

12月20日

\18,550

6月30日

\26,200

2011年5月

\21,770

4月16日

\25,420

1月14日

\18,870

6月30日

\25,400

2011年7月

\20,850

6月16日

\25,450

1月14日

\19,080

6月30日

\25,410

2011年9月

\21,940

8月16日

\25,040

1月14日

\21,450

8月25日

\25,030

2011年11月

\23,280

10月18日

\24,850

1月14日

\22,430

11月17日

\24,760

2012年1月

\23,730

12月16日

\24,940

1月14日

\23,100

1月5日

\24,770

週末には、当限を除いたすべての限月が一代高値の更新だ。

 

    シカゴコーン日足(1/13現在)

…削除済み…

週末1/14のシカゴ市場は、前日比6.25セント高の648.75セントでの終了。国内換算では270円高である。

 

…中略…

 

GFTC発表の1/11現在のポジションは…中略…

 

またオプションを含めた1/14現在のポジションでは…中略…

 

結論として当方の相場観は、押し目買い一貫の展開だろう。在庫率は08年時点以上にタイトであり、シカゴの上げ幅も大きいだろうと予測する。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

1月11日

\46,000

0

\48,750

370

1月12日

\46,340

340

\48,780

30

1月13日

\46,700

360

\49,760

980

1月14日

\47,050

350

\49,750

-10

続いて一般大豆です…先週号においては大勢での押し目買いに変化は無いだろうが、目先は先に調整安を期待したいところ。46,000円台くらいまで下れば、そこは絶好の買い場ではなかろうか』とコメントした。

今週の相場展開は、期待した押し目は無く、米農務省報告後にそのまま急騰。49,980円(1/13)と昨年11月の高値を突破する状況となった。

    東京一般大豆日足

…削除済み…

横ばいのチャートから、今週また立ち上がって来た相場である。先物2本は一代高値の更新であり、農務省報告での強材料をきっかけにまた上がり始めた。

 

なお農務省報告の詳細は以下のとおり。

単収  43.5 (12月の43.9から0.4ポイントダウン)

生産高 33億2900万Bu12月の33億7500万Buから4600万Bu減)

期末在庫  1億4000万Bu12月の1億6500万Buから2000万Bu減)

 

事前予想では強材料が出るとは見られていなかったが、ふたを開けてみれば単収減〜生産高減〜在庫減と強材料が出た在庫率は4.2%まで低下で、12月の4.9%どころか、昨年の4.5%よりも少なくなった。

…中略…

おそらく多くの人たちが、今年の穀物相場には何かが起きると思っているんじゃあるまいか?

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\39,190

2月16日

\48,770

11月12日

\38,440

7月7日

\47,050

2011年4月

\42,110

4月16日

\50,000

11月12日

\38,180

7月7日

\48,630

2011年6月

\39,970

6月16日

\49,700

11月12日

\37,910

7月7日

\48,780

2011年8月

\42,640

8月16日

\49,840

11月11日

\41,050

8月25日

\49,300

2011年10月

\45,200

10月18日

\50,800

1月13日

\44,880

10月20日

\50,400

2011年12月

\47,540

12月16日

\49,980

1月13日

\46,780

12月17日

\49,750

 

○シカゴ大豆日足1/13現在)

…削除済み…

週末1/14のシカゴ市場は、前日比6.25セント高の1422.50セントでの終了。国内換算では230円高である。

農務省報告の12日に急騰し、その後も続伸しているわけだ。

 

CFTC発表の1/11現在のポジションは…中略…

 

オプションを含めた1/14現在のポジションでは…中略…

 

結論として当方の相場観は、押し目買いの展開に変化は無い。在庫率4.2%は危機的水準で、先々は今の価格を見て「あんな安かった時もあったのね」という状況になる可能性も十分にあるだろう。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

1月11日

\3,676

5

\3,687

5

1月12日

\3,703

27

\3,712

25

1月13日

\3,703

0

\3,715

3

1月14日

\3,660

-43

\3,670

-45

金相場は先週号においては現在は内外とも調整局面に入っている状況だ。突っ込みは買いだと考えるが、目先はあまり強くないのではないかと思われる』とコメントした。

今週の相場展開は、他商品が高値追いをして行く中で、唯一この金だけが頭の重い状況で推移

    東京金日足

…削除済み…

直近の安値は3,640円(1/5)であるが、週末の夜間取引ではすでにそれ以下の価格も示現

まだ暴落する相場ではないと思うものの、このまま軟調に推移すれば一目均衡表では雲の下に出る売りトレンドの発生となる。案外と、それを示現して投げさせ、そこから反騰に転じるのかもしれない。

 

穀物は上昇、石油も高値圏で一代高値を今週も更新、ゴムは史上最高値の更新中、プラチナも一代高値の更新中という中で、金だけが蚊帳の外というのはどうしてなのか?インフレ懸念で買われないのか?

そういう疑問は多いだろうが、ズバリ結論から先に言えば、そのうちまた上がるだろう。しかし現在は、金の方が先にドルベースの史上最高値相場を昨年秋以降続けたわけで、他商品の方がまだ割安なわけだ。

 

…中略…

 

しかし最終的に金融緩和政策の見直しが無い限りは、少なくてもゴールドマン・サックスの予測する1650ドル(為替が80円なら4,250円。90円と円安なら4,700円台)まで上がるのだろう。

今は予想通りに「その前のふるい落としの下げ」が到来しているのだろう

 

 一代足は以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\3,219

2月24日

\3,805

12月8日

\3,133

2月26日

\3,660

2011年4月

\3,500

4月27日

\3,808

12月8日

\3,246

8月2日

\3,663

2011年6月

\3,619

6月28日

\3,808

12月8日

\3,246

8月2日

\3,663

2011年8月

\3,365

8月27日

\3,811

12月8日

\3,338

8月31日

\3,665

2011年10月

\3,520

10月27日

\3,814

12月8日

\3,469

10月29日

\3,668

2011年12月

\3,719

12月24日

\3,756

1月4日

\3,640

1月5日

\3,670

 

    NY金日足1/13現在)

…削除済み…

1/14のNY市場は、前日比26.5ドル安の1360.50ドル。国内換算では27円安であるが、夜間取引ですでに3,629円の安値まで出ている。

今のところ、幾ら下っても1,300ドルは割らないだろうと思っているし、他商品も下り始めなければ、おそらく正解になるだろうと考える。

 

1/11現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また1/14現在のETF残高合計は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、3,600円は簡単に割り込まないと思われ、最大下げても3,500円割れだとは思うが、今は調整局面なのだろう。週明けの安値から、資金配分を考えて買い下がりが良いか。

 

 

 

今週のプラチナの値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

1月11日

\4,660

20

\4,708

23

1月12日

\4,738

78

\4,784

76

1月13日

\4,797

59

\4,848

64

1月14日

\4,847

50

\4,892

44

プラチナ相場は、先週号においては『4,600円割れはあったとしても短命だろう。押し目買い方針の継続で、5,000円台回復相場を狙うとコメントした。

今週の相場展開は、金相場がもたつく中で上昇に転じ、特に週末は金が大きく下げても上がる状況だった。

    東京プラチナ日足

…削除済み…

ゴムの仕手筋が今度はプラチナに標的を絞ったという噂の真偽のほどは確かではないが、そうなんじゃないかと思われるような上昇となって来ている。

1/6の安値である4,592円から、あっという間に300円の上昇である

 

週末には高値で4,903円まで記録しており、もう一段高すれば5,000円台に到達する。チャートでは4,750円を突破した時点でもみ合い上放れであり、相対力指数の73ポイント台は多少気になるものの、力強い展開だ。

 

…中略…

 

先週号で「現状での貴金属相場に対する相場観は、金に対してはあまり強気ではないのであるが、プラチナは別である。というのも株式市場が当面は堅調に推移すると思っているからであり、金は株価の上昇が換金売りに繫がるのに対し、プラチナは好材料と受け取られるだろうと考えているからである」とコメントしたが、それが今の考え方だ。

 

まずは昨年出したJM社の予想価格帯の上限である1900ドル国内換算で5,070円)を取りに行くのでないかとの見方だ。

 

 さて一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\4,394

2月24日

\5,304

4月26日

\4,029

8月25日

\4,847

2011年4月

\5,276

4月27日

\5,289

4月27日

\4,035

8月25日

\4,855

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,851

1月14日

\4,030

8月25日

\4,848

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,852

1月14日

\4,099

8月31日

\4,841

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,880

1月14日

\4,399

11月17日

\4,874

2011年12月

\4,702

12月24日

\4,903

1月14日

\4,592

1月6日

\4,892

 

    白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,892円(プラチナ)−3,670円(金)=1,222円

一気に急拡大して来たサヤであるが、まだこれからも拡大して行くのではないかと見ている。調整はあるだろうが、少なくとも1,500円、大きければ2,000円に向けて拡大して行くだろう。

 

結論として当方の相場観は、押し目買い一貫の相場であろう。押しがあったらすかさず拾い、噴き上げた時には利食いしてまた買う。そういう相場であろうと見る。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

1月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

1月11日

432.0

3.0

439.9

4.8

1月12日

441.5

9.5

449.1

9.2

1月13日

444.5

3.0

448.4

-0.7

1月14日

447.9

3.4

454.4

6.0

先週号においては『最終的には売り狙いだろうが、まだ早いだろう。次の上値目標は470円台だろう』とコメントした。

今週の相場展開は、また続伸して週末に454.7円まで記録。今週もまた週末に一代高値の更新であり、ついに450円台を示現したわけだ。

○東京ゴム日足

…削除済み…

あっという間に450円台である昨年の4月に当限ベースで記録した472円までも、もう20円も無い

ただし、チャートでは相対力指数も80ポイント台であり、ぼちぼちここからの上値は売ってみたくなって来た。

 

472円台を突破してから下るのか?それとも470円は付けずに、寸前で終るのか?は何とも言えないし、ましてや470円ではなく500円相場になるのかもしれないものの、…中略…

 

ただし06年も08年も天井は6月なのだから、本当の天井はもうちょっと先の話なのかな?という気はする。先物はともかくとして、中物以前の安い玉は、踏まされて終了だろう。

その踏みが出たと感じられる展開になれば(一時的な逆ザヤなど)、そこが売り場になるのではあるまいか。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年1月

263.5

7月27日

448.4

1月13日

262.8

7月27日

447.9

2011年2月

294.3

8月26日

449.5

1月14日

290.9

9月9日

449.5

2011年3月

313.1

9月27日

452.0

1月14日

307.1

9月29日

452.0

2010年4月

342.0

10月26日

453.4

1月14日

323.6

11月1日

452.7

2010年5月

368.9

11月25日

453.9

1月14日

351.7

11月26日

453.8

2010年6月

416.9

12月22日

454.7

1月14日

403.7

12月30日

454.4

今週も全限一代高値の更新である。

 

当先のサヤは1月限447.9円〜6月限454.4円と6.5円の順ザヤ。サヤは動いていない。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

また産地の集荷量は1日当たり約40トン〜90トン台となっており、多少は回復

例年ならば、ほぼ150トン平均の集荷量があるわけだまだ少ないが、多少は回復してきた。

 

国内営業倉庫在庫は、…中略…

1/14現在の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は12日に急騰したが、13日・14日は小幅に反落。チャートは高値持ち合いの様相である。

 

中国の自動車販売台数は世界一で、今や米国と日本を足した台数をも越える。新車販売台数1806万台は、前年比で30%超の増である。

そうは言っても相場であるゆえ、永遠に上がり続ける事が無いので、どこかで売りたいのは皆同じ。要はタイミングの問題だ。

 

 結論として当方の相場観は、460円台があれば、打診売りをしてみたい。延々と週末に掛けて一代高値を更新するパターンが続いているが、それが崩れた時に調整局面入りするのだろう。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

1月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

1月11日

\48,050

330

\48,190

430

1月12日

\48,960

910

\49,200

1010

1月13日

\48,930

-30

\49,240

40

1月14日

\48,600

-330

\48,980

-260

まずは原油から…先週号においては『突っ込みは買われる強い相場であるが、高値を追いかけて買う相場ではあるまい。押し目買い、吹き値売りで、次の新たな相場シナリオの構築を待つ』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は92.39ドル(1/12)まで上昇。週末は91.54ドルでの終了である。

また東京原油は49,770円(1/13)まで上昇の後、週末は若干値を消しての終了である。

 

    NY原油日足(1/13現在)

…削除済み…

92.58ドル(1/3)→87.25ドル(1/7)まで5ドル以上の調整の後、92.39ドル(1/12)まで戻した相場だ

あまり強くない相場ならば、ここからWトップを形成するのだろうし、強い相場なら倍返しの98ドルに向かう相場であろう。

 

Wトップ形成の場合は80ドルくらいまでは下がっても不思議ではないが、本当の大暴落に繫がるには「経済危機の再燃」が無ければ無理だろう。60ドル、50ドルとかになるには、今の金余りの状況では無理だ。

 

…中略…

 

となると目先は、6-4で調整局面入りだが下値はそんなに深くない…という相場を予測したい。

 

1/11現在のファンドのポジションは、…中略…

 

    東京原油日足

…削除済み…

東京原油は今週も全限一代高値の更新中した。ただし上げ幅はさほどでもなく、5万円には到達せず

 

昨年の高値の水準である52,000円台まで駆け上がるかどうかは、NY原油の動き次第だろう

 

 なお一代の動きは、以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年1月

\42,600

8月2日

\49,500

1月13日

\38,400

8月26日

\48,600

2011年2月

\39,670

9月1日

\49,360

1月12日

\39,640

9月1日

\48,830

2011年3月

\43,040

10月1日

\49,330

1月12日

\40,740

10月20日

\48,910

2011年4月

\41,580

11月1日

\49,470

1月12日

\41,340

11月1日

\48,930

2011年5月

\44,090

12月1日

\49,740

1月13日

\53,890

12月1日

\48,960

2011年6月

\47,330

1月4日

\49,770

1月13日

\46,300

1月5日

\48,980

 今週も、すべての限月が一代高値の更新である。

 

 結論として当方の相場観は、MY原油がWトップになった場合は、5,000円程度の調整安を入れるだろう。逆に93ドルと来た場合には、東京原油も52,000円台までの上値があるだろう。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

2月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

1月11日

\59,010

390

\61,340

330

1月12日

\59,650

640

\62,190

850

1月13日

\59,430

-220

\62,110

-80

1月14日

\58,720

-710

\61,540

-570

 続いてガソリンです…先週号においては『目先はそろそろ調整局面に入るだろう。NY原油が急騰に転じない限りは、短期的な売りも面白いと思われる』とコメントした。

今週の相場展開は、62,680円(1/13)まで高値更新を続けた後、週末は若干反落しての終了となった。

    東京ガソリン日足

…削除済み…

昨年の高値である62,140円(10/5/6)をやっと更新した。だが更新したところからは反落であり、目先の売り狙いは成功。

 

ただしNY原油はまたファンドが買いを増やし、本格的な調整が来るかはもうしばらくしないと判断が付かない

本格的な調整局面に入れば5,000円程度は下がるだろうし、NY原油が一段高するようならあと3,000円は上がるか。

臨機応変なスタンスが必要だろう。

 

 なお一代の推移は以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\51,090

7月26日

\60,000

1月12日

\46,210

8月25日

\58,720

2011年3月

\48,070

8月26日

\61,000

1月13日

\47,580

9月1日

\59,720

2011年4月

\52,140

9月27日

\62,340

1月13日

\51,510

9月29日

\61,260

2011年5月

\53,610

10月26日

\62,370

1月13日

\51,720

11月1日

\61,320

2011年6月

\56,000

11月26日

\62,450

1月13日

\55,400

11月29日

\61,360

2011年7月

\60,170

12月27日

\62,680

1月13日

\59,440

1月5日

\61,540

 今週も全限一代高値の更新である。

 

ガソリン・原油のサヤは、61,540円(ガソ7月限)−48,980円(原油6月限)=12,560円。サヤは700円ほど縮小した。先週号で「これ以上は開き過ぎになって来るのでは?」としたとおりの展開。

 

今週の業者間転売価格は…中略…

 

また1/8時点のガソリン在庫は…中略…

 

 結論として当方の相場観は、NY原油の動向次第だが、目先は調整局面入りする可能性が若干高いだろう。5%ほどの調整安、3,000円ほどの下落を待って考えたいところ。

 

 

今週の灯油の値動き

 

2月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

1月11日

\64,030

460

\60,220

360

1月12日

\64,970

940

\61,130

910

1月13日

\65,270

300

\61,260

130

1月14日

\65,120

-150

\60,850

-410

最後に灯油です…先週号においては『期近の堅調に引っ張られて上昇した場面は、一時的には売りでも面白いのではなかろうか?NY原油が再び急騰するなら別だが、目先は先に調整局面に入ると見る』とコメントした。

今週の相場展開は、61,700円(1/13)まで上昇の後、週末は若干反落しての終了。期近は65,400円の高値まであった。

    東京灯油日足

…削除済み…

需要期・不需要期の関係から逆ザヤ相場となっている灯油だが、今週も全限一代高値の更新だ

だが高値更新中とは言えども、さほどの勢いは感じられない。ぼちぼち国内灯油相場も、一度は調整局面が来てもおかしくないと思うのだが、さて?

 

 なお一代の推移は以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\53,630

7月26日

\65,400

1月14日

\49,110

8月25日

\65,120

2011年3月

\49,820

8月26日

\64,790

1月13日

\49,620

9月1日

\64,530

2011年4月

\51,980

9月27日

\63,620

1月13日

\51,190

9月29日

\63,290

2011年5月

\52,450

10月26日

\61,850

1月13日

\51,400

11月1日

\61,100

2011年6月

\55,940

11月26日

\61,480

1月13日

\55,260

11月29日

\60,660

2011年7月

\59,620

12月27日

\61,700

1月13日

\58,610

1月5日

\60,850

 今週も全限一代高値の更新である

 

今週の業者間転売価格は…中略…

 

1/8現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、NY原油が高騰すれば別だか、ぼちぼち調整局面に入るだろう。灯油独自の強材料は無くなったわけだから。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週も為替3種のチャートをアップ。

    ドル/円相場日足

…削除済み…

80.95円(1/3)の円高→83.67円(1/7)の円安と年末年始に大きく動いた相場だが、年末年始は例年変動が大きいものだ。

だが結局、上にも下にも抜けずに82円台に戻って来た。

 

菅内閣に介入論者の与謝野氏が入閣したが、死に体の民主党政権下で有効な対策が打てるとも思えないので、その辺は無視して良かろう。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

ドル/円での円高時には、対ユーロでは円安。ドル/円で円安なら、今度は対ユーロでは円高に…という真逆の展開が続いている。

結局、どれが強いかではなく、どれが弱いかの競争であり、とどのつまり通貨全体が弱いからこうなるのだろう。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

1/10からは一転してドル安なわけだ。だから商品相場は上がっているのだろうが、金だけは上がらなかったのは、株にその資金が流れたからだと思っている当方です。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

        メールアドレス info@higenaka.com

 

戻る