商品市況展望 割愛版

平成23年1月30日記

 

1月30日(日)7時57分配信 産経新聞

【カイロ=大内清】エジプトのムバラク大統領は29日未明(日本時間同日朝)、テレビ演説で現在のナジフ内閣の全閣僚を更迭して新内閣を発足させると発表、自身は大統領にとどまる考えを表明した。ナジフ内閣は同日総辞職し、ムバラク大統領は副大統領に軍出身のオマル・スレイマン総合情報庁長官を指名した。エジプトのメディアはスレイマン氏が即日副大統領に就任したと伝えた。1981年の就任以来、ムバラク氏が副大統領を置くのは初めて。また、シャフィク民間航空相が首相に指名され、組閣を命じられた。

 

一方、ムバラク氏の演説後も各地でデモが続行され、カイロでは数万人が集まった。このため、当局は夜間外出禁止令を午後4時から翌朝午前8時まで延長したが、多くのデモ参加者はこれを無視している。中東の衛星テレビ局アルジャジーラはカイロの内務省などにデモ隊が押し寄せ、治安部隊が発砲したと報じた。北部のアレクサンドリアでは警官隊が実弾を使用した。

 

 ムバラク政権始まって以来最大となった28日のデモの参加者は全国で100万人に達したとみられ、一部は略奪を行うなど暴徒化している

 アルジャジーラは28日から29日にかけて反政府デモで100人以上が死亡したと報道した。

 

ムバラク氏は演説で「より自由で民主的な社会をつくるために、政治・経済・社会改革を進める」と述べ、デモ隊の訴えている民主化の要求などに集中的に取り組む姿勢をみせた。しかし「治安維持のためにあらゆる手段を取る」とも述べ、反政府デモを押さえ込む考えを示した。

 

28日のデモに参加したエジプト出身の国際原子力機関(IAEA)前事務局長、エルバラダイ氏はアルジャジーラに「(ムバラク氏の演説は)すべての国民にとって失望だった」と述べ、改めて退陣を促した

 

カイロでは28日に与党・国民民主党(NDP)本部がデモ隊によって襲撃され、放火で全焼した。

アルジャジーラは29日、在ロンドンのエジプト人筋の情報として、ムバラク大統領の次男ガマール・ムバラク氏らがロンドンに到着したと報じた

 

エジプトの反政府デモは25日から激化していたのだが、当初は商品相場への影響は何もなかった。それがこの週末のNY市場で、突然材料視されて金や原油が急騰を開始している。

一体、中東や北アフリカで何が起きているのか?簡単に解説したい。

 

最初に起きたチュニジアの政権転覆はジャスミン革命と呼ばれ、アラブ圏において初めて民主主義国家の出現をよぶかもしれない大事件だった。

チュニジアは1956年にフランスから独立、57年に共和国になったが、初期に近代化をもたらした初代ブルギバ大統領の専制政治は腐敗し、1987年にベンアリに解任された。1989年以来大統領の座に居すわりつづけたベンアリは、イスラム原理主義の脅威と闘うという大義名分のもとに、原理主義者の運動のみならずすべての政治的反対勢力、人権擁護運動、市民運動、労働組合など民主勢力を弾圧した

表現の自由の弾圧と報道の統制は近年ますます激化し、野党など反対勢力はほとんど力を奪われた。また、ベンアリ大統領の家族・親戚、とりわけ二度目の妻レイラ・トラベルシの一族は、マフィアのような手口で主要産業をつぎつぎと掌握し、富を貪るようになった。

 

欧米諸国はイスラム原理主義の脅威と闘うという大義名分を掲げるベンアリ政権を支持していたものの、近年は高学歴でも仕事が無い高い失業率が問題となっていた。

そして昨年12月17日に、ついに26歳の高学歴の青年による抗議の焼身自殺が起きる。これが民衆の蜂起の発端となった。

 

チュニジアにかぎらずアラブ諸国の強権政治に「自由世界」が目をつぶるのは、イスラムに対する妄想的な恐怖も大きな要素だが、資本家や企業にとっては、市民が人権を蹂躙されようが知ったことではなく、安い労働力と規制の緩い安定した社会が欲しいからだ。

だがともかく、24年間続いたベンアリの独裁政治は崩壊した

 

これに目覚めたのがエジプトであるエジプト・ムバラク大統領政権も30年続く独裁政権であり、反政府運動は明確な辞任要求を突きつけている。後継者と目される息子のガマル・ムバラク一家が英国に亡命したという話も否定も肯定もされないまま流布している。

 

反政府デモはイスラム同胞団のせいにされているので、同胞団は逆に支持を集めている。もし政権転覆が起きたら、その後は同胞団の政権になることがほぼ確実だ。イスラム同胞団の政権になると、同胞団の子分であるハマスが統治するパレスチナのガザとエジプトが政治的に一体化してしまう。

 

さらにその余波でヨルダンの王政も転覆される可能性も否定できず、そうなるとパレスチナ(西岸とガザ)で同胞団の子分のハマスが台頭し、パレスチナ問題も決定的な逆転が起きる

 

 また更に波及すると、やがてはサウジアラビアやイランにまで影響が及ぶかもしれない。

 市場が恐れたのは(米政府=米ユダヤ資本が恐れたのは)それであろう

 

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

3月限(当限)

前日比

1月限(先限)

前日比

1月24日

\26,850

50

\26,120

620

1月25日

\27,040

190

\25,810

-310

1月26日

\26,780

-260

\25,480

-330

1月27日

\26,860

80

\25,790

310

1月28日

\26,780

-80

\25,610

-180

まずはコーンから…先週号においては『押し目買い継続の相場である。内外とも天候相場に向けて一段高するのは必至であり、いずれ3万円になっても全く不思議ではない相場であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、1/25には26,310円の高値まで出たものの、その後は急反落。26には25,100円まで一気に1,210円の押しを入れる事になった。

○東京コーン日足(1/28昼現在)

…削除済み…

1/5の安値23,100円から、3,210円の上昇を続けて来た相場であるが、今週後半は上昇が一服して3分の1押しである

 

在庫率は5.5%とタイトな需給を考えれば、いずれ3万円台になっても全く不思議ではなく、春には実際にそうなるのではないかとの基本的な考え方は変わらない。

しかし金相場に始まった調整が、このコーン相場にも影響して来たのだろう。市場があまりにも強気に傾いた事も、相場が裏目に動いた要因かもしれない。

 

チャートでは、半値押しなら高値から1,600円安の24,710円。その辺が調整底の下値の限界だと思うのだが…さて?

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年3月

\20,380

2月16日

\27,170

1月25日

\18,550

6月30日

\26,780

2011年5月

\21,770

4月16日

\26,200

1月25日

\18,870

6月30日

\26,190

2011年7月

\20,850

6月16日

\26,860

1月26日

\19,080

6月30日

\26,950

2011年9月

\21,940

8月16日

\26,270

1月25日

\21,450

8月25日

\25,760

2011年11月

\23,280

10月18日

\26,100

1月25日

\22,430

11月17日

\25,550

2012年1月

\23,730

12月16日

\26,310

1月25日

\23,100

1月5日

\25,610

今週も全限月が一代高値の更新だった。

 

    シカゴコーン日足(1/27現在)

…削除済み…

週末1/28のシカゴ市場は、前日比6.75セント安の644セントでの終了。国内換算では410円安である。

 

チャートでは667セント(1/21)の高値から、この日の安値まで24.50セントの下落

…中略…

 

なおCFTC発表の1/25現在のポジションは約48万1,900枚のロング。前週からは2,200枚の増加だ。

インデックスファンドだけに限れば、40万6,600枚のロングである。

 

またオプションを含めた1/28現在のポジションでは…中略…

 

結論として当方の相場観は、目先は調整局面に入ったが、売りトレンドになるほどの下げにはならないだろう。春高を狙って安値を仕込む時期だと考える。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

1月24日

\47,400

800

\51,180

790

1月25日

\46,760

-640

\50,290

-890

1月26日

\46,500

-260

\49,160

-1130

1月27日

\46,900

400

\49,760

600

1月28日

\47,450

550

\49,860

100

続いて一般大豆です…先週号においてはコーンよりはまだ強くないが、押し目買い継続の相場であろう。いずれ出遅れ感が出れば、まとめて一気に上がるとも考えている』とコメントした。

今週の相場展開は、51,280円(1/25)まで上昇した相場が、48,990円(1/26)まで2,290円の急反落。週末に掛けてはまた戻したが、調整局面に入った模様。

    東京一般大豆日足(1/28昼現在)

…削除済み…

在庫率は4.2%のタイトな需給で下げ相場に入るとも思えぬが、市場が総強気になった中で、このところ続くアルゼンチンの雨も弱材料となっての下落だ。

 

チャートではこれ以上下げたとしても、48,000円割れは困難に見えるため、ここからの安値はまた買い場であろう。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\39,190

2月16日

\48,770

11月12日

\38,440

7月7日

\47,450

2011年4月

\42,110

4月16日

\50,000

11月12日

\38,180

7月7日

\47,750

2011年6月

\39,970

6月16日

\49,700

11月12日

\37,910

7月7日

\48,310

2011年8月

\42,640

8月16日

\49,840

11月11日

\41,050

8月25日

\49,300

2011年10月

\45,200

10月18日

\51,250

1月25日

\44,880

10月20日

\49,980

2011年12月

\47,540

12月16日

\51,280

1月25日

\46,780

12月17日

\49,860

 先物2本は、今週も一代高値の更新である。

 

○シカゴ大豆日足1/27現在)

…削除済み…

週末1/28のシカゴ市場は、前日比1.50セント安の1398セントでの終了。国内換算では240円安

 

チャートでは1431.75セント(1/19)から36セントほどの下落だ。若干頭が重い格好に見えなくも無いが、下値もそんなにあるとは思えない格好だ。

 

なおCFTC発表の1/25現在のポジションは…中略…

 

オプションを含めた1/28現在のポジションでは…中略…

 

結論として当方の相場観は、目先は調整局面に入ったが、ファンダメンタルズから見て下げトレンドに変わる事はないだろうと思われる。安値を丹念に買い拾い、春の天候相場開始を待つのがベターだろう。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

1月24日

\3,614

19

\3,613

10

1月25日

\3,536

-78

\3,545

-68

1月26日

\3,531

-5

\3,532

-13

1月27日

\3,562

31

\3,562

30

1月28日

\3,500

-62

\3,504

-58

金相場は先週号においては調整安の第一目標には到達した。なお下げるのなら100円程度の下げはあるだろうが、長い目で見ればそこは買い場だろう。ゆっくりとした押し目買いの継続である』とコメントした。

今週の相場展開は、週末にもまた大きく下げて一時3,492円と3,500円割れ。右肩下がりで下り続けた相場は、12/8の高値3,814円から322円の下落となった。

    東京金日足(1/28昼現在)

…削除済み…

チャートでは、一目均衡表の雲の下に抜けて6営業日を経過調整局面入りしている相場は、なお下げて300円超の調整である

相対力指数は30ポイントまで到達しており、なお下るのなら底割れだが、ぼちぼちのところまで到達しただろう。

 

…中略…

3,500円割れで完全に止まったとまでは言わないが、値固めを行ってから反転する場面、チャートの買い線を待つのがベターであろう。

 

 なお一代足は以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\3,219

2月24日

\3,805

12月8日

\3,133

2月26日

\3,500

2011年4月

\3,500

4月27日

\3,808

12月8日

\3,246

8月2日

\3,490

2011年6月

\3,619

6月28日

\3,808

12月8日

\3,246

8月2日

\3,496

2011年8月

\3,365

8月27日

\3,811

12月8日

\3,338

8月31日

\3,498

2011年10月

\3,520

10月27日

\3,814

12月8日

\3,469

10月29日

\3,501

2011年12月

\3,719

12月24日

\3,756

1月4日

\3,492

1月28日

\3,504

 先物のみ一代安値を更新中

 

    NY金日足1/27現在)

…削除済み…

週末1/28のNY市場は、前日比22.3ドル高の1340.7ドル。国内換算では43円高である。

 

この日の安値は1307.7ドル1/3の高値1423.9ドルからは116.2ドルの下落であり、率にして8.1%の下落である

チャートは大きな三尊天井を形成済みであり、この日も1300ドルを割り込もうかという下落を演じていた。しかしエジプトの反政府デモの材料をきっかけに急反騰に転じたわけだ。

 

このエジプトのデモであるが、すでに死者100人を越えている模様で、安全資産である金への逃避買いは続きそうだ。

週明けも中東・北アフリカの混乱が続くようなら、1307.7ドルで金は底を打ったかもしれない。

 

CFTC発表による1/25現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また1/28現在のETF残高合計は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、高値から300円超の下落を演じてきた相場だが、今回の死者100人超を出したエジプトの混乱で底を打ったかどうか。安全資産への回避が進み、ファンドが再度買い出すかどうかに注目だ。

 

 

 

今週のプラチナの値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

1月24日

\4,861

45

\4,909

42

1月25日

\4,770

-91

\4,818

-91

1月26日

\4,712

-58

\4,758

-60

1月27日

\4,779

67

\4,826

68

1月28日

\4,715

-64

\4,758

-68

プラチナ相場は、先週号においては『ひとまず5,000円を突破するまで強基調の押し目買い相場は続くだろう。最終的にはもっと大きな相場になると思っているが、今はまだそこまでは語らないが…とコメントした。

今週の相場展開は、25日から急落した相場が4,736円(1/26)まで下落1/19の高値4,937円→4,736円まで201円の下落である。

    東京プラチナ日足(1/28昼現在)

…削除済み…

前週までは、金は下げてもプラチナは高値更新だったが、さすがに金相場の続落を見てプラチナも今週は下落。

それでも金の320円の下落に対し、プラチナは200円の下落と小さい。逆に言えば、金が反発しないのならプラチナの下げ余地もあるわけだが、その金はエジプト材料で週末にNY市場で急反騰した。

 

週末1/28のNYプラチナは、…中略…

 

東京市場のチャートでは、押し目買い相場の中での調整底となる相対力指数50ポイントまで下げており、ここでまた反騰になるようなら今までの買い相場のパターンの踏襲だ。さて、来週切り返す事が出来るかどうか?

 

 一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\4,394

2月24日

\5,304

4月26日

\4,029

8月25日

\4,715

2011年4月

\5,276

4月27日

\5,289

4月27日

\4,035

8月25日

\4,723

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,892

1月19日

\4,030

8月25日

\4,703

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,898

1月19日

\4,099

8月31日

\4,719

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,917

1月19日

\4,399

11月17日

\4,729

2011年12月

\4,702

12月24日

\4,937

1月19日

\4,592

1月6日

\4,758

 今週一代高値・安値とも更新は無しである。

 

    白金−金価格差日足(1/27現在)

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,758円(プラチナ)−3,504円(金)=1,254円。前日は1,300円台まで開いていたが、週末は若干縮小した。

 

…中略…

 

結論として当方の相場観は、高値から200円の反落で調整に入った相場だが、ここで止まるかどうかは来週の相場次第か。調整終了なら5,000円相場に、調整が続くようなら4,500円程度までの下げが先だろう。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

1月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

1月24日

483.2

6.7

482.1

4.5

1月25日

478.2

-5.0

476.6

-5.5

 

2月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

1月26日

467.0

-15.3

457.2

 

1月27日

479.7

12.7

467.3

10.1

1月28日

479.3

-0.4

469.1

1.8

先週号においては『史上最高値更新中の相場の天井はまだ見えず。だが、皆がもう下らないと思うようになれば、少なくとも大きな調整安は来るだろう。それはそう遠くない時期だと思う』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けに484.9円の史上最高値更新を果たした後、25日・26日と反落。特に26日は7月限の発会で限月は先物引継ぎ足になるのだが、それでも450.0円の安値まで出て一気に35円ほどの急落だった。

しかしその後はまた急反騰して25円近く戻すなど、かなり荒い相場展開となった。

○東京ゴム日足(1/28昼現在)

…削除済み…

480円の10%は48円。相場では3〜5%などの動きは、然したる材料が無くても動く事があるわけで、それはまさに調整の範囲内。

その日々の調整だけでも3〜5%で14円〜24円あるのが今の相場であり、相場の値位置が高くなればなるほど、荒い展開となるのは相場の常だ。

 

さて484.9円で大天井を打ったのか? ズバリ当方の見方を結論から先に言えば、まだじゃあるまいか?という意見だ。

さすがに相対力指数が80ポイントをオーバーし過熱感も出る中で、皆が500円台まで上がるのも規定路線と考えたのが、この急反落に繫がったものと思われる。

 

…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年1月

263.5

7月27日

484.3

1月24日

262.8

7月27日

478.2

2011年2月

294.3

8月26日

482.5

1月24日

290.9

9月9日

479.3

2011年3月

313.1

9月27日

485.9

1月26日

307.1

9月29日

480.5

2010年4月

342.0

10月26日

484.9

1月24日

323.6

11月1日

477.5

2010年5月

368.9

11月25日

484.8

1月24日

351.7

11月26日

474.5

2010年6月

416.9

12月22日

484.9

1月24日

403.7

12月30日

471.9

2010年7月

460.2

1月26日

474.8

1月27日

450.0

1月26日

469.1

今週も全限一代高値の更新である。

 

当先のサヤは2月限479.3円〜7月限469.1円と10.2円の逆ザヤ。今週の急落時に、期近には売りが出ない中で、先物には新規売り&利食い売りが出やすかっただろうから、こういう逆ザヤポジションになったわけだ。

ファンドの乗換えが進めば、この逆ザヤはまた解消されるのではないか?

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

また産地の集荷量は1日当たり約60トン〜70トン台となっており、多少は回復

しかし例年ならば、増産期には150トン平均の集荷量があるわけだいつまでも少ないのは、生産の構造が変わってしまっているのか?

 

国内営業倉庫在庫は1/10現在で65トン増6,303トン6旬ぶりの増加である。

1/28現在の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は25・26日に急落で、27日は急騰。国内市場同様に高値波乱となっている。

 

上海市場は2月2日〜8日まで、長い旧正月休みに入る。そうなると東京市場は手掛かりを失って動かない可能性もあるし、ゴムばかりでなく他商品も巨大輸入国家・中国の休みの影響がどう出るかが焦点になりそうだ。

だが休み中に単純に押すなら、休み明けに中国が買い出したら、また商品相場の高騰が始まる可能性が高いだろうが。

 

 結論として当方の相場観は、2日〜8日までで上海市場の休場で、動意が薄れるだろう。ただし今週の下げは単なる調整であり、このまま崩れて行く相場ではないだろうと見ている。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

1月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

1月24日

\48,210

80

\49,300

480

1月25日

\48,000

-210

\48,350

-960

1月26日

\47,950

-50

\47,760

-590

1月27日

\48,120

170

\48,980

1220

1月28日

\48,120

0

\49,380

400

まずは原油から…先週号においては『NY原油はWトップを意識し、東京原油も調整局面入りしただろう。まずは高値から3,000円程度の押しを入れて、その後にどうなるかの相場だろうと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は27日には陰線で85ドル台まで下げたものの、なぜか東京の週末は下がらなかった。その原因は週末28日の市場で明らかになり、一気に3.7ドル高の大暴騰89.34ドルまで上昇して終了である。

 

また東京原油も26日までは軟調な動きで、27日は急反騰。そして本来ならば下るはずだった28日は上昇だったが、週末のNY原油の動きを見て「なるほど!」と納得する状況

 

    NY原油日足(1/27現在)

…削除済み…

週末28日は、前日比3.70ドル高の89.34ドルで終了。国内換算では1750円高である。

 

この日の上げ要因は、エジプトのデモ拡大のニュースである。エジプトは産油国ではないが、中東・北アフリカの盟主である。

今回チェニジアの政変から始まった中東・北アフリカの反政府デモは、エジプトで100人以上の死者を出す混乱に陥った他、ヨルダンや他国へも拡大し始めているこれが湾岸諸国にも広がっていった場合、一気に供給逼迫になる可能性を取沙汰されたわけだ

 

正直言って、こういう突発的な事態はなかなか事前に予測できない。ただしこの地域が落ち着くまでは、安易には売れないとしか言いようが無いだろう。

 

1/25現在のファンドのポジションは、…中略…

 

    東京原油日足(1/28昼現在)

…削除済み…

本来なら急落していてもおかしくなかった週末だが、なぜか下げずに推移。それどころか一時は、49,800円と1/13の高値を抜いて今年の高値を更新

 

誰かは知らぬが、事前にエジプトの混乱を察知した買いが入ったのかもしれない。しかもそれが、週末のNY原油の大暴騰を見れば正解だった図式。

 

何はともあれ、1/13の高値を抜いた事により、1/26の47,540円で押し目底を確認したのだろう。

つまり49,770円→47,540円まで2,230円の小幅な下げで、今回の調整は終了という事だ

 

 なお一代の動きは、以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年1月

\42,600

8月2日

\49,760

1月19日

\38,400

8月26日

\48,120

2011年2月

\39,670

9月1日

\49,360

1月12日

\39,640

9月1日

\48,860

2011年3月

\43,040

10月1日

\49,330

1月12日

\40,740

10月20日

\48,930

2011年4月

\41,580

11月1日

\49,470

1月12日

\41,340

11月1日

\49,180

2011年5月

\44,090

12月1日

\49,740

1月13日

\53,890

12月1日

\49,190

2011年6月

\47,330

1月4日

\49,800

1月28日

\46,300

1月5日

\49,380

 

 結論として当方の相場観は、週末に思わぬ材料で反騰した相場は、調整局面を終了したものと思われる。押し目買い相場に、再び転換したと見る。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

2月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

1月24日

\58,360

1300

\61,880

730

1月25日

\58,040

-320

\61,110

-770

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

1月26日

\58,330

-740

\60,300

 

1月27日

\59,120

790

\61,350

1050

1月28日

\59,420

300

\61,610

260

 続いてガソリンです…先週号においては『調整局面入りした相場であろう。まずは6万円割れまでの調整が先であろうと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、26日の8月限発会までは軟調に推移し、60,120円と6万円割れを伺う動きを見せたものの、その後は急反騰

本来ならばNY原油の動きから下るはずだった週末も下がらず、その原因は今となってみれば「これか!」と判る状態で終了だ。

    東京ガソリン日足1/21昼現在)

…削除済み…

62,680円(1/13)→60,120円(1/26)まで2,560円下げていた相場だが、週末のNY原油の動きを見ると、再び高値更新しそうな状況である

 

大勢は買いでも、目先はある程度の調整安が先との判断だったが、エジプトのデモが湾岸産油国にも波及するかも…との懸念で、一気にまた相場つきが変わりそうだ。

買う、買わないはともかくとして、これでは売り玉を持っているわけには行かないだろう。

 

 なお一代の推移は以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\51,090

7月26日

\60,700

1月25日

\46,210

8月25日

\58,040

2011年3月

\48,070

8月26日

\61,000

1月13日

\47,580

9月1日

\59,420

2011年4月

\52,140

9月27日

\62,340

1月13日

\51,510

9月29日

\61,280

2011年5月

\53,610

10月26日

\62,370

1月13日

\51,720

11月1日

\61,380

2011年6月

\56,000

11月26日

\62,450

1月13日

\55,400

11月29日

\61,400

2011年7月

\60,170

12月27日

\62,680

1月13日

\59,440

1月5日

\61,610

2011年8月

\60,150

1月26日

\61,950

1月28日

\60,120

1月26日

\61,610

 

ガソリン・原油のサヤは、61,610円(ガソ8月限)−49,380円(原油6月限)=12,230円。サヤは動いていない。

 

今週の業者間転売価格は…中略…

 

また1/22時点のガソリン在庫は…中略…

 

 結論として当方の相場観は、目先の売り方針は撤退。中東・北アフリカ情勢を見ながら、再び押し目買いに転換である。

 

 

今週の灯油の値動き

 

2月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

1月24日

\65,600

720

\61,140

680

1月25日

\65,090

-510

\60,380

-760

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

1月26日

\63,550

-450

\59,940

 

1月27日

\64,410

860

\60,890

950

1月28日

\64,610

200

\61,250

360

最後に灯油です…先週号においては『寒波の襲来で需要好調なためスポット価格は上昇しているが、先物への影響はあまりないだろう。先物は調整局面入りで、まずは下げが先であると見る』とコメントした。

今週の相場展開は、26日の8月限発会までは下げた相場だが、その後はまた反騰に転じ、週明けはNY原油の高騰から一段高しそうな気配。

    東京灯油日足(1/21昼現在)

…削除済み…

61,700円(1/13)→6万円割れまで一時下った相場だが、週末はまた高値圏へおそらく週明けには、高値更新を果たすのだろう。(というか、すでに夜間取引で抜けているが)

 

先週号で「少なくとも3,000円〜4,000円程度の下げが先であろう」としたわけだが、如何に突発的な材料と言えども下げは2,000円程度で終ってしまったわけだ。

まず現状では、売り玉を持っているわけにはいかないだろう。手仕舞いしてから、また考え直すしかあるまい。

 

 なお一代の推移は以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\53,630

7月26日

\65,400

1月14日

\49,110

8月25日

\64,880

2011年3月

\49,820

8月26日

\64,790

1月13日

\49,620

9月1日

\63,950

2011年4月

\51,980

9月27日

\63,620

1月13日

\51,190

9月29日

\62,810

2011年5月

\52,450

10月26日

\61,850

1月13日

\51,400

11月1日

\60,700

2011年6月

\55,940

11月26日

\61,480

1月13日

\55,260

11月29日

\60,270

2011年7月

\59,620

12月27日

\61,700

1月13日

\58,610

1月5日

\60,460

 

今週の業者間転売価格は…中略…

 

1/22現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、調整安は完了した可能性が高い。今後の天候次第だが、需要好調が続けば押し目の倍返しの上げの可能性もあるだろう。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週も為替3種のチャートをアップ。

    ドル/円相場日足(1/28昼現在)

…削除済み…

81円〜83円台でもみ合っている展開だが、日本国債の格付け引き下げは円安材料。ただし今は、輸入企業のドル売り/円買いとの綱引きだ。

 

    ユーロ/円相場日足(1/21昼現在)

…削除済み…

対ユーロでは円安が進んでいたが、エジプト混乱のニュースでユーロ/ドルは週末ドル高に。週末のNYタイムではそのドルに対して円高だったわけで、当然の如く対ユーロでも円高に。

 

    ユーロ/ドル相場日足(1/21昼現在)

…削除済み…

エジプトの混乱は、有事のドル買いでドル安は反転。今度はユーロが一番安くなっている状態なわけだが、週末の欧州株の急落もユーロには弱材料になった模様。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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