商品市況展望 割愛版

平成23年2月27日記

 

知られていない意外な日本のよさ 2月18日 酒井英禎

私はベトナムに来て2年が経過した。いろいろ経験してみて、昨今の新興国ブームにも落とし穴があると感じるようになった。

日本にあって新興国にないものは何だろうか?

公共性に対する敬意と法治主義である。

新興国でビジネスをやったことがある人間なら誰でも知っていることだが、新興国の政府はどこも腐敗している。許認可に関して賄賂が要求されることは日常茶飯事だ。さまざまな歴史的事情で新興国では制度的な腐敗がはびこっている。制度的というのは、横領や収賄といった腐敗が、一部の不心得者ではなく、大多数の官吏において日常的に行われていることを指す。こういう環境ではむしろ清潔さを維持しようする官吏が排除される。

腐敗はもちろん倫理的に正しくない。もっと悪いことに、種々の嘘の温床になり、周辺の人々の意思決定を常に誤らせ続ける。海外から資金援助が行われても、そのかなりの部分が複雑な経路を経て、役人のポケットに入る。しかし、公式にはそれらの資金は、ある有益な事業にすべて投入された「ことになっている」。したがって、つじつまあわせのために手抜き工事が行われたりする。

新興国は発展途上国の美称である。発展途上国が、いつまで経ってもその地位を脱却できないのは、いまや植民地時代の負の遺産のせいではなく、この制度的腐敗が絶えず経済活動に悪影響を与え続けるからだ(各国みな違った歴史をもっているので、こういう言い方は単純すぎるのはわかっているが)。ちきりんがいうこのアフリカの例はやや極端だが、発展途上国が抱える典型的問題をよく描き出している。

新興国の腐敗は、完全に利権として確立しており、すべての利権がそうであるように、その構造を打ち崩すことは難しい。したがって経済発展や民主化や中産階級の拡大が自動的にこれらの腐敗をなくすとは考えにくい。

伸び盛りの新興国の経済を喩えるとき、よく「日本の○年前みたいだ」という言い方をする。表面だけを見ればそうかもしれないが、実態は違う。50年前の日本は、いまの新興国に比べるとはるかに政治的に清潔であった。したがって、種々の政策もその理念どおりに実施することができたのである。欧米や日本などの先進諸国は50年前、現在の新興国よりずっと清潔だった。

新興国のリーダーが中国であることは論を待たないだろう。しかし中国には法治主義が欠落している。法律は国民の監視の届かないところで作られ、かつ役人は法律をないがしろにして好き勝手を行っている。中国の経済が発展していることは疑いないにしろ、その持続性には大いに疑問があるといわざるをえない。中国の政治的な腐敗は完全に構造化されており、経済発展に伴い、動く金額が大きくなり腐敗がひどくなっているようだ。

新興国が発展した(ように見えた)のは、主に先進国による直接投資が一定のよい統治(ガバナンス)を部分的に実現し、その周辺で経済が発展したにすぎないのではないか。したがって、このよい統治を国民経済の全域に広げていかない限り、新興国の経済発展は持続的になったとはいえないだろう。

日本の法治主義は、日本人にとってはごく当たり前のことかもしれないが、実際には最も重要な社会的インフラである。現在の新興国が現在の先進国レベルの法治主義を達成するのはまだまだ長い年月がかかるだろう(そもそもそこまで到達できるかどうかも自明ではない)。日本はこれから政治経済の動乱を迎えるだろうが、この法治主義という貴重なインフラを維持しつづけるかぎり、どんな難局も潜り抜けて、再び健全な成長路線に戻ることができるだろう。逆に、日本が法治主義を失い、いまの中国のような暗黒の人治主義に堕落してしまったら、日本は永久の衰退路線にはまり込んでしまうだろう。

 

 中東・北アフリカの民主化ドミノで大荒れの商品市場だが、この問題がエジプトに波及した当初から、当方は「独裁政権崩壊後の方が大変」とコメントしてきた。

 そろそろそういう論評も耳にするが、これから問題はまだまだ大きくなるのではあるまいか?

 

 そんな中で上記の引用だが、ちきりんのアフリカの例は、当方も本で見た事がある。

 こういう事を書くと「人種差別主義者」と言われる危険性が有るが、土人は何時まで経っても土人じゃないのか?というのが当方の考え方だ。

例えば日本人(=黄色人種)や白人が、オリンピックの100m競技で黒人に勝つ事などあるか?誰でも無理だと思っている。

 

スポーツの場合は差別とは言わず才能というが、これは身体的能力だけではなく、勉強だって何だって個人差・才能の有無はあるというのが当方の考え方だ。おそらくアフリカ人の身体的能力は優れていても、頭は馬鹿なんだろ!と思っている。あくまでも、平均的な意味での話しだけどね…。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

2月21日

\28,640

110

\27,780

240

2月22日

\28,760

120

\27,740

-40

2月23日

\27,980

-780

\26,280

-1460

2月24日

\28,010

30

\25,990

-290

2月25日

\28,200

190

\26,250

260

まずはコーンから…先週号においては『現状のファンダメンタルズでは、今の27,000円台は上昇相場の単なる通過点であろう。だが超目先的には、ファンドの利食いがかさんでいるため、また押しがあるかもしれない』とコメントした。

今週の相場展開は、22日には28,090円と高値更新を果たしたものの、その後は一転して急落。週末には25,650円までの暴落となって、そこからは戻して終了した。

○東京コーン日足

…削除済み…

中東情勢の緊迫化から高騰を続ける原油とともに、穀物相場も急騰したのが22日の前場まで。

その後、その混乱は港湾設備などへの影響から物流に支障が出るかも(つまりは穀物の輸入が止まるかも)などという訳の判らん理由で、一転して急落となったのが23日の市場である。

 

結局、28,090円→25,650円まで2,440円の大暴落である。2月崩しでは2,000円程度の押しはあるだろうとして来たものの、新高値を更新してからいきなり暴落するとは思わなかった。いやはや参った、参ったである。

 

もっとも、週末のシカゴ市場ではまた急反騰に転じ、国内換算では750円高である。そのとおりなら、再び27,000円台には戻るわけであり、短期で、しかも想定よりも若干大きな調整であるが、結論から先に言えばこの下げも単なる押し2月天井など過去無いわけであり、絶好の買い場だったと思われる

 

とにかく中東情勢で思わぬ乱高下をしたものの、在庫率は5.0%(昨年は13.1%)であり、ファンダメンタルズは強いつい数年前に5万円台の高値を付けているのだから、コーン相場の上昇トレンドは続くだろう

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\21,770

4月16日

\29,590

2月23日

\18,870

6月30日

\28,200

2011年7月

\20,850

6月16日

\29,880

2月15日

\19,080

6月30日

\29,350

2011年9月

\21,940

8月16日

\28,880

2月16日

\21,450

8月25日

\28,000

2011年11月

\23,280

10月18日

\27,670

2月22日

\22,430

11月17日

\26,000

2012年1月

\23,730

12月16日

\27,770

2月22日

\23,100

1月5日

\25,590

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,090

2月22日

\25,650

2月25日

\26,250

前述のとおり22日まで高値更新で、その後3日で2,440円下げて、多少戻った相場である

 

    シカゴコーン日足(2/24現在)

…削除済み…

週末2/24のシカゴ市場は、前日比26.25セント高の712セントでの終了。国内換算では、750円高である。

…中略…

 

なおCFTC発表の2/22現在のポジションは約48万2,800枚のロング。前週からは約500枚の減少だった。

インデックスファンドだけに限れば、…中略…

 

オプションを含めた2/25現在のポジションでは…中略…

 

そのアウトルックフォーラムだが、今年の作付面積を9200万Ac(前年は8820万Ac)とし、また単収を161.7(同152.8)とかなり楽観的に見積もった

これが実現すれば生産高は137億3000万Bu(同124億4700万Bu)であるが、それでも在庫率は6.4%(現在は5.0%)になるだけであるこれでは需給逼迫に変わりはない

週末の急騰は、これであらためて需給逼迫観測が台頭した事も大きかった。

 

結論として当方の相場観は、高値更新から一転して2,500円近い暴落を演じた相場であるが、この下げは単なる押しだろう。3月は倍返しの3万円相場があるとの見方である。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

2月21日

\48,150

20

\51,540

120

2月22日

\48,400

250

\51,350

-190

2月23日

\47,400

-1000

\48,970

-2380

2月24日

\46,850

-550

\47,910

-1060

2月25日

\47,490

640

\48,700

790

続いて一般大豆です…先週号においては週末のシカゴを見ると調整局面はまだ続いていると思われるが、ファンダメンタルズから見て売りトレンドに変わるほどの下げはなさそうだ。突っ込み買いでの対応がベターだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、22日の前場までは高値更新か?という勢いだったが、翌23日から急落。結局、暴落した相場は25日の付けとなる夜間取引で47,610円まで下げ、その後は1,000円ほど戻して終了である。

    東京一般大豆日足

…削除済み…

先物引継ぎ足では52,300円(2/10)→47,610円まで4,690円の下げであり、先物は3日間で4,000円強の下げを演じたわけだ

 

2月はどこかで大きな調整安があるとは思っていたものの、まさか中東情勢の緊迫化で原油が急騰したタイミングから暴落するとは…。下手すりゃ、2月崩しは無いのかも…と考えたタイミングから、一気に急落したわけだ。

しかもその下げが、想定よりもほんのちょっと大きかったため、24日はちょっと苦しい展開でもあった。

 

もっとも結論から先に言えば、この下げもまさに単なる調整だろう在庫率は4.2%のタイトな需給で下げ相場に入るとは思えぬまた2月天井など過去に無いためだ

それを裏付けるように、週末のシカゴ市場は急反騰して、国内換算では1,070円高となっている。少なくとも暴落の連鎖は止まっただろう。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\42,110

4月16日

\50,000

11月12日

\38,180

7月7日

\47,490

2011年6月

\39,970

6月16日

\51,260

2月17日

\37,910

7月7日

\49,500

2011年8月

\42,640

8月16日

\51,700

2月15日

\41,050

8月25日

\48,400

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,440

2月7日

\44,880

10月20日

\48,150

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,300

2月10日

\46,780

12月17日

\48,190

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,000

2月18日

\47,610

2月25日

\48,700

 前述のとおり、先物は47,610円まで下げて一代安値の更新である

 

○シカゴ大豆日足2/24現在)

…削除済み…

週末2/25のシカゴ市場は、前日比47.25セント高の1365.50セントでの終了。国内換算では1,070円高である

…中略…

 

さてそのアウトルックフォーラムの内容だが、作付面積は7800万Ac(前年は7740万Ac)と若干増加で、単収は43.4(同43.5)である

これで生産高は33億4500万Bu(同33億2900万Bu)であり、在庫率は全く上がらないわけだ需給逼迫状態は、何も変わらない

 

CFTC発表の2/22現在のポジションは約17万5,900枚のロング。前週からは約3万900枚の大幅減だ。

インデックスファンドだけに限れば…中略…

 

オプションを含めた2/25現在のポジションでは…中略…

 

結論として当方の相場観は、3日で4,000円の下げはきつかったが、暴落の峠は越しただろう。ファンダメンタルズは相変らず強いため、底が入ったとなればまた高値更新に向かうと見る。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

2月21日

\3,726

19

\3,740

24

2月22日

\3,750

24

\3,757

17

2月23日

\3,719

-31

\3,726

-31

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

2月24日

\3,719

4

\3,727

 

2月25日

\3,706

-13

\3,721

-6

金相場は先週号においては押し目買い継続の相場であろう。押しはあっても100円もあれば良い方かもしれない』とコメントした。

今週の相場展開は、22日には3,775円まで上昇し、12営業日連続の上昇となったが、その後は若干の下落。発会したばかりの先物は、週末には3,702円の安値まで記録した。

    東京金日足

…削除済み…

3,814円(12/8)→3,479円(1/31)まで335円下げ、3,479円→3,775円(2/22)まで296円の反騰をして、ひとまず上昇が休止した格好だ

 

先週もコメントしたが、下値抵抗線は3,620円辺りであろう。そこまでは下げるも良し、下げないのも良しだが、売りで大きく取れる相場ではなかろうとの読みだ。

いずれはゴールドマン・サックスの予測する1650ドル(為替が80円なら4,250円。90円と円安なら4,700円台)に向かうだろうとの考えに変化は無く、同じ買うにしてもなるたけ安いところを…という見方である

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\3,219

2月24日

\3,805

12月8日

\3,133

2月26日

\3,719

2011年4月

\3,500

4月27日

\3,808

12月8日

\3,246

8月2日

\3,706

2011年6月

\3,619

6月28日

\3,808

12月8日

\3,246

8月2日

\3,712

2011年8月

\3,365

8月27日

\3,811

12月8日

\3,338

8月31日

\3,713

2011年10月

\3,520

10月27日

\3,814

12月8日

\3,469

10月29日

\3,716

2011年12月

\3,719

12月24日

\3,775

2月22日

\3,479

1月31日

\3,718

2012年2月

\3,763

2月24日

\3,763

2月24日

\3,702

2月25日

\3,721

 夜間では3,699円の安値まであって、また戻している。

 

    NY金日足2/24現在)

…削除済み…

週末2/25のNY市場は、前日比6.5ドル安の1409.3ドル。国内換算では15時30分比6円安である。

 

…中略…

 

なおCFTC発表による2/22現在のファンドのポジションは、約18万400枚のロング。前週からは約7,600枚の増加であり、増加は3週連続である。これはファンド資金が戻ってきた事を示唆する。

 

また2/25現在のETF残高合計は、…中略…

 

注目すべきはNY市場での取り組みの増加であり、現在は50万枚を突破。明らかに中東や北アフリカ諸国の政情悪化を背景に“有事の金”へ資金が流入しているわけだ。これは過小評価すべきではないだろう。

 

結論として当方の相場観は、チャートでは上げもだえて来たので押しても不思議ではないが、3,600円割れは困難だろう。やはり中東情勢を考えると押し目買いが得策と思われ、押し目は着実に拾っておくべき相場であろう。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

2月21日

\4,918

9

\4,980

-18

2月22日

\4,899

-19

\4,961

-19

2月23日

\4,755

-144

\4,824

-137

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

2月24日

\4,706

-69

\4,757

 

2月25日

\4,732

26

\4,791

34

プラチナ相場は、先週号においては『若干上げもだえて来た相場であるが、これは天井示唆ではなく値固めだろうとの判断である。押し目買い方針で上放れを待つとコメントした。

今週の相場展開は、5,000円に到達してから上げもだえていた相場が、23日には急落。先物は週末25日には4,711円まで一時下げ、値固め失敗で一気に300円の急落となった。

    東京プラチナ日足

…削除済み…

年初来高値の5,015円(2/16)→4,711円(2/25)まで304円の下げである。またその下げは、実質的に23日からの3日間で起きる事となった。

 

4,718円(1/28)で底が入った相場として来たわけだが、ほぼ往って来いの展開となったのは、やはり中東情勢から株価が大きく崩れたのが主因だろう。

ただ結論から先に言えば、チャートではこれで一目均衡表の雲にくっつき、止まってもおかしくないところであり、また金は大して下げていないため割安感が出て来た。工業用需要も大きいが、対して安全資産という側面もあるし、何たって原油と同じコモディティの一つでもあるため、このまま暴落になるとは思えない。この押し目は、また買い場であろう

 

…中略…

 

週末2/25のNYプラチナは、…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\4,394

2月24日

\5,304

4月26日

\4,029

8月25日

\4,755

2011年4月

\5,276

4月27日

\5,289

4月27日

\4,035

8月25日

\4,732

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,959

2月16日

\4,030

8月25日

\4,740

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,963

2月22日

\4,099

8月31日

\4,743

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\4,399

11月17日

\4,752

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\4,592

1月6日

\4,783

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,839

2月24日

\4,711

2月25日

\4,791

 8月限は22日まで一代高値の更新をしていたのだから、まさに3日で300円下げたわけだ。

 

    白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,791円(プラチナ)−3,721円(金)=1,070円

 

1,353円(2/9)から大きく詰まった状況であり、特に今週はプラチナだけ下げたために詰まったわけだ。この辺からは、プラチナ買い・金売りを仕掛けてOKだろう

 

結論として当方の相場観は、300円の急落を演じた相場だが、これは単なる押し目だろう。押し目買いの好機と見て、調整の終了〜上昇相場への再びの移行を待つ。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

2月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

2月21日

539.0

-5.2

524.9

-1.5

2月22日

518.8

-20.2

506.7

-18.2

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

2月23日

514.4

-7.4

487.3

 

2月24日

515.0

0.6

478.8

-8.5

2月25日

511.0

-4.0

475.0

-3.8

先週号においては『まだ天井を確認できず。現状で売られるとすれば上海よりも割高という事だが、そういう事でトレンドまで変わるかどうかには疑問ありだ』とコメントした。

今週の相場展開は、他商品が(特に石油関連が)高騰した22日から急落が始まり、その後も断続的に売りを浴びて暴落。24日に先物は469.3円まで下げた

なお26日分になる夜間取引では、すでに25日の引けからCB2発分の455.0円までの安値を記録している。

○東京ゴム日足

…削除済み…

売り狙い、売り狙いと言ってきて、しかも仮に目先天井でも打てば簡単に100円は下がる…と言って来たのだが、青天井で幾らまで上がるのか良く判らんとした途端に暴落だ。しかも原油が大暴騰した日からの暴落である。

これが相場というものだが、これを予測した向きはほとんど居なかっただろうな。

 

535.7円(2/18)→455.0円までの下げは、すでに81.7円に及ぶ。もっとも先物がまた逆ザヤになっているせいなので、既存の7月限ベースだと68.1円の下げであるが…。

それでも1枚当り68.1円×5,000倍=34万500円の動きである。逆に行ったら、簡単に死ねるレベルだ!

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

294.3

8月26日

549.9

2月18日

290.9

9月9日

518.8

2011年3月

313.1

9月27日

547.0

2月18日

307.1

9月29日

511.0

2010年4月

342.0

10月26日

550.0

2月18日

323.6

11月1日

508.2

2010年5月

368.9

11月25日

551.0

2月18日

351.7

11月26日

506.9

2010年6月

416.9

12月22日

542.8

2月18日

403.7

12月30日

500.5

2010年7月

460.2

1月26日

535.7

2月18日

450.0

1月26日

487.6

2010年8月

493.3

2月23日

502.7

2月24日

469.3

2月24日

475.0

 この下げでも、まだ23日に発会した8月限以外は一代安値の更新ではない。大天井を打ったのか?これでも単なる調整なのか?の判断は難しい。

 

当先のサヤは3月限511.0円〜8月限475.0円と36.0円の逆ザヤ逆ザヤ幅はなお急拡大である

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

また産地の集荷量は1日当たり約70トン〜110トン台となっており、また回復である

例年のような、増産期の150トン平均の集荷量というのは昨年から無いが、なぜか下げ始めるとモノが出て来るのが相場の不思議なところだ。良くある話しではあるが。

 

国内営業倉庫在庫は2/10現在で170トン増8,292トン4旬連続の増加である。

上海ゴム在庫は、…中略…

 

今週の上海ゴム価格は、…中略…

 

さて具体的にこの相場に対し、今後どう対処するか? 難しいが、戻りが出て2番天井を付けに行ったら売り参戦しようかと考えている次第。おそらく20円程度の上げ下げは、何の理由も無く、何の前ぶれも無く突然来るだろうから、細心の注意を持って臨むのが肝要。

 

 結論として当方の相場観は、この突然の大暴落のタイミングはつかめなかった。戻りが出て2番天井を形成する動きとなれば、今度は売り参戦したい。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

2月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

2月21日

\51,200

490

\52,650

650

2月22日

\51,850

650

\54,300

1650

2月23日

\51,600

-250

\53,160

-1140

2月24日

\52,000

400

\54,790

1630

2月25日

\52,200

200

\55,290

500

まずは原油から…先週号においては『中東情勢は今後も混迷して行くと思われるため、大勢の買い方針は変わらず。突っ込みを買って、噴き値を利食いする相場であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は大暴騰85ドル台から、高値では一気に100ドル台をオーバーする急騰である。週末2/25は97.88ドルでの終了である。

また東京原油は、56,700円(2/25)まで上昇であり、一気に値位置を変える急騰である。

 

    NY原油日足(2/24現在)

…削除済み…

週末25日は、前日比0.6ドル高の97.88ドルで終了。国内換算では15時30分比110円高である。

 

NY市場の連休中に、リビア情勢を受けて北海ブレントが大暴騰。今の相場は、簡単に5ドルは動く状況だ。

NY原油も今週は高値で100ドル台を付けたが、週末のドバイ原油は106ドル台、ロンドンブレントは113ドル台であるNY原油は100ドル台では利食いが出て乱高下したりして、全く追いついていない

 

とにかく今の原油市場は、…中略…

落ち着きを取り戻して、一気に5ドル〜10ドルの調整を入れる可能性も十分あるが、上昇に加速が付いて一気に147ドルの史上最高値更新だって有り得るわけで、安易な値頃売りは危険だ。

 

 もしも完全に中東産油国が今の違った統治システムになれば、当方は原油価格が皆さんの想像以上の高値を付けると思っている。

 2008年の140ドル→30ドルまで110ドル下げたのが単なる調整なら、倍返しで140ドル+110ドルの250ドルになっても驚かぬ!

そうなるとリッター300円以上のガソリンになるかもしれないが、それは高い、安いではなく、ガソリンそのものがなかなか手に入らない事態になったりするのかもしれない。

本当はそうなって、ガソリンは配給制でなかなか手に入らないので、日本はメタンハイドレードなどの採掘技術が進む…なんて事になった方が良いかもしれないが。

 

なお2/22現在のファンドのポジションは、…中略…

  

    東京原油日足

…削除済み…

先週の新高値更新は53,070円(2/17)であったが、今週はそれよりも3,000円以上高い56,700円(2/25)である

 

23日は高値から1,000円以上押し、新高値更新の25日も高値から簡単に1,500円押すなど、値位置が高いだけに乱高下も激しい。

だが中東情勢の混乱が続く限り、大勢での買い相場に変化は出そうも無い。そしてその中東情勢は、当方の見方だと簡単に収束する話ではなく、独裁政権や王政が倒れた後にこそ、本格的な大混乱がやって来るとの見方だ。壊すのは簡単でも、新たな施政を作る事こそが難しいはずだから。

よって乱高下はあっても、原油相場の天井はまだまだ先との考えだ

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年2月

\39,670

9月1日

\54,400

2月25日

\39,640

9月1日

\52,200

2011年3月

\43,040

10月1日

\57,310

2月25日

\40,740

10月20日

\55,700

2011年4月

\41,580

11月1日

\56,510

2月25日

\41,340

11月1日

\55,710

2011年5月

\44,090

12月1日

\56,900

2月25日

\53,890

12月1日

\55,420

2011年6月

\47,330

1月4日

\56,840

2月25日

\46,300

1月5日

\55,310

2011年7月

\50,400

2月1日

\56,700

2月25日

\49,530

2月9日

\55,290

 今週も全限高値更新である。

 

 結論として当方の相場観は、中東・北アフリカの混乱はまだまだこれから本格化するだろうから、原油相場の大勢買いトレンドは変わらないだろう。押したら買うのみの相場であろう。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

2月21日

\63,270

870

\65,850

910

2月22日

\65,110

1840

\67,550

1700

2月23日

\64,190

-920

\66,600

-950

2月24日

\65,150

960

\67,920

1320

2月25日

\64,830

-320

\68,520

600

 続いてガソリンです…先週号においては『中東情勢の今後を考えれば、大勢での買い相場は変わらない。ただし買いは押し目を待ってであり、高値飛び付き買いは避けるべきだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、押せば買われてなお急騰の展開で、週末には高値で69,800円7万円に近づく急騰。

    東京ガソリン日足

…削除済み…

先週の高値である66,060円から、なお一気に4,000円近くの暴騰である。昨日、久々に給油に行ったが、前回の給油時からリッター10円上がっていたな。

 

今までの予測の66,200円が目標はあっさりと更新で、週末も高値から押したとはいえそれより2,000円は高い。

こういう相場は、おそらく付いて行くしかないのであろう。目標値は逆に下値抵抗線となるだろうし、大きく陰線が出たところは買い拾うしかあるまい。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年3月

\48,070

8月26日

\67,000

2月25日

\47,580

9月1日

\64,830

2011年4月

\52,140

9月27日

\68,800

2月25日

\51,510

9月29日

\67,800

2011年5月

\53,610

10月26日

\69,550

2月25日

\51,720

11月1日

\68,290

2011年6月

\56,000

11月26日

\69,570

2月25日

\55,400

11月29日

\68,290

2011年7月

\60,170

12月27日

\69,680

2月25日

\59,440

1月5日

\68,380

2011年8月

\60,150

1月26日

\69,800

2月25日

\60,120

1月26日

\68,520

 今週も全限一代高値の更新である。

 

ガソリン・原油のサヤは、68,520円(ガソ8月限)−55,290円(原油7月限)=13,230円。サヤは更に拡大である。

 

今週の業者間転売価格は…中略…

 

2/19時点のガソリン在庫は…中略…

 

 結論として当方の相場観は、完全に舞い上がり始めた相場には、付いて行くしかないだろう。押したら買いで、目標値はまだ設定しない方が良いだろう。

 

 

今週の灯油の値動き

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

2月21日

\66,860

600

\64,980

740

2月22日

\68,510

1650

\66,780

1800

2月23日

\67,360

-1150

\65,620

-1160

2月24日

\68,380

1020

\67,340

1720

2月25日

\67,640

-740

\67,940

600

最後に灯油です…先週号においては『大勢押し目買いの相場に変化はないが、高値は買わずに突っ込みを狙うのがベターであろう』とコメントした。

今週の相場展開は、23日には高値から押したが(週末も高値からは押した)、先週の年初来高値をまた一気に3,500円以上切り上げる急騰。先物は69,280円の高値まで記録である。

    東京灯油日足

…削除済み…

あっという間にまた3,500円上がり、69,280円と年初来高値を更新。現在の中東・北アフリカ情勢を見る限り、売り狙いなんぞ出来るはずも無く、舞い上がって行く展開が続いている。

 

相場ゆえに、万人が強気となれば一度は急落するのだろうが、安易な値頃売りは上げ相場の燃え草になるだけだろう。売りは危険すぎるので、とにかく押したら買う相場だろう。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年3月

\49,820

8月26日

\69,880

2月25日

\49,620

9月1日

\67,640

2011年4月

\51,980

9月27日

\69,510

2月25日

\51,190

9月29日

\68,140

2011年5月

\52,450

10月26日

\68,890

2月25日

\51,400

11月1日

\67,750

2011年6月

\55,940

11月26日

\68,990

2月25日

\55,260

11月29日

\67,720

2011年7月

\59,620

12月27日

\69,100

2月25日

\58,610

1月5日

\67,740

2011年8月

\59,900

1月26日

\69,280

2月25日

\59,850

1月26日

\67,940

 今週も全限一代高値の更新である。

 

今週の業者間転売価格は…中略…

 

2/19現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、原油価格の大勢が買い相場である限り、灯油価格も需給とは関係なく強気にならざるを得ないだろう。押し目買い方針である。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週も為替3種のチャートをアップ。

    ドル/円相場日足

…削除済み…

2/16に83.97円と年初来の円安を付けたが、当方の円安予測をあざ笑うかのように円高が進行。

一目均衡表の雲の下に出る円高であり、中東情勢はドル高には繫がっていない。というか、むしろ「米国の覇権国家からの転落を象徴する」ような感じなのかも…。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

対ユーロでは、まだもみ合いの継続。大して円高になっているわけではなく、一目均衡表でも雲の上での推移=円安トレンドのままである。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

という事で、ドルは対ユーロでもドル安である。つまり現在の為替市場では、ドルの独歩安の状況であり、これは商品市場には強材料だ。

だが実際には、NY原油は中東産や北海原油に対して大幅に割安なわけであり、市場は混乱している事の証拠であろう。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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