商品市況展望 平成23313日記 割愛版

 

 3月11日に発生した大地震のため、今週は縮小版での発行と致します。

 

 現在進行形で被害拡大している地震・大津波被害であり、軽々しくコメント出来る状況にはありません。

 死者、行方不明者の人数も時間ごとに増加しており、町ごと津波で流されてしまった地域もあるとの状況では、最終的な死者数は数万人規模になるかもしれません。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 私事ですが、昨年5月のGWには、今回被災した三陸海岸・宮古に車で立ち寄り、一泊して実家の青森まで帰省しました。あの車で走った国道45号線沿いの家々が、すべて津波で流されたのかも…と思うと、言葉になりません。

 

 未だ電話も不通で実家に連絡も付いていませんが、当方の田舎は太平洋側ではなく、津軽地方の弘前なので、地震被害については心配しておりません。

 心配なのは福島原発の行方ですね。それと大幅に進んでいる円高、暴落している株式市場だ。

 

 今回の大地震で相場にも激震が走っていますが、被災者には哀悼の意を表しつつ、相場コメントに関してはヒューマニズムを捨てて、冷徹に分析するつもりです。それが仕事ですので…。

 

 

〔穀物〕

今週のコーンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

3月7日

\29,750

-50

\27,380

-20

3月8日

\29,200

-550

\26,900

-480

3月9日

\29,210

10

\27,180

280

3月10日

\29,000

-210

\26,900

-280

3月11日

\28,300

-700

\26,070

-830

まずはコーンから…先週号においては『こんなところで天井を打つ相場ではない。押し目買い一貫の相場であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、10日までは農務省報告前の整理商い。その後の米農務省報告では、2月発表字と米国在庫は変わらず。ただし世界在庫は若干回復したとされて、週末には売られた。

 

一代の動きは以下のとおりだ。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\21,770

4月16日

\30,140

3月4日

\18,870

6月30日

\28,300

2011年7月

\20,850

6月16日

\30,860

3月2日

\19,080

6月30日

\29,450

2011年9月

\21,940

8月16日

\30,600

3月2日

\21,450

8月25日

\28,600

2011年11月

\23,280

10月18日

\27,890

3月2日

\22,430

11月17日

\25,760

2012年1月

\23,730

12月16日

\27,700

2月22日

\23,100

1月5日

\25,500

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,090

2月22日

\25,650

2月25日

\26,070

 

しかしその後の地震発生において、週末のシカゴ市場は一段安。日本の港湾設備の被害により、輸入に滞りが出るのではとされたわけだ。

また地震発生直後は83円台まで円安となった為替市場も、震災被害復興にかかる費用のために円建て資金の流入が進むとの見方が強まったことから、一転して81円台へと円高が進行

 

結果、国内夜間取引では一時24,990円までの暴落となり、先物3月限は一代安値の更新となっている。

週末3/11のシカゴ市場は、中心限月の5月限で前日比18.50セント安の664.25セントでの終了。国内換算では、820円安である。

国内夜間取引の引け値は600円安の25,470円であり、24,990円の安値まであったのだから、この分は織り込み済みだ

 

問題は為替がもっと円高になるのか?それとも円安になるのか?である。おそらくまずは円高、その後に円安と見る。

 

円高になる要因は、おそらく国内株式市場では週明けから強気銘柄(建築など)と弱気銘柄(電気・ガス・保険など)の2極化が起こり、ファンドによる大幅な組み換えが起こるはず。そのためには円が必要になるわけだ。

そしてその後の円安は、今回の復興資金は国債の新規発行が避けられない中で、日本の地政学的リスクから格付けの引き下げの可能性を考えないわけにはいかず、それが大幅な円安要因としてクローズアップされると思われるからだ。

 

穀物相場=コーン相場自体の需給は逼迫で、いずれは上がって来るだろうしかしその間のタイムラグ、特に国内相場の場合は為替動向&国内の流通問題、更にはファンドの動向が目先の相場を動かす事になるだろう

 

なおCFTC発表の3/8現在のポジションは…中略…

 

オプションを含めた3/11現在のポジションでは…中略…

 

結論として当方の相場観は、目先は円高&ファンドの手仕舞い売り、投機意欲の減退で一段安も覚悟せざるを得ないだろう。しかしその下げが終われば、今度は一転して大暴騰の可能性が十分あるだろう。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

3月7日

\48,650

380

\50,690

10

3月8日

\48,400

-250

\49,970

-720

3月9日

\48,710

310

\50,290

320

3月10日

\48,390

-320

\49,460

-830

3月11日

\48,500

110

\49,350

-110

続いて一般大豆です…先週号においては5万円割れはもう無いかもしれない。仮にあっても下げは浅いだろうし、現状の価格帯では押し目買い一貫の相場であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、米農務省報告前の整理売りで軟調に推移した後、週末は地震発生後に円安〜一転して円高&海外安で夜間取引では急落

 

 一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\42,110

4月16日

\50,000

11月12日

\38,180

7月7日

\48,500

2011年6月

\39,970

6月16日

\51,260

2月17日

\37,910

7月7日

\48,910

2011年8月

\42,640

8月16日

\51,700

2月15日

\41,050

8月25日

\49,800

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,440

2月7日

\44,880

10月20日

\49,300

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,300

2月10日

\45,510

2月25日

\48,920

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,000

2月18日

\47,610

2月25日

\49,350

 ただし夜間取引では、2月限で47,510円と一時1,840円安の急落で一代安値を更新。その後510円安の48,840円まで切り返して終了した。

 

週末3/11のシカゴ市場は、中心限月の5月限で前日比21セント安の1334.50セントでの終了。国内換算では860円安である

コーンと同じくシカゴでの週末の下落分は織り込んでいるが、問題は為替や地震の影響が更に出るかどうかだ

 

CFTC発表の3/8現在のポジションは…中略…

 

オプションを含めた3/11現在のポジションでは…中略…

 

結論として当方の相場観は、目先は円高&ファンドの手仕舞い売り、投機意欲の減退で、コーンと同じく一段安も有り得る。しかしその下げが終われば、今度は一転して大暴騰の可能性が十分あるだろう。買い方には我慢の時期だ。

 

 

 

〔貴金属〕

今週の金の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

3月7日

\3,803

53

\3,813

52

3月8日

\3,779

-24

\3,786

-27

3月9日

\3,803

24

\3,813

27

3月10日

\3,810

7

\3,819

6

3月11日

\3,781

-29

\3,793

-26

金相場は先週号においては押し目買い一貫の相場であるが、新高値更新は利食いも良し、キープして更なる高値を狙うのも良しだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、10日まではもみ合いながらも高値更新の展開。問題は今後の大地震の影響であるが、為替は地震直後の円安〜一転して円高進行。震災被害復興にかかる費用のために円建て資金の流入が進むとの見方が台頭したためで、夜間取引では一時66円安の3,727円まで下落

 

 一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\3,500

4月27日

\3,810

3月8日

\3,246

8月2日

\3,781

2011年6月

\3,619

6月28日

\3,815

3月10日

\3,246

8月2日

\3,781

2011年8月

\3,365

8月27日

\3,815

3月10日

\3,338

8月31日

\3,781

2011年10月

\3,520

10月27日

\3,820

3月10日

\3,469

10月29日

\3,789

2011年12月

\3,719

12月24日

\3,821

3月10日

\3,479

1月31日

\3,790

2012年2月

\3,763

2月24日

\3,825

3月10日

\3,699

2月28日

\3,793

 

週末3/11のNY市場は、前日比9.3ドル高の1421.8ドル。ただし円高なので、国内換算では15時30分比41円安である。

この分はほぼ織り込み済みであり、今後も下がるとすれば円高という事になろう。

 

円高が進行すれば70円台相場も有り得るだろうが、おそらくその円安は短期的なドル/円のスワップで終了すると思われ、その後には再度円安が到来する事になるだろう

今回の大地震の影響で、世界的にまたリスク回避の姿勢は強まるものと思われ、円高時の下落局面は金の買い場になるだろう。

その下げの限界値だが、NY金1450ドル×為替75円=3,400円割れが最大の下げではないかと考える。もちろんその下げた分は、円安時に急騰を演じて戻る事になるだろうとの考えだ。

 

なおCFTC発表による3/8現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また3/11現在のETF残高合計は…中略…

 

しかし今回の大地震で考えるのは、金は安全資産と呼ばれるものの、津波で全部流されてしまっては金の現物なんぞ持っていたってしょうがない感じだ。先物市場で買いポジションを持ってた方が、よほどマシなんじゃないかと思われる。

 

結論として当方の相場観は、下るとすれば短期的な円高だけであろう。そこはまた買い場になるものと思われる。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

3月7日

\4,866

17

\4,926

18

3月8日

\4,789

-77

\4,855

-71

3月9日

\4,804

15

\4,880

25

3月10日

\4,813

9

\4,872

-8

3月11日

\4,750

-63

\4,808

-64

プラチナ相場は、先週号においては『5,000円台にすぐに乗せないとまた押しはあるだろうが、押したら再び買い。押さずに抜けても、買いで付いて行くのが良いだろうとコメントした。

今週の相場展開は、週末には一時4,740円の安値まで下げたが、その後はまた戻した。

しかし夜間取引では一時4,704円の安値まで記録。円安〜一転円高となった事が主因だが、地震の影響が徐々に明らかになるに連れ、株式市場への悪影響から売られたものと思われる。

 

週末3/11のNYプラチナは、前日比16.1ドル高の1781.7ドルでの終了であり、国内換算では65円安である。

夜間取引ではすでに4,704円まで出ているため、その分は織り込み済みであろうが、今後の産業界への影響も定かでないため、現状でのポジションは取りづらい。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\5,276

4月27日

\5,289

4月27日

\4,035

8月25日

\4,750

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,959

2月16日

\4,030

8月25日

\4,736

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,963

2月22日

\4,099

8月31日

\4,740

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\4,399

11月17日

\4,758

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\4,592

1月6日

\4,786

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,950

3月7日

\4,711

2月25日

\4,808

 発会したばかりの2月限が一代高値の更新だったが、夜間取引では4,704円と一代安値も更新したわけだ

 

結論として当方の相場観は、復興需要が本格派すれば急騰するだろうが、目先は不安定要因が大き過ぎる。ポジションを取らずに、目先は様子見するのが良いだろう。

 

 

 

〔ゴム〕

今週のゴムの値動き

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

3月7日

491.9

-9.6

456.2

-12.2

3月8日

462.0

-29.9

416.5

-39.7

3月9日

447.0

-15.0

412.4

-4.1

3月10日

446.9

-0.1

416.8

4.4

3月11日

430.0

-16.9

401.4

-15.4

先週号においては『週末の下げ方を見ると、すでに天井を打ったのだと判断するのが妥当だろう。新規売りは2番天井形成後と考えるが、必ず戻るとも限らないため、新規買いはしない方針である』とコメントした。

今週の相場展開は、続落した相場が8日の大暴落を経て一気に400円割れへ。さすがにそこからは一度戻したものの、大地震発生後の週末11日の夜間取引では、一気に380円台まで下げている

 

535.7円(2/18)→383.5円(3/14分となる週末の夜間取引)まで152.2円の大暴落中

この535.7円を大天井としたならば、相場は半値(267.8円)・八掛け(214.2円)・2割引(171.4円)となる!と言うのは、幾らなんでも言い過ぎか?

…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年3月

313.1

9月27日

547.0

2月18日

307.1

9月29日

430.0

2010年4月

342.0

10月26日

550.0

2月18日

323.6

11月1日

408.4

2010年5月

368.9

11月25日

551.0

2月18日

351.7

11月26日

411.7

2010年6月

416.9

12月22日

542.8

2月18日

400.9

3月11日

408.4

2010年7月

460.2

1月26日

535.7

2月18日

392.0

3月11日

403.2

2010年8月

493.3

2月23日

502.7

2月24日

392.3

3月11日

401.4

 夜間取引では8月限383.5円、7月限386.0円、6月限391.1円まで安値を更新中である

 

当先のサヤは3月限430.0円〜8月限401.4円と28.6円の逆ザヤ依然、大幅逆ザヤのままである

 

週末現在の輸入採算価格は、4月積みで459.3円東京市場の4月限は408.4円であるため、50.9円の下ザヤである。通常は10円程度の下ザヤなので、東京市場は異常な売られ過ぎ

…中略…

 

また産地の集荷量は1日当たり約70トン〜100トン台となっており、安定している

 

国内営業倉庫在庫は、…中略…

上海ゴム在庫は、…中略…

だが上海ゴム価格は、戻したのは7日だけで、8日以降連続安で下げている

 

 結論として当方の相場観は、大地震も当面は強気に働くとは思えない。戻りが出たら売りで対処がベターであろう。

 

 

 

〔原油・石油製品〕

今週の原油の値動き

 

3月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

3月7日

\57,540

740

\57,290

440

3月8日

\56,340

-1200

\55,880

-1410

3月9日

\56,470

130

\55,700

-180

3月10日

\57,520

1050

\57,360

1660

3月11日

\57,150

-370

\56,740

-620

まずは原油から…先週号においては『原油相場のパニックはまだ続くだろう。今後の中東はアラブ人によるアラブになるのであり、100年に一度の世界の壊れる時期なのだ=新世界の誕生との見方まで出て来ている』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は週末に一時100ドル割れ。地震によって、日本の需要が落ち込むだろうとされたのが下落の原因だった。

 

また東京原油は3/8分の夜間取引まで高値更新だったが、その後は一進一退の攻防週末の夜間取引では、一時は54,510円(2,230円安)まで下げ、その後は55,320円まで戻して1,420円安

NY原油の換算では1510円安であるため、NY市場の動きは織り込み済みだ。

 

問題は今後だが、地震の影響が明らかになるに連れ、確かに需要は落ちるのだろうとは容易に想像は出来る情勢。

だが一方で、福島原発の事故により、今後日本の原発はどうなって行くのか?という大きな問題も出て来た。

 

はっきり言って電力需要をまかなうには、原発がないと無理なわけで、それを火力発電だけで何とかしようと思ったら原油価格は一段と高騰するのは必至。

だが被爆者が出るに及んでは、原子力発電所の総論には賛成でも、各論反対で今後は地域エゴが出るのも必至だ。エコや電気自動車の話も、当分は吹っ飛んでしまっただろう。

 

そうなると、もしかしたら円高&需要減で目先は売られたとしても、今後は更なる大暴騰が必至なのかもしれない。

 

なお3/8現在のファンドのポジションは、…中略…

 

 また一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年3月

\43,040

10月1日

\58,000

3月7日

\40,740

10月20日

\57,150

2011年4月

\41,580

11月1日

\57,930

3月7日

\41,340

11月1日

\57,220

2011年5月

\44,090

12月1日

\57,750

3月8日

\53,890

12月1日

\56,780

2011年6月

\47,330

1月4日

\57,690

3月8日

\46,300

1月5日

\56,840

2011年7月

\50,400

2月1日

\57,770

3月8日

\49,530

2月9日

\56,770

2011年8月

\54,680

3月1日

\57,700

3月8日

\54,400

3月1日

\56,740

 今週も全限高値更新である。

 

 結論として当方の相場観は、目先は下げるかもしれないが、今後の日本は原子力問題とどう向き合うのか?という大問題を抱える事となる。原油は更に上がると考えた方が自然だろう。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

3月7日

\70,430

980

\70,350

570

3月8日

\69,440

-990

\68,920

-1430

3月9日

\69,400

-40

\68,410

-510

3月10日

\70,650

1250

\69,700

1290

3月11日

\70,750

100

\69,210

-490

 続いてガソリンです…先週号においてはチャートは青天井型になっており、明確な目標値は設定出来ず。ともかく押したら買いで、付いて行くしかない相場であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、8日の夜間取引で全限高値更新。その後は乱高下を経て、週末は大地震発生である。

 

現在、千葉のコスモ石油製油所も燃えている東北は壊滅状態だ

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\52,140

9月27日

\70,720

3月8日

\51,510

9月29日

\70,750

2011年5月

\53,610

10月26日

\71,150

3月8日

\51,720

11月1日

\70,550

2011年6月

\56,000

11月26日

\71,080

3月8日

\55,400

11月29日

\70,070

2011年7月

\60,170

12月27日

\71,060

3月8日

\59,440

1月5日

\69,930

2011年8月

\60,150

1月26日

\71,050

3月8日

\60,120

1月26日

\69,790

2011年9月

\68,770

2月28日

\70,740

3月8日

\67,610

3月1日

\69,210

 今週も全限一代高値の更新である。

 だが問題は地震後であり、当限は夜間で73,140円(2,390円高)まで大暴騰し、先物は逆に高値から一時暴落して68,200円まで下落

 どうなるのか判るわけもないが、今は利があるものは手仕舞いし、もしも下げた場合は拾っておくしかあるまい。

 

 結論として当方の相場観は、大地震の影響が不明で何とも言えないが、少なくとも売り狙う事は出来ないだろう。押したら拾っておくしかないか。

 

 

今週の灯油の値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

3月7日

\70,830

780

\71,260

880

3月8日

\69,800

-1030

\70,130

-1130

3月9日

\69,790

-10

\70,130

0

3月10日

\71,030

1240

\71,720

1590

3月11日

\70,920

-110

\71,370

-350

最後に灯油です…先週号においては灯油自体の需給は決して良くないのだが、一方でスポットよりも割安だ。それはともかく、大元の原油価格が急騰中ゆえに、灯油も舞い上がる展開が続いている』とコメントした。

今週の相場展開は、乱高下しながら週末まで高値更新。そこに東日本での大地震発生である。

夜間取引では、当限〜中物は急騰。先物は乱高下で一時1,200円ほどの急落。製油所火災や港湾設備の破壊で上がる期近、需要減退予測で下る先物の図式であったわけだが、今後の先行きも更に不透明に。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\51,980

9月27日

\71,230

3月10日

\51,190

9月29日

\70,920

2011年5月

\52,450

10月26日

\71,150

3月11日

\51,400

11月1日

\70,710

2011年6月

\55,940

11月26日

\71,240

3月11日

\55,260

11月29日

\70,710

2011年7月

\59,620

12月27日

\71,460

3月11日

\58,610

1月5日

\70,870

2011年8月

\59,900

1月26日

\71,660

3月11日

\59,850

1月26日

\71,000

2011年9月

\69,000

2月28日

\72,100

3月11日

\67,790

3月1日

\71,370

 今週も全限一代高値の更新であるが、当限は夜間で72,640円の高値まで出している。

 

どっちに転ぶのかは判らんが、売っちゃいけないんだろうとは思う。しかし火事場泥棒みたいな買いを入れるのもどうかと思うし、玉が無いならやらない方が良いのでは?

 

全く話は変わるが、こんな大災害でも日本では暴動も起こらず、避難先では冷静に助け合って、給水所にも整然と並んでいる。

このメンタリティがある限り、日本は必ず立ち直るはず。救助活動をしている人には、頭が下ります!

 

 結論として当方の相場観は、売り玉は手仕舞いした方が良いだろう。買い玉は維持でも良いが、新たに買うのは当業者以外の投機家としては、如何なものかと思います。特に需要があるのは、被害を受けた東北だから。