商品市況展望 割愛版

平成23年4月10日記

 

「それでも海のリスクと共に生きる」

壊滅した漁港で感じた「三陸人の強さ」と「都会人の脆さ」

 

「ここには冷蔵庫があって、向こうに加工場が2つあって…。でも、ほとんどなくなりました」

 彼が指す先には、瓦礫の山があるだけだ。

 

 こうして気仙沼の港近辺を案内してくれたのは、三陸で最大規模の水産加工会社「阿部長商店」を経営する阿部泰浩社長だ。自宅も津波に襲われて、今は住める状況ではなくなり、妻と子供は避難所で暮らしている。

 

 何から話を聞けばいいのか、言葉が出てこない。頭の中を、いくつかの質問がよぎる。「地震の時は何をしていたのですか?」「被害額は?」「今後どうやって再建していくのですか?」。しかし、どの質問も、被災者の心の傷をえぐることになる。

 

 言葉を失ったこちらの様子を察してか、阿部社長が話を切り出してくれた。

 「もう一度、ゼロからスタートしようと思っているんです。海があって魚がいる限り、やり直しはできる」

 関連会社のホテルは残ったものの、気仙沼の本社と工場が壊滅。20億円を投資して昨夏に稼働し始めた大船渡の工場も津波の被害を受けた。南三陸の工場は被害を免れたが、港が壊滅状態で、操業再開のメドは立っていない。巨額の借入金も残っている。

 

 これだけの被災状況を聞けば、前向きな発言も開き直りなのかとさえ思えてしまう。

 「ウチは今年で創立50年。4月1日に、記念式典をやろうと思っていた矢先です。創業した50年前というのは、チリ地震の津波でオヤジがすべてを失い、裸一貫で立ち上げた時なんです。それから50年、従業員800人を抱えるまでになりました。だから、またやりますよ、次の50年に向けて」

 

三陸の街は、これまで何度となく津波に襲われてきた。逃れることのできない災害が繰り返されるのであれば、この地を離れて暮らしたいと思うのが本音ではないか。そう率直に聞いてみたところ、意外な答えが返ってきた。

 

 「今回の津波で、海は尊い人命や多くの人の財産を奪い取った。確かに、海は怖い。だが、海は今回の損失以上の恩恵を、私たちに与え続けてくれた。海の恩恵にあずかって生きる以上、津波というリスクは、生きることと常に背中合わせに存在する。だから、魚がいる限り私はここに残っていたい」

 

 もちろん、誰もが阿部社長と同じ考えではないだろう。気仙沼を離れ、別の地域で生きることを選択する人もいるはずだ。だが、翌日、漁業とは関係ない気仙沼の人も「津波のリスクとともに生きる」と口にした。

 翻って、私を含めた多くの都会人は、リスクの正体が分からないまま生きている。そんな人ほど、危機に脆く、立ち直りにくい人間になってしまうのではないか。

 

 〜〜〜以上、日経ビジネスオンラインより抜粋〜〜〜

 

 これを読んで、海で生きるという事はこういう事なんだろうな…としみじみ思う。この阿部社長ほど立派ではないだろうけれども、マーケットで生きるというのもリスクと背中合わせであり、道は違えど良くわかる。

 

 地震や津波は防げずとも、きっと防災を徹底すれば次はもっと被害を軽減できるのだろうし、日本人は天災には必ず打ち勝つはずだ。

 

 しかし問題なのは原発で、これは果たして天災なのか? 完全な人災ではないのか?

 流れ続ける放射性物質は、三陸の海の恵みで生きる人たちを、葬り去ってしまう可能性はないのか?

 

 結局のところ、今の政治家・役人・東電などのお偉いさんは、社会をリスクから回避させるのではなく、リスクから逃げる・リスクを負わない人生を歩む事で、あそこまで偉くなっちゃったんじゃあるまいか?

 エリートの責任の取り方は切腹である。そういう気構えを持って生きてくれてこそ、彼らに将来を託せると思うのだが。

 

子供の頃から単に勉強が出来るだけでいい大学を卒業して偉くなってしまったり、親も子供に「いい大学に入れば将来安泰だぞ!」などと教育するのでは、そういう腹が切れるエリートなんぞ時代劇の中だけの話…という事になるんだろうね。

 

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

4月4日

\31,400

400

\27,970

330

4月5日

\31,310

-90

\28,140

170

4月6日

\30,820

-490

\28,300

160

4月7日

\30,820

0

\28,240

-60

4月8日

\30,820

0

\28,640

400

まずはコーンから…

先週号においては『シカゴはファンダメンタルズでの強材料出現で舞上がった。東京は円安もあり、なお高値余地はあるだろう。買い方針の継続である』とコメントした。

今週の相場展開は、続伸した相場が年初来高値の更新。週末には28,000円台後半まで駆け上がった。

○東京コーン日足

…削除済み…

先週末までに震災後急落分はすべて回復した相場であったが、今週末には28,660円まで上昇で年初来高値の更新

22,740円(3/16)→28,660円(4/8)までの上げ幅は、5,920円となった

 

チャートでは3/16で底を打った後、2本の長い陽線が目立つ1本目の陽線は為替介入で円高が止まった時のものであり、2本目の陽線は作付意向面積と四半期在庫の発表によるファンダメンタルズが上昇要因だった。

 

 とにかく為替はもう80円割れなぞ無いだろうし、トレンドはもう円安に変化しているはずだ。またファンダメンタルズでも、今年の期末在庫は4%まで落ち込む可能性が高いわけで、需給逼迫懸念が強いわけだ。

 これじゃ、上がらない方がおかしい!

 

 そうは言ってもモノは相場ゆえ、上げ相場でも必ず押しはあるし、下げ相場でも必ず戻りはある。

 相対力指数は66ポイント台でまだ過熱感は無いが、誰もが強気に傾いた瞬間に押しは入るのだろう。おそらくそれは、2月末のような1,500円〜2,000円程度の調整になるのではあるまいか?

  

一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\21,770

4月16日

\31,780

4月4日

\18,870

6月30日

\30,820

2011年7月

\20,850

6月16日

\32,000

4月6日

\19,080

6月30日

\31,900

2011年9月

\21,940

8月16日

\30,870

4月8日

\21,450

8月25日

\30,840

2011年11月

\23,280

10月18日

\28,600

4月8日

\21,890

3月16日

\28,560

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,110

4月8日

\22,100

3月16日

\28,110

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,660

4月8日

\22,740

3月16日

\28,640

 全限が一代高値の更新であるが、シカゴも東京も相変わらず逆ザヤである。だが先物だって、3万円を付けるのは自然に思えるのだが…さて?

 

○シカゴコーン日足(4/7現在)

…削除済み…

週末の4/8のシカゴ市場は、前日比9セント高の768セントでの終了。相変わらず新穀は100セント下の水準だ

国内換算ではちょっと円高になったため70円安だが、そうなるかどうかは週明けの為替と夜間取引次第だ。

 

チャートではシカゴ相場も年初来高値の更新であり、決して弱くない格好である。

 

なお週末の米農務省報告では、…中略…

 

なおCFTC発表の4/5現在のポジションは、…中略…

インデックスファンドだけに限れば…中略…

 

オプションを含めた4/8現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、ここからの高値で調整が出たら、3日待って買うべきだろう。押さないなら逆について行くべきで、新高値でも思い切って買うのが功を奏するだろう。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月4日

\48,100

90

\51,970

650

4月5日

\48,100

0

\51,910

-60

4月6日

\48,000

-100

\52,320

410

4月7日

\47,990

-10

\51,940

-380

4月8日

\47,000

-990

\52,000

60

続いて一般大豆です…

先週号においては『大豆の期末在庫は3%まで落ち込む可能性がある。一段と舞上がる前に、ともかく買っておく相場であろうと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、52,540円(4/6)まで上昇であり、ついに年初来高値の更新となった。もっともこの1週間は上げには上げたが、値幅は小さくもみ合いの感じであったが。

○東京大豆日足

…削除済み…

震災直後の6,000円の暴落から立ち直った相場は、今週ついに年初来高値の更新である

44,700円(3/17)→52,540円(4/6)まで上げ幅は7,840円であり、震災の復興はまだこれからだが、相場は完全復活である。

 

チャートではこの上昇相場に2本の長い陽線立ちを入れているが、1本目は為替介入2本目は作付意向面積と四半期在庫での強材料である。

 

期末在庫率は3%台まで落ち込むと見られており、現状の価格ではコーンと比べてもまだまだ割安である。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\42,110

4月16日

\50,000

11月12日

\38,180

7月7日

\47,000

2011年6月

\39,970

6月16日

\51,260

2月17日

\37,910

7月7日

\49,700

2011年8月

\42,640

8月16日

\52,500

4月4日

\41,050

8月25日

\52,190

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,470

4月6日

\44,880

10月20日

\51,990

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,300

2月10日

\44,120

3月17日

\51,800

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,540

4月6日

\44,700

3月17日

\52,000

 一代高値の更新は8月限・10月限・2月限。ただし当限を除けば、他の限月だって更新しても全くおかしくない水準だ。

 

○シカゴ大豆日足(4/7現在)

…削除済み…

週末4/8のシカゴ市場は、前日比28.75セント高の1392.25セントでの終了

国内換算では若干円高のため、15時半比290円高である。

 

 シカゴのチャートは3/31以降もたもたしていたが、崩れるような格好でも無かった。それが週末の上昇で、上げに勢いが付いてくれるか?

 

週末の上昇要因は、…中略…

 

なおCFTC発表の4/5現在のポジションは、…中略…

インデックスファンドだけに限れば、…中略…

 

オプションを含めた4/8現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、早晩コーンに対する割安を解消する動きが出るだろう。買い方針である。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月4日

\3,869

19

\3,877

20

4月5日

\3,899

31

\3,908

29

4月6日

\3,982

83

\3,893

87

4月7日

\3,893

1

\3,994

1

4月8日

\4,013

30

\4,023

29

金相場は、先週号においては『円安と地政学的リスクは、金相場をなお高値に押し上げるだろう。現状はまだ上げ道中でしかあるまい』とコメントした。

今週の相場展開は、ついに4,000円台に乗せる上昇となり、高値では週末に4,025円まで記録。なお夜間取引では4,049円の高値更新までしている。

○東京金日足

…削除済み…

震災後の換金売りで3,535円(3/18)まで300円弱下げた相場も、今やその安値から500円以上の上昇である。

仮に倍返しがあるとするならば、3,825円+290円=4,115円が直近の目標値になる。

 

最終的には、ゴールドマン・サックスが予測した1480ドル、6ヶ月以内に1565ドル、1年以内に1690ドルが現実になるとするならば、為替を現状の85円としても…

1690ドル×85円÷31.1035=4,618円となるわけである。当方は円安も同時に来ると思っているので、もっと上がると読む。

 

ただし、まずは3ヶ月以内にGSが実現するとした1480ドルはすでにほぼ到達している。

また1480ドル×85円÷31.1035=4,044円であり、国内価格でも今の円安が更に進まない限りは、第一目標の価格に到達済みである。

 

チャートでは急角度の連続陽線の出現で、相対力指数も75ポイント台まで上がっている。市場ムードは先高感一色であり、誰もが乗り遅れた気分で、押したら買いたい人ばかりである

こういう時は押さないし、逆に押したら深いものだ

 

だから当方の相場観としては、…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\3,500

4月27日

\4,014

4月8日

\3,246

8月2日

\4,013

2011年6月

\3,619

6月28日

\4,015

4月8日

\3,246

8月2日

\4,013

2011年8月

\3,365

8月27日

\4,015

4月8日

\3,338

8月31日

\4,014

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,019

4月8日

\3,469

10月29日

\4,017

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,022

4月8日

\3,479

1月31日

\4,020

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,025

4月8日

\3,535

3月18日

\4,023

 今週も週末まで全限一代高値の更新である。また前述のとおり、夜間取引では先物が4,049円までの高値まで記録するなど、全限高値を更新中。

 

NY金日足(4/7現在)

…削除済み…

週末4/8のNY市場は、前日比14.9ドル高の1473.4ドル。ただし84円70銭台と若干円高になっているため、国内換算では15時30分比5円高である。

いずれにせよ、NY金も連日の史上最高値の更新中だ。上昇要因は、対ユーロでのドル安である。

  

なおCFTC発表の4/5現在のポジションは、…中略…

 

また週末現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、ファンドも買っている、ETF残高も増加している状態であり、もう一段高は有りそうか。しかしここからの高値は、皆が買いつくと大きな振るい落としの下げがあるのではないかと見る。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月4日

\4,778

11

\4,812

21

4月5日

\4,832

54

\4,871

59

4月6日

\4,914

82

\4,955

84

4月7日

\4,859

-55

\4,892

-63

4月8日

\4,905

46

\4,946

54

プラチナ相場は、先週号においては『金相場に対しては出遅れているが、それが経済情勢を映して適正なのか?割安だから買われるのか?は微妙だ。押したら買いたいが、しばし相場の行方を見守りたい』とコメントした。

今週の相場展開は、4/7には4,991円まで上昇。一目均衡表の雲の上にも抜け、強い相場展開であったが、5,000円台乗せには失敗して終了。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

金相場が新高値更新となる中で、プラチナ相場も上昇であるただし年初来高値である5,015円(2/16)にはまだ届いていない

 

週末の夜間取引では、…中略…

 

一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\5,276

4月27日

\5,289

4月27日

\4,035

8月25日

\4,905

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,959

2月16日

\4,030

8月25日

\4,920

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,963

2月22日

\4,099

8月31日

\4,928

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\4,224

3月17日

\4,925

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\4,225

3月17日

\4,939

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,991

4月7日

\4,232

3月17日

\4,946

今週は先物のみ一代高値の更新である。

 

週末4/8のNYプラチナは、中心限月の7月限で前日比26.9ドル高の1817.5ドルで終了。東京市場の15時半比の国内換算では20円高である。

  

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,946円(プラチナ)−4,023円(金)=923円

 

今週は大して動いておらず、先週号でコメントしたとおり「ここからは、どっちに行ってもおかしくない」状態だ。ただし、詰まったらまたプラチナ買い・金売りの仕掛け場だろう

 

結論として当方の相場観は、金が高値更新を続ける中で、プラチナは5,000円を手前に足踏み。素直に、出遅れているから買いと考えるのが妥当な気もするが、乗せ切れなければ深押しも考えられるところ。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

4月4日

460.0

17.0

444.1

16.7

4月5日

481.9

21.9

458.1

14.0

4月6日

475.5

-6.4

457.9

-0.2

4月7日

480.0

4.5

458.8

0.7

4月8日

480.0

0.0

463.8

5.2

先週号においては『535.7円(2/18)は天井だが、335.0円(3/15)も底なのだろう。もみ合いながらも、もう少し高い値段を付けるのではあるまいか』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けから2日間の急騰で一気に460円台まで急騰。その後は460円を挟んだ乱高下である。

○東京ゴム日足

…削除済み…

200円の大暴落の後、110円上がって50円以上押し、そこから今は2段上げ目で70円以上の上昇中

特に週末などは、一時は450円まで下げたのに15円以上切返し、夜間取引ではCBを付けてさらに10円以上上昇。高値は474.9円を記録だ

結果的に2段上げ目は、現在80円以上の上昇中だ。

 

もしも1段上げ目と同等の上げになるならば、392円+110円=502円となる。チャートでは…中略…

 

こうなると今は、『535.7円(2/18)は天井だから売りと考えるよりは、335.0円(3/15)が大底で、392.7円(3/29)が2番底の上昇相場だから買い』と考える方が正解だろう

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年4月

342.0

10月26日

550.0

2月18日

323.6

11月1日

480.0

2010年5月

368.9

11月25日

551.0

2月18日

346.0

3月15日

476.7

2010年6月

416.9

12月22日

542.8

2月18日

340.4

3月15日

476.1

2010年7月

460.2

1月26日

535.7

2月18日

337.6

3月15日

473.7

2010年8月

493.3

2月23日

502.7

2月24日

335.0

3月15日

467.3

2010年9月

436.0

3月28日

467.6

4月8日

392.7

3月29日

463.8

 先物だけが一代高値の更新だが、夜間取引では474.9円まで記録

 

当先のサヤは4月限480.0円〜9月限463.8円と16.2円の逆ザヤ。サヤの変化は起きていない。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

これでは商社・シッパーの買いが入るのは、当たり前である

 

産地の集荷量は1日当たり約10トン〜20トン台となっており、全く物が出て来ていない状態。

 

国内営業倉庫在庫は3/31現在で186トン減の7,507トン。2旬ぶりの減少である。

4/8現在の上海ゴム在庫は、…中略…

上海ゴム価格は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、今は戻り売りを考えるよりも、335円を底とした上昇相場の2段上げが継続していると見るのが妥当だろう。産地と比べて割安なので、500円を目指している相場であろう。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

4月4日

\59,590

1240

\59,280

1330

4月5日

\60,370

780

\59,930

650

4月6日

\61,460

1090

\61,230

1300

4月7日

\61,390

-70

\61,080

-150

4月8日

\62,360

970

\62,050

970

まずは原油から…

先週号においては『押し目買い方針の継続である。最終的には08年の高値である95,000円台を目指すと思っているゆえに』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は110ドル台を突破。週末4/8は113.21ドルの高値まで記録している

また東京原油も62,000円台まで上昇であり、年初来高値の更新中である。なお夜間取引では63,000円ジャストの高値まで記録だ。

 

NY原油日足(4/7現在)

…削除済み…

週末4/8は、前日比2.49ドル高の112.79ドルでの終了だが、高値は113.21ドルまであった。東京市場の換算では、15時半比600円高である。

 

リビアでの石油施設への攻撃や、イエメンでの政府側・反政府側の衝突で死者2名が出るなど、相変わらず中東情勢は緊迫化している。

そして福島原発である。原発がダメなら、当然のことながら原油需要が高まるだろうと考えられるわけだ。

 

そりゃ相場だから、短期的には調整安を入れることもあるんだろうが、また相対力指数も70ポイントを完全に超えて来ているので押す可能性は高まって来ただろうが、流れはまだまだ上だろう。

史上最高値は147ドルというのがあるわけで、いずれはその価格を超えて行く事になっても驚かぬ。

 

 なお4/5現在のファンドのポジションは…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

震災後に6,000円以上下げた相場も、今や逆に震災前の高値よりも5,000円以上上がっている。つまり安値からはすでに、1万2,000円近い上昇である

 

震災後の石油精製施設や原発の事故を見て、誰もがいずれ大きく上がるのだろうと思ったはずだ。それが一度大きな下げを喰らい、今はそれが現実のものとなってきたわけだ。

結局、相場は津波のように、高い波が来る前には一度引いて沈み込み、そこから一気に襲って来るわけだ。どちらも波動なのだから、同じなのだろう。

 

ともかく相場は青天井の様相を呈しており、国内原油の材料としては為替がどうなるかがあるわけだが、最終的には史上最高値を目指しているのだろうとしか言いようが無い。

国内原油価格の史上最高値は、08年7月4日の95,360円である。…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\41,580

11月1日

\62,380

4月8日

\41,340

11月1日

\62,360

2011年5月

\44,090

12月1日

\62,540

4月8日

\53,890

12月1日

\62,480

2011年6月

\47,330

1月4日

\62,400

4月8日

\46,300

1月5日

\62,400

2011年7月

\50,400

2月1日

\62,270

4月8日

\49,530

2月9日

\62,270

2011年8月

\54,680

3月1日

\62,170

4月8日

\51,100

3月17日

\62,150

2011年9月

\58,210

4月1日

\62,090

4月8日

\57,990

4月1日

\62,050

 夜間取引では、更に高値を更新中だ

 

結論として当方の相場観は、相場は青天井に向かっている。現状ではどこで止まるか予想は付けづらいが、史上最高値は08年に95,360円があった事を思い出すべきか。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月4日

\70,940

1020

\69,940

1270

4月5日

\71,680

740

\70,650

710

4月6日

\72,720

1040

\71,720

1070

4月7日

\72,470

-250

\71,560

-160

4月8日

\72,480

10

\72,400

840

続いてガソリンです…先週号においては『押し目買いの相場は続くだろう。まずは8万円を目指している相場だと考える』とコメントした。

今週の相場展開は、4/7には72,970円まで記録。そこからは一度押したが、週末はまた切返して、夜間取引ではすでに73,200円の高値も記録している。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

震災後に70,740円(3/8)→61,790円(3/16)まで8,950円暴落した相場は、安値からすでに1万1,000円以上上げてる。

仮に押し目の倍返しがあるのなら、70,740円+8,950円=79,690円となる。

 

そこまで一直線に上がるとも思えないが、あっても全然おかしくはないだろう。

なぜなら08年の高値は10万4,000円なのだから、8万円近い相場なんぞあっても全然不思議ではないわけだ。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\53,610

10月26日

\75,000

3月14日

\51,720

11月1日

\72,480

2011年6月

\56,000

11月26日

\72,990

4月7日

\55,400

11月29日

\72,470

2011年7月

\60,170

12月27日

\73,220

4月7日

\59,440

1月5日

\72,760

2011年8月

\60,150

1月26日

\73,300

4月7日

\60,120

1月26日

\72,970

2011年9月

\68,770

2月28日

\73,280

4月7日

\61,790

3月16日

\72,800

2011年10月

\66,450

3月28日

\72,970

4月7日

\64,850

3月29日

\72,400

 7日に当限以外が一代高値の更新だが、週末の夜間取引では更に一代高値を更新中だ。 

 

ガソリン・原油のサヤは、72,400円(ガソ10月限)−62,050円(原油9月限)=10,350円

ガソリンだけが上がっているわけではなく、むしろサヤから見ればまだガソリンは割安である。

 

今週の業者間転売価格は…中略…

 

4/2現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、押し目買い相場の継続である。一直線に上がるかどうかまでの判断は付かないが、8万円を目指している相場であろうと考えている。

 

 

今週の灯油の値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月4日

\73,730

1190

\75,220

1370

4月5日

\74,250

520

\75,780

560

4月6日

\75,070

820

\76,630

850

4月7日

\75,230

160

\76,800

170

4月8日

\76,100

870

\77,730

930

最後に灯油です…

先週号においては『一気に新高値更新をして来た相場であり、利食いも良し。買い玉維持も良しだが、いずれにせよ押し目買いであろう』とコメントした。

今週の相場展開は、4/7には77,860円まで上昇夜間取引では78,740円の高値まで出ており、更に高値を更新中だ。

○東京灯油日足

…削除済み…

震災前の高値である72,100円(3/11)を軽々と突破したどころか、すでにその高値よりも6,000円高い状況である

 

先週号では、震災後の6,000円近い下げの倍返しである77,970円が目標値になるとしたが、あっさりとそれすら突破した。

 

震災当初は、「灯油を買うのは被災者のためにも控えよう」というスタンスだったが、もうここからは政府が責任を持って被災者に灯油は届けるべきで、我々庶民が遠慮する必要は無いだろうとも先週コメントした。相場は相場として、上がるならば買わねばしょうがない。

 

ただしこれからはだんだん暖かくなるので、灯油自体の需要は被災地でも低下はして行くだろう。だがTOCOMの先物は10月限であり、今後夏場に向けて需要期限月が生まれて来る。

そう考えれば、押し目買いの行動は当然だ

 

とはいえ、さすがに目先は買われ過ぎか?

相対力指数は78ポイント台であり、倍返しも達成。最終的に史上最高値の08年7月4日の12万0,960円を目指すかもしれないとしても、今は利食いしてナンボかもしれない。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\52,450

10月26日

\76,190

4月8日

\51,400

11月1日

\76,100

2011年6月

\55,940

11月26日

\76,400

4月8日

\55,260

11月29日

\76,310

2011年7月

\59,620

12月27日

\76,850

4月8日

\58,610

1月5日

\76,650

2011年8月

\59,900

1月26日

\77,150

4月8日

\59,850

1月26日

\77,060

2011年9月

\69,000

2月28日

\77,400

4月8日

\66,230

3月17日

\77,290

2011年10月

\71,490

3月28日

\77,860

4月7日

\70,060

3月29日

\77,730

 全限一代高値の更新中で、夜間取引ではなお更新中。

 

今週の業者間転売価格は…中略…

 

4/2現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、大きなトレンドではまだまだ上がる相場だと見ているが、目先は倍返しの目標値も達成。一度利食いして、押し目を待つのも手だろう。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週も為替3種のチャートをアップ。

○ドル/円相場日足

…削除済み…

85.52円(4/6)まで円安が進んだ後、小休止になっている。この時点で相対力指数も70ポイントを超えたため、調整となっているのだろう。

 

週末のNYタイムでは84.70円であり、また若干押している。ただし円高は、せいぜい84円割れ程度が限界ではあるまいか?

 

長期的には、76円台まで円高になった起点の07年の124円まで円安が進むと考えている。もちろん何年も掛けての話だろうけれども…。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

対ユーロでは122円台まで円安が進んでいる。こちらは現在、青天井のチャートであり、対ドルで調整しても対ユーロでは円安が進んでいるということ。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

こちらはドル安トレンドのままである。

つまりドルは、対円ではドル高・円安でも、ユーロではなお安値を更新しているという事だ。

これでは商品価格が高騰するのも当たり前だ。何せドルベースでも上がる、国内は円安で更に上がるという図式なのだから。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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