商品市況展望 割愛版

平成23年4月17日記

 

 相変わらず大きな余震が続いている。昨日も震度5強の地震があったわけだが、これは茨城県南部を震源としたもので、気象庁の発表によると「3/11の余震の震源域から外れており、今回の地震の余波ではなく別物だ」というものだという。

 別物ならかえって心配だ。東側に数メートルだかずれちゃったという日本列島では、色んなところにひずみが出来ちゃったのだろうから、今後もどこで地震が起きるかわからんわけである。東京直下型の地震があっても不思議ではないわけだ。

いずれにしたって、スマトラ島沖地震を引き合いに出して、今後も余震でも震度7クラスがあってもおかしくないというのはテレビで毎度解説されており、今後10年くらいは油断のならない状況が続くのだろう。

 

最近は…中略…

だから色んなところを歩き回っているんだが、港区だって中央区だって、どこでも案外と古い街並みというのは東京にも多い。直下型地震が来たら、間違いなく潰れてしまうんだろうなあ…という家やビルも案外と多いもんだ

 

一見きれいに見える駅前物件でも、新建築基準法前のちょっと古いビルは大概、耐震検査は行われていないし(オーナー負担で数百万掛かるため)、バブルの頃のビルは建築確認済証があっても検査済証が無いところが多い

検査済証がないと用途変更が出来ないんだよね。それがネックになって、話がまとまらない事が沢山ある。もちろん事務所で使う分には必要ないわけだし、これも金が掛かるからオーナーはやりたがらないわけだ。

とにかく大地震が来たら、古いビルには近づかない方が無難だ。NZのクライストチャーチのような事になっても、そりゃ不思議じゃない。

 

だが地震という天災だけは、個人の力では避けようが無いわけで、そりゃ何かあったらあったでしょうがない。だが原発の方は、なるたけ放射線を浴びないようには出来るので、気を付ける事は出来そうだ。

色んなサイトで、そんなに危険はない!とか、いや大変なんだ!とか出ているわけだが、一番まともそうなのは中部大学の武田邦彦教授のサイトかもしれない。

http://takedanet.com/

 例えば、こんなのも載っていた…

 

「福島県人差別」の原因を作っている人たち

 

福島県人の「差別」が進んでいます。福島県人が避難してくるのをいやがったり、酷い例では福島県人の診療を拒否する病院すらあります。

 

言うまでもありませんが、福島県の人は他の都道府県の日本人とまったく同じで、クリーンです。

 

でも、これほどバカらしいことが「科学技術立国」の日本で起こるのは、それを仕掛けている人がいるからです。

 

1)日本政府が「福島県人から放射線がでている」と言ったから
ある時、テレビを見ていましたら、福島原発の近くの人たちが「被ばくしているかどうか」ということで、「体の外側から放射線の測定器をあてて」、「被ばくを測定する」という映像が何回か流れました。
そして、「体から放射線が出ていない人は、被ばくしていません」と言っていました。
これを見た素直は人なら、次のように受け取るでしょう。
「へえー! 被ばくしているかどうか外から判るの!? なら、その人から放射線がでているのね! 福島県の人は被ばくしているから、近づくとこっちが被ばくするのね!」
福島県人が「被ばくしていない」ということを宣伝するために、このようなトリックを日本政府がやったのですが、それは「福島県人から放射線がでている」と言ったも同然であることに気がついていません。
それに対して私は、
「体の外から測っても、その人の被曝量は測ることができません。あれは「洋服についているチリ」を測っているだけです。被ばくはDNAを観測しなければ判りません.」
と言いましたが、なにせ個人の力なので、多くの人は政府の言ったことを信用しています。
また、精神的にも打撃を受けている福島のお役所に悪いのですが、もっと積極的にこのような非科学的な報道について是正を求めるべきです。

 

2)日本政府が放射線と放射性物質の区別をごまかしたから、
原発事故で大切なのは、「被ばくは「原発からの放射線」ではなく、「放射性物質からの被ばく」である」ことを理解する事です.
これが間違っていると、誤解が生じるので、そのうちに「福島県の人は・・・」という事になります。すべてが正しくないと差別が生まれます.
まず、距離の2乗に反比例する「放射線」が問題ではないので、「原発からの距離」で規制するのを止めることです.
それなのに、日本政府も福島県も「原発からの距離」を言っているので、他県の人は「距離が近い福島県の人は危ない」と思ってしまうのです.
「距離」ではなく「風向き」ですから、それも福島県自体がハッキリしないと誤解は解けないと思います.
また、「放射性物質」からの被ばくですから、福島県人は「放射性物質」ではないので、被ばくの原因にはならないと科学的に説明しなければなりません。

 

3)福島県知事や川崎市長が原因を作る
福島県知事は「福島産の野菜は安全だ」と言いましたが、「福島産の野菜」となると放射性物質が含まれているものがあることは間違いなく、正しくは「福島産の野菜で放射性物質を含んでいないものもあるので、区別して欲しい」というのは科学的です.
福島産の野菜がすべてOKということではないので、「放射性物質が含まれていない野菜だけを出荷します」と知事が言えば、科学的に合理的なので、他県の人は納得します。
また、川崎市長が「福島の瓦礫を川崎に受け入れる」と表明しました。「福島の瓦礫」でも「放射性物質がついているもの」と「いないもの」がありますので、これも不信感を増大させました。

 

福島の方は東電の「被害者」ですが、当然、郷土に対する強い愛情がありますから、時として「福島は汚染されていない」というような発信があるのですが、哀しいことに「福島の一部は汚染されている」のは確かです.

それを福島県の人が認めることも、これから子供達も含めて差別が起こらないもっとも肝心なことと思います.

つまり、「福島県人が差別される」というのは「非科学的なこと」であってはいけないのですが、もし「政府や福島県の人が非科学的なことを言う」と、どうしても非科学的な差別が生まれるでしょう.

福島県の人が、勇気を持って事実を見つめ、郷土を守る強い決意を持っていただければと希望します.

(平成23年4月15日 午後2時 いそいで執筆)

 

 なるほど!非常に説得力のあるお話でした…。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

4月11日

\30,000

-820

\28,610

-30

4月12日

\30,980

980

\27,960

-650

4月13日

\30,500

-480

\27,510

-450

4月14日

\31,000

500

\27,300

-210

4月15日

\31,360

360

\27,660

360

まずはコーンから…

先週号においては『ここからの高値で調整が出たら、3日待って買うべきだろう。押さないなら逆について行くべきで、新高値でも思い切って買うのが功を奏するだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明け11日に28,980円まで新高値更新となった後、その日のうちに反落。翌日から長い陰線を入れての調整に入り、週末には夜間取引で26,810円の安値を記録した後、1,000円ほど急反騰した。

○東京コーン日足

…削除済み…

22,740円(3/16)→28,980円(4/11)までの上げ幅は、6,240円そこから26,810円まで2,170円の押しを入れ、週末は戻した。

高値で調整が出たら、3日待って買うべきだろう』とした方針は、ほぼズバリの展開である。

 

簡単に言えばこの下げは、利食いと指数調整の下げであろう。…中略…

  

一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\21,770

4月16日

\31,780

4月4日

\18,870

6月30日

\31,360

2011年7月

\20,850

6月16日

\32,260

4月11日

\19,080

6月30日

\30,920

2011年9月

\21,940

8月16日

\31,400

4月11日

\21,450

8月25日

\29,720

2011年11月

\23,280

10月18日

\28,900

4月11日

\21,890

3月16日

\27,860

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\22,100

3月16日

\27,180

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,740

3月16日

\27,660

 当限以外が一代高値の更新であるが、当限は週末に納会している。

 

○シカゴコーン日足(4/14現在)

…削除済み…

週末の4/15のシカゴ市場は、前日比12.25セント安の742セントでの終了。国内換算では340円安である。

もっとも新穀は下がっていないため、市場が冷静ならば東京は下げないだろう。

 

南北ダコダ、ミネソタで洪水懸念が発生しており、現状ではクール&ウェットの天候である。そろそろ作付が始まるので、天候には注意が必要だ。

 

なおCFTC発表の4/12現在のポジションは、…中略…

インデックスファンドだけに限れば…中略…

 

オプションを含めた4/15現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、天候相場のスタートである。ファンドは割安な新穀に的を絞って来ている感じがあり、相場の押し目買いはなお続くだろうと見る。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月11日

\46,330

-670

\52,450

450

4月12日

\46,330

0

\51,120

-1330

4月13日

\43,600

-2730

\50,430

-690

4月14日

\46,000

2400

\49,860

-570

4月15日

\48,000

2000

\49,800

-60

続いて一般大豆です…

先週号においては『早晩コーンに対する割安を解消する動きが出るだろう。買い方針である』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けには52,780円と高値更新を果たすものの、翌日から急反落。週末には49,220円の安値まで記録

○東京大豆日足

…削除済み…

コーンのコメントで『調整安が出たら3日待て』としたのだから、大豆もそう書くべきだったな

いずれにせよ44,700円(3/17)→52,780円(4/11)まで8,080円上げ、今週はそこから3,560円の押しである。半値押しまで、あと幾らもない

 

東京もシカゴも頭の重いチャートをしており、どうも元気がないと捉える人も多いようだ。

もっともファンダメンタルズでは、南米というファクターはあるものの、米国では明らかにコーン以上に在庫は窮屈で、作付面積も増加しそうもないということで強い。強いのだから、どこかで見直されるだろう。そこまで丹念に押し目を買うしかあるまい。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\42,110

4月16日

\50,000

11月12日

\38,180

7月7日

\48,000

2011年6月

\39,970

6月16日

\51,260

2月17日

\37,910

7月7日

\49,240

2011年8月

\42,640

8月16日

\52,500

4月4日

\41,050

8月25日

\50,390

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,470

4月6日

\44,880

10月20日

\49,960

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\44,120

3月17日

\49,770

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\44,700

3月17日

\48,800

 一代高値の更新は先物2本だ。また週末には4月限が納会したが、結構乱高下して終了した。もっとも今のシステムでは、当限の一般の玉はないのだから、我々には全く関係のない話だ。

 

○シカゴ大豆日足(4/14現在)

…削除済み…

週末4/15のシカゴ市場は、前日比0.75セント高の1331.75セントでの終了

国内換算では15時半比110円高である。

ただしこちらは、コーンとは逆に新穀が5.50セント安と下げているので、売られてもおかしくない。

 

下げている要因は、中国の需要減懸念、南米の収穫進捗、商品市場全体に広がるゴールドマンサックスの手仕舞い推奨の影響である

中国問題はそんなに気にならないが、ゴールドマンサックスの意見はちょっと気になるところだな。

 

なおCFTC発表の4/12現在のポジションは、…中略…

インデックスファンドだけに限れば、…中略…

 

オプションを含めた4/15現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、ファンダメンタルズは強く、コーンと比べると割安であるのに、ファンドの買い気は薄いようだ。これでは、高値追いまでしては買えない状況だろう。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月11日

\4,010

-3

\4,023

0

4月12日

\3,927

-83

\3,940

-83

4月13日

\3,938

11

\3,949

9

4月14日

\3,929

-9

\3,940

-9

4月15日

\3,953

24

\3,962

22

金相場は、先週号においては『ファンドも買っている、ETF残高も増加している状態であり、もう一段高は有りそうか。しかしここからの高値は、皆が買いつくと大きな振るい落としの下げがあるのではないかと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、4/11には(実際は先週末の夜間取引でだが)4,049円の高値まで出て、そこからは急反落。4連続の陰線を入れて、週末には3,891円の安値まで突っ込み、そこからまた戻り始めた相場である。

○東京金日足

…削除済み…

3,535円(3/18)→4,049円(4/11)まで514円上げた相場は、今週3,891円まで158円の押し。

何があったと言うよりも、やはり振るい落としの下げだろうと見る

 

現状での安値は3,900円割れだが、そこでは下値抵抗も出て来ている。もう一度4,000円台に乗せるようなら、またそこから上昇に加速は付くだろう。

逆に戻しても4,000円を付けきれないようならば、もう一度安値をトライして、最大で3,800円程度までの半値押しが見られるかもしれない。

どちらになるかは、人気の裏を行く事になるのではあるまいか?

 

ただし最終的には、ゴールドマンサックスが予測した1480ドル、6ヶ月以内に1565ドル、1年以内に1690ドルが現実になるだろう。当方は円安になるとも思っているので、1年後は…

1690ドル×95円÷31.1035=5,161円となるのでは?と考えている。まあしかし、ゴールドマンサックスは商品相場の利食い推奨も出すなど、ちょっと今までのニュアンスとは変化も出ているため、絶対的なものだとは考えていないが。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\3,500

4月27日

\4,037

4月11日

\3,246

8月2日

\3,853

2011年6月

\3,619

6月28日

\4,039

4月11日

\3,246

8月2日

\3,950

2011年8月

\3,365

8月27日

\4,039

4月11日

\3,338

8月31日

\3,954

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,043

4月11日

\3,469

10月29日

\3,954

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,046

4月11日

\3,479

1月31日

\3,959

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,049

4月11日

\3,535

3月18日

\3,962

 今週も全限一代高値の更新である。

 

NY金日足(4/14現在)

…削除済み…

週末4/15のNY市場は、前日比13.6ドル高の1485.3ドル国内換算では15時30分比23円高である。

4/11の高値を抜いて史上最高値の更新である。ただし東京市場では、85円で止まった円安が83円まで2円ほど円高になって来たわけで、それが4,000円台からの押しの原因となっているわけだ。

 

週末のNY市場では、…中略…

  

なおCFTC発表の4/12現在のポジションは、…中略…

 

また週末現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、押し目買い相場は続くだろう。円高に振れた場面が買い場になると思われるが、目先4,000円台を付け切れないともうちょっと下値があるか。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月11日

\4,908

3

\4,949

3

4月12日

\4,775

-133

\4,825

-124

4月13日

\4,804

29

\4,835

10

4月14日

\4,778

-26

\4,821

-14

4月15日

\4,790

12

\4,830

9

プラチナ相場は、先週号においては『金が高値更新を続ける中で、プラチナは5,000円を手前に足踏み。素直に、出遅れているから買いと考えるのが妥当な気もするが、乗せ切れなければ深押しも考えられるところ』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けには4,997円まで上昇したものの、5,000円台には乗せ切れず。その後失速した相場は12日に急落となり、週末には安値で4,747円まで一時下落。もっとも13日以降は、概ねもみ合いだったが。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

金相場が158円押す中で、5,000円を付け切れなかったプラチナ相場は250円の調整であるほぼ予想通りの展開だ

 

震災後の安値4,232円(3/17)→4,997円(4/11)まで765円上がったのだから、3分の1押しなら255円でほぼ達成最大半値押しなら382円の押しで、ズバリ4,615円となる

ある無しは言えないが、最大下がってそこまでだろう。そこまで下がっても良いつもりで、突っ込んだところは押し目買いの継続が良いだろう

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\5,276

4月27日

\5,289

4月27日

\4,035

8月25日

\4,790

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,959

2月16日

\4,030

8月25日

\4,800

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,963

2月22日

\4,099

8月31日

\4,801

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\4,224

3月17日

\4,818

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\4,225

3月17日

\4,825

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\4,232

3月17日

\4,830

今週は先物のみ一代高値の更新である。

 

週末4/15のNYプラチナは、…中略…

  

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,830円(プラチナ)−3,962円(金)=868円

 

4/6の966円から詰まり気味だ。一番詰まったのは705円(3/17)であり、もうちょっと詰まれば半値押しだ。800円前半からなら、プラチナ買い・金売りを仕掛けても面白いか

 

結論として当方の相場観は、5,000円を付けきれずに予想通り押して来た相場であるが、暴落はないだろう。押し目買い方針である。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

4月11日

492.0

12.0

475.2

11.4

4月12日

479.0

-13.0

459.1

-16.1

4月13日

466.0

-13.0

450.4

-8.7

4月14日

468.0

2.0

442.1

-8.3

4月15日

464.2

-3.8

435.1

-7.0

先週号においては『今は戻り売りを考えるよりも、335円を底とした上昇相場の2段上げが継続していると見るのが妥当だろう。産地と比べて割安なので、500円を目指している相場であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、481.9円(4/11)まで上昇したものの、そこからは4日連続安。週末には一時430.8円の安値まで記録した。

なお夜間取引でも続落で、425.7円の安値まで現在記録している

○東京ゴム日足

…削除済み…

200円の大暴落の後、110円上がって50円以上押し、今回の2段上げは392.7円→481.9円まで89.2円の上げで終了した

 

1段上げ目と同様に110円上がれば500円でわかりやすかったのに、珍しく他商品と同じ動きで下げるなど、相変わらずゴムは一筋縄でいかない動きだ。

夜間取引の安値まで含めると、481.9円→425.7円までの下げで、現在56.2円の下落中。直近の上げ幅の63%を消したわけで、前回の3月末の押し54.2円をわずかに超える下げである。

 

商社・シッパー・ファンドらは、産地と比べて割安なので買っていたはずで、彼らのポジションは水に浸かっているだろう。

ここで下げ止まれば3段上げ目のスタートだろうが、止まらぬのなら再びトレンドは売りに転換する。どちらになるかの判断は、週明け2日間の動きで決まるだろう。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年4月

342.0

10月26日

550.0

2月18日

323.6

11月1日

464.2

2010年5月

368.9

11月25日

551.0

2月18日

346.0

3月15日

459.8

2010年6月

416.9

12月22日

542.8

2月18日

340.4

3月15日

461.0

2010年7月

460.2

1月26日

535.7

2月18日

337.6

3月15日

454.8

2010年8月

493.3

2月23日

502.7

2月24日

335.0

3月15日

443.9

2010年9月

436.0

3月28日

481.9

4月11日

392.7

3月29日

435.1

 

当先のサヤは4月限464.2円〜9月限435.1円と29.1円の逆ザヤ。逆ザヤ幅は大きく拡大した。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

通常は10円ほどの下ザヤであるゆえ、ちょっと見た事が無いほどの下ザヤである

今週は東京ゴムが大きく下げたのに、産地は全然下がっていなかったのが、この下ザヤ拡大の原因だ。商社・シッパーは、かなり困っているだろう

 

産地の集荷量は1日当たり約5トン〜10トン台となっており、全く物が出て来ていない状態。

もっともタイは現在、水掛祭りの最中なので、それが明けたらどうなるかなのであるが…。これが明けたら雨季で、ゴムは増産期に移行する。

 

国内営業倉庫在庫は3/31現在で186トン減の7,507トン。2旬ぶりの減少である。

4/15現在の上海ゴム在庫は、…中略…

ただし上海ゴム価格は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、来週の安値は一度買ってみたい。予想の手前で大きく下落してしまった相場だが、産地との大幅割安、逆ザヤの拡大、上海在庫の急減など、戻る余地は大きいと考えるゆえに。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

4月11日

\62,680

320

\62,630

580

4月12日

\61,290

-1390

\60,360

-2270

4月13日

\61,300

10

\60,200

-160

4月14日

\61,240

-60

\60,260

60

4月15日

\60,970

-270

\59,880

-380

まずは原油から…

先週号においては『相場は青天井に向かっている。現状ではどこで止まるか予想は付けづらいが、史上最高値は08年に95,360円があった事を思い出すべきか』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は113.46ドル(4/11)まで上昇した後、105.31ドル(4/13)まで8.15ドルも急落し、その後はまた反発。週末4/15は109.66ドルで終了している。

 

また東京原油も63,580円(4/11)まで上昇した後、58,410円(4/13)まで5,170円も急落し、その後は横ばいで終了。ただし、夜間取引では6万円台に戻している。

 

NY原油日足(4/14現在)

…削除済み…

週末4/15は、前日比1.55ドル高の109.66ドルでの終了。東京市場の換算では、15時半比480円高である。

 

11日以降の2日間の急落は、特別に何かあったというわけではない。利食い売りがかさんだだけだろうが、値位置が高いので8ドルの急落となったわけだ。2日で7%ほどの下げは相場には良くある事で、理由なんぞ特に無くても動くものだから…。

 

ただし結論から先に言えば、これはまさに単なる利食い押しなんだろうと思う中東原油は116ドル台、ロンドン原油は124ドル台なのだから、NY原油の110ドルなんぞ決して高くない。

相場は上げたり下げたりしてくれなきゃ、商品取引業者もファンドも困るわけで、ちょっとした材料での乱高下は望むところだろう。だからぶれているだけだと思われる。

 

 なお4/12現在のファンドのポジションは…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

震災後の安値51,100円(3/17)→63,580円(4/11)まで12,480円も上げた相場は、今週58,410円まで5,170円の押しである

3分の1押しと半値押しの中間点くらいまで下げたわけだが、おそらく良いところまで押したな…という感じだろう。

 

皆が半値押しの57,000円台が出たら買いたいと狙っていたはずだが、その寸前で止まるのが相場だ。それは出ないのではあるまいか?

逆に出て皆が買ったら、もっと下がるんだろう。それが相場だから…。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\41,580

11月1日

\63,370

4月11日

\41,340

11月1日

\60,970

2011年5月

\44,090

12月1日

\63,870

4月11日

\53,890

12月1日

\60,410

2011年6月

\47,330

1月4日

\63,660

4月11日

\46,300

1月5日

\60,290

2011年7月

\50,400

2月1日

\63,610

4月11日

\49,530

2月9日

\60,170

2011年8月

\54,680

3月1日

\63,680

4月11日

\51,100

3月17日

\60,010

2011年9月

\58,210

4月1日

\63,580

4月11日

\57,990

4月1日

\59,880

 

結論として当方の相場観は、今週の急落は良い買い場の提供場面だったと思われる。押し目買い方針で、新高値の更新を狙う相場であろうと見る。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月11日

\72,930

450

\72,890

490

4月12日

\70,810

-2120

\70,490

-2400

4月13日

\68,870

-1940

\69,790

-700

4月14日

\69,410

540

\69,700

-90

4月15日

\69,400

-10

\69,600

-100

続いてガソリンです…先週号においては『押し目買い相場の継続である。一直線に上がるかどうかまでの判断は付かないが、8万円を目指している相場であろうと考えている』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けには73,870円の高値まで出たが、その後は反落。翌12日に急落し、その後68,500円まで下落。5,000円以上下げて、3日間は下値もみ合いだった。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

値位置が高いだけに、荒い展開は当然である。いずれは8万円を目指す相場との見方に変化はないが、NY原油の大幅調整とともに急落したのが今週の展開である。

 

しかし結論から先に言えば、7万円割れは買い場であろう。ましてや68,000円台は絶好の買い場だろう。

今の相場は、一サイクルが5,000円〜6,000円なのだろうから、今後も上げ下げはその程度の値幅を想定して仕掛けるのが肝要だろう。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\53,610

10月26日

\75,000

3月14日

\51,720

11月1日

\69,400

2011年6月

\56,000

11月26日

\73,500

4月11日

\55,400

11月29日

\69,540

2011年7月

\60,170

12月27日

\74,120

4月11日

\59,440

1月5日

\59,790

2011年8月

\60,150

1月26日

\74,320

4月11日

\60,120

1月26日

\69,940

2011年9月

\68,770

2月28日

\74,200

4月11日

\61,790

3月16日

\69,900

2011年10月

\66,450

3月28日

\73,870

4月11日

\64,850

3月29日

\69,600

 

ガソリン・原油のサヤは、69,600円(ガソ10月限)−59,880円(原油9月限)=9,720円

1万円以下に詰まった状態であり、ガソリンは割安である。このサヤなら、石油3品の中でガソリンに妙味があるだろう。

 

4/15現在の業者間転売価格は…中略…

 

4/9現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、7万円以下のガソリンは買い場であろう。原油とのサヤも割安になって来ており、押し目買いの継続が良いだろう。

 

 

今週の灯油の値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月11日

\76,810

710

\78,550

820

4月12日

\74,370

-2440

\76,120

-2430

4月13日

\73,750

-620

\75,570

-550

4月14日

\74,350

600

\75,500

-70

4月15日

\74,440

90

\75,290

-210

最後に灯油です…

先週号においては『大きなトレンドではまだまだ上がる相場だと見ているが、目先は倍返しの目標値も達成。一度利食いして、押し目を待つのも手だろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けに79,530円までの高値を記録したものの、その後は急反落。翌12日、13日と下落して73,950円の安値まで5,580円の暴落。その後は75,000円台に戻してのもみ合いである。

○東京灯油日足

…削除済み…

元々倍返しである77,970円が目標値であり、それをあっさりと突破したのだから利食いしてナンボという方針は大成功。

 

チャートでこのまま戻るか、それとも72,000円台までもう一発突っ込むかはまだ微妙だが、75,000円台は一度買って、そこから1,000円刻みのナンピンだろう

次の上昇では、8万円相場を実現するものと想定する。今の下落はトレンドの転換ではなく、買われ過ぎの指数調整だったと考えているゆえにだ。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\52,450

10月26日

\77,500

4月11日

\51,400

11月1日

\74,440

2011年6月

\55,940

11月26日

\77,830

4月11日

\55,260

11月29日

\74,270

2011年7月

\59,620

12月27日

\78,300

4月11日

\58,610

1月5日

\74,420

2011年8月

\59,900

1月26日

\78,760

4月11日

\59,850

1月26日

\74,820

2011年9月

\69,000

2月28日

\79,000

4月11日

\66,230

3月17日

\74,990

2011年10月

\71,490

3月28日

\79,530

4月11日

\70,060

3月29日

\75,290

 

4/15現在の業者間転売価格は…中略…

 

4/9現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、5,000円の急落で買われ過ぎが是正されたため、相場は再び押し目買いが出来る水準になったと見るべきだろう。押し目は買い下がって、新高値更新を目指すのが良いだろう。

 

 

 

〔その他〕

 

  今週も為替3種のチャートをアップ。

○ドル/円相場日足

…削除済み…

85.52円(4/6)→82.97円(4/14)まで円高となっている。週末のNY市場でも82.94円が出て、終わりは83.05円である。

 

85円台でチャート上でもいっぱいになっている格好だが、…中略…

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

4/11に123.31円まで円安になり、相対力指数も80ポイント近くまで上がって、現在は調整中だ

週末のNY市場では119円台まで円高になっており、場合によってはもうちょっと調整するか。

 

しかし日柄は、商品市場の動きと全く一緒だね。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

こちらはドル安トレンドのままである。

つまりドルは、また一番安い状況になっているわけだ。これじゃ金が、史上最高値を更新して行くわけだ。

 チャートでは青天井型になっているが、ホントは天井を打たない相場は無いわけであり、その時はドルベースの商品価格も下げに転じるのだろう。

 もうちょっと加速が付いた場面で、そうなるのではないかと思っているが、さて? 

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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