商品市況展望 割愛版

平成23年4月24日記

 

ジム・ロジャーズ氏が語るインフレ、商品、中国  4月14日 日経新聞

「2011年4月6日 Forbes.com」 インフレ、商品市況、そしてアラブ諸国の政情不安の3点は、今日国際投資家が直面している最も重要なテーマに含まれる。4月2日に上海で開かれた「ワールドマネー・ショー」の合間に、この3点をはじめとする注目テーマについて著名投資家のジム・ロジャーズ氏に話を聞いた。ロジャーズ氏は米有力ヘッジファンド、クォンタム・ファンドの共同創業者で、『中国の時代』(日本経済新聞出版社、2008年)など投資に関する数々のベストセラーの著者でもある。インタビュー要旨は以下の通り。

 ――中国経済の前途をどう見ているか。

「中国の好景気と繁栄は継続しており、すそ野が拡大しているのが分かる。不動産ブームも広がっており、より顕著になっている。だが当然、私を含めてこれを不動産バブルと見る者もいる。少なくとも私は沿岸部の都市については不動産バブルだと考えている。ご存じのとおり、中国政府はバブルをはじけさせようとしており、恐らくそうなるだろう。中国の政府には、本気になればどんなバブルでもつぶせるだけの権限と支配力がある。いずれ分かる

 

 ――中国のインフレについてはどうか。

世界的なインフレは既に起きており、深刻だ。しかもさらに悪化するだろう。原因の一端は中国にある。というのも自国通貨を国際市場から遮断しており、結果的に資金が中国に閉じ込められているからだ。このため資金は中国内の行き場を探して、家具や不動産、実物資産などあらゆるものに向かう。これが問題の一因だ」

 

「ただ言うまでもなく、本当の問題は米国が大量の貨幣を増刷していることであり、それが世界中にジャブジャブあふれていることだ。中国人民銀行がどれほど抵抗しても、米国の中央銀行の方がはるかに規模は大きく、資金量も多い。世界中の中央銀行は商品相場の高騰という事態に直面しており、たとえ自ら貨幣を増刷しなくても物価は大幅な上昇を続けるだろう。このため当面は貨幣の増刷とは無関係に、インフレは進む構造になっている。それでも米国が火に油を注ぐかたちで量的緩和を実施していることが各国のインフレ抑制を一段と困難にしている。米国はインフレを最大限にあおっており、状況は悪化するだろう」(中略)

 

――商品については、相場はすでに相当上昇した。まだ上昇の余地がありそうな分野はあるか。

分野としては農業だ。砂糖の価格は過去数年で500%上昇したが、それでも史上最高値と比べれば50%低い。ここからも農産物の価格がどれだけ低迷してきたか分かるだろう。つまり歴史的に見て、最も低迷しているのは農産物というカテゴリーだ。銀、天然ガス、コメなど、まだ割安な商品を探そうとしている。銀は上昇してきたとはいえ、まだ史上最高値と比べれば30〜40%も低い。私の見立てが正しければ、農産物価格はもっとずっと高くなるはずだ

 

今後は世界中で政情不安が拡大し、さらに多くの政権が倒れ、多くの国々が崩壊するだろう。それは農産物価格が今後大幅に上昇するためだ。銅価格が上昇しても一般の人々は気がつかないため、暴動は起きない。だが砂糖やコメ、小麦の価格が上昇すれば。だれもがすぐに気がつき不満を持つ。それが今アラブ諸国で起きている事態の一因であり、今後も続くだろう。社会不安は今後も様々な所で起きるだろう。過去数年間、農産物を原因とする政情不安がかなり起きた。状況は今後もずっと悪くなる。---売り手にとっては良くなるとも言えるが」

 

 ――日本の混乱の影響は最終的にどうなると見ているのか。

「私は4月上旬に日本株を多少買った。それ以前、すなわち震災で日本株が急落する以前から購入を検討していたため、行動に移したのだ。日本の状況によって商品相場の上昇圧力はさらに高まるだろう。日本の農産物は汚染が疑われ、廃棄される可能性もあるためだ。金属に関しては、日本では長年建築活動が活発ではなかったが、今後は復興需要のため銅、セメント、鉄鋼については新たに想定外の大口需要家となるだろう。同じことが石油、天然ガス、石炭についても言える。ウランに代わるエネルギー源の重要性が高まっているためだ。このため今後は石油、天然ガス、石炭などのエネルギー源への需要が高まるだろう。世界にとっては商品需要が増えることを意味する」(中略)

 

 ――商品相場の高騰は、米国の農地価格にどのような意味を持つのか。

商品相場の高騰は、既に米国の農地価格を押し上げており、今後もさらに大幅に上昇するだろう。(中略)農業は今後10年、20年、30年にわたり、極めて収益性の高い産業になるだろう。農業従事者を含むあらゆる資源が不足しているため、今後数年以内に大規模な食糧危機が起きる可能性が相当高い。米国のある州では農業従事者の平均年齢が58歳に達している。10年後には、まだ働いているとしても68歳になる」

 

「同じことが世界中で起きている。日本政府はちょうど『今後どうすべきか』を検討し始めたところだ。(中略)今後は証券マンではなく、農民がランボルギーニを乗り回すようになり、証券マンはタクシーを運転するようになるのだ(中略)」

 

――他のアジア市場についてはどうか。

今はむしろ商品を持っておきたいため、株はどこでも買っていない。まだ世界経済に対しては懐疑的だ」(後略)

 

 中国びいきのジムは嫌いだが、商品相場の応援団としてのジムは好きだ。

農産物価格は高騰するだろうという考え方は当方も同じであり、震災後の日本の情勢に関してもほぼ一致している。

 このインタビューは4月6日時点のものであるが、農産物価格の上昇や震災後の動向に関しては、同じような見方を震災直後の3月13日号ですでに書いておいた。だから、まねしたわけじゃない。

 

 また先週は81円台までの円高となっているのだが、為替についても当方は大きな円安が到来するという見方は変わらない。

数年後には120円台になってるんじゃないの?という考え方だ。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

7月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

4月18日

\30,690

-230

\28,110

 

4月19日

\31,250

560

\28,660

550

4月20日

\31,460

210

\29,090

430

4月21日

\30,750

-710

\28,400

-690

4月22日

\30,750

0

\28,460

60

 

まずはコーンから…

先週号においては『天候相場のスタートである。ファンドは割安な新穀に的を絞って来ている感じがあり、相場の押し目買いはなお続くだろうと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けに発会した5月限で29,360円(4/21)と先物引継ぎ足での高値更新。だがそこからは1,000円ほどの急落となり、週末は横ばいで引けた。

○東京コーン日足

…削除済み…

22,740円(3/16)→28,980円(4/11)までの上げ幅は、6,240円そこから26,810円(4/15)まで2,170円の押しを入れ、29,360円(4/21)まで2,550円の上げである

週末は米国市場がグッドフライデー休日となって夜間取引もなかったため動かなかったが…中略…

 

気になるなら、来週28日(木)までにはポジションを消しておくのが良いだろう。2日は日計りのみで、6日の寄り後からまたポジションを取れば良いだろう。

今のようなストップ制限の無いシステムでは、2日とか6日とかはいきなり4,000円も上下に動いたって不思議ではないわけで、当たれば良いが曲がれば悲惨だ。両建てしたって証拠金は必要ないわけで、そういうスパン証拠金のメリットは活用するべきだろう

 

相場自体に関しては、目先は天候でぶれるのだろうが…中略…

  

一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年7月

\20,850

6月16日

\32,260

4月11日

\19,080

6月30日

\30,750

2011年9月

\21,940

8月16日

\31,400

4月11日

\21,450

8月25日

\29,500

2011年11月

\23,280

10月18日

\28,910

4月21日

\21,890

3月16日

\28,150

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\22,100

3月16日

\27,600

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,740

3月16日

\28,040

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\27,840

4月18日

\28,460

 週明けに出たばかりの先物以外では、中物が一代高値を1文だけ更新している。

 

○シカゴコーン日足(4/21現在)

…削除済み…

週末の4/22のシカゴ市場は休場。

 

現在は天候相場に突入しており、降雨による作付け遅れ懸念で上がったり、いや回復すると売られたりである

農家はなるたけ5月半ばまでには作付を完了したいはずで、今の価格帯だと大豆よりもコーンの方がエーカーあたり200ドルは収益が良いという水準であり、無理してでも進捗させるのではあるまいか?

 

なおCFTC発表の4/19現在のポジションは、…中略…

 

オプションを含めた4/21現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、21日に長い陰線が入ってチャートはあまり良くないかと思ったが、シカゴでファンドは買いのままである。国内は連休前で仕掛けづらいが、これでは大して押さないのではないかと思われる。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

6月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

4月18日

\48,500

-740

\49,900

 

4月19日

\49,200

700

\50,000

100

4月20日

\49,100

-100

\50,900

900

4月21日

\49,100

0

\50,550

-350

4月22日

\49,190

90

\50,830

280

続いて一般大豆です…

先週号においては『ファンダメンタルズは強く、コーンと比べると割安であるのに、ファンドの買い気は薄いようだ。これでは、高値追いまでしては買えない状況だろう』とコメントした。

今週の相場展開は、20日に大きく上がった相場が51,180円(4/21)まで上昇。しかしその後は若干値を消し、4/11に記録した年初来高値には全く届かず。安値から戻してはいるものの、まだ元気の無い相場であった。

○東京大豆日足

…削除済み…

 コーンが先物引継ぎ足で4/11の高値を更新したにもかかわらず、大豆は4/21の高値でもまだ1,600円の出遅れだ

決して悪いチャートではないのだが、もたもたしている感は否めない。

 

米国の在庫率というファンダメンタルズでは、コーン以上に需給は逼迫だ。またコーンに比べて割安でもあり、農家はエーカー当りコーンを作付けした方が200ドルの収入アップという。

よって米国産大豆の作付面積は増加する可能性は薄く、今年豊作になったとしても需給逼迫は変わらない

 

だが大豆は南米産も多い事や、…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年6月

\39,970

6月16日

\51,260

2月17日

\37,910

7月7日

\49,190

2011年8月

\42,640

8月16日

\52,500

4月4日

\41,050

8月25日

\49,750

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,470

4月6日

\44,880

10月20日

\50,210

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\44,120

3月17日

\50,500

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\44,700

3月17日

\50,550

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\49,510

4月18日

\50,830

 一代高値・安値の記録は、発会したばかりの先物のみ

 

○シカゴ大豆日足(4/21現在)

…削除済み…

週末4/22のシカゴ市場は休場。

しかし4/14の1316.50セントを底にして、チャートは一目均衡表の雲の上に立ち上がって来ており、悪くは見えない。だが何度も14ドル台前半で押し返されている相場であり、突破するには何かインパクトのある材料か、あるいは先にコーンが急騰する必要があるだろう。

 

なおCFTC発表の4/19現在のポジションは、…中略…

 

オプションを含めた4/21現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、コーンと比べて割安なのは明らかなのだが、今は天候相場期の初期であり、どうしてもコーンに注目が集まって大豆は二の次になっている。インパクトのある材料が出るまでは、しばらく高値乱高下の逆張りであろう。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月18日

\3,962

9

\3,967

5

4月19日

\3,947

-15

\3,960

-7

4月20日

\4,001

54

\4,008

48

4月21日

\3,980

-21

\3,982

-26

4月22日

\3,960

-20

\3,982

0

 

金相場は、先週号においては『押し目買い相場は続くだろう。円高に振れた場面が買い場になると思われるが、目先4,000円台を付け切れないともうちょっと下値があるか』とコメントした。

今週の相場展開は、再び4,000円台を回復した相場が4,017円(4/21)まで上昇。しかし週末に掛けては軟化して、4,000円台を割り込んでの終了だ。

○東京金日足

…削除済み…

3,535円(3/18)→4,049円(4/11)まで514円上げた相場は、3,891円(4/15)まで158円の押しを演じ、今はもみ合い中

NY金はドル安で連日の高値更新であるが、東京市場は81円台まで進んだ円高もあって頭の重い状況が続いている。

 

当方の為替に対する相場観は、…中略…

だから円高で売られた場面は買いだと考えているのだが、おそらく弱気の人はチャートが三尊天井型になってきたのを気にするだろう。

3,891円(4/15)を割り込めば三尊天井は完成で、急落した場合は3,800円〜3,700円台前半がターゲットになるはずだ。意地の悪い相場なら、3,891円を割り込んだ瞬間に底を打つかもしれない。

 

だが下げてもそんなもんだろう。…中略…

 

逆にゴールドマンサックスが予測した第一目標1480ドル(これは達成)、第2目標1565ドル、第3目標1690ドルが現実になる可能性は高い。為替120円といわず、仮に95円だとしても…

1690ドル×95円÷31.1035=5,161円となるそのくらいは有り得るのでは?

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\3,500

4月27日

\4,037

4月11日

\3,246

8月2日

\3,960

2011年6月

\3,619

6月28日

\4,039

4月11日

\3,246

8月2日

\3,971

2011年8月

\3,365

8月27日

\4,039

4月11日

\3,338

8月31日

\3,971

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,043

4月11日

\3,469

10月29日

\3,975

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,046

4月11日

\3,479

1月31日

\3,977

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,049

4月11日

\3,535

3月18日

\3,982

 

NY金日足(4/21現在)

…削除済み…

週末4/22のNY市場は、グッドフライデーで休場。

 

だが相場は、すでに1500ドル台に乗せている。もっとも相対力指数は72ポイント台であり、1500ドルという節目も出したため、一度押してくれた方がありがたい相場である

 

なおCFTC発表の4/19現在のポジションは、…中略…

 

また4/21現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、押し目買い継続の相場であろう。ただし押した場合は、3,891円を割り込んで三尊天井を形成する可能性〜最大3,700円辺りまで下げるだろう。指値で難平買いを入れておくのが良いと考える。

 

 

 

今週のプラチナの値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月18日

\4,757

-33

\4,796

-34

4月19日

\4,711

-46

\4,752

-44

4月20日

\4,757

46

\4,806

54

4月21日

\4,742

-15

\4,798

-11

4月22日

\4,770

28

\4,828

33

プラチナ相場は、先週号においては『5,000円を付けきれずに予想通り押して来た相場であるが、暴落はないだろう。押し目買い方針である』とコメントした。

今週の相場展開は、4,800円を割れると反発して戻す展開での推移。

NYプラチナ日足

…削除済み…

東京市場の日足と間違えて、NY市場の日足を準備してしまった。どうにもならんので、そのままアップする。

このチャートでは連休前の2日間で反騰だが、結局これはNYダウが急騰したからだろう。

 

国内プラチナ市場は、震災後の安値4,232円(3/17)→4,997円(4/11)まで765円上がって、その後3分の1押しのもみ合い

最大半値押しなら4,615円まであるが、今は4,708円(4/20)で止まり、4,800円台まで回復している情勢だ

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\5,276

4月27日

\5,289

4月27日

\4,035

8月25日

\4,770

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,959

2月16日

\4,030

8月25日

\4,787

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,963

2月22日

\4,099

8月31日

\4,800

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\4,224

3月17日

\4,797

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\4,225

3月17日

\4,820

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\4,232

3月17日

\4,828

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,828円(プラチナ)−3,982円(金)=846円

 

先週号で「800円前半からなら、プラチナ買い・金売りを仕掛けても面白いか」としたわけだが、785円(4/20)まで詰まって底打ちか?

 

結論として当方の相場観は、金とのサヤは785円で2番底を打ったのではないかと思われ、金相場も弱気はしていないものの、鞘取りは有効ではないかと思われる。単体では押し目買いの継続である。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

4月18日

450.0

-14.2

425.0

-10.1

4月19日

435.0

-15.0

409.7

-15.3

4月20日

454.9

19.9

425.9

16.2

4月21日

445.0

-9.9

412.3

-13.6

4月22日

451.6

6.6

419.0

6.7

 

先週号においては『来週の安値は一度買ってみたい。予想の手前で大きく下落してしまった相場だが、産地との大幅割安、逆ザヤの拡大、上海在庫の急減など、戻る余地は大きいと考えるゆえに』とコメントした。

今週の相場展開は、週明け2日間は続落で、20日は反騰。しかし21日はまた下落。週末は小戻しした。いずれにせよ値幅は大きい相場であった。

○東京ゴム日足

…削除済み…

200円の大暴落の後、110円上がって50円以上押し、90円上げて80円下げた相場が今の動きである

しかし良く動く。かつてはゴム自体の価格が80円以下だった時もあったのに、今は10日でその値幅が動くわけだ。

 

80円の値動きは、わずか1枚での40万円の動きだ。…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年4月

342.0

10月26日

550.0

2月18日

323.6

11月1日

451.6

2010年5月

368.9

11月25日

551.0

2月18日

346.0

3月15日

453.1

2010年6月

416.9

12月22日

542.8

2月18日

340.4

3月15日

452.0

2010年7月

460.2

1月26日

535.7

2月18日

337.6

3月15日

445.0

2010年8月

493.3

2月23日

502.7

2月24日

335.0

3月15日

431.5

2010年9月

436.0

3月28日

481.9

4月11日

392.7

3月29日

419.0

 

当先のサヤは4月限451.6円〜9月限419.0円と32.6円の逆ザヤ。逆ザヤ幅はまた大きく拡大した。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

産地の集荷量は1日当たり約10トン〜20トン台となっており、全く物が出て来ていない状態。

 

国内営業倉庫在庫は4/10現在で27トン増の7,534トン。2旬ぶりの増加である。

4/22現在の上海ゴム在庫は前週比1,222トン減の14,717トン11週連続の減少であり、多い時には15万トン〜20万トン以上あったものが、危機的水準まで落ち込んでいる。

ただし上海ゴム価格は、週明け2日間の急落〜その後の反騰となっているが、基本的に上がっていない

 

理屈から言えば、400円前後の価格は買いたくなる。モノは無いし、産地と比べて割安だからだ。

だがこの相場は、上がるとなったら連続陽線でトコトン上がるし、下がるとなったら連続陰線でトコトン下がる性質がある。週末は若干の陽線であるが、買うのは下げ止まりが確認出来てからの方が良いのかもしれない。

 

 結論として当方の相場観は、400円前後の価格は一度買い拾ってみたいところであるが、一方方向に動く事が多い相場なので、下げ止まりを確認してからが』良いだろう。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

4月18日

\61,010

100

\59,980

100

4月19日

\60,630

-440

\58,920

-1060

4月20日

\61,010

380

\59,660

760

4月21日

\61,050

40

\60,160

500

4月22日

\61,040

-10

\60,120

-40

 

まずは原油から…

先週号においては『今週の急落は良い買い場の提供場面だったと思われる。押し目買い方針で、新高値の更新を狙う相場であろうと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は3連休前の市場を112ドル台で終了。注目は来週に113.46ドル(4/11)を抜く事が出来るのか?それとも110ドルを再び割れるのか?という状況。

 

また東京原油は、円高もあって弱含みに推移し58,000円(4/20)まで下落。しかしそこからは戻して6万円台は回復である。

 

NY原油日足(4/21現在)

…削除済み…

週末4/22は、グッドフライデーの休場

 

113ドル→105ドルまで8ドル下げ、再び112ドルまで戻って3連休を迎えたわけだ

相対力指数は63ポイントで過熱しておらず、113ドルを抜ければまた上昇に加速が付くだろう。一方で110ドルを割り込むようなら、また105ドルを目指すだろう

 

大勢では買い相場であると思っているため、また少なくとも08年の147ドルはクリアすると思っているため、狙いはどこで買うかだけである。

 

なお4/19現在のファンドのポジションは、…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

先週に記録した58,410円は、今週の安値58,000円(4/20)と割り込んだ円高が85円→81円台へと進行したためである

しかしすぐに6万円台に戻る状況は、まだ押し目買いを示唆する状況。

 

58,000円は押し目底ではないかと見ている。あとは、どこで買うかだけだろう。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\41,580

11月1日

\63,370

4月11日

\41,340

11月1日

\61,040

2011年5月

\44,090

12月1日

\63,870

4月11日

\53,890

12月1日

\60,750

2011年6月

\47,330

1月4日

\63,660

4月11日

\46,300

1月5日

\60,520

2011年7月

\50,400

2月1日

\63,610

4月11日

\49,530

2月9日

\60,360

2011年8月

\54,680

3月1日

\63,680

4月11日

\51,100

3月17日

\60,310

2011年9月

\58,210

4月1日

\63,580

4月11日

\57,990

4月1日

\60,120

 

結論として当方の相場観は、63,580円(4/11)からの調整の下げは、58,000円で終了しただろう。押し目買いの継続である。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月18日

\69,520

120

\69,900

300

4月19日

\69,780

-740

\69,020

-880

4月20日

\69,000

220

\69,780

780

4月21日

\68,550

-450

\69,990

210

4月22日

\68,030

-520

\69,940

-50

続いてガソリンです…先週号においては『7万円以下のガソリンは買い場であろう。原油とのサヤも割安になって来ており、押し目買いの継続が良いだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、4/20には68,250円まで下落したものの、その後は7万円を挟んだ値動き。ただし円高になったため、終値で7万円を回復する事はなかった。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

73,870円(4/11)→68,250円(4/20)まで5,620円の下げを演じた相場だが、7営業日下値もみ合いの状況

 

結論から先に言えば、68,250円は押し目底ではあるまいか。原油価格が急落するか、あるいは80円割れの円高が来ないと、もうここからは下げづらいだろう。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\53,610

10月26日

\75,000

3月14日

\51,720

11月1日

\68,030

2011年6月

\56,000

11月26日

\73,500

4月11日

\55,400

11月29日

\69,210

2011年7月

\60,170

12月27日

\74,120

4月11日

\59,440

1月5日

\69,830

2011年8月

\60,150

1月26日

\74,320

4月11日

\60,120

1月26日

\70,300

2011年9月

\68,770

2月28日

\74,200

4月11日

\61,790

3月16日

\70,290

2011年10月

\66,450

3月28日

\73,870

4月11日

\64,850

3月29日

\69,940

 

ガソリン・原油のサヤは、69,940円(ガソ10月限)−60,120円(原油9月限)=9,820円

1万円以下に詰まった状態であり、ガソリンは割安である。このサヤなら、石油3品の中でガソリンに妙味があるだろう。

 

4/22現在の業者間転売価格は…中略…

 

4/16現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、68,250円で押し目底は打っているだろう。実需の不振は続くだろうが、すでに原油に対して割安であり、需要減=価格下落と単純には動かないと見る。

 

 

今週の灯油の値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月18日

\74,350

-90

\75,400

110

4月19日

\73,300

-1050

\74,360

-1040

4月20日

\74,000

700

\75,170

810

4月21日

\73,700

-300

\75,520

350

4月22日

\73,820

120

\75,480

-40

最後に灯油です…

先週号においては『5,000円の急落で買われ過ぎが是正されたため、相場は再び押し目買いが出来る水準になったと見るべきだろう。押し目は買い下がって、新高値更新を目指すのが良いだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、19日に急落して、73,470円(4/20)までの安値を記録したが。その後は急反騰して75,000円台は回復。

○東京灯油日足

…削除済み…

先週記録した73,950円の安値を更新したが、すぐに75,000円台は回復である

よって先週コメントした「75,000円台は一度買って、そこから1,000円刻みのナンピンだろう」という方針は変わらず。

次の上昇では8万円相場を実現するという考えに変化は無く、下がれば下がるだけ次の値幅が大きくなるだけだろうと見ている。73,470円(4/20)が押し目底でも全くおかしくない。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\52,450

10月26日

\77,500

4月11日

\51,400

11月1日

\73,820

2011年6月

\55,940

11月26日

\77,830

4月11日

\55,260

11月29日

\73,980

2011年7月

\59,620

12月27日

\78,300

4月11日

\58,610

1月5日

\74,230

2011年8月

\59,900

1月26日

\78,760

4月11日

\59,850

1月26日

\74,720

2011年9月

\69,000

2月28日

\79,000

4月11日

\66,230

3月17日

\75,070

2011年10月

\71,490

3月28日

\79,530

4月11日

\70,060

3月29日

\75,480

 

4/22現在の業者間転売価格は…中略…

 

4/16現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、73,470円で押し目底を打った可能性が高いだろう。ただし在庫はだぶついているためスポットや期近は下げ余地があり、それに連動して売られた場面を買い仕込むのが良いだろう。

 

 

 

〔その他〕

 

  今週も為替3種のチャートをアップ。

○ドル/円相場日足

…削除済み…

震災後の急激な円高は5営業日で6円あまり動いたわけだが、今回の85円台からの円高はダラダラと12営業日に渡って4円の円高進行中

為替相場というものは、大体がGW中で日本人の誰もが手出しが出来ないところで、海外投機筋が大きく動かすケースが多いものだ。今回もそうなるのかもしれない。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

対ユーロでも円高であるが、18日以降はそうでもない。つまりは円高というよりは、ドル安という事だ。

 国内商品市場の動きは、相変わらずこのチャートと似ている。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

ドル安が進行している状況は、これを見ると明らかだ。米国がばら撒き政策を止めない限り、ドル安&インフレは続くのだろう。

口では出口戦略を言う米政府関係者だが、これを見るとジム・ロジャースが正しいのだろう。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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