商品市況展望 割愛版

平成23年5月1日記

 

 明日2日はGWの谷間の立会いだが、2日分の入電が入った。

 

銘柄    限月 最新値 前日比 大引比 円換算
為替       81.17      -0.56
原油   11/06 113.73  +0.87  +0.54 -120円
金    11/06 1565.8  +34.6  +35.4  +65円
銀    11/07 4799.0  +44.9  -10.5 -1.1円
白金   11/07 1878.0  +38.1  +55.1 +111円
コーン  11/07 756.50 +27.25  -9.25 -470円
大豆   11/07 1394.00 +40.50  +0.50 -280円
コーヒー 11/07 298.65  -0.55  +2.50  +70円
粗糖   11/07  22.20  -0.31  -0.43 -1040円

 

 また円高がちょっと進んだが、金・プラチナは急騰。

穀物は2日目に急反騰だが、1日目に急落していたので安いという状況だった。

 次の立会い日である6日の入電は3日分だから、また大きく動いているのかもしれない。

 

さて先週はFOMCでQE2を予定通り6月末で終了させると発表があり、ひょっとして相場に大きな影響があるのでは?と考えた人も多かったと思う。

しかし今のところ、商品相場には何ら影響が出ていないようだ。

原油は下がらず、金がまた大きく新高値を更新している事がそれを裏付ける。

一説には、QE2が終了しても金利はすぐに上げられない。

少なくとも年内は、実質ゼロ金利が継続するだろうから、商品相場には影響が出ないのだろうと言われている。

 

それはともかく、GE2という経済用語。分かっているようで分からない人も多いかもしれない。

池上彰さん風に、今回は解説してみようか…(笑)

 

QE2。もちろんクイーン・エリザベス2世号の事じゃありません。

Second Round of Quantitative Easingの略であり、Quantitative Easingは日本語では量的緩和という意味。

つまり量的緩和の第2弾という事なのです。

昨年2010年11月にスタートし、今年の2011年6月の終了まで8ヶ月間行われる予定の金融政策だったんですね。

 

 じゃあそのQE2っていうので、一体何をしたんでしょう?

 実はFRB(米連邦準備理事会)というところが、「国債を最大で6000億ドル(約49兆円)購入しますよ!」という事なんです。

 12の連銀から構成されているFRBですけど、連邦準備銀行というところはドル紙幣を発行するという業務を行っているんですね。

これが49兆円分の国債を購入し、代わりにせっせとドルを刷ってばら撒いたわけなんですね。

これがQE2なんです。

 

 ちなみにQE2があったのなら、QE1はあったんでしょうか?

 いや、良い質問ですね!はいそのとおり、あるんですね。

実は2009年3月〜2010年3月末まで行われ、米国債・住宅ローン担保証券、エージェンシー債をあわせて約1.75兆ドル(約140兆円以上)を購入しました。

サブプライムローン危機の後に行われた金融緩和政策、それがQE1なんですね。

 

 QE1があって、QE2があるなら、QE3はないのか?

 これもすでに取り沙汰されています。

何のためにこのQE(量的緩和)をしているのかといえば、そりゃ景気が良くなってもらいたいからですね。

そしてその景気というのは、日本や中国やインドの景気の話じゃなくて、アメリカの景気を良くしたいわけですね。

ですから米国の景気がダメなら、またFRBはきっとやるでしょうね。みなさん、ご理解いただけましたか!?

 

ま、池上さんなら、きっとこんな風でしょう…

 

 で、実際のところQE2で米経済が潤ったのかといえば???だ。

溢れたマネーは株や商品に流れ込んだだけで、新興国や資源国ではバブルの様相。

 だから中国もインドも、あるいはオーストラリアも利上げによる金融引き締めにというアメリカとは真逆の行動だ。だからドル安になるのだが…。

 最近ではこの新興国・資源国の金融引き締めをQT(Quantitative Tightening)と呼んだりする。

さしずめ段階的に何度も利上げする中国なんぞは、QT1〜QT7辺りまで行ってるか…。

キューティーハニーが7人だぁ!って感じだ(笑)

 

 連休中で、相場は来週2日間しか立会いが無いし、仕掛けづらい。

だから今週は相場解説より、もうちょっと詳しくこのQE2の話を書いてみようか。

 このQE2が出た頃に、米国で流行った面白おかしい説明(批判)がこれだ!

 

FED(連邦準備理事会)の話きいた?

*米国ではFRBじゃなく、FEDと言う

 

FEDがどうかしたの?

 

彼らは又Quantitative Easing をやるらしいよ?

 

なにそれ?

 

かれらはまた巨額の資産購入をするってことさ、

 

どういうこと?

 

バランスシートを拡大して国債を買うんだってさ

 

で、どういうこと?

 

つまり膨大なお金を刷るってことだよ

 

じゃあなんでそれを”Quantitative Easing ”なんて呼ぶの? なんで単に”Printing Money”って呼ばないの?

*プリンティングマネー…紙幣増刷の事

 

それは”Printing Money”が衰退した経済帝国やバナナ共和国の最後の手段で、FEDはそれが彼らの只一つのアイデアだって認めたくないからだよ

バナナ共和国とは、バナナなどの一次産品の輸出に頼り、主にアメリカなどの外国資本によってコントロールされる政情不安な小国を指す言葉

 

だいたいなんで彼らはお金を刷りたいわけ?

 

それは我々がデフレに陥ってると彼らが考えていて、デフレはとても悪いことだからだよ

 

デフレって何?

 

物の値段が下がることだよ

 

それって悪いことなの? だってみんなもっとたくさんの物が買えるようになるってことでしょ?

 

そうだよ、でもFEDは悪いことだって言うんだ。特に不景気の時にはね、

 

つまり不景気でみんなお金に困ってるときに物の値段が下がるのは駄目だっていうの?

 

そうだよ、むしろ値段が上がる方がいいらしいよ

 

大体なんでFEDは私たちがデフレだって考えてるの?

 

CPI(消費者物価指数)にそう出てるからだよ

 

でも食料品の値段は1年前より上がってるわよね?

 

そうだね、

 

ガソリン代も上がってた、

 

そうだね、

 

医療費だって上がってる、

 

そうだね

 

学費だって上がってない?

 

そうだね

 

タクシー代も、

 

そうだね

 

地下鉄だって、

 

そうだね

 

株価だって1年前より上がってるわよ

 

そうだね

 

債権も、

 

そうだね

 

じゃあいったい何がデフレ化してるっていうのよ

 

僕が見るところデフレ化している唯一のものはFEDの信頼じゃないかな?

 

っていうかもともと信頼あったの?

 

いいや、

 

なんで?

 

だってFEDは過去20年間大事な所で常に間違い続けてきたからね

 

それは彼らがITバブルを見逃してたことを言ってるの?

 

そうだよ。っていうか実際には彼らは火に油を注いでたよ

 

それに住宅バブルも、

 

そう、あれだって彼らが原因をつくったようなものさ

 

サブプライム問題も?

 

そう。彼らはリーマンが倒産する直前までずっとたいしたこと無いって言ってたよ

 

FEDが正しかったことってなかったわけ?

 

そうだねぇ、ちょっと考えさせて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ないね、全くない

 

誰がFEDを動かしているの?

 

ベン・バーナンキだよ

 

ベンはビジネスの経験が豊富なの?

 

いいや、全く無いよ。

 

政策の経験は?

 

ない、

 

選挙で選ばれたの?

 

いいや、

 

じゃなんで彼にまかされてるの??

 

知らないよ。多分あの立派なひげに関係があるんじゃないかな?

うちの配管工だって立派なひげだけど、経済で彼が頼りにできるとは思わないけど

     おそらくこの配管工っていうのは、任天堂のゲームキャラクター、マリオの事だ。

 

まあね。それに配管工は普通壊れた配管を直してくれるし、それ以上壊すことは無いよね

 

本当だわ。つまり配管工はベンより賢いってことね

 

そう。だから彼は経済学者じゃなくて配管工になったんだろうね

 

で、FEDはどうやって量的緩和をしようとしてるの?

 

彼らはお金を刷って長期国債を買うつもりだよ

 

国債を財務省から買うの?

 

いいや、国債をゴールドマンサックスから買うんだってさ

 

私をからかってるの?

 

いいや

 

???ちょっと整理させて。もし私が国債を買いたいときは財務省から買えるわよね?

 

うん

 

でもベンは合衆国国民のお金を使って国債を買うのに財務省からじゃなくゴールドマンサックスから買うっていうの?

 

そのとおり

 

ゴールドマンサックスは値段をまけてくれるの?

 

そんなわけ無いだろ、彼らはゴールドマンサックスだよ。彼らは国民からたんまり儲けを吸い上げるわけさ、

 

なんでゴールドマンサックスがそんなことできるわけ?

 

それはFEDがあらかじめいつ、何を買うのかアナウンスするからさ、

 

つまりゴールドマンサックスは先回り売買取引をして、可能な限りの高値で国債を売りつけるってわけ?

 

そのとおり

 

FEDはその泥棒行為を認めてるってこと?

 

もちろん。そうでなきゃ財務省から直接国債を買うはずだよ

 

どこが実際に国債を購入するの?

 

国債の購入はニューヨーク連銀によって取り仕切られることになっているよ

 

誰がニューヨーク連銀の責任者なの?

 

今の総裁はウィリアム・ダッドリーだよ

 

どんな人なの?

 

ウィリアム・ダッドリーはNY連銀の総裁になる前はゴールドマンサックスのパートナー(主任エコノミスト)をしてた人だよ、

 

国民のお金でゴールドマンサックスと取り引きをする責任者がゴールドマンサックスの元パートナーだってわけ?

 

うん

 

だれも問題にしないの?

 

してないみたいだね、

 

これって"Twilight Zone"の新しいエピソードかなんかなの??

     トワイライト・ゾーン(原題:The Twilight Zone) は、アメリカ合衆国で1959年から1964年まで放映された SF のテレビドラマシリーズ

 

いや、違うね

 

本当に?

 

間違いない

 

だって今の話だとFEDは物価が下がってると考えてるけど実際には上がってるわよね?

 

うん

 

その上、不景気でみんなが失業とかでお金に困っている時でももっとお金を払わないといけないっていうの?

 

ベンによるとインフレは雇用を創出し、住宅市場を改善するらしいよ

 

量的緩和ってこれまでにもやったことあるの?

 

ああ、つい昨年2兆ドルの量的緩和をやったばかりだよ

 

で、雇用は増えたの?

 

いいや、

 

住宅市場は改善したの?

 

全く、

 

誰かの役に立ったの?

 

うん、ゴールドマンサックスの役に立ったよ、

 

一体彼らは今回いくらお金を刷る気なの?

 

6千億ドルだよ

 

ということは最初の2兆ドルが雇用にも住宅市場にも全く役に立たなかったというのにFEDはまた6千億ドルのお金を刷ろうとしてるの?

 

そうだよ

 

だれがベンを選んだの?

 

最初はブッシュ大統領に選ばれて、オバマ大統領も引き続き任命したのさ

     FRB議長は大統領に任命されるが、FRB自体は民間機関であり、12の連銀から構成されている。しかも連銀の株主はゴールドマンサックスなどの民間金融機関だ。

 

でもオバマ大統領は”The Change”をもたらしてくれるはずじゃなかったの?

 

そうだよ。

 

じゃあ何ですべてにおいて失敗し続けてきた人間をまた選んだりしたの?

The Change”はどこへ行ったの?

 

変わったよ。 ブッシュ大統領の時代にはベンは合衆国の経済をぶっ飛ばしただけだったけど、今度は世界経済をぶっ飛ばそうとしてるのさ?

 

それって私たちが信じていた”The Change”とは違うみたいね、

 

全く違うね

 

他の人はどう考えてるの?

 

世界中の殆どのエコノミストは量的緩和はとても危険だと考えているよ

 

だれか支持している人はいないの?

 

いるよ。ゴールドマンサックスさ

 

これって何かの悪夢?

 

いいや、全くの現実さ

 

もう壁に頭を打ちつけたくなってきたわ、

そんなことすべきじゃないね、

 

どうして?

 

だって医療費はバカ高いんだよ

 

でもオバマ大統領が変えてくれるんじゃなかったの?

 

そうは思えないね、

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

7月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

4月25日

\31,060

310

\28,820

360

4月26日

\30,960

-100

\28,330

-490

4月27日

\30,930

-30

\28,490

160

4月28日

\30,940

10

\28,430

-60

 

まずはコーンから…

先週号においては『21日に長い陰線が入ってチャートはあまり良くないかと思ったが、シカゴでファンドは買いのままである。国内は連休前で仕掛けづらいが、これでは大して押さないのではないかと思われる』とコメントした。

今週の相場展開は、28,000円台でのもみ合い

○東京コーン日足

…削除済み…

29,360円(4/21)→28,110円(4/26)まで押したが、チャートは完全にもみ合いである

 

シカゴコーン相場は、完全に天候相場の真っ只中に入っているわけだが、在庫が逼迫しているのはもうすでに皆が承知の事。だから暴落して行くとはまだ誰も考えていないのだろうが、今の相場は天候が回復したと言われては下落し、逆に天候に不安があると言われては急反騰し…という動きである。

 

…中略…

  

一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年7月

\20,850

6月16日

\32,260

4月11日

\19,080

6月30日

\30,940

2011年9月

\21,940

8月16日

\31,400

4月11日

\21,450

8月25日

\29,400

2011年11月

\23,280

10月18日

\28,910

4月21日

\21,890

3月16日

\28,130

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\22,100

3月16日

\27,520

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,740

3月16日

\27,980

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\27,840

4月18日

\28,430

 今週は一代高値、安値ともに更新は無し。

 

○シカゴコーン日足(4/27現在)

…削除済み…

4/28のシカゴ市場は期近5月限では30セント安のリミットダウンで、4/29は31セント高の急反騰。他の限月も概ね同じようなところ。

コーンベルト北東部で乾燥した天候が続くことから作付けが進む期待で売られ、東部・南部では未だ雨による作付けの遅れの懸念が残っている事で買われである。

 

…中略…

どうせなら買いやすい価格の27,000円台前半まで6日に下げていて欲しいのだが、どうなるかは神のみぞ知る。

 

CFTC発表の4/26現在のポジションは…中略…

 

オプションを含めた4/29現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、大勢買い相場だとの考えに変化はないが、出来ればGW明けの安いところを買いたいので調整安を希望。だがあくまでも希望であり、相場観とはまた別の話であるが…。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

6月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

4月25日

\49,190

0

\51,110

280

4月26日

\49,040

-150

\50,300

-810

4月27日

\49,200

160

\50,290

-10

4月28日

\48,610

-590

\50,370

80

続いて一般大豆です…

先週号においては『コーンと比べて割安なのは明らかなのだが、今は天候相場期の初期であり、どうしてもコーンに注目が集まって大豆は二の次になっている。インパクトのある材料が出るまでは、しばらく高値乱高下の逆張りであろう』とコメントした。

今週の相場展開は、26日に急落したために50,000円台前半に水準を切り下げてのもみ合い

○東京大豆日足

…削除済み…

 コーンが先物引継ぎ足で4/21に4/11の高値を更新したにもかかわらず、大豆はもたもたしっぱなしだ

 

国内市場休み中のシカゴも、1日目はコーンとともに連れ安して30セントあまり下落し、2日目はコーンが上がって大豆も40セント高。

一般的にコーンの作付けが増えれば大豆は減少する、コーンの作付が減れば大豆は増えると言うものの、果たして農家は種をそんなに用意しているものかしらん。

 

米国の在庫率というファンダメンタルズでは、コーン以上に需給は逼迫しているわけで、連休過ぎからは多少の人気が出てくるのでは?と考えているが、何たって天候相場もまだ多少先であるゆえ、今は注目度が低下しているのだろう

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年6月

\39,970

6月16日

\51,260

2月17日

\37,910

7月7日

\48,610

2011年8月

\42,640

8月16日

\52,500

4月4日

\41,050

8月25日

\49,300

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,470

4月6日

\44,880

10月20日

\48,910

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\44,120

3月17日

\50,200

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\44,700

3月17日

\50,390

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\49,510

4月18日

\50,370

 今週は一代高値、安値ともに更新は無し。

 

○シカゴ大豆日足(4/27現在)

…削除済み…

4/28のシカゴ市場は中心限月の7月限で31セント安、4/29は40.50セント高で差し引き高いが、国内換算では円高で280円安

 

1350セント以下は考えづらいチャートであり、1400セントに乗せて来るようなら人気は出そうだ。

だが国内市場はどうせ連休明けまで仕掛けづらいので、出来れば6日は安くなっていて欲しいものだが…さて? 相場観というよりも、単なる希望だな。

 

なおCFTC発表の4/26現在のポジションは、…中略…

 

オプションを含めた4/28現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、コーン以上に頭の重い展開が続いているものの、ファンダメンタルズはコーンよりも強い。いつその見直しが入るかといえば、それは大豆の天候相場が始まってからだろう。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月25日

\4,002

42

\4,015

33

 

6月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

4月26日

\3,944

-64

\3,958

 

4月27日

\3,966

22

\3,977

19

4月28日

\4,017

51

\4,029

52

 

金相場は、先週号においては『押し目買い継続の相場であろう。ただし押した場合は、3,891円を割り込んで三尊天井を形成する可能性〜最大3,700円辺りまで下げるだろう。指値で難平買いを入れておくのが良いと考える』とコメントした。

今週の相場展開は、26日の4月限発会日には急落したものの、すぐに反騰。週末は再び4,000円台に乗せ、4/11の高値4,049円に迫った。

○東京金日足

…削除済み…

3,535円(3/18)→4,049円(4/11)まで514円上げた相場は、3,891円(4/15)まで158円の押しを演じた後、再び高値更新にチャレンジ中

 

というか、国内市場が休みのうちにNY金は急騰を演じており、週明けの換算価格は65円高の4,094円である。軽々と更新しそうだ

 

米国市民もみんな大好きな政商・ゴールドマンサックス様の見方では、第一目標1480ドル(これは達成)、第2目標1565ドル(これも週末に達成)で、残るは第3目標1690ドルのみ!

当方の耳にはまだ入っていないが、こうなるとどうせ2000ドル説とかも出て来るんだろう…。

 

…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\3,500

4月27日

\4,037

4月11日

\3,246

8月2日

\3,966

2011年6月

\3,619

6月28日

\4,039

4月11日

\3,246

8月2日

\4,017

2011年8月

\3,365

8月27日

\4,039

4月11日

\3,338

8月31日

\4,017

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,043

4月11日

\3,469

10月29日

\4,020

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,046

4月11日

\3,479

1月31日

\4,023

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,049

4月11日

\3,535

3月18日

\4,026

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,047

4月28日

\3,933

4月27日

\4,029

まだ発会したばかりの先物だけが一代高値の更新だが、週明けはほぼ確実に全限高値更新となるのだろう。

 

NY金日足(4/27現在)

…削除済み…

4/28は14.1ドル高、4/29は25.2ドル高で、都合39.3ドル高の急騰。終値は1556.4ドルだが、高値は1569.8ドル。これは6月限で、冒頭の換算表は7月きりベース。まあ、同じようなもんです。

米国市場は商品も高いが、株も高いで、安いのはドルだけです!

 

チャートで相対力指数は70ポイントを完全に超えており、もしかしたら80ポイントまで行く? だがそうなると買われ過ぎは明らかで、次の3連休明けは逆の目もあるかもしれん

大勢ではまだまだ高いと思っているのが、そこは相場なので押しは必要だろう。

 

なおCFTC発表の4/26現在のポジションは、…中略…

 

また4/29現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、押し目買いに押し目無しで高騰中。大勢ではまだまだ高いと思うが、さすがに週明けは一部利食いが良いのではと考える。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

4月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

4月25日

\4,813

43

\4,866

38

 

6月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

4月26日

\4,738

-109

\4,785

 

4月27日

\4,768

30

\4,807

22

4月28日

\4,775

7

\4,816

9

プラチナ相場は、先週号においては『金とのサヤは785円で2番底を打ったのではないかと思われ、金相場も弱気はしていないものの、鞘取りは有効ではないかと思われる。単体では押し目買いの継続である』とコメントした。

今週の相場展開は、概ね金相場と同じような動きだったものの、26日の急落時には金よりも下げが大きく、週末の反騰時には小さい展開であった。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

チャートを見ると4,232円(3/17)は底、4,708円(4/20)は2番底であり、いずれは5,000円台に向かうのではあろうが、現状ではもみ合いの格好

新高値を更新しつつある金相場に比べれば出遅れであり、どうしても弱いんじゃないかと思ってしまいそうな状況ではある。

 

しかし結論から先に言えば、当方は全然心配していない。金が上げて、プラチナだけ下げる情勢は考えづらく、また相場の上昇時にはサヤは拡大するのが常だ。今週はまた詰まったサヤだが、また拡大して行くだろう。

 

…中略…

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\5,276

4月27日

\5,289

4月27日

\4,035

8月25日

\4,777

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,959

2月16日

\4,030

8月25日

\4,775

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,963

2月22日

\4,099

8月31日

\4,778

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\4,224

3月17日

\4,779

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\4,225

3月17日

\4,790

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\4,232

3月17日

\4,805

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,875

4月28日

\4,752

4月26日

\4,816

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,816円(プラチナ)−4,029円(金)=787円

 

先週号で「785円(4/20)まで詰まって底打ちか?」とした価格まで詰まったわけだが、連休の谷間である2日にはまた広がるだろう。

 

結論として当方の相場観は、押し目買い継続の相場であろう。金と比較してもたついているが、いずれ出遅れが材料視される事になるだろう。

 

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月25日

442.8

-10.3

395.9

 

4月26日

435.5

-7.3

389.9

-6.0

4月27日

429.8

-5.7

378.6

-11.3

4月28日

439.0

9.2

389.1

10.5

 

先週号においては『400円前後の価格は一度買い拾ってみたいところであるが、一方方向に動く事が多い相場なので、下げ止まりを確認してからが』良いだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、続落した相場が週末には372.2円(4/28)まで下落。ただしそこからは急反騰して、20円近く戻した。

○東京ゴム日足

…削除済み…

200円の大暴落の後、110円上がって50円以上押し、90円上げて110円下げて来たのが今の動きである

 

延べで考えると、優に500円や1,000円は動いている相場であり、…中略…

 

チャートは535.7円(2/16)の大天井は確定としても、次に481.9円(4/11)をトップとする三尊天井も形成。再び前回の底値である335円を目指していると見る事ができ、それすら割ると初回同様の200円幅の下落で280円台を目指すとも取れる。

しかし、またそんな下げになると考えるのもどうだろう?目先はまた、反発狙いの買いに分があると思うが…さて?

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年5月

368.9

11月25日

551.0

2月18日

346.0

3月15日

439.0

2010年6月

416.9

12月22日

542.8

2月18日

340.4

3月15日

427.5

2010年7月

460.2

1月26日

535.7

2月18日

337.6

3月15日

424.1

2010年8月

493.3

2月23日

502.7

2月24日

335.0

3月15日

411.5

2010年9月

436.0

3月28日

481.9

4月11日

381.5

4月28日

398.2

2010年10月

413.0

4月25日

413.6

4月25日

372.2

4月28日

389.1

 

当先のサヤは5月限439.0円〜10月限389.1円と49.96円の逆ザヤ。逆ザヤ幅はさらに大きく拡大した。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

産地の集荷量は1日当たり約10トン〜80トン台となっており、若干物が出て来る日も出ている。しかし150トンほど出る日がないと、回復とは言えない。

 

国内営業倉庫在庫は4/10現在で27トン増の7,534トン。2旬ぶりの増加である。

4/22現在の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は、25日・26日の急落で震災後の安値も割り込んだ。つまり国内価格であれば、3/15の335円も割り込んだという事と同じだ。

これが国内市場で400円割れ〜370円台まで一気に突っ込んだ一因である。

 

 結論として当方の相場観は、今は売りが売りを呼んでいる相場展開だが、ファンダメンタルズからは下げ過ぎの気がする。突っ込みは買い対処が良いのではなかろうか。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

4月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

4月25日

\61,050

10

\60,190

70

4月26日

\60,860

-190

\59,260

-930

4月27日

\60,970

110

\59,900

640

4月28日

\61,070

100

\60,740

840

 

まずは原油から…

先週号においては『63,580円(4/11)からの調整の下げは、58,000円で終了しただろう。押し目買いの継続である』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は113.48ドル(4/25)まで上昇の後、横ばい。しかし週末の4/29には114.18ドルと年初来高値更新の展開となっている。

 

また東京原油は4/26には一時急落するものの、その後はまた反騰して6万円台を回復

 

NY原油日足(4/27現在)

…削除済み…

国内連休中の4/28は0.1ドル高、4/29は1.07ドル高で113.93ドルの終了高値は114.18ドルまで出て、年初来高値の更新だ

 

チャートでは113ドル→105ドルまで8ドル下げの倍返しなら、121ドルが目標になるだろう

 

相変わらず中東情勢は混迷のままであり、イラクのカダフィは英・仏を敵にまわして粘り越しだ。国内ではあまり話題になっていないが…。

またロンドンブレントは126ドル台まで出ており、NY原油は相変わらず下ザヤである事も付け加えておく。

 

なお4/26現在のファンドのポジションは、…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

円高なのでNY原油と比べれば上げは鈍いが、6万円を割れるとまた戻す展開だ

国内の高値は63,580円(4/11)であるが、すでにその水準はNY市場で大きく超えている状況。この時点で為替は84円台だったのだから、もしも3円ほど円安になれば東京市場も簡単にオーバーするのだろう

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年4月

\41,580

11月1日

\63,370

4月11日

\41,340

11月1日

\61,070

2011年5月

\44,090

12月1日

\63,870

4月11日

\53,890

12月1日

\61,440

2011年6月

\47,330

1月4日

\63,660

4月11日

\46,300

1月5日

\61,370

2011年7月

\50,400

2月1日

\63,610

4月11日

\49,530

2月9日

\60,950

2011年8月

\54,680

3月1日

\63,680

4月11日

\51,100

3月17日

\60,880

2011年9月

\58,210

4月1日

\63,580

4月11日

\57,990

4月1日

\60,740

 

結論として当方の相場観は、6万円に以下は買い場であろう。あとは円安反転し、相場が舞上がるのを待つだけだろう。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月25日

\68,070

40

\70,070

130

 

6月限(当限)

前日比

11月限(先限)

前日比

4月26日

\68,040

-1170

\68,460

 

4月27日

\69,700

1660

\69,650

1190

4月28日

\71,200

1500

\70,870

1220

続いてガソリンです…先週号においては『68,250円で押し目底は打っているだろう。実需の不振は続くだろうが、すでに原油に対して割安であり、需要減=価格下落と単純には動かないと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、11月限発会日の4/26には急落したものの、その後の上げは大きく、相場は7万円台を再び回復

○東京ガソリン日足

…削除済み…

73,870円(4/11)が年初来高値で、その後下げた68,250円(4/20)に続き、4/26には68,020円と再び68,000円近辺まで下落

ただし、すぐにまた7万円台に盛り返してくる格好は、決して相場が弱くない事を裏付ける動きだ

 

NY原油はすでに4/11の高値を突破しているのだから、ちょっと円安に走れば東京ガソリンも高値更新を果たすだろう。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\53,610

10月26日

\75,000

3月14日

\51,720

11月1日

\68,400

2011年6月

\56,000

11月26日

\73,500

4月11日

\55,400

11月29日

\71,200

2011年7月

\60,170

12月27日

\74,120

4月11日

\59,440

1月5日

\71,810

2011年8月

\60,150

1月26日

\74,320

4月11日

\60,120

1月26日

\72,000

2011年9月

\68,770

2月28日

\74,200

4月11日

\61,790

3月16日

\71,620

2011年10月

\66,450

3月28日

\73,870

4月11日

\64,850

3月29日

\71,090

2011年11月

\68,710

4月26日

\71,170

4月28日

\68,020

4月26日

\70,870

 

ガソリン・原油のサヤは、70,870円(ガソ11月限)−60,740円(原油9月限)=10130円

1万円以下に詰まった状態からは脱却した。

 

4/28現在の業者間転売価格は…中略…

 

4/23現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、7万円以下は買い場だろうとの見方である。いずれ原油価格の高騰に反応し、新高値更新となるだろう。その材料としては、円安反転が一番現実味があるか。

 

 

今週の灯油の値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

4月25日

\74,030

210

\75,190

-290

 

6月限(当限)

前日比

11月限(先限)

前日比

4月26日

\72,250

-1400

\73,970

 

4月27日

\72,530

280

\74,270

300

4月28日

\73,310

780

\74,940

670

最後に灯油です…先週号においては『73,470円で押し目底を打った可能性が高いだろう。ただし在庫はだぶついているためスポットや期近は下げ余地があり、それに連動して売られた場面を買い仕込むのが良いだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、26日には急落して再び73,470円(4/20)に接近したものの、その後は反騰

○東京灯油日足

…削除済み…

チャートでは75,000円以下は記録しても戻しやすく、買い場になっているようだ

すでにNY原油が4/11の高値を突破しているのだから、いずれ東京灯油もそれ以上の価格=つまりは79,530円以上という8万円台相場は出るのだろう。

 

今は完全に国内在庫は過剰であり、期近は不需要期でもあり、戻りは売られる可能性が高い。だが大元の原油価格の高騰が続けば、次の需要期には価格高騰が現実になっても全く不思議ではない。先物は需要期の走りでもある。

メインは数ヵ月後に出る2012年1月きりであり、期近の悪さ&円高などで売られた場面は、買い拾う方針が良いだろう

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\52,450

10月26日

\77,500

4月11日

\51,400

11月1日

\74,030

2011年6月

\55,940

11月26日

\77,830

4月11日

\55,260

11月29日

\73,310

2011年7月

\59,620

12月27日

\78,300

4月11日

\58,610

1月5日

\73,470

2011年8月

\59,900

1月26日

\78,760

4月11日

\59,850

1月26日

\73,770

2011年9月

\69,000

2月28日

\79,000

4月11日

\66,230

3月17日

\74,110

2011年10月

\71,490

3月28日

\79,530

4月11日

\70,060

3月29日

\74,520

2011年11月

\74,310

4月26日

\75,470

4月28日

\73,890

4月26日

\74,940

 

4/28現在の業者間転売価格は…中略…

 

4/23現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、需要は低下して、在庫は過剰である。それで期近から売られれば、良い買い場になるだろう。先物の75,000円以下は、長期的に見て買い場との判断である。

 

 

 

〔その他〕

 

  今週も為替3種のチャートをアップ。

○ドル/円相場日足

…削除済み…

85円台からずっと円高に向いてきた相場は、NY市場の週末には一時81.02円まで記録

相対力指数はまだ40ポイント程度で、チャートからみれば円高の余地は残っている。しかし80円割れは協調介入のラインであり、そろそろ警戒感は高まるだろう。

GWが明ければ、反転が始まるのではあるまいか。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

対ユーロでは、123円→116円まで円高になった後、すでに121円までまた円安になっている。震災後の円高106円なんぞ、全くターゲットにも入っていない格好だ。

つまりドル/円で円高といっても、ユーロ/円ではそうではないという事。だから円高なのではなく、今の相場はドル安なのだ

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

ドル安が進行している状況は、これを見ると明らかだFOMCで6月末にQE2を終了させると言っても、ドル安に変化は出ず

これじゃ、NY金が急騰するのも当然の話だ。米国が金融引き締めに舵を切ることは不可能だろうから、商品価格の上昇トレンドは継続すると見た方が正解だろう。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

        メールアドレス info@higenaka.com

 

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