商品市況展望 割愛版

平成23年6月5日記

 

[ワシントン/ニューヨーク 3日 ロイター]

 米労働省が発表した5月の雇用統計によると、非農 業部門雇用者数は前月比54,000人増と、市場予想の15万人増を下回り、前年9月 以来の小幅な伸びにとどまった。

失業率も9.1%と、前月の9.0%から悪化した。

 市場関係者のコメントは以下の通り。

 

●数カ月はソフトパッチ、二番底は見込まず

 <4キャストのエコノミスト、ショーン・インクレモナ氏>

 雇用が鈍化している兆候をはっきりと裏付ける内容だ。

今後数カ月はソフトパッチ(一時的な鈍化)となる公算が大きい。

ただ、全体として二番底や、それよりもさらに悪い状況に陥ることはなく、ソフトパッチにとどまるだろう。

 近いうちにQE3(量的緩和第三弾)が視野に入ってくるとは思わないが、もちろんその可能性がないわけではない。

 

QE3議論につながるほど弱くはない

 <IFRエコノミクスのエコノミスト、デイビッド・スローン氏>

 労働市場の回復ペース失速を結論付ける内容となった。

1・四半期米国内総生産は2.0%増に届かず、第2・四半期の伸びもこれまでのところ精彩に欠いていることから、今後もさほど大きな雇用増は見込まれない。

 統計の内容で上向きサプライズだったのは平均週間労働時間で、上方修正された4月と同じ34.4時間となった。

4月の平均週間労働時間の内訳を見てみると、製造・建設業の改善および民間サービス部門の安定化を示している。

 今回の雇用統計は、依然として米景気回復に大きな弾みがついていないことを示す内容となった。

しかし、成長の停滞は示しておらず、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)の実施を議論するほどまで弱い内容とは思われない。

 

FRBの償還資金再投資、より長期に及ぶ

 <LPLフィナンシャルの首席市場ストラテジスト、ジェフ・クライントップ氏>

 明らかに(経済の)ソフトスポットだ。QE3(量的緩和第三弾)に向うほど落ち込むとは考えていない。

しかしQE2第二弾がおそらく若干引き延ばされることを示唆している。

つまり米連邦準備理事会(FRB)による保有債券の償還資金の再投資は、より長期に及ぶ公算が大きい。

 悪天候と日本(の震災)が影響したのは間違いなく、(雇用者数が)8万人程度減少した可能性がある。

しかし20万人ではなく5万4000人になったのは、より大きな問題が存在する。

おそらく今回の雇用統計は雇用増加トレンドを過小に見積もっており、過去3回の統計は過大に見積もっている。

だがこうした一時的な要因だけでないことは明白だ。

 

●米国は雇用危機、問題は構造的

 <PIMCOのエラリアン共同最高投資責任者(CIO)>

 期待を大きく裏切る結果で非常に驚きだ。米国は雇用危機にあり、これは懸念すべき経済・政治・社会的側面を伴っている。きょうの統計から明るい兆しを見出すのは困難だ。

次第に構造的で持続的となりつつある大きな失業問題を示している。

 

●景気は著しく減速、第3四半期にどの程度回復するかが焦点

 <IHSグローバル・インサイトの首席米国エコノミスト、ナイジェル・ゴルト氏>

 米経済が第2・四半期に著しく減速しているとの見方を裏付ける内容となった。

 雇用統計の内容は全般的に軟調で、特定の特殊要因を指摘することは不可能だ。

成長ペースが明らかに減速していることが浮き彫りとなった。

 商品・ガソリン価格が一部下落し始め、日本の震災に伴う自動車生産への影響が収束の兆しをみせていることから、第3・四半期の状況が改善すると想定するに至る十分な理由は存在する。

 しかし、顕著な回復を遂げるのか、引き続き精彩を欠く成長が継続するのか、どの程度改善するかが今後の焦点となる。

 

 この米雇用統計の悪化を受けて、週末のNY市場では円高/ドル安が進行。一時80円ジャストまでの円高となっている。

国内商品市場には売り材料だ。

だが一方で対ユーロでは円高になっておらず、むしろ円安だ。

つまりこの日は、ユーロが買われたわけだ。

 

ではユーロが磐石なのかと言えば、そんなことも無い。

PIGS問題だって、何ら解決のめどは立っていないわけだ。

つまり通貨は、どれが強いかではなく、どれが弱いかの競争をしているようなもんだ。

 

世界がこんな状況だから、やはり日本の政治もそうなんだろう。

辞める、辞めるなんて言っていない、やっぱ近いうちに辞める…ところころ変わる管総理退陣問題も、では次の総理は誰なんだ?と言えば、どれもこれも「帯に短し、たすきに長し」どころか、話題にも上らない。

政治家はダメでも、官僚や企業家は良いかと言えば、原発問題での対応を見ている限り、どうもそうでもない気がする。

結局今の時代は、柱になるものは何もなく、混沌としている時代なのだと思う。

そりゃ混沌とした世界の中心である中国、インドが発展しているのだから、そうなるに決まってるわな。

 

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

7月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

5月30日

\29,000

-220

\27,900

-520

5月31日

\29,120

120

\28,320

420

6月1日

\29,640

520

\28,080

-240

6月2日

\30,850

1210

\28,040

-40

6月3日

\30,630

-220

\28,340

300

 

まずはコーンから…

先週号においては『作付遅れを材料にまだ買われる場面はあるだろうが、安値は売らずに戻りを売る方針に変化無し』とコメントした。

今週の相場展開は、15日に納会を迎える当限だけは大きく上がったが、先物は相変わらず28,000円を中心としたもみ合いに終始

○東京コーン日足

…削除済み…

週明けに比較的長い陰線を引いて、「崩れるのか?」と思いきや翌日は反騰。これはロシアが穀物輸出を再開するって言うんで下がり、米国中西部の作付がやっぱり遅れてたってんで上がったわけだが、ともかくその後も一進一退を続ける相場は、小さな動きの中に収斂されている状況だ。

 

…中略…

 

ただし当方としては、統計的に穀物相場の天井は4月〜6月が多いわけで、現状の強いファンダメンタルズはみな知っているわけで、買う人はみな買っているはずだとの見方。そんな中でQE2の終了も近づいているわけで、何かをきっかけに一度下がるんじゃないの?という相場観を持っているわけだ。

  

一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年7月

\20,850

6月16日

\32,260

4月11日

\19,080

6月30日

\30,630

2011年9月

\21,940

8月16日

\31,400

4月11日

\21,450

8月25日

\28,500

2011年11月

\23,280

10月18日

\28,910

4月21日

\21,890

3月16日

\27,400

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\22,100

3月16日

\27,410

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,740

3月16日

\27,800

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\26,020

5月13日

\28,340

 

○シカゴコーン日足(6/2現在)

…削除済み…

6/3のシカゴ市場は7月限で12.50セント安の754セント国内換算では530円安であるが、新穀12月限は8.75セント安の686.25セントなので、そこまでは下がらないのかも…。

 

下げた要因は米雇用統計の悪化で原油・株等が下げたためであり、外部要因だ。穀物相場自体の材料では、ミズーリ川の洪水懸念発生など相変わらず強いものが多いが、今の相場は商品独自の材料の上げ下げよりも、全体の流れとして同時に上げ下げする方が多い事はもうみんな知っているだろう。

もしも大きく下げるのならば、投機マネー全体の縮小、云々などで下がるのだろうと思っている

 

なお5/29現在の作付進捗率は86%であり、過去5年平均の95%を下回って遅れ気味。…中略…

 

CFTC発表の5/31現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた5/27現在のポジションでは、…中略…

これだけ買っていれば、それだけで舞上がりそうな気もせんでもないが、買った玉は売らなければならぬわけで、今のところは絵に描いた餅だろう。

 

結論として当方の相場観は、作付遅れは確実で、ファンドは大量に買っているのも事実。それでも噴き上げて行かないのだから、それ以外の何かがあるのだろうと見る。戻り売り方針の継続である。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

6月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

5月30日

\49,390

190

\49,120

-970

5月31日

\49,390

0

\49,910

790

6月1日

\49,490

100

\49,880

-30

6月2日

\49,900

410

\49,830

-50

6月3日

\49,800

-100

\50,160

330

続いて一般大豆です…

先週号においては『現状では方向感が全くない展開である。大きな相場はまだ出ないと考えて、突発高は売り。突っ込みは買いの、逆張りでの対処がベターであろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けは急落したものの、翌日には反騰。結局は5万円を挟んだもみ合いから脱し切れず。

○東京大豆日足

…削除済み…

 ともかく全く動かず、もみ合いの継続中だ。チャートでは頭が重くつかえているとも見えるし、下値の岩盤を作ろうとしているとも考えられるし…である。

 永遠に動かぬ事はないが、今のところ穀物相場はこの日本市場では、全く人気が離散している状況だ。

 

 こういう場合は割り切って、1,000円幅の逆張りをするしかあるまい。例えば今週でも、週明けの突っ込みを買って、翌日の反騰を売れば、幾らかは取れたわけだから…。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年6月

\39,970

6月16日

\51,260

2月17日

\37,910

7月7日

\49,800

2011年8月

\42,640

8月16日

\52,500

4月4日

\41,050

8月25日

\48,100

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,470

4月6日

\44,880

10月20日

\49,290

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\44,120

3月17日

\50,290

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\44,700

3月17日

\50,200

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\47,070

5月9日

\50,160

  

○シカゴ大豆日足(6/2現在)

…削除済み…

6/3のシカゴ市場は、中心限月の7月限で7.50セント高の1414.50セント。新穀11月限は4.25セント高の1397セントで、国内換算では150円安程度

 

シカゴは14ドル台に乗ってきたわけだが、さてここから上に抜けて行くのかといえば、それもそう簡単ではないように思えるところ。

この日はコーン安・大豆高のうごきだったわけだが、これはヘッジファンドがスプレッドを行っているためだ。両方上る、両方下がるのじゃないと、国内市場にはインパクトが少ないだろう。

 

5/29現在の進捗率は51%であり、過去5年平均の71%からは大きく遅れている。天候が悪いので遅れているわけだが、そもそも大豆なんぞ日本なら田んぼのあぜ道で作るものだ。

熱波・旱魃でダメな話は聞いた事があるが、雨で大豆がダメになった話など聞かないので、当方は楽観的だが…さて?

 

なおCFTC発表の5/31現在のファンドのポジションは1…中略…

 

オプションを含めた6/3現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、3日も照れば進捗率はアップし、作柄も回復するだろう。在庫率などは低いまままだろうが、上に行き切れない相場は一度下がり、整理されてから次のステージに進むと見て、戻り売りの継続である。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

6月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

5月30日

\3,988

17

\4,000

17

5月31日

\4,015

27

\4,029

29

6月1日

\4,007

-8

\4,019

-10

6月2日

\4,007

0

\4,015

-4

6月3日

\3,970

-37

\3,982

-33

 

金相場は、先週号においては『高いところを買うつもりはないものの(むしろどこかで売りたいが)、目先はもう一段高する可能性が高いのではあるまいか。売りチャンスはまだ待つべきだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、再び4,000円台を回復した相場が4,047円(6/1)まで上昇。しかし週末に掛けては下落し、再び4,000円を割り込んで終了した。

○東京金日足

…削除済み…

4,103円(5/6)をトップとして、左肩4,049円(4/11)、右肩4,047円(6/1)でヘッド&ショルダーを形成するには、ネックラインの3,828円(5/9)を割り込んで完成する

現状ではまだ3,980円台であり、ここから150円ほど下がらないと完成しないわけだ。その前にヘッド&ショルダーを抜いてしまうかもしれないわけで、現状ではまだなんとも言えない。

 

結局のところ、ドルがどうだ、円がどうだ、ユーロがどうだと言っても、通貨は弱いもの競争である事は間違いない。だから金は買われやすい。

…中略…

 

そう考えると、売りも買いも手が出なくなってしまうだけだ。どちらかに決めないといけないわけだが、両てんびんを掛ける戦略として、金を買って何かを売る(例えばプラチナとか、原油とか)という戦略も有効だろう。もちろん逆の戦略も、価格によっては選択するのも可だろう。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年6月

\3,619

6月28日

\4,088

5月6日

\3,246

8月2日

\3,970

2011年8月

\3,365

8月27日

\4,083

5月2日

\3,338

8月31日

\3,970

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,093

5月6日

\3,469

10月29日

\3,974

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,096

5月6日

\3,479

1月31日

\3,975

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,100

5月6日

\3,535

3月18日

\3,979

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,103

5月6日

\3,828

5月9日

\3,982

 

NY金日足(6/2現在)

…削除済み…

6/3のNY市場は9.7ドル高の1542.4ドル。国内換算では12円高だ。

チャートでは5/2の1577.4ドルが相対力指数80ポイント超えの天井であるが、二度の50ポイント割れで止まっての反発し、現在は60ポイント程度

 

安値は1462.5ドル(5/6)であり、そこまでの下げ幅114.9ドルの倍返しは1692.3ドルとなる。元々のゴールドマン・サックスの目標値1690ドルが生きているのなら、そこまで上がっても不思議ではないが、今月末のQE2終了を目前にそんな勢いがあるのか?非常に疑問だ。

 

なおCFTC発表の5/31現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また6/3現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、当面は4,000円を挟んで上下100円のもみ合いか。戻り売り、突っ込み買いでの対処がベターであろう。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

6月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

5月30日

\4,665

6

\4,721

18

5月31日

\4,722

57

\4,774

53

6月1日

\4,766

44

\4,818

44

6月2日

\4,723

-43

\4,777

-41

6月3日

\4,700

-23

\4,744

-33

プラチナ相場は、先週号においては『現状では売るにも買うにも、帯に短し、たすきに長しであろう。大きく突っ込むか、大きく戻るかした場面を逆張りで仕掛けるのがベターだと考える』とコメントした。

今週の相場展開は、4,851円(6/1)まで上昇したが、その後は反落して週末を終えた。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

週前半は、さすがにプラチナにも出遅れの追随買いが入って上がったが、週末に掛けてはまた値を消して元の木阿弥。

結局のところ、5,000円を目指すには明らかに力不足であろうし、かといって暴落に転ずるかと言えば、それもまたすぐには考えづらい状況であり、4,700円台は居心地の良い水準なのかもしれない。

 

となると順当に、4,800円台半ばは売りで、4,700円台前半なら買いでというのが妥当なところなのかも。今ならそこから抜けてもせいぜい100円幅で、また戻して来るのではなかろうか。

 

…中略…

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,959

2月16日

\4,030

8月25日

\4,700

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,963

2月22日

\4,099

8月31日

\4,695

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\4,224

3月17日

\4,714

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\4,225

3月17日

\4,723

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\4,232

3月17日

\4,734

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\4,586

5月16日

\4,744

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,744円(プラチナ)−3,982円(金)=762円

 

5/25には665円→805円(6/2)まで拡大したが、さらに広がるのは難しそうな気配

 

結論として当方の相場観は、4,700円台を中心とした逆張り相場が続くだろう。当面はどちらかに抜けてもせいぜい100円程度と思われ、また元の値位置に戻ることだろう。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

6月限(当限)

前日比

11月限(先限)

前日比

5月30日

420.0

2.0

390.4

3.4

5月31日

421.4

1.4

390.7

0.3

6月1日

420.5

-0.9

388.3

-2.4

6月2日

415.0

-5.5

381.9

-6.4

6月3日

421.0

6.0

389.5

7.6

 

先週号においては『ここは戻り売りいっぱいか、一段高かの急所である。よって基本的に戻り売り方針であるものの、ストップロスを設定しながら臨むのがベターであろう』とコメントした。

今週の相場展開は、394.9円(6/1)まで上昇の後、再び反落。しかし週末にはまた戻し、390円を挟んだもみ合いという状況。

○東京ゴム日足

…削除済み…

もしもストップロスを先物の新値更新で設定していた場合は、あまり良いところでの手仕舞いとならなかっただろう2日まで待てば、売り玉は利食いできたはずだから…

 

最近の相場は、警戒して逃げればその後思惑通りになるし、乗せれば大概良い事がない。買い玉を持って投げなきゃ何時までも下がるし、投げればその瞬間から戻り出す。人の懐を見ているかのような相場が多いわけで、厄介な展開だ。

…中略…

 

ともかく現状では、535.7円(2/18)は大天井、481.9円(4/11)は2番天井だろう

だから基本は戻り売りなのだが、その戻りをどこまで許容するか?どこで仕掛けるか?の問題だろう

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年6月

416.9

12月22日

542.8

2月18日

340.4

3月15日

421.0

2010年7月

460.2

1月26日

535.7

2月18日

337.6

3月15日

422.6

2010年8月

493.3

2月23日

502.7

2月24日

335.0

3月15日

417.0

2010年9月

436.0

3月28日

481.9

4月11日

358.7

5月6日

406.7

2010年10月

413.0

4月25日

413.6

4月25日

353.2

5月6日

394.2

2011年11月

388.9

5月26日

394.9

6月1日

378.4

6月2日

389.5

 

当先のサヤは6月限421.0円〜11月限389.5円と31.5円の逆ザヤ。逆ザヤ幅は変わらない。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

産地の集荷量は1日当たり約50トン〜60トン台となっており、相変わらず低水準だが僅かに回復。果たして以前のように、100トン台の集荷量になる事はあるんだろうか?という感じではある。

 

国内営業倉庫在庫は5/20現在で141トン減の7,971トン。2旬連続の減少である。

6/3現在の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は、もみ合いながらも僅かに上昇。底入れしたような感じもあるが、出来高は若干少ない。だが少ないと言っても80万枚あるので、東京から見ればうらやましい限り。

 

 結論として当方の相場観は、380円〜400円のもみ合い相場が継続するだろう。当面は10円幅程度の小幅狙いをターゲットにすべきか。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

5月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

5月30日

\55,510

-170

\54,830

-500

5月31日

\55,600

90

\55,600

770

 

6月限(当限)

前日比

11月限(先限)

前日比

6月1日

\56,570

420

\56,030

 

6月2日

\55,110

-1460

\54,420

-1610

6月3日

\55,600

490

\54,950

530

まずは原油から…

先週号においては『再び56,000円台に乗せるようであれば、目先は買いヘッジを入れるべきだろう。逆に上げもだえるなら、ここで戻りいっぱいになる可能性もあるだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は103.39ドル(5/31)まで上昇したが、その後は下がってまた100ドルを割り込むなど、もみ合いの展開

また東京原油も上げたり下げたりで、54,000円台〜56,000円台でのもみ合いであった。

 

NY原油日足(6/2現在)

…削除済み…

6/3のNY原油は、前日比0.18ドル安の100.22ドルでの終了。雇用統計の悪化で売られ、一時は98.12ドルまで下げたものの、終値では100ドル台を回復して引けている。国内換算では150円安だが、夜間取引で53,700円の安値(1250円安)まで出ていたので、それは織り込み済み。

 

ゴールドマン・サックスが上がると言えば上がる、下がると言えば下がるインチキ相場であるが、この100ドル前後のもみ合いは上げもだえているのか?それとも下値の岩盤を固めているのか?

今後はハリケーンも怖いが、6月末にはQE2も終了するので投機資金の流れに変化が出るかもしれず、ちょっとどちらともつかないか

 

こういう場合は、素直に突っ込みは買って、戻りは売る。吹いたところは売って、押したら買い戻す。そういう逆張りが良いだろう

 

なお5/31現在のファンドのポジションは、…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

56,460円(6/1)まで上昇した相場だが、前述のとおり6/6分となる夜間取引では53,700円の安値まで記録。ハッキリした方向感が出るまでは、おそらくこの範囲でのもみ合いか。

よって突っ込み買い、吹き値売りの逆張り対処がベターだろう

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年5月

\44,090

12月1日

\63,870

4月11日

\53,890

12月1日

\55,600

2011年6月

\47,330

1月4日

\63,660

4月11日

\46,300

1月5日

\55,600

2011年7月

\50,400

2月1日

\63,610

4月11日

\49,530

2月9日

\55,370

2011年8月

\54,680

3月1日

\63,680

4月11日

\50,480

5月9日

\55,260

2011年9月

\58,210

4月1日

\63,580

4月11日

\50,130

5月9日

\55,150

2011年10月

\60,480

5月2日

\60,480

5月2日

\49,980

5月9日

\55,040

2011年11月

\56,450

6月1日

\56,460

6月1日

\54,330

6月2日

\54,950

 

結論として当方の相場観は、54,000円〜56,000円、プラスマイナス1,000円程度の逆張りの展開か。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

7月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

5月30日

\68,400

-210

\65,480

-510

5月31日

\68,590

190

\66,180

700

6月1日

\66,880

290

\66,550

370

6月2日

\67,560

-1320

\64,910

-1640

6月3日

\68,540

980

\65,280

370

続いてガソリンです…先週号においては『戻り売り継続であるが、週前半に下がらぬようならもう一段高はあるか。その際は、超目先的には買い対処』とコメントした。

今週の相場展開は、6/1には66,940円まで上昇するものの、2日には急落。6日分となる週末の夜間取引では64,210円まで一時下がり、そこからは戻しての終了である。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

2011年も半年が終了したわけだが、チャートを見てわかるとおり、高い安いで1万円は軽くある相場である。だから時には一日で2,000円程度動くのは当たり前で、5/6のように連休を挟むと8,000円の下げなんていうのもあるわけだ。

 

そういう相場なんだから、わかりやすいところだけ仕掛け、2,000円程度の値幅を狙う作戦がベター。2,000円動けば、1枚当たり10万円替えなのだから…。

 

結論から先に言えば、上値は66,940円で戻りいっぱいか、そうでなくて67,000円台があったとしても、68,000円台はかなり厳しいだろう。下値はあれば深いと思うが、64,000円以下は買いでも取れるだろう。順当なら65,000円を中心としたもみ合いに、しばらくの間は入るのではないか。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年7月

\60,170

12月27日

\74,120

4月11日

\59,440

1月5日

\68,540

2011年8月

\60,150

1月26日

\74,320

4月11日

\60,120

1月26日

\67,870

2011年9月

\68,770

2月28日

\74,200

4月11日

\61,790

3月16日

\67,200

2011年10月

\66,450

3月28日

\73,870

4月11日

\62,440

5月9日

\66,070

2011年11月

\68,710

4月26日

\71,580

5月6日

\62,160

5月9日

\65,390

2011年12月

\66,150

5月26日

\66,940

6月1日

\64,470

6月3日

\65,280

 

ガソリン・原油のサヤは、65,280円(ガソ12月限)−54,950円(原油11月限)=10,330円

 

6/3現在の業者間転売価格は、…中略…

 

5/28現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、戻り売り継続の相場であるが、しばらくは65,000円を中心としたもみ合いに移行か。戻り売り、突っ込み買いでの逆張り対処がベターであろう。

 

 

今週の灯油の値動き

 

7月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

5月30日

\66,900

-540

\68,900

-410

5月31日

\67,120

770

\69,710

610

6月1日

\67,520

400

\70,220

510

6月2日

\66,500

-1020

\68,980

-1240

6月3日

\66,780

280

\69,620

640

最後に灯油です…先週号においては『原油相場次第ではもう少し戻る可能性もあろうが、早晩息切れするだろう。戻り売りであり、場合によっては原油買い・灯油売り、ガソリン買い・灯油売りも一考か』とコメントした。

今週の相場展開は、70,620円(6/1)の高値まで記録するものの、その後は反落。

○東京灯油日足

…削除済み…

先物に需要期限月が建っているせいか堅調だが、7万円に乗せると売られて、基本的には69,000円を中心とした逆張りの展開

 

天井である79,530円(4/11)は、はるか彼方であり、それにチャレンジするには原油価格が114ドルを突破するくらいの勢いが無ければ無理だろう。よって戻り売りは戻り売りだが、次の1月限が出て一度高値を出さないと、季節習性的に崩れに入りづらいのかもしれない

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年7月

\59,620

12月27日

\78,300

4月11日

\58,610

1月5日

\66,780

2011年8月

\59,900

1月26日

\78,760

4月11日

\59,850

1月26日

\67,420

2011年9月

\69,000

2月28日

\79,000

4月11日

\64,040

5月9日

\67,890

2011年10月

\71,490

3月28日

\79,530

4月11日

\64,230

5月9日

\68,510

2011年11月

\74,310

4月26日

\75,470

4月28日

\64,690

5月9日

\69,050

2011年12月

\69,830

5月26日

\70,620

6月1日

\68,820

5月30日

\69,620

 

6/3現在の業者間転売価格は、…中略…

 

5/28現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、国内需給の改善はかなり困難だろう。今のところ先物に需要期限月があるので崩れていないが、大きく戻したところは着実に売っておくべきだろう。

 

 

 

〔その他〕

 

  今週は為替のチャートを3種アップ。

    ドル/円相場日足

…削除済み…

誰も80円を割れて行く円高が到来するとは思っていない様だが、一方で円安も進まない結局82円台でまた円安も止まっている

週末のNY市場では、雇用統計の悪化で80円ジャストまでの円高が一時来ており、NYダウも100ドルほど下げた。こんなんじゃ、早めにQE3が発動されるのかしらん。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

ドル/円では円高だが、ユーロ/円では円安であり、週末のNY市場でも117円台で引けている。

欧州経済だって良くは無いのだろうが、今はユーロがまた強くなっている。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

ドル/円の関係、ユーロ/円の関係をみれば判るとおり、当然の如くユーロ/ドルもドル安に動いている。

いつのまにかまた、弱い順にドル、円、ユーロとなっている。強い順と言わず、弱い順と言うのは、ユーロだって強いわけじゃないでしょ!と思うゆえに。

これじゃ商品が下がりづらいのも確かだが、市場はころころ変わるからねえ。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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