商品市況展望

平成23年7月3日記

 

 6/11(土)に日経新聞・商品欄に出た「トウモロコシ 供給懸念」という大きな記事。

その前日は28,880円の高値まで記録していた。

 結果論、あくまでも相場だから結果論だが、その後に崩れ始めた相場は25,000円台前半まで3,500円以上、率にして12%は下げているわけだ。

 

 「出たら終い」というのは昔からある相場格言であり、新聞が嘘をついたとか、営業マンが騙しただとか、相場にそんなものはない。

あくまでもその時点では確かに在庫は逼迫していたし、それでもその後に相場が反対に動いてしまったわけだ。

だがそんな事は、まさに良くある話である。

 だから相場をしている人たちは、テレビニュースだろうが、新聞記事だろうが、人の意見だろうが、たとえ噂話だろうが、それが正しいのかどうかを深く考えるくせがついている。

マスコミや政府が何を言おうが、頭から信じるわけじゃない。

 

 そういう意味では、相場は心を鍛えられるものだ。

また世間がではなく、自分自身が間違う事も多いわけで、そういう場合も直接に損という災難が降りかかるだけに、すぐに間違いを認めざるをえないそういう部分でも鍛えられる

 宗教じみているアホなウヨ、サヨは、自分に都合の悪い発表は報道だろうが、政府見解だろうが、簡単に信じないのは相場師に似ているが、自分の間違いを決して認めないところは全然違う。彼らとはちょいと違う。

 

 そんな中、相場の事だけではなく、疑ってみなきゃいけない事。今回は3つほどネットから抜粋してみた。

 

 まずは、中部大学の武田邦彦教授のブログからの抜粋だ。

http://takedanet.com/2011/06/post_7073.html

 

この夏は電気が足りないと言う。

でも、どうもうさんくさい.一説では

「原発を再開したいから、電気が足りないと脅しているだけだ。寝苦しい夜を過ごさせて原発賛成にするためのあくどい宣伝だ」とも言われる。

 

東京電力は日本の代表的な企業だから、本当はこんなことを言われるようなダメ企業では困るのだが、なにしろ「東電はウソを言う企業だ」

というのは、原発事故以来、常識になっているので仕方が無い。

そして、福島原発事故の直後、東京電力が「計画停電」というのをやり、大きな影響がでた。

電気機器をつかって患者さんの命を守っている病院や、1度とめたら製品がダメになってしまう工場などはビリビリしていたものだ。

 

    ・・・・・

明らかにおかしい.

東京電力がもっている発電の能力は、6300万キロワット。

これに対して計画停電が実施された3月14日の電力消費量は、たった2800万キロワットだった???

それで「足りない」??? ???

 

・・・・・・

何かを製造する「製造業」では、設備をどのぐらい使うかという「稼働率」は、収益の死命を制するほど大切なもので、多くの会社は設備稼働率が80%にでもなると、経営はピンチになる.

ところが、

「原発事故で電気が足りなくなるので、計画停電をする。国民は協力しろ」

と東電が言った日の設備稼働率は、実に44%!!

さすが東電だ。これまで、営業成績が悪くなると、電気料金を上げれば良いという気楽な商売をしてきた。事実、日本の電気料金はほぼ世界一、アメリカの3倍とされる.

それでもお客さんから文句は来ない。もし文句を言えば「じゃ、電気を売らない」と言えば、それで良い。「やらせ番組を放送しているから、受信料を払わない」と言う視聴者を不払いで裁判に訴えるというNHKと同じ体質だ。

 (以下略)

 

 次いで最近流行の(?)韓流ブームネタから一つ。捏造の王国だからね。

http://netouyonews.net/archives/5180953.html

 

チャン・グンソクのファンは報酬2000円のアルバイト!?韓国でも波紋
http://news.livedoor.com/article/detail/5675483/
日本で人気の韓国俳優チャン・グンソクが今月27日に来日した際、羽田空港で出迎えた女性ファン100人が実はアルバイトだったと「日刊サイゾー」が30日、報じた。
記事によると、チャン・グンソクを空港で待っていた女性たちは、熱狂的な雰囲気はなく、手にしていたグッズも誰かに持たされているような違和感を感じさせた。疑問に感じた同メディアの記者がひとりの女性にたずねると、実は「アルバイトも兼ねて遊びに来た」と言い、ほかの女性も本当のファンではないと話したという。
記事は、ある主婦が持っていたという、どこかのイベント企画会社が作成したチラシも掲載。

 

 最後にこれなんかどうでしょう?原油相場並みの上がり方だ。さすが捏造の宗主国だ。最近は、日本もその領域に近づきつつあるのかな…。子どもの教科書が、一体どの数字になっているのか確かめてみたいな。

http://hurriphoon.blog89.fc2.com/

 

■日中戦争犠牲者数
    終戦時    130万人  GHQ発表
    終戦時    130万人  国民党発表
    1948年    438万人  国民党政府報告書
    1950年代   1000万人  共産党政権発表
    1970年    1800万人  共産党政権発表
    1985年    2100万人  共産党政権発表(抗日勝利40周年)
    1998年    3500万人  江沢民発表
    2005年    5000万人  卞修躍博士発表(抗日勝利60周年)

 

 こういうのは、実際は嘘とか誤報とか、捏造とかというよりも、プロパガンダというものなんだろうけれども。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

9月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

6月27日

\26,370

-810

\26,310

-920

6月28日

\26,500

130

\26,440

130

6月29日

\27,400

900

\27,410

970

6月30日

\27,220

-180

\27,270

-140

7月1日

\25,600

-1620

\25,340

-1930

 

まずはコーンから…

先週号においては『天井を打った相場であり、戻り売り一貫であろう。また目先は大した戻りすら出ずに下げる可能性もあるわけで、まずは売っておいて考える相場であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明け急落、29日急騰など乱高下を演じたが、週末には一気の大暴落で25,000円台前半まで値を消した

○東京コーン日足

…削除済み…

先週号で「おそらく7月は大きく値を消すだろう」としたわけだが、早速そうなった展開である。

いっぺんに2,000円もの暴落を入れたのだから、もはや誰もが天井は打ったと思っているはずだ。当方も当然、4月〜6月の中で天井を打つだろうとしてきたわけであるから、天井を打ったと考えている。

 

今後もし、またファンダメンタルズの強さが見直されて買われるのは、天候相場の終了する9月からだろう。その需給相場期にはまた急騰も有り得るかもしれないが、その前に7月・8月の下げを見るのが先だろう。

次のターゲットは、当然ながら22,740円(3/16)の安値であり、道中に乱高下しながらもそれを目指すのではあるまいか?

  

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年9月

\21,940

8月16日

\31,400

4月11日

\21,450

8月25日

\25,600

2011年11月

\23,280

10月18日

\28,910

4月21日

\21,890

3月16日

\23,400

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\22,100

3月16日

\23,840

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,740

3月16日

\24,590

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\24,960

7月1日

\25,100

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,210

6月16日

\25,230

7月1日

\25,340

 先物2本が一代安値の更新である。なお夜間取引では、先物が25,210円と一代安値をまた僅かに更新している。

 

○シカゴコーン日足(6/30現在)

…削除済み…

7/1のシカゴ市場は7月限で11.75セント高の640.75セントと反騰。しかしこの限月は6/30に69セント安したわけで、その他の限月はリミットダウンの30セント安からの続落である。9月限は41.25セント安、新穀12月限は23.75セント安の596.75セントである。それでも東京時間の夜間取引からは戻しているため、国内換算では350円高である。

 

この日の下げは、…中略…

 

前日の下げは、事前予想レンジの上限を上回る四半期在庫・作付面積の発表が影響した。その詳細は…

    作付面積 9228.2万Ac(事前予想平均9077.6万Ac、前年8819.2万Ac)

    四半期在庫 36億7000万Bu(同33億2300万Bu)

 

この数字では、在庫率は一気に10%台に乗せて来る可能性もあり、需給逼迫は完全に解消される。

相場なのだから、皆が弱気になればまた戻るのだろうが、これでは戻ったら売るという戦略の方が妥当だろう。

 

なおシカゴ市場の週明け7/4は独立記念日で休場である。一部には、独立記念日を境に相場つきが変わるのだ!という見方もあるようだが、よほどの熱波でも来ない限りはどうなんだろう? 天気予報は雨である。

 

6/26現在の主要18州のクロップコンディションは、…中略…

 

CFTC発表の6/28現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた7/1現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、6/30のサプライズな農務省報告によって、ファンダメンタルズ自体の需給逼迫すら変化してしまった可能性が高い。天井を打った相場は、戻りが出ても、底するまで下がるだろう。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

8月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

6月27日

\45,020

-280

\47,610

-760

6月28日

\45,900

300

\47,930

320

6月29日

\45,900

300

\48,630

700

6月30日

\45,900

0

\48,560

-70

7月1日

\44,970

-930

\48,030

-530

続いて一般大豆です…

先週号においては『天候が悪化すれば…との期待感がまだ残っているうちに、売っておく方が良いだろう。相場は天井を打っているのだから、妙な期待感は持たぬ方がマシだ。戻り売りである』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けは下げたがその後はまた戻り、コーンが大暴落した影響で、週末にはまた下げての終了である。

○東京大豆日足

…削除済み…

 チャートでは完全に戻り売りの格好であるが、コーンが週末に2,000円も下げたのと比較すれば甘く、週末も下げたとはいえ47,560円(6/24)の価格すらまだ割り込んでいない

 

 しかし最近の様々な相場を見ると、例えば穀物ではまず小麦が先に異常なほど売られ(下げ幅ではなく、コーンと比べた比価でという意味)、それからコーンが週末に暴落した

 現在の大豆は、コーンに比べると下がらな過ぎだ。いつかまとめて下がるんじゃあるまいか?

 

 結論から先に言えば、現在の48,000円相場から、どう見ても5万円に向かうような感じはないのだから、そのうちに46,000円、45,000円と崩れるものと当方は見ている。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年8月

\42,640

8月16日

\52,500

4月4日

\41,050

8月25日

\44,970

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,470

4月6日

\44,880

10月20日

\46,830

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\44,120

3月17日

\48,970

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\44,700

3月17日

\49,100

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\47,070

5月9日

\48,380

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,820

6月16日

\47,560

6月24日

\48,030

  

○シカゴ大豆日足(6/30現在)

…削除済み…

7/1のシカゴ市場は、期近7月限で16セント高の1322.25セント。新穀11月限は18.50セント高の1312.50セント国内換算では夜間ですでに上がっていたため230円高だ

 

シカゴ大豆は13ドル割れから戻っている事もあり、小麦やコーンのように下放れしていないわけで、まだ13ドル割れ〜14ドル台でのもみ合いの範疇である。

これは前日に出た米農務省報告の影響である。その詳細は…

    作付面積 7520.8万Ac(事前予想平均7647.6万Ac、前年7740.4万Ac)

    四半期在庫 6億1900万Bu(同5億9700万Bu)

 

四半期在庫こそ事前予想平均よりも多いが、作付面積は大幅に少ない

…中略…

 

もっとも6/26現在の進捗率は…中略…

中国の大量買付けでも出れば別だろうが、現状の天候相場で大豆だけが高いというのは、かなり考えづらい。

 

CFTC発表の6/28現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた7/1現在のポジションでは、…中略…

 

    シカゴ小麦日足(6/30現在)

…削除済み…

ちなみに農務省報告での小麦の作付面積・在庫は、ほぼ事前予想通りだったが、30日の相場は暴落だった。

 

結論として当方の相場観は、6/30の米農務省報告での内容は悪くなかったが、天候を見ても大豆だけ上がるのは難しかろう。戻り売り方針に変化無しである。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

6月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

6月27日

\3,880

-64

\3,897

-49

 

8月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

6月28日

\3,887

-3

\3,897

 

6月29日

\3,922

35

\3,930

33

6月30日

\3,905

-17

\3,913

-13

7月1日

\3,884

-21

\3,889

-24

 

金相場は、先週号においては『週末から崩れ始めた相場であるが、QE2明けの動向を見ないと押し目買いなのか、調整が深いのかの判断が付かぬ。しばし様子見である』とコメントした。

今週の相場展開は、29日だけは多少戻ったものの、ほぼ軟調に推移。しかしまだ、大して下げたわけではない状況。

○東京金日足

…削除済み…

4,018円(6/23)まで上がっていた相場だが、今週は3,900円を割れて来た。週末の夜間取引も続落なので3,861円の安値まで出ている

 

3,828円(5/9)のネックラインを割り込めばチャートは悪化するが、もう40円弱下がればである

その辺まで下がると、おそらく相対力指数は30ポイントぎりぎりになるため、下に抜けたと判断するか、それとも買い場と判断するかは難しい。

 

多くの商品が3月の震災後の安値を目指しているか、あるいは割ったり、近づいたりしている中で、金のその価格は3,535円(3/18)である。

その価格なら、今の経済情勢ならば無条件で買いだろうが、果たしてそこまで下がるのかどうか?

正直言ってまだ判断が付かず、通貨が弱いのだから買いだとも言えるし、投機資金の流れがQE2明けで変わるかも…とも思うしである。

 

結論から先に言えば、当方はまだ手出しする気が起きない相場である。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年6月

\3,619

6月28日

\4,088

5月6日

\3,246

8月2日

\3,880

2011年8月

\3,365

8月27日

\4,083

5月2日

\3,338

8月31日

\3,884

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,093

5月6日

\3,469

10月29日

\3,882

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,096

5月6日

\3,479

1月31日

\3,882

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,100

5月6日

\3,535

3月18日

\3,884

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,103

5月6日

\3,828

5月9日

\3,887

2012年6月

\3,909

6月28日

\3,946

6月30日

\3,888

7月1日

\3,889

 発会したばかりの先物以外は、一代の高値・安値の更新は無し。

 

NY金日足(6/30現在)

…削除済み…

独立記念日前の7/1のNY市場は20.2ドル安の1482.6ドル。若干円安である為、国内換算20円安だ。

 

チャートは、この日1490.8ドル(6/27)も割り込んだため、格好は非常に悪くなりつつある。…中略…

 

なおCFTC発表の6/28現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また7/1現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、突っ込み買い、吹き値売りでの対処であるが、明確な方向感を断じるのは難しいところ。もうしばらく様子見だろう。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

6月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

6月27日

\4,367

-48

\4,387

-89

 

8月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

6月28日

\4,389

48

\4,434

 

6月29日

\4,465

76

\4,499

65

6月30日

\4,475

10

\4,510

11

7月1日

\4,450

-25

\4,472

-38

プラチナ相場は、先週号においては『GFMSの予想下限価格帯まで下げた相場であり、大きな目で見れば買い場なのかもしれないが、QE2がもうすぐ終了という事で7月入りした相場を見てみたいところ。しばし様子見である』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けは急落したが、その後は反発に転じて4,500円台を回復。しかし週末は、また若干値を消して終了した。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

6/1の4,851円4,386円(6/27)まで465円下落した後に、100円以上戻った相場であるさて、相場は底を打ったか?

そうであってもおかしくはないが、ダメ押しの2番底を付けて4,232円(3/17)まで下落してもおかしくないし、そんなに慌てて買いたい気分ではない。

 

…中略…

 

ただしアナリストと言われる人たちは、大概このプラチナ相場に関しては強気だ。主な根拠は、中国・インドなどで自動車は売れ続けており、触媒向け需要は好調でファンダメンタルズが良い…というのがそれだ。

そりゃそうなのかもしれないが、それだけで相場が下がらんのなら、ゴムだって何でこんなに安いの?って事だ。

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年6月

\4,582

6月28日

\4,959

2月16日

\4,030

8月25日

\4,367

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,963

2月22日

\4,099

8月31日

\4,450

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\4,224

3月17日

\4,463

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\4,225

3月17日

\4,469

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\4,232

3月17日

\4,462

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\4,382

6月28日

\4,472

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,545

6月30日

\4,419

6月28日

\4,472

 先物2本が一代安値の更新であるが、前述のとおりそこからは戻している。

 

    NYプラチナ日足(6/30現在)

…削除済み…

1849.4ドル(6/10)→1666.2ドル(6/27)まで183.25ドルも下げた相場だが、1730ドル台まで一度戻し、週末の7/1は1716.8ドルの終了。国内換算では36円高だ

 

先にJM(ジョンソン・マッセイ)社は向こう6ヵ月間の価格予想を1750〜2000ドルとし、それはすでに完全に割り込んだ。またGFMS(ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ)は1675〜1925ドルと予想したが、その価格も割り込み、そこからは戻しているわけだ。

まず1675ドルが出たのだから、次は1925ドルが出る!という単純なものなら買いだが、最近の市場ではファンドが大概曲がっている事もあり、これも素直に受け止められない気はする。だが信じるのなら、ここは買いだが…。

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,472円(プラチナ)−3,889円(金)=583円。夜間取引はなお拡大しているので、600円台には乗せて来る。

先々週号で『最大で400円程度までのサヤ詰まりは覚悟しながら』とコメントしたが、490円まで詰まってまた拡大だ

…中略…

  

結論として当方の相場観は、相場が底を打って反転中なのか?それとも2番底がやって来るのか?の判断は微妙。当方は来るか来ないかは判らぬが、2番底がやって来たら、そこから買いだと考える。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

7月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

6月27日

358.0

-20.0

345.0

 

6月28日

358.0

0.0

347.3

2.3

6月29日

364.0

6.0

357.8

10.5

6月30日

372.4

8.4

365.0

7.2

7月1日

370.5

-1.9

364.2

-0.8

 

先週号においては『今後も戻りは売られ、徐々に値位置を切り下げる展開を予測する』とコメントした。

今週の相場展開は、当限に廻った7月限が27日に暴落。発会した12月限はまた逆ザヤスタートで売られ、28日に9月限以降が一代安値の更新。しかし29日には大きく反発し、その後25円ほどは戻した

○東京ゴム日足

…削除済み…

6/28までのダメ押しの下げが来るまでは、350円台〜390円台での横ばいが2ヶ月近く続いていた。それが350円台を割り込み、340円台は割れなかったが3/15の335円を取りに行くような下げを演じ、皆が弱気にさせられたため、逆に戻りも出たのだろう。

もう少しは戻るかもしれないが、あまり買いたくはならん相場だ。戻ってもいずれは、335円を取りに行くのではあるまいか?

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年7月

460.2

1月26日

535.7

2月18日

337.6

3月15日

370.5

2010年8月

493.3

2月23日

502.7

2月24日

335.0

3月15日

372.2

2010年9月

436.0

3月28日

481.9

4月11日

351.6

6月29日

370.9

2010年10月

413.0

4月25日

413.6

4月25日

349.0

6月28日

366.4

2011年11月

388.9

5月26日

394.9

6月1日

344.6

6月28日

363.0

2011年12月

353.0

6月27日

368.4

7月1日

343.1

6月28日

364.2

 

当先のサヤは7月限370.5円〜12月限364.2円と6.3円の逆ザヤ。かつては40円とか、50円とかあった逆ザヤも、今はかなり縮小した。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

産地の集荷量は1日当たり約20トン〜60トン台となっており、低位安定。しかし以前のように、100トン台の集荷量になる事はあるんだろうか?という感じは続いている。

 

国内営業倉庫在庫は5/31現在で280トン減の7,691トン。3旬連続の減少である。

6/24現在の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は、27日に大暴落した後、29日から戻り始めた。だが戻った時の出来高は減っているので、あまり本物の上げとは思えないが、さて?

 

 結論として当方の相場観は、343.1円でとりあえずの底値だろうが、戻りはまた売られるだろう。買うよりは、戻ったところを丹念に売る作戦を良しとする。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

6月限(当限)

前日比

11月限(先限)

前日比

6月27日

\54,400

-200

\50,990

-1610

6月28日

\54,530

130

\51,620

630

6月29日

\54,720

190

\53,210

1590

6月30日

\54,700

-20

\54,490

1280

 

7月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

7月1日

\53,910

-210

\54,290

 

 

まずは原油から…

先週号においては『戻り売り相場は続くだろうと見る。まずは5万円を割れ、最終的には46,000円台を目指すのではなかろうかと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は89.61ドル(6/27)まで下落の後、大きく反騰。95.84ドル(6/29)まで戻した。

 

また東京原油も50,800円(6/27)まで下落の後、54,000円台後半まで4,000円の戻りを演じた。

 

NY原油日足(6/30現在)

…削除済み…

独立記念日の連休前のNY原油は、前日比0.48ドル安の94.94ドルでの終了。夜間取引からは戻しているので、国内換算では15時半比200円高である。

 

結局は、IEA(国際エネルギー機関)の戦略備蓄在庫放出の報で下放れとなった95ドルまで、往って来いの戻りとなったわけだ。

 

 6/28現在のファンドのポジションは、…中略…

 

QE2終了後の投機資金の流れは不透明ゆえ、今すぐ底入れして買われる可能性は低い」と考えていたのだから、今週の戻りはちょっと想定外であった。

 しかし95ドルから上値も、まだそんなにあるとは思えない。ここは売り場ではなかろうか?

 

○東京原油日足

…削除済み…

56,970円(6/15)→50,800円(6/27)まで6,170円の下げを演じた後、今週は54,890円(6/30)まで一気に4,090円の戻りである。

正直言って、このタイミングでこんな急騰を演じるとは思わなかった。内外とも、もみ合い下放れで1日、2日のタイミングで急反騰するとは…。

 

だが結論から先に言えば、このまま相場が上昇して行くとは考えていない。ちょうど一目均衡表の雲に到達したところであり、相対力指数も50ポイントまで戻したところだ。この辺は、戻り売りの好機ではあるまいか?

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年6月

\47,330

1月4日

\63,660

4月11日

\46,300

1月5日

\54,700

2011年7月

\50,400

2月1日

\63,610

4月11日

\49,530

2月9日

\53,910

2011年8月

\54,680

3月1日

\63,680

4月11日

\50,480

5月9日

\53,870

2011年9月

\58,210

4月1日

\63,580

4月11日

\50,130

5月9日

\54,040

2011年10月

\60,480

5月2日

\60,480

5月2日

\49,980

5月9日

\54,200

2011年11月

\56,450

6月1日

\56,970

6月15日

\50,800

6月27日

\54,230

2011年12月

\54,250

7月1日

\54,720

7月1日

\54,250

7月1日

\54,290

 今週の11月限は一代安値の更新12月限は1日に発会したばかりだ。

 

結論として当方の相場観は、6,000円下げた相場が4,000円の急反騰となったが、これ以上の上昇は困難ではあるまいか?戻り売り方針の継続である。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

8月限(当限)

前日比

1月限(先限)

前日比

6月27日

\65,080

-2050

\61,070

 

6月28日

\65,270

190

\61,660

590

6月29日

\66,490

1220

\63,340

1680

6月30日

\67,680

1190

\64,730

1390

7月1日

\68,300

620

\64,660

-70

続いてガソリンです…先週号においては『底割れしてしまった相場であり、目指すは年初来安値であろう。道中に値ごろで戻ったとしても、QE2明けの世界経済がどうなるか判らないと大きくは上がれまい』とコメントした。

今週の相場展開は、6/28には60,820円まで下がり5月の安値どころか3月の震災後の安値も更新。だがそこからは急反騰に転じ、週末には高値で65,090円まで戻した

○東京ガソリン日足

…削除済み…

67,720円(6/15)→60,820円(6/28)までの下げ幅は6,900円に及び、3/16の安値61,790円も割り込んだ

しかし年初来安値の60,120円(1/26)までは届かず、週末までに4,270円の戻りを演じた。下げ幅の62%の戻りである。

 

…中略…

最大戻して、もう1,000円が良いところではないか? 戻した分だけ、次の下げがまた大きくなるだけだろう。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年8月

\60,150

1月26日

\74,320

4月11日

\60,120

1月26日

\68,300

2011年9月

\68,770

2月28日

\74,200

4月11日

\61,790

3月16日

\67,450

2011年10月

\66,450

3月28日

\73,870

4月11日

\62,390

6月27日

\66,050

2011年11月

\68,710

4月26日

\71,580

5月6日

\61,300

6月28日

\65,110

2011年12月

\66,150

5月26日

\67,720

6月15日

\60,940

6月28日

\64,720

2012年1月

\61,260

6月27日

\65,090

7月1日

\60,820

6月28日

\64,680

 先物4本が一代安値の更新。逆ザヤ相場が続いているが、春の需要期限月が出るまでは逆ザヤ推移だろう。

 

ガソリン・原油のサヤは、64,720円(ガソ12月限)−54,230円(原油11月限)=10,490円。クラックのサヤの変化は無し。

 

7/1現在の業者間転売価格は、…中略…

 

6/25現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、7,000円下げて4,000円戻した相場だが、そろそろ戻りいっぱいになるだろう。売り方針の継続である。

 

 

今週の灯油の値動き

 

8月限(当限)

前日比

1月限(先限)

前日比

6月27日

\61,530

-1860

\64,370

 

6月28日

\61,860

330

\64,740

370

6月29日

\63,120

1260

\66,330

1590

6月30日

\64,270

1150

\67,780

1450

7月1日

\64,850

580

\68,060

280

最後に灯油です…先週号においては『週明けから最大需要期限月の1月限が発会するため、どうせ一代安値の更新で売りはすべてプラスなのだから、利食いして撤退。しばらくは手出し無用だ』とコメントした。

今週の相場展開は、6/28までは全限一代安値の更新で、先物は64,040円まで下げた。しかしその後は急反発で、68,000円台まで一気に4,000円戻した

○東京灯油日足

…削除済み…

想定とはちょっと違った戻り方であるが、結果オーライ。相場は大きく崩れた後に、戻す展開となったわけだ。

もっとも、このまま買い相場に転換するとは思えぬ。なお戻るようなら再度の売りも可だろうが、おそらく相場は原油次第であろう。その原油は、今週大きく戻した株式市場の動向も加味して判断する必要があり、マクロ経済に目を向ける必要があるだろう。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年8月

\59,900

1月26日

\78,760

4月11日

\59,850

1月26日

\64,850

2011年9月

\69,000

2月28日

\79,000

4月11日

\61,670

6月28日

\65,500

2011年10月

\71,490

3月28日

\79,530

4月11日

\62,500

6月28日

\66,380

2011年11月

\74,310

4月26日

\75,470

4月28日

\63,290

6月28日

\67,040

2011年12月

\69,830

5月26日

\71,920

6月15日

\63,860

6月28日

\67,730

2012年1月

\65,090

6月27日

\68,310

7月1日

\64,040

6月28日

\68,060

 今週も当限を除き、全限が一代安値の更新だ。出たばかりの1月限は、一代高値も記録しているが。

 

7/1現在の業者間転売価格は、…中略…

 

6/25現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、全限一代安値の更新から4,000円ほど戻したが、戻したのでまた売れる状況が近づいて来たか。需給関係は良くないので、買われた場面はまた売って良いだろう。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週は為替のチャートを2種アップ。

    ドル/円相場日足

…削除済み…

相変わらず、横ばいの相場である。まるで固定相場のようだが、あと半月もすればどちらかに放れるか。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

今週はドル安、ユーロ高が進んだ。ギリシャ問題に幾らか明るさが見えたからであろうが、ドル安の割には商品で買われたのは原油だけで、金や穀物は変われなかった。

何か、変化の兆しがあるのだろうか?

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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