商品市況展望 割愛版

平成23年7月10日記

 

 

「溶けた核燃料であるウランの塊=溶融体が、格納容器の底をも破り、原子炉建屋地下のコンクリートを溶かして地面にめり込んでいるのではないかと考えています。核燃料の炉心部分は、2800℃を超えないと溶けません(現在の温度は高い放射線量のため測定不能)。溶融体の重量は100tにもなります。圧力容器や格納容器の鉄鋼は1500℃程度で溶けてしまいますから、溶融体は原子炉建屋地下の床に落ちているはずです。その一部は地下の床を浸食し、一部は汚染水に流され周囲の壁を溶かしているでしょう」

 これは核燃料が原子炉建屋の外部に直接漏れ出て、周囲に超高濃度の放射性物質を撒き散らす「メルトアウト」と呼ばれる最悪の状態だ。小出氏が続ける。

 「もし溶融体が地下水を直撃していれば、いくら循環冷却しても放射性物質の拡散は防ぐことはできません。地下水の流れを止めない限り、周囲の海は汚染され続けるのです。汚染を防ぐためには、原子炉建屋の地下の四方に遮蔽壁を作るしかないでしょう。溶融体や汚染された土壌と、地下水の接触を断つのです」

 原子炉の構造的に見ても、メルトアウトが起きている可能性は高い。解説するのは、元東芝の原子炉格納容器の設計技術者だった後藤政志氏だ。

 「圧力容器の鉄鋼の厚さは、十数cmもあります。一方の格納容器の厚さは、20~30mmしかありません。また圧力容器は70気圧にも耐えられるように設計されていますが、格納容器の設定は4気圧です。もし圧力容器を溶かすほどの核燃料が漏れ出たら、格納容器はひとたまりもない。ましてや原子炉建屋地下のコンクリート壁などは単なる覆いであって、超高温の溶融体を防ぐことはできないのです。

 そもそも圧力容器も格納容器も、炉心溶融することを前提に作られていません。すでに設計上、破綻しています。ですからメルトダウンして何の対策も採らなければ、溶融体が圧力容器から格納容器を突き抜け、原子炉建屋地下の床に溶け出てしまうのは時間の問題なのです」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11152?page=2

img_d5e5f381b11a5ed8bf5b911fb85f5268109419.jpg

 

 メルトダウン→メルトスルー→メルトアウトと進むらしいんだが、さてこのメルトシリーズはいくつまであるんだろ?

 スリーマイル事故では、メルトダウンで溶けた燃料棒を6年後に冷えてから回収したみたいだけど、さて福島の燃料棒回収にはどのくらい時間が掛かるのか?

 メルトアウトまで行ったら、回収は可能なの? 

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

9月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

7月4日

\25,150

-450

\25,320

-20

7月5日

\25,540

390

\25,820

500

7月6日

\25,700

160

\25,860

40

7月7日

\25,840

140

\25,790

-70

7月8日

\26,240

400

\26,120

330

 

まずはコーンから…

先週号においては『6/30のサプライズな農務省報告によって、ファンダメンタルズ自体の需給逼迫すら変化してしまった可能性が高い。天井を打った相場は、戻りが出ても、底するまで下がるだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、25,210円(7/4)から反発に転じた相場が1,000円ほど上昇。26,000円台に戻した

○東京コーン日足

…削除済み…

最近の相場はこの穀物相場に限らず、誰もが弱いと思えば戻る、誰もが強いと思えば下がる事が多いわけで、長大陰線を入れて崩れた7/1の暴落の後、1,000円ほど戻す展開となったわけだ。

 

結論から先に言えば、ちょっとやそっと戻そうが売りだとは思うものの、誰もがそう思って安値売り玉を踏まないと、金や原油の如く戻すこともあるわけで、人気の裏目が出やすいのが今の相場。そういう意味では、今週末はだいぶ強気になった人も増えたように感じるので、ぼちぼちかな?

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年9月

\21,940

8月16日

\31,400

4月11日

\21,450

8月25日

\26,240

2011年11月

\23,280

10月18日

\28,910

4月21日

\21,890

3月16日

\24,270

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\22,100

3月16日

\24,500

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,740

3月16日

\25,400

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\24,960

7月1日

\25,870

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,210

6月16日

\25,210

7月4日

\26,120

 

○シカゴコーン日足(7/7現在)

…削除済み…

7/8のシカゴ市場は7月限で22.25セント高の672.25セントと急反騰。しかしこの限月はもうすぐ納会で取り組みが無く、中心限月の9月限は17.25セント高の642.25セントと逆ザヤ

新穀12月限は21.50セント高の637セントであり、新穀の次の限月からは順ザヤである。東京市場のサヤと似たようなものだ。

 

この日の上昇要因は、中国の買い付けの噂と高温予想。まだ天候相場の最中なのだから、そりゃそういう予報が出れば買われたりするのも当然。

注目は12日発表の米農務省報告であり、期末在庫の事前予想は以下のとおり。

事前予想平均                            USDA6月発表

2010/11年度    9億500万Bu    7億3000万Bu

2011/12年度   9億9400万Bu    6億9500万Bu 

 この発表どおりであれば、そこからまた売られるだろう。

 

 また8日に出たインフォーマ社の今年の生産高予想は、以下のとおり。

7/8時点予想               USDA6月発表

単収  162.50Bu/Ac       158.70Bu/Ac

生産量  137億5900万Bu     132億Bu

 このとおりならば、大豊作になるという事だ。

 

7/3現在の主要18州のシルキングは、…中略…

同日のクロップコンディションは、…中略…

 

CFTC発表の7/5現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた7/8現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、天候相場期なのだから強材料が出れば上がるのは当然だが、所詮は戻り売りの範疇から抜け出せないだろう。米農務省報告後の相場に注目である。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

8月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

7月4日

\45,200

230

\48,100

70

7月5日

\45,200

0

\48,560

460

7月6日

\45,210

10

\48,370

-190

7月7日

\45,390

180

\48,570

200

7月8日

\45,500

110

\49,300

730

続いて一般大豆です…

先週号においては『6/30の米農務省報告での内容は悪くなかったが、天候を見ても大豆だけ上がるのは難しかろう。戻り売り方針に変化無しである』とコメントした。

今週の相場展開は、48,000円割れから下げ切れずにもたもたしていた相場が、週末には49,000円台まで反騰。短期的にはW底を打ったような格好で戻している。

○東京大豆日足

…削除済み…

 7/1にコーンが暴落するきっかけとなった米農務省報告でも、大豆の作付面積は増加しておらず、どちらかと言えば強材料であった。そのため下げ切らずにいた相場が、今週は上がって49,000円台を回復。

 チャートでは一目均衡表の雲の上限まで来ており、もう一段高するようなら抜けて来る

 

 では買いなのか?と問われれば、単純に「大豆だけ上がるという可能性は薄いのでは?」というのが当方の見方だ。先週号でもコメントしたが、いつかまとめて下がるんじゃあるまいか?というのが、当方の考え方だ。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年8月

\42,640

8月16日

\52,500

4月4日

\41,050

8月25日

\45,500

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,470

4月6日

\44,880

10月20日

\47,250

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\44,120

3月17日

\49,530

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\44,700

3月17日

\49,710

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\47,070

5月9日

\49,590

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,820

6月16日

\47,560

6月24日

\49,300

 

○シカゴ大豆日足(7/7現在)

…削除済み…

7/8のシカゴ市場は、期近7月限で6.50セント高の1352セント新穀11月限は8.75セント高の1346.50セント。国内換算では円高でもあるため、300円ほど下がるだろう。

 

シカゴ大豆は13ドルを割れると戻る格好で、まだ13ドル割れ〜14ドル台でのもみ合いの範疇である。

次の注目は12日の米農務省需給報告であるが、その期末在庫の事前予想は…

事前予想平均                       USDA6月発表

2010/11年度    1億9800万Bu     1億8000万Bu

2011/12年度    1億7200万Bu     1億9000万Bu 

 旧穀の在庫は増加だが、新穀では減るという見方らしい。

 

 また8日に出たインフォーマ社の今年の生産高予想は、以下のとおり。

7/8時点予想           USDA6月発表

単収  43.10 Bu/Ac       43.40Bu/Ac

生産量  32億300万Bu      32億8500万Bu

 このとおりなら、過度に弱気は出来ないのかも。

 

CFTC発表の7/5現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた7/7現在のポジションでは、…中略…。

 

結論として当方の相場観は、大豆だけ独歩高になるのは困難だが、未だ明確な弱材料が出ないため、もみ合いが継続されるのだろう。戻り売り対処だが、安値は追っかけずに買い戻すのが良いだろう。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

8月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

7月4日

\3,880

-4

\3,889

0

7月5日

\3,895

15

\3,903

14

7月6日

\3,944

49

\3,953

50

7月7日

\3,991

47

\4,000

47

7月8日

\4,001

10

\4,009

9

 

金相場は、先週号においては『突っ込み買い、吹き値売りでの対処であるが、明確な方向感を断じるのは難しいところ。もうしばらく様子見だろう』とコメントした。

今週の相場展開は、7/4の安値3,861円からは5日連続の陽線引けとなり、4,000円台を回復する事となった。

○東京金日足

…削除済み…

週末の高値は4,012円であり、4,018円(6/23)→3,861円(7/4)まで157円下げた分を、ほぼ往って来いの回復

原油が大きく戻した事や、株価が上昇した事、相変わらず通貨は弱い事など様々な要因が重なったのではあろうが、また4,000円台を回復した相場である。

 

…中略…

 

だが慢心すると、思った以上に大きく下がるのが相場であり、4,000円台はやはり買いたくない。おそらく株価が崩れれば、金相場も同時期に大きく崩れるはずであり、4,000円に戻った相場は売り狙いだろう。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年8月

\3,365

8月27日

\4,083

5月2日

\3,338

8月31日

\4,001

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,093

5月6日

\3,469

10月29日

\4,002

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,096

5月6日

\3,479

1月31日

\4,001

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,100

5月6日

\3,535

3月18日

\4,004

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,103

5月6日

\3,828

5月9日

\4,007

2012年6月

\3,909

6月28日

\4,012

7月8日

\3,861

7月4日

\4,009

 発会したばかりの先物以外は、一代の高値・安値の更新は無し。

 

NY金日足(7/7現在)

…削除済み…

7/8のNY市場は、前日比11.0ドル高の1541.6ドル。夜間取引ですでに高かったし、若干円高である為、国内換算ほとんど変わらない

 

チャートは、1478.3ドル(7/1)を底にして上昇であり、あっという間に67ドル戻している。上値抵抗線は、1559.3ドル(6/22)である。

 

なおCFTC発表の7/5現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また7/8現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、通貨に対する不安感は根強く、何がどうなっても下がれば買われる相場になっているが、あまりにも人気が偏っているので買いたくない。どこかで一度、クラッシュする気がするのだが…さて?

 

 

今週のプラチナの値動き

 

8月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

7月4日

\4,477

27

\4,516

46

7月5日

\4,475

-2

\4,511

-7

7月6日

\4,522

47

\4,557

46

7月7日

\4,518

-4

\4,543

-14

7月8日

\4,560

42

\4,590

47

プラチナ相場は、先週号においては『相場が底を打って反転中なのか?それとも2番底がやって来るのか?の判断は微妙。当方は来るか来ないかは判らぬが、2番底がやって来たら、そこから買いだと考える』とコメントした。

今週の相場展開は、日替わりの上げ下げだったが、上げ幅が大きくて上昇。週末には4,600円に接近した。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

6/1の4,851円4,386円(6/27)まで465円下落した相場は、4,600円近くまで200円以上戻した

 

ただし相対力指数はジャスト50ポイントまで戻し、一目均衡表の雲にもほぼくっついた。2番底に向かうのならば来週だろう

そこで下げ切れないのならば、この相場はしばらく強いのだろう。そんな風に今は考えている。

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年8月

\4,181

8月27日

\4,963

2月22日

\4,099

8月31日

\4,560

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\4,224

3月17日

\4,565

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\4,225

3月17日

\4,572

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\4,232

3月17日

\4,587

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\4,382

6月28日

\4,596

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,592

7月8日

\4,419

6月28日

\4,590

 

週末7/8のNY市場では、…中略…

 

JM社の価格予想1750〜2000ドルGFMSの価格予想1675〜1925ドルとの下限を割り込み、今やっとJM社の価格予想の下限まで戻ったわけだが、1900ドル、2000ドルを目指すには、アジアでの車の売れ行き好調予測だけでは苦しい気がするのだが…さて?

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,590円(プラチナ)−4,009円(金)=581円

 

夜間取引ではすでに50円以上詰まり始めており、600円台に広がって戻りは終わったか。

 

結論として当方の相場観は、次週は下げが大きく、戻りが小さい日替わり相場か。直近の下げの半値戻しを演じたが、ここから買われるには材料不足との見方である。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

7月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

7月4日

383.1

12.6

378.0

13.8

7月5日

384.0

0.9

376.4

-1.6

7月6日

391.7

7.7

383.9

7.5

7月7日

389.3

-2.4

379.4

-4.5

7月8日

389.6

0.3

379.2

-0.2

 

先週号においては『343.1円でとりあえずの底値だろうが、戻りはまた売られるだろう。買うよりは、戻ったところを丹念に売る作戦を良しとする』とコメントした。

今週の相場展開は、6日には高値で385.7円まで上昇。結局、安値から40円以上戻して、その後は若干緩んで終了である。

○東京ゴム日足

…削除済み…

343.1円(6/26)→385.7円(7/6)までの上げ幅は42.6円であり、天井を打っているゴムの戻りはたいした事がないはずだ…という売り方をあざ笑うかのように、案外と大きな戻りとなった。

 

ただしチャートでは一目均衡表の雲に到達し、30ポイント割れを演じていた相対力指数も50ポイント台を回復。行き過ぎれば400円を付けて、売り方総踏みの状態での終了かもしれないが、いずれにしたってあと20円ちょっとだ。ここからが売り狙いだろう

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年7月

460.2

1月26日

535.7

2月18日

337.6

3月15日

389.6

2010年8月

493.3

2月23日

502.7

2月24日

335.0

3月15日

388.8

2010年9月

436.0

3月28日

481.9

4月11日

351.6

6月29日

387.8

2010年10月

413.0

4月25日

413.6

4月25日

349.0

6月28日

384.6

2011年11月

388.9

5月26日

394.9

6月1日

344.6

6月28日

381.8

2011年12月

353.0

6月27日

385.7

7月6日

343.1

6月28日

379.2

 

当先のサヤは7月限389.6円〜12月限379.2円と10.4円の逆ザヤ。逆ザヤ幅は、若干拡大した。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

産地の集荷量は1日当たり約20トン〜90トン台となっており、若干増加しつつあるようだ。

 

国内営業倉庫在庫は6/30現在で43トン減の6,802トン。6旬連続の減少である。

7/8現在の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は、週明けから急騰した相場が3ヶ月ぶりの高値まで反騰。一時は3万5000元台まで記録した。

上海市場の高騰は、株価と同時に上昇しており、ギリシャ問題への楽観視や米国経済指標の良いデータだけを映したものであり、自国やECの利上げは織り込み済みとした都合のよいもの。何時までも、都合の良い方向ばかりは出ないと思うのだが…さて?(週末の米雇用統計も悪かったしね)

 

 結論として当方の相場観は、ここからが本格的な戻り売り相場だろう。仮に上値があっても400円を一瞬越えるだけだろうと見て、売り上がり方針としたい。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

7月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

7月4日

\54,180

270

\54,480

190

7月5日

\53,820

-360

\54,150

-330

7月6日

\54,860

1040

\55,380

1230

7月7日

\55,040

180

\55,500

120

7月8日

\56,680

1640

\57,460

1960

 

まずは原油から…

先週号においては『6,000円下げた相場が4,000円の急反騰となったが、これ以上の上昇は困難ではあるまいか?戻り売り方針の継続である』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は大きく反騰に転じて99ドル台まで上昇。ただし週末は売られて前日比2.47ドル安の96.20ドルでの終了。

 

また東京原油も週末には急騰して57,770円まで記録。週明けの安値からは、一気に4,000円切返す週となった。

 

NY原油日足(7/7現在)

…削除済み…

89ドル→99ドルまで、一気に10ドルの上げである。さすがに週末は96ドル台まで下げて終わったが、相場は急落前の水準まで舞い戻ったわけだ。

下抜けた起点である95ドルまでの戻りは許容範囲だったが、まさか99ドルまで上がるとはね。目先は完全に曲がったと認めざるを得ない。

 

上がり始めると、なぜか次々に強気の見通しが出て来るのが相場である。勝ち馬に乗ろうという意識だろう。

一部には150ドルまで上がるという見通しも出始め、またバークレイズ・キャピタルは2012年の原油価格見通しを、ブレントについて10ドル上方修正し115ドルへ、WTIを4ドル上方修正して110ドルとした

なるほど、110ドルね…

 

 7/5現在のファンドのポジションは、…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

先物の高値は57,770円であり、戻り高値だと思っていた56,970円(6/15)を週末には更新である。結局は50,800円(6/27)→57,770円まで6,970円の上昇である

 

チャートでは上値抵抗線をぶち抜き、一目均衡表の雲の上にも出て、しかも相対力指数はまだ62ポイント台で過熱感が無い。3拍子そろった買いの展開だが、最近の相場はそういう場合に天井を打つケースが多い

…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年7月

\50,400

2月1日

\63,610

4月11日

\49,530

2月9日

\56,680

2011年8月

\54,680

3月1日

\63,680

4月11日

\50,480

5月9日

\57,320

2011年9月

\58,210

4月1日

\63,580

4月11日

\50,130

5月9日

\57,370

2011年10月

\60,480

5月2日

\60,480

5月2日

\49,980

5月9日

\57,470

2011年11月

\56,450

6月1日

\57,740

7月8日

\50,800

6月27日

\57,460

2011年12月

\54,250

7月1日

\57,770

7月8日

\53,430

7月4日

\57,460

 今週の11月限も一代高値の更新である。ここはあっという間に安値から7,000円上がったわけだ。

 

結論として当方の相場観は、まだ戻り売りだと思っているが、今週だけで4,000円の逆を喰らった相場は撤退。曲がった相場はポジションを無くして、冷静に見るのが一番だろう。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

8月限(当限)

前日比

1月限(先限)

前日比

7月4日

\68,930

630

\65,010

350

7月5日

\68,840

-90

\64,710

-300

7月6日

\69,900

1060

\66,160

1450

7月7日

\70,010

110

\66,300

140

7月8日

\71,450

1440

\68,020

1720

続いてガソリンです…先週号においては『7,000円下げて4,000円戻した相場だが、そろそろ戻りいっぱいになるだろう。売り方針の継続である』とコメントした。

今週の相場展開は、さらに3,000円上がって68,000円台まで駆け上がった。あっという間に、往って来い以上の上げである。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

60,820円(6/28)→68,110円(7/8)までの上げ幅は7,290円に及び、6,900円下げた分以上の戻りとなった

チャートでは一目均衡表の雲から出そうなところまで戻り、上値抵抗線も突破。次の抵抗線は71,580円まで無く、相対力指数はまだ62ポイント台。

 

こうなると、チャートではここからでも買い!という事になるのだが、最近の相場は抜けてもせいぜい3日しか持たない。安値で売ってしまった人は、ちょっと押したら踏むしかない相場であるが、逆に何も無いならここからこそ売りかもしれない。

…中略…

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年8月

\60,150

1月26日

\74,320

4月11日

\60,120

1月26日

\71,450

2011年9月

\68,770

2月28日

\74,200

4月11日

\61,790

3月16日

\70,670

2011年10月

\66,450

3月28日

\73,870

4月11日

\62,390

6月27日

\69,380

2011年11月

\68,710

4月26日

\71,580

5月6日

\61,300

6月28日

\68,440

2011年12月

\66,150

5月26日

\68,110

7月8日

\60,940

6月28日

\68,030

2012年1月

\61,260

6月27日

\68,110

7月8日

\60,820

6月28日

\68,020

 先物2本が一代高値の更新。また逆ザヤ相場も続いている展開だ。

 

ガソリン・原油のサヤは、68,020円(ガソ1月限)−57,460円(原油12月限)=10,560円。クラックのサヤ変化は無し。

 

7/8現在の業者間転売価格は、…中略…

 

7/2現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、予想以上の急騰であり、完全に相場観は曲がった。まだ戻り売りだと考えているものの、曲がった相場はポジションを無くして冷静に見るのがベストであろう。

 

 

今週の灯油の値動き

 

8月限(当限)

前日比

1月限(先限)

前日比

7月4日

\65,300

450

\68,460

400

7月5日

\65,050

-250

\68,300

-160

7月6日

\66,280

1230

\69,680

1380

7月7日

\66,320

40

\69,810

130

7月8日

\68,040

1720

\71,770

1960

最後に灯油です…先週号においては『全限一代安値の更新から4,000円ほど戻したが、戻したのでまた売れる状況が近づいて来たか。需給関係は良くないので、買われた場面はまた売って良いだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週末まで続伸した相場が71,980円6/15の高値すら突破。往って来いの相場となった。

○東京灯油日足

…削除済み…

戻り売りを考えていた向きは、おそらく7万円には乗らないだろうと、6日の急騰時に売ったのではあるまいか?

そこからでも相場は、あっという間に2,000円の上昇である。

 

原油相場が99ドル台まで戻し、ガソリンも上昇。そして次々と高値抵抗線を抜いて行く中では、灯油相場も需給は悪くても売り玉はひりひりする。灯油だけ独自で上がるとは思えぬが、原油相場次第であろう。

 

どうせなら2月限発会まで高く、それが高値圏で生まれるなら売りたい。おそらく2月限は、1月限からは逆ザヤ、少なくとも同ザヤで生まれるだろうから。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年8月

\59,900

1月26日

\78,760

4月11日

\59,850

1月26日

\68,040

2011年9月

\69,000

2月28日

\79,000

4月11日

\61,670

6月28日

\68,850

2011年10月

\71,490

3月28日

\79,530

4月11日

\62,500

6月28日

\69,710

2011年11月

\74,310

4月26日

\75,470

4月28日

\63,290

6月28日

\70,660

2011年12月

\69,830

5月26日

\71,920

6月15日

\63,860

6月28日

\71,450

2012年1月

\65,090

6月27日

\71,980

7月8日

\64,040

6月28日

\71,770

 6/28に底を打った相場は、週末には先物だけ一代高値の更新である。

 

7/8現在の業者間転売価格は、…中略…

 

7/2現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、需給の悪い中で、これ以上大きく上がると言うのには疑問があるものの、それも原油相場次第であろう。2月限・3月限発会までは、安心売りは出来ない相場なのかもしれない。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週は為替のチャートを3種アップ。まだ大きくは動いていない。

    ドル/円相場日足

…削除済み…

6/8の79.71円からは右肩上がりでドル高/円安ではある。相対力指数の動きを見ると、なおそれが良くわかる。

しかし値幅は小さく、まだ82円台にも届かず、全くの横ばいが続いている。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

これもGW明けからはずっと113円〜117円でのもみ合いである。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

三角持合の幅が狭まってきており、三角形の頂点になるとどちらかに放れる格好のチャートである。

米経済がどうだ、欧州経済(ギリシャ問題、ポルトガル問題)などがどうだというファンダメンタルズの話は置いておいて、チャートパタンから見れば下から来て三角持合をした相場は、チャートの見方ではまた上に行く

つまりは、どこかでまたドル安に向かうという事なのだが、それで原油や金も上がっているのかな?

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

        メールアドレス info@higenaka.com

 

戻る