商品市況展望 割愛版

平成23年10月2日記

 

 週明けの暴落は、まさに凄まじいものであった。

例えば金は、当初の300円安程度からさらに下がって、終わりは500円安。

東京市場の投売りと夜間取引安が重なり、想定以上の暴落となったわけだ。

 

 300円も500円も大差はないじゃないか!というのは現物取引の話であり、1枚当り=13万5,000円の証拠金取引での200円違いは、20万円違いである

10枚だったら200万、100枚なら2000万円も違う。証拠金が丸々飛んで、更に足が出る値幅だ。

 

 ほとんどの投機家はFOMC、G20とイベントが続く後の3連休明けを警戒していたはずであり、CB一発分の100円どころか、200円〜300円は余裕を持って事に臨んでいたはず。

 それでもさすがに、買い方は500円安には耐えられなかった模様である。

そりゃそうだ。500円の動きは1枚当り50万円の動きであり、10枚なら500万、100枚なら5000万が一瞬で吹き飛ぶ値幅なのだから…。

 

 某大手取引員では1万8,000枚の買い越しがあったというから、90億円が一発で吹き飛んだ形であり、これが金だけの勘定で、プラチナは600円安、その他に石油・穀物・ゴム等の値洗いも換算すれば、一体幾らになったのか想像を絶する。

 

 昔はそんな事はなかった。というのもストップ安で1日の値幅が決められており、それ以上は上がりも下がりもしなかったからだ。

 それが今はザラバ取引で、しかもCB制度(サーキット・ブレイカー制度)であり、例えば金ならば100円動いて1回目のCB発動で5分間立会い停止。その後またスタートして200円に拡大。

それでも止まらなければ300円、400円と拡大が続き、この週明けはCB5回分で500円安以上を演じたわけだ。

 取引所は27日から証拠金を13万5,000円→18万円にアップしたが、それだって180円動けば消えるという事で、大して意味があるのかどうかは判らん。

 

 こういう取引形態にした理由は、「ストップ安で決済できなくなるのは困る。流動性を確保するには、いつでも新規参入・決済できるシステムにする必要がある」との取引所の判断のためだ。

夜間取引設置の理由も同様の話で、「いつでも売り買い出来る」が大義名分だ。

 でもねえ…。そんなことを言ったって、売買というのは相手が居て成立するもので、休日なんかが入れば値は大きく乖離して跳ぶし、理想と現実は大きく違うんだが…。

 

 まあともかく、今はそういうシステムなのだから、個人投資家は玉の長期保有よりも、チャンスの時は入って、すぐに離脱するゲリラ作戦しか対応は出来まい。

 

 今回の貴金属の大暴落だが、振り返ってみれば今年のGWには石油の大暴落が、昨年のGWにはゴムの大暴落があったわけで、今のシステムでは連休明けは恐ろしいのだ。

 また10月8日〜10日までは3連休であり、今までの連休明けはすべて暴落だが、今度は大暴騰でもあるかしらん? 国内市場は10日(体育の日)であるが、米国もコロンブスデーの休日だが、なぜか商品市場は通常立会いをするらしい。きっと相場を動かしたい人が居るんだろう。

 

 なお来週の中国市場は、国慶節で1週間の休日。

中国マネーは動かないわけであり、昨日発表された穀物の四半期在庫では弱気の発表で、今度はシカゴが急落しております! 激しい世の中です。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

11月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

9月26日

\24,500

-1800

\24,470

-1490

9月27日

\25,000

500

\25,180

710

9月28日

\25,100

100

\24,860

-320

9月29日

\24,100

-1000

\24,410

-450

9月30日

\24,300

200

\24,500

90

まずはコーンから…

先週号においては『目先の底値は近いと考えるものの、投機資金の流出が止まる事と、月末の四半期在庫の結果が出るまでは安心買い出来ない情勢であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けは連休中のシカゴの急落を受けて24,000円台に突っ込み、翌日は戻すもののまた値を消し、週末は小反発で終了。

○東京コーン日足

…削除済み…

今週の急落によって、28,550円(9/13)→24,110円(9/29)までの下げは4,440円幅の下落となった。

チャートでは相対力指数が20ポイント辺りまで下げ、週末でもまだ27ポイント台と底割れ状態。

 

今年の安値22,740円(3/18)まではまだ1,500円近くはあったものの、注目の米農務省四半期在庫が発表された週末のシカゴ市場は、ストップ安の40セント安

相場は6ドルも割り込んでおり、東京市場の夜間取引でも23,200円の安値まで示現。年初来安値の更新まで500円あまりのところまで下落している。

 

さて注目の発表内容だが、…中略… 超タイトな需給という観測が完全に消え去る中で、外部要因の悪さが下げに拍車をかけている展開だ。

 

結果的に、「四半期在庫が発表されるまでは買えない」と強気していなくて良かった。売られ過ぎの反動はあっても、これじゃ本格的に強気は出来そうもない

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\23,280

10月18日

\28,910

4月21日

\21,890

3月16日

\24,300

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\22,100

3月16日

\23,980

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,740

3月16日

\24,350

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\23,960

9月29日

\24,450

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,560

8月30日

\24,150

9月29日

\24,580

2012年9月

\27,440

8月16日

\28,550

9月13日

\24,110

9月29日

\24,500

 9/29に先物3本が一代安値の更新だが、夜間ではすでに先物で23,200円まで記録

 

○シカゴコーン日足(9/29現在)

…削除済み…

9/30のシカゴ市場は12月限で40セント安の592.50セント。なお3日はストップ制限が60セントに拡大する。

 

6ドル割れは年初来安値の更新であり、…中略…

 

CFTC発表の9/27現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた9/30現在のポジションでは、…中略…

 

買いはダメだっていうんだから、こうなるのも当然。しかしバーナンキは、今度はデフレを心配してるって言うんだから、何ともはやだ。

 

結論として当方の相場観は、投売りが完了すれば一度は戻すのだろうが、それでもトレンドが買いになるのは困難か。戻り売り方針である。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

9月26日

\42,630

-2370

\42,950

-3090

9月27日

\41,540

-1090

\43,880

930

9月28日

\40,600

-940

\43,360

-520

9月29日

\39,100

-1500

\42,450

-900

9月30日

\38,500

-600

\42,940

480

続いて一般大豆です…

先週号においては『目先底が近い感じもするが、反転してから買いに転じても遅くないか。注目は四半期在庫の発表と中国情勢であるが、それ以上に欧州経済危機の行方も重要になるだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けに大暴落した相場が先物は戻りを入れたりするものの、期近は戻る気配も無く続落。そうこうしているうちに、週末のシカゴ市場はまた急落であった。

○東京大豆日足

…削除済み…

 50,110円(9/5)→41,980円(9/29)まで、結局は8,130円幅の下げとなっている。そしてさらには、国内換算ではシカゴの終わりは1,500円ほど安いのだから、週明けはもっと下がってもおかしくない状況だ。

 

 チャートでは年初来安値の更新どころか、昨年秋の価格も下回っており、5万円どころか45,000円も過去の話という状況である

 

 さて週末の農務省発表の四半期在庫だが、9/1時点の在庫…中略…

 これじゃ、大豆も戻り売りからは脱却できないかも…中国が大量買いでもしないと難しいだろうし、来週は国慶節だし。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,470

4月6日

\38,000

9月30日

\38,500

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\38,000

9月30日

\39,720

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\39,910

9月29日

\40,480

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\40,400

9月29日

\41,020

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,910

9月5日

\41,210

9月29日

\41,990

2012年8月

\47,450

8月16日

\50,110

9月5日

\41,980

9月29日

\42,940

 週明けは、また全限一代安値更新となるかもしれない

 

○シカゴ大豆日足(9/29現在)

…削除済み…

9/30のシカゴ市場は11月限で51セント安の1179セント。安値は1175セントまであった。

 

チャートではここ半年の12ドル後半〜14ドル台でのもみ合いを完全にした抜けており、下げトレンドはすでに発生している。それから12ドルも割れたのだから、下値の目処は昨年11月の1175セント。それはこの週末に出ており、ここで止まらないと10ドル半ばまであと120セントほど下がる事になろう

とにかく今は、在庫率云々のファンダメンタルズではなく、商品市場からの資金流出が材料視されているのだから、「こんなはずはない!」というような考え方は無意味かもしれない。

 

なおCFTC発表の9/27現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた9/30現在のポジションでは…中略…

もう一段売ればファンドは途転売りになるかもしれないが、さすがにそこまで来れば向かってやるか!

 

結論として当方の相場観は、値ごろ感無用の一段安がまだ出そうな勢いである。シカゴでファンドが途転売りにでもなれば買って見たいが、それまではまだ戻り売り方針がベターであろう。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

9月26日

\3,878

-498

\3,877

-502

9月27日

\4,071

193

\4,074

197

9月28日

\4,042

-29

\4,050

-24

9月29日

\4,003

-39

\4,003

-47

9月30日

\4,012

9

\4,015

12

金相場は、先週号においては『8月からの700円幅の上げ分は往って来いの暴落で終了。金急騰の第一ラウンドはこれで終了であり、次の相場に向けてまた押し目買いを模索するのが妥当だろう』とコメントした。

今週の相場展開は、3連休明けの26日は300円安どころか500円安の暴落一時は3,851円まで下げたのだから、前日比では528円安という暴落であった。その翌日は200円近く戻し、29日はまた一時3,800円台まで大きく下げるなど乱高下を演じるが、週末は4,000円台を回復しての終了である。

○東京金日足

…削除済み…

4,200円台を割り込んでWトップを形成した後、おおよそ倍返しの下げを演じた事になる

先週号で「最大下げれば押し目底からの倍下げの3,700円台も視野に入れておく必要はあろうが」としたところに接近したわけだが、いっぺんに200円下げたり戻したりでは、ちょっとリスクが大き過ぎて仕掛けづらいところか。

 

とにかく高値からは700円どころか900円下げ、その後下値もみ合いに転じているのが現状であるが、目先の天井はもう打っているのは確実最大戻して4,200円〜4,300円程度であろうし、3,851円が底なのか?まだ下があるのか?は不透明だろう

もちろん大勢では、来年は5,000円になる相場だとも思っているが、それを期待して買うのはまだ早いか。今の4,000円→5,000円に上がるのなら買いだろうが、ひょっとしたら3,000円→5,000円になる相場なのかもしれないゆえに。

 

いずれはまた上がるだろうと考えるのは、…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,748

9月7日

\3,469

10月29日

\4,012

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,745

9月7日

\3,479

1月31日

\4,017

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,750

9月7日

\3,535

3月18日

\4,016

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,751

9月7日

\3,828

5月9日

\4,012

2012年6月

\3,909

6月28日

\4,754

9月7日

\3,850

9月26日

\4,013

2012年8月

\4,506

8月29日

\4,754

9月7日

\3,851

9月26日

\4,015

 先物2本が一代安値の更新だが、3,400円台まで下がれば全限安値更新という事になる。あるのか、無いのかは、今はわからん。

 

NY金日足(9/29現在)

…削除済み…

9/30のNY市場は前日比5ドル高の1622.3ドル。高値1642.5ドル、安値1607.8ドルと上下34.7ドルの動き。

 

チャートでは1923.7ドル(9/6)→1535ドル(9/26)まで388.7ドルの下落。率にして20%の下落である。

先週号で「一気に1,630ドルまで下げたわけで、最大下げたら1,500ドル程度を予測」とした価格まで出て、その後また1600ドル台に戻っているわけだ。

 

ズバリ今後しばらくの相場予測だが、最大戻って1,700ドル、1535ドルは底でもおかしくないが、戻り売りを浴びた場合は最大1300ドル程度まであるのではないかとの見方だ。

これを為替77円で国内換算した場合は、4,208円〜3,218円となる。ざっとこんなところではあるまいか。

 

なおCFTC発表の9/27現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また9/30現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、3,851円が底でもおかしくはないが、最大戻って4,200円〜4,300円程度が限界ではあるまいか? 下値は最大3,200円程度までは有り得ると考えており、あまり強気が出来る相場ではないとの見方である。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

9月26日

\3,668

-662

\3,717

-621

9月27日

\3,844

176

\3,866

146

9月28日

\3,822

-22

\3,843

-23

9月29日

\3,797

-25

\3,816

-27

9月30日

\3,803

6

\3,829

13

プラチナ相場は、先週号においては『欧州経済危機が何とか回避されるようなら金との鞘は戻ろうが、恐慌まで突入するようなら手仕舞い。プラチナ単独の買いは、まだ早いだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けは金が500円下げる中で、プラチナは更に大きく下げる600円安。その後も金との逆ザヤ幅は拡大し、−200円まで開く展開となった。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

週明けの大暴落は、安値では3,680円まで出ており、前日比では658円安まで記録。金よりも下げ幅が大きかったのは、もちろん下落の要因が株安からの連鎖であったため。

 

ともかくこれで、直近の高値4,726円(9/7)→3,680円(9/26)までの下げ幅は1,046円幅となり、過去1年間のチャートを見ても判るとおり、完全に底割れしてしまっているわけだ。

 

元々4,464円(8/26)を割り込んでWトップ形成済みで、更には4,271円(8/9)の支えも失ったのがこの連休中の出来事であり、相場は一気に暴落したわけである

…中略…

 

週末9/30のNYプラチナは、前日比8.9ドル安の1519.4ドル。この日はまたNYダウが240ドル安と下落していたため、金以外の商品はすべて下落。国内換算では35円安である。

NYプラチナは直近の高値1900ドル(9/6)→1475.3ドル(9/26)まで424.7ドルの下落、率にして22%の下落となっている。…中略…

 

ともかく今の商品相場の下落の主因が株安からの資金逃避である限り、まだしばらくは金との逆転現象が継続されるだろう

また前述のとおり、金相場の底打ちに関してまだ懐疑的な当方ゆえ、プラチナも同様であると言わざるを得ない

 

金の売りだけ利食いして、プラチナの買い玉だけ我慢する」作戦には否定的な当方だが、…中略…

 

なお資金がある人たちは、逆にサヤの−200円から金売り・プラチナ買いの仕掛けを入れ始めている向きもある。長期的に見れば、それはおそらく正解になるのだろう。

 

一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\3,658

9月26日

\3,808

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\3,658

9月26日

\3,802

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\3,666

9月26日

\3,807

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\3,668

9月26日

\3,818

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,770

8月23日

\3,674

9月26日

\3,821

2012年8月

\4,581

8月29日

\4,726

9月7日

\3,680

9月26日

\3,829

 週明けは全限一代安値の更新である。4,000円割れも考えるべきと先週コメントしたが、あっという間に3,600円台も示現

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、3,829円(プラチナ)−4,015円(金)=−186円

 

59円(8/9)→211円(8/26)まで拡大したサヤは、−36円(9/6)まで詰まってプラス50円になり、−220円(9/29)と大きく逆ザヤが進行

 

今回は過去1年分のチャートを載せたが、1,353円(2/9)からずっと右肩下がりの縮小トレンドだったわけだ。

拡大への期待は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、残念ながら現状ではまだ金よりも弱い状況は変わらない。陰の極に到達するには、もうしばらくの時間が必要と思われる。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

9月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

9月26日

315.4

-14.6

303.0

-39.5

 

10月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

9月27日

310.6

12.9

319.5

 

9月28日

298.3

-12.3

309.7

-9.9

9月29日

293.5

-4.8

301.5

-8.2

9月30日

301.8

8.3

310.8

9.3

先週号においては『現状では底抜け下相場であり、底打ちまではまだしばらくの時間が掛かりそう。戻り売りである』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けは商品市場の全面安を受けて暴落。先物は一気に40円近い暴落となり、翌日は反騰するものの29日にはダメ押しの下げ。先物は289.5円(9/29)まで記録して、週末はまた戻した。

○東京ゴム日足

…削除済み…

先週号で「350円割れ〜390円台でのもみ合いを続けていた相場が、どうやら週末の下落で底抜けとなった模様」とコメントしたが、それに追い討ちをかけるように商品の全面安が到来し、相場は一気に急落した。

290円割れはこの1年間では無い価格であり、最高値である535.7円(2/9)→289.5円(9/29)まで下げ幅は246.2円、率にして46%の暴落なのである。

 

相場の底入れは、昔から「半値・八掛け・2割引」と言うので、530円の半値なら265円、その八掛けなら212円、その2割引で170円になる。いつか見た値段だな。

今、そこまで下がると言っているわけではない。いつかはそこまで下がっても驚かないと言っているだけだ。最安値なんてたったの62円しかしなかったのがゴムなのだから…。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年9月

436.0

3月28日

481.9

4月11日

290.0

9月26日

315.4

2010年10月

413.0

4月25日

413.6

4月25日

284.0

9月29日

301.8

2011年11月

388.9

5月26日

394.9

6月1日

283.9

9月29日

303.1

2011年12月

353.0

6月27日

394.0

7月27日

286.5

9月29日

305.0

2012年1月

383.8

7月26日

396.5

7月27日

287.5

9月29日

307.6

2012年2月

362.2

8月26日

379.0

8月31日

288.6

9月29日

309.0

2012年3月

318.7

9月27日

325.1

9月28日

289.5

9月29日

310.8

全限一代安値の更新である。

 

当先のサヤは10月限301.8円〜3月限310.8円と9.0円の順ザヤ。順ザヤ幅は縮小した。

 

週末現在の輸入採算価格は、10月積みで…中略…

産地の集荷量は、1日当り20トン〜50トン台と激減。暴落を見て、様子見しているのだろう。

 

国内営業倉庫在庫は9/20現在で654トン増の10,061トン。2旬ぶりの増加であり、久々に1万トンの大台に乗せた。

 

9/23現在の上海ゴム在庫は、…中略…。

 

上海ゴム価格は、断続的に下落して26000元まで下落。週末は小戻ししたが、来週は国慶節で休場。

 

 結論として当方の相場観は、売られ過ぎの反動はあったとしても、上昇トレンドに変化するのはまだ難しいだろう。戻り売り方針に変化なしである。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

9月限(当限)

前日比

2月限(先限)

前日比

9月26日

\51,040

-840

\46,340

-2940

9月27日

\51,610

570

\47,980

1640

9月28日

\51,610

0

\48,430

450

9月29日

\51,330

-280

\47,510

-920

9月30日

\51,520

190

\47,390

-120

まずは原油から…

先週号においては『分岐点から下に向かった相場が、連休中に一気に崩れた。こうなると当面は戻り売りで、安値更新の可能性が高いだろうと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は9/26に77.11ドルまで下落。その後は80ドル台には戻し、今週末は79.20ドルと再び80ドル割れで終了。

 

東京原油も46,240円まで急落の後、2,000円幅でのもみ合い。内外ともまだ8/9の安値は割り込んでいない。

 

NY原油日足(9/29現在)

…削除済み…

9/30のNY市場は、前日比2.94ドル安の79.20ドルでの終了

 

チャートでは直近の高値90.52ドル(9/13)→77.11ドル(9/26)までの下げ幅は13.41ドルであるが、8/9の安値75.71ドルは割り込んでいない

今年の最高値114.83ドル(5/2)からはすでに39.12ドル幅、率にして34%下げているわけで、これは今週暴落した金の下げ率の20%よりもすでにはるかに大きいわけだ。

 

ただし現状では80ドルを挟んだ取引となっているわけだが、今後90ドル、100ドルと上がって行くよりは、70ドル、60ドルと下がって行く確立の方が大きい気はするが、さて?

 

 なお9/27現在のファンドのポジションは、…中略…

しかしファンドが手仕舞いしてNY原油が下がっているのは理解できるが、本来ならばNY原油よりも安いロンドンブレント、ドバイ原油が…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

直近の高値53,540円(9/8)→46,240円(9/26)までの下げ幅は7,210円。その後は2,000円幅のもみ合いに突入。

先週号で「このところの最安値は46,190円(8/9)であり、そこを割り込むか、少なくとも接近はするだろう」としたところまでは下げ、さて相場はどっちに行こうかな?という状態。

 

ズバリ、戻っても5万円以上は困難か。トレンドは下向きなので、いずれは4万円に向かって下げ始めるだろうとチャートでは読める。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年9月

\58,210

4月1日

\63,580

4月11日

\46,010

8月10日

\51,520

2011年10月

\60,480

5月2日

\60,480

5月2日

\46,100

8月9日

\48,640

2011年11月

\56,450

6月1日

\58,130

7月11日

\46,160

8月9日

\48,130

2011年12月

\54,250

7月1日

\58,330

7月11日

\46,210

8月9日

\47,770

2012年1月

\54,590

8月1日

\55,780

8月2日

\46,190

8月9日

\47,540

2012年2月

\52,500

9月1日

\53,540

9月8日

\46,240

9月26日

\47,390

 

結論として当方の相場観は、戻り売り方針の継続である。最大戻しても50,000円台がせいぜいであり、いずれは新安値更新に向かって崩れるとの判断である。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

9月26日

\58,510

-2520

\58,650

 

9月27日

\60,080

1570

\60,450

1800

9月28日

\60,600

520

\61,120

670

9月29日

\59,900

-700

\60,160

-960

9月30日

\59,800

-100

\59,960

-200

続いてガソリンです…先週号においては『トレンドは完全に下向きになった。戻り売りで新安値の更新を目指すというのが妥当な考え方だろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けは4月限発会であったわけだが、大きく下落して58,290円(9/26)まで記録。その後は6万円を挟んだもみ合いへ。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

64,740円(9/8)→58,290円(9/26)までの下落は6,450円幅であるが、まだ55,800円(8/9)の安値までは2,490円を残す

 

チャートでは73,870円(4/11)が今年の天井なのは確実で、それ以降のもみ合いながらの右肩下がりのトレンドを見る限り、いずれは年初来安値更新に向かって行きそうである。

今後も55,800円(8/9)が果たして底だったのか?という下げを見なければ、反転は難しいだろう。中途半端に戻れば、そこはまた売られる可能性が高いだろう。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\68,710

4月26日

\71,580

5月6日

\56,020

8月9日

\59,800

2011年12月

\66,150

5月26日

\68,600

7月11日

\55,780

8月9日

\59,420

2012年1月

\61,260

6月27日

\68,700

7月11日

\55,620

8月9日

\58,420

2012年2月

\66,600

7月26日

\66,800

7月27日

\55,800

8月9日

\58,150

2012年3月

\61,280

8月26日

\64,740

9月8日

\56,780

9月26日

\58,490

2012年4月

\58,900

9月26日

\61,580

9月28日

\58,290

9月26日

\59,960

 

9/30現在の業者間転売価格は、…中略…

 

9/24現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、戻り売り方針に変化なし。いずれは新安値更新を果たすものと見ている。

 

 

今週の灯油の値動き

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

9月26日

\58,670

-2960

\57,570

 

9月27日

\60,100

1430

\59,350

1780

9月28日

\60,520

420

\59,800

450

9月29日

\60,330

-190

\59,100

-700

9月30日

\60,790

460

\59,170

70

最後に灯油です…先週号においては『元々需給が悪い中で、大元の原油相場の急落からチャートも悪化。戻り売り方針の継続で、新安値の大幅更新を目指すのが良いだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けには4月限が発会したわけだが、この日は暴落で57,500円まで下落。翌日から2,000円超の反騰を演じたが、その後は伸び悩んでの終了である。

○東京灯油日足

…削除済み…

66,710円(9/8)→57,500円(9/26)までの下げ幅は9,210円。戻ると売られて安値を更新するパターンは変わっておらず、4月の8万円近い大天井からはずっとそのパターンである。

季節習性の逆ザヤ相場が続くのは確実だが、今後も先物に出て来るのは不需要期限月なのだから、戻り売りに変化はないだろう。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\74,310

4月26日

\75,470

4月28日

\58,620

9月26日

\60,790

2011年12月

\69,830

5月26日

\72,110

7月11日

\59,680

9月27日

\61,600

2012年1月

\65,090

6月27日

\72,530

7月11日

\60,220

9月26日

\61,880

2012年2月

\69,790

7月26日

\69,840

7月26日

\60,180

8月9日

\61,800

2012年3月

\64,150

8月26日

\66,710

9月8日

\58,670

9月26日

\60,820

2012年4月

\59,490

9月26日

\60,430

9月28日

\57,500

9月26日

\59,170

 

9/30現在の業者間転売価格は、…中略…

 

9/24現在の灯油在庫は、…中略…

頼みの綱はジェット燃料への転化〜輸出であるが、景気が悪いと旅行者も減るしねえ…。

 

 結論として当方の相場観は、戻り売り方針に変化なし。現物価格や当限価格に比べて逆ザヤなのは当たり前なので、サヤは無視して良いだろう。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週も為替のチャートを3種アップ。

○ドル/円相場日足

…削除済み…

週末のNYタイムでは、77円台まで若干円安となっている。だが大した円安ではなく、トレンド転換のためには79円台まで円安にならないとダメ。

指数だけは30ポイント割れから50ポイントへと戻しつつあるが、そういう相場はまた円高になるのがチャートのパターンだ。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

101.96円(9/26)まで円高/ユーロ安が進んだ後、ちょっとは戻してはいる。だが週末のNYタイムでも1円の円高であり、ユーロが底を打ったと確認できる状況にはない。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

対ユーロでのドル高はまだ続いており、ドルは円に対しては弱いが、ユーロに対してはまだ強い状況なわけだ。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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