商品市況展望 割愛版

平成23年10月16日記

 

 最近は銘柄に関係なく上がる時はすべて上がる、下がる時はすべて下がるケースが多いわけで、石油・プラチナ・穀物など多くの商品が10/5に底を打って反騰に転じている

 

 この10月5日には何があったかと言えば、イタリア国債の格付けが3段階引下げられたニュースが出た日である。

 ちなみに今週はスペイン国債の格付けも引下げられたのだが、相場には全く影響が出なかった。

 

すでに織り込み済みだったのだろう。

 

 だがギリシャ危機を発端に表面化した欧州経済危機が、本当に織り込み済みになったのかどうかは誰にも判らぬ。織り込み済みという限りは、これ以上は大きな危機はない…という事にならないといけないわけで、前提条件が変われば成立しない話だ。

 おそらく誰もが、欧州経済危機の解決はそう簡単な話じゃないだろうと思っているはずだから投機家は、この戻りは短命だと思っている人が圧倒的に多いと思われる

 

 経済情勢はその通りであり、おそらく正解なのだろうが、ただし相場っていうのは不思議なもので皆がそう思っていると、買い付くまでは高かったりする

 8月の金の高騰時には、押したら買いたいと皆が思っていたが押さず、我慢し切れず高値で買ったら大暴落。まさに相場と幽霊は寂しい方に出るわけだ。

 

 そんな中で現在の取引システムは、高速のザラバ取引であり、CB制度で1日に幾らでも動くという性格上、短期間で大きな値幅が動いて、材料をあっという間に織り込んでしまう…という性質がある。

だからゆっくり考えている暇もないし、判断はすべて瞬間的なものが求められる。

スポーツで言えば野球のように1回1球ごとにサインを出してじっくり考えるというよりも、サッカーのように攻守がすぐに入れ替わって得点に繋がるというようなもんだ。

 昨今は日本でも、野球人気よりもサッカー人気の方が高いようで、そういうのも現代を映す鏡なのかもしれない。

 

 また情報もネットの普及によって瞬時に伝わるわけで、ロスチャイルドがかつて儲けたような「ワーテルローの戦いでナポレオンの敗退をいち早く知り、英国債の暴落を誘導した後に一転買占めして巨利を得る」というような事は不可能だ。今の世の中なら、戦争だってテレビでリアルタイムである。

 

 相場が大きく動くと、今でも陰謀論は多く出る

いわく「ゴールドマン・サックスが何かしたんだろう」とか、「相場高騰はヘッジファンドのせいである」とかだ。

 確かにビックプレイヤーの動向は、売り買いの枚数が多いのだから影響が皆無ではないが、あくまでもそれは瞬間的なものであり、相場のすべてを動かして買いでも売りでも利益を上げている…というわけではない。

 

 欧州経済危機も、きっと陰で誰かが裏で儲けてるんだろう…という話は、一部分だけの正解だ。

確かに売ってれば儲かっている人も居るだろうし、金融に限らず商売でも誰か儲かっている人は、そりゃ居るだろう。

だが少なくとも信用収縮時にはマネー自体が消えてなくなるわけで、それは今の金融経済システムを理解していれば判るはず。

 たとえて言うならば、バブル後に不動産価格が暴落して皆が大損した時に、早めに売り抜けていたので儲かったとか、そもそも不動産に手を出していなかったから損をしなかったとかいう人は居るだろう。

だが全体が低下すれば、所詮は経済が沈下して結局皆が被害をこうむるという事になるわけだ。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

11月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

10月11日

\25,200

270

\23,900

-30

10月12日

\23,260

-1940

\24,720

820

10月13日

\24,500

1240

\24,510

-210

10月14日

\23,400

-1100

\24,490

-20

 

まずはコーンから…

先週号においては『目先底は打った感はあるが、トレンドが買いに変わるのは困難だろう。戻っても、次の下げのための戻りと考えた方が無難であり、戻り売り方針に変化はないだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、10/12には24,900円の高値まで上昇し、10/5の安値からは2,000円弱の戻し。しかしその後は伸び切れずに終了である。

○東京コーン日足

…削除済み…

売りが売りを呼んで下げた相場は、28,550円(9/13)→22,930円(10/5)まで5,620円幅の下落であったが、そこから今週高値までは1,970円の戻りである下げ幅の3分の1戻りとなったわけだ。

 

仮に半値戻りを演じるならば、ズバリ25,740円がその値となる9月の暴落で一度戻ったところが25,680円(9/28)であるゆえ、今のところ最大戻ってその程度ではないかとの判断だ。

逆に22,930円(10/5)は大底であるかどうかの判断は別にして、異常に低下した相対力指数などから判断しても目先底は打ったのだろうから、戻りいっぱいになるまでは押しても24,000円を瞬間的に割り込む程度か

 

欧州経済危機が進行して…中略…

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\23,280

10月18日

\28,910

4月21日

\21,890

3月16日

\23,400

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\21,850

10月5日

\24,350

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,680

10月5日

\24,510

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\22,750

10月5日

\24,540

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,560

8月30日

\22,940

10月5日

\24,680

2012年9月

\27,440

8月16日

\28,550

9月13日

\22,930

10月5日

\24,490

 

○シカゴコーン日足(10/13現在)

…削除済み…

10/14のシカゴ市場は12月限で1.75セント高の640セント。国内換算では110円高である。

 

直近の高値779セント(8/29)→572.25セント(10/3)まで206.75セント下げた相場は、656セント(10/12)まで83.75セントの戻り。下げ幅の40%を戻したわけだ。

 

米農務省報告の前日である10/11にリミットアップの40セント高したのが大きかったわけであるが、…中略…

 

米農務省報告の内容は、単収は据え置きであったが、期初在庫と需要を低下させて期末在庫をアップ。多少、弱気の発表であった。

詳細は以下のとおり…

…中略…

 

CFTC発表の10/11現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた10/14現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、目先底は打ったのだろうが、このまま大きく上げて行く環境には無いだろう。順当ならば、小幅逆張りの横ばいに移るのではあるまいか。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

10月11日

\38,000

900

\41,360

640

10月12日

\39,000

1000

\42,680

1320

10月13日

\39,000

0

\42,980

300

10月14日

\39,000

0

\43,250

270

続いて一般大豆です…

先週号においては『さすがに暴落相場は一段落しそうではあるが、大きく戻れるかどうかはまた別の話。農務省報告の結果によっては、更に売られる可能性も否定できないだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、12日にロシア小麦輸出停止の報を受けて急騰し、その後の農務省報告後も堅調に推移。週末には高値で43,390円まで上昇した。

○東京大豆日足

…削除済み…

 50,110円(9/5)→39,590円(10/5)までの下げ幅は10,520円であり、そこから43,390円(10/14)までは3,800円の戻り。下げ幅の36%を戻したわけだ。

 

 さすがに年初来安値の更新どころか昨年秋の価格も下回って、相対力指数も明白な売られ過ぎを示していたため、相場は戻したわけだ。ユーロの急落も一段落し、穀物市場には強材料も出始めた事も支援要因となった。

 もしも半値戻しまで行くなら、ズバリ44,850円となるわけだが、最大戻ってそれくらいかな?ここから1,500円ほどしかないが…。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\45,200

10月18日

\52,470

4月6日

\36,800

10月3日

\39,000

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\36,100

10月7日

\38,900

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\36,210

10月7日

\39,710

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\36,570

10月5日

\40,690

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,910

9月5日

\38,820

10月5日

\42,260

2012年8月

\47,450

8月16日

\50,110

9月5日

\39,590

10月5日

\43,250

 

○シカゴ大豆日足(10/13現在)

…削除済み…

10/14のシカゴ市場は11月限で13セント安の1270セント。国内換算では630円高である。

 

1465セント(8/31)→1152セント(10/4)まで313セント下げた相場は、1275.50セント(10/14)まで123.50セントと3分の1戻しは達成

異常なほどに低下していた相対力指数も50ポイントまで戻し、ここからが正念場という事になろう。当方としては、ズバリここからは戻り売り有利との判断であるが、さて?

 

米農務省報告であるが、詳細は以下の通り。

…中略…

 

 期末在庫の減少は、やや強気な発表内容であった

 

CFTC発表の10/11現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた10/14現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、下げ幅の3分の1戻しを入れた相場だが、戻っても半値戻りまでだろう。ここからの高値は、戻り売りの好機と考える。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

10月11日

\4,134

46

\4,131

33

10月12日

\4,114

-20

\4,119

-12

10月13日

\4,147

33

\4,147

28

10月14日

\4,138

-14

\4,137

-9

 

金相場は、先週号においては『安値から底を打ったようなムードで戻ってはいるが、さほどの高値は無いだろうと考える。戻りが終われば再度急落する事は十分に有り得るとの見方であり、値頃だけでの買いは危険との見方である』とコメントした。

今週の相場展開は、堅調な相場が続いて4,198円(10/13)まで一時上昇。9/26の安値からは、右肩上がりのトレンドだ。

○東京金日足

…削除済み…

3,851円(9/26)→4,198円(10/13)まで347円上げてきた相場であり、元々4,754円(9/7)から903円下げた相場も3分の1戻しは達成した

 

半値戻しならば、ズバリ4,302円となるわけだが、そこまで上がると一目均衡表の雲にも届くだろうし、相対力指数も50ポイントは完全に超える。このところコメントしていた『4,200円〜4,300円までの戻りの可能性』に到達するところでもある。

しかしせいぜい戻りもそこまでだろうとの考え方は、まだ変わらない

 

いずれは(来年は)ドルベースで2000ドルは軽くオーバーし、東京金も5,000円にはなると思っているのだが、それは今の相場ではなく、もう一度大きく下げてダメ押しが来てから…と考えているためである。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,748

9月7日

\3,469

10月29日

\4,133

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,745

9月7日

\3,479

1月31日

\4,138

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,750

9月7日

\3,535

3月18日

\4,137

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,751

9月7日

\3,828

5月9日

\4,137

2012年6月

\3,909

6月28日

\4,754

9月7日

\3,850

9月26日

\4,137

2012年8月

\4,506

8月29日

\4,754

9月7日

\3,851

9月26日

\4,138

 

NY金日足(10/13現在)

…削除済み…

10/14のNY市場は、前日比14.5ドル高の1683.0ドル。東京換算では39円高である。

 

チャートでは1923.7ドル(9/6)→1535ドル(9/26)まで388.7ドルの下落の後、1693.9ドル(10/12)まで158.9ドル戻り

3分の1戻しは達成で、半値戻しならズバリ1729.3ドルになる。せいぜいがそんなところではあるまいか?

 

現状の相場観は、…中略…

 

なおCFTC発表の10/11現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また10/14現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、まだ戻り相場の最中であるが、ここからの上値はさほど大きくないとの見方である。急騰した場合は、逆向かいで売ってみたいところ。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

10月11日

\3,771

9

\3,783

-14

10月12日

\3,773

2

\3,787

4

10月13日

\3,820

47

\3,852

65

10月14日

\3,810

-10

\3,835

-17

プラチナ相場は、先週号においては『10/5の安値3,558円でさすがに底打ちではないかと思われるが、欧州経済危機が深刻さを増す中での戻りには限界があるだろう。クラッシュすれば更なる安値に落ちる危険性も否定は出来ず、慎重な姿勢はまだ崩せない』とコメントした。

今週の相場展開は、3,800円台後半までは反発。安値からは300円強の反騰であり、やっと明るい兆しも見えて来たところ。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

金は9/26の暴落を底値として戻したわけだが、プラチナはダメ押しの下げで3,558円(10/5)まで下げた後、遅ればせながら300円は戻して来た

 

もっとも直近の高値4,726円(9/7)→3,558円(10/5)までの下げ幅1,168円から見れば、まだ3分の1戻しも達成していない。これをプラチナの出遅れととらえる事が出来るのなら良いのだが、逆にそれだけ弱いと考える事も出来るわけで…。

4,000円に乗せて来るようなら、ムードも変わりそうな気がするが、さて?

 

一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\3,537

10月6日

\3,810

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\3,535

10月5日

\3,804

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\3,541

10月5日

\3,821

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\3,550

10月5日

\3,827

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,770

8月23日

\3,554

10月5日

\3,829

2012年8月

\4,581

8月29日

\4,726

9月7日

\3,558

10月5日

\3,835

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、3,835円(プラチナ)−4,138円(金)=−303円

 

10/5に−456円までの逆ザヤが出た後に、幾らかは戻し始めた。サヤチャートでもさすがに陰の極に達したとの見方だが、プラスまで戻る道のりはかなり険しいと覚悟せざるを得ないだろう。

当面は−200円程度になった時に撤退するか、…中略…

 

結論として当方の相場観は、目先の底は打ち、明るい兆しも見えては来たものの、まだ頭が重い展開には変わりがない。4,000円まで戻れるかどうかが焦点。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

10月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

10月11日

312.0

3.8

319.6

3.5

10月12日

311.4

-0.6

320.2

0.6

10月13日

312.7

1.3

321.1

0.9

10月14日

308.3

-4.4

317.5

-3.6

 

先週号においては『売られ過ぎの反動で戻した相場である。今後はタイの情勢と、国慶節明けの中国の動向に注意。総合すれば、目先は底が入ったのかもしれない』とコメントした。

今週の相場展開は、320円を挟んだもみ合い9/29の安値289.5円からは30円ほど戻して、もみ合いになっているところである。

○東京ゴム日足

…削除済み…

最高値である535.7円(2/9)→289.5円(9/29)まで246.2円も下げた相場だが、320円台まで30円強は戻した

 

現在はタイの大洪水など強材料もあるわけだが、何せ250円近くも上げた相場である。30円程度戻したからといって、力強く戻りに入ったとはとても言えない。5月以降は戻してもたかが知れている相場であり、横ばいした後は結局下に抜けるという相場を繰り返して来ている。今回もそうならない保障は何も無い。どこまで戻せるかが焦点だ。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年10月

413.0

4月25日

413.6

4月25日

284.0

9月29日

308.3

2011年11月

388.9

5月26日

394.9

6月1日

283.9

9月29日

310.4

2011年12月

353.0

6月27日

394.0

7月27日

286.5

9月29日

312.8

2012年1月

383.8

7月26日

396.5

7月27日

287.5

9月29日

314.7

2012年2月

362.2

8月26日

379.0

8月31日

288.6

9月29日

316.1

2012年3月

318.7

9月27日

325.1

9月28日

289.5

9月29日

317.5

 

当先のサヤは10月限308.3円〜3月限317.5円と9.2円の順ザヤ。順ザヤ幅は若干拡大した。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

国内営業倉庫在庫は9/30現在で1,500トン増の11,561トン。2旬連続の増加であり、1万トンの大台から更に増加。

 

10/14現在の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は、国慶節明けから5日連続高。上げ幅自体は大した事はないが、2万8000元台後半までは戻している。

  

 結論として当方の相場観は、産地に比べると大幅に割安であり、大勢では戻り売りだとしても、もう少し上昇しても良いだろう。短期的には押し目買いである。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

10月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

10月11日

\49,500

710

\48,000

600

10月12日

\49,960

460

\48,770

770

10月13日

\50,000

40

\48,850

80

10月14日

\50,530

530

\49,300

450

 

まずは原油から…

先週号においては『予想通りに新安値更新を果たし、その後は戻した。目先底は打ったかもしれないが、買い相場に転換するほどは強くならないだろう。引き付けての戻り売り狙い』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は87ドル台まで上昇。安値からは13ドル近い上昇となっている。

 

東京原油も44,390円(10/5)から反騰した相場が、49,780円(10/13)まで上昇である。5,000円以上の反騰である。

 

NY原油日足(10/13現在)

…削除済み…

10/14のNY市場は、前日比2.57ドル高の86.80ドルでの終了。高値は87.42ドルまであった。国内換算では1,120円高である。

 

直近の高値90.52ドル(9/13)→74.95ドル(10/4)まで15.57ドル下げ87.42ドルまで12.47ドル戻したわけだ

8/9の安値75.71ドルを割り込んでからの反騰であり、目先底は打った格好である。これが本当の底なのか?それとも今は単なる自立反発なのか?が問題。

 

チャートでは一目均衡表の雲に到達したところであり、ここから上に抜けて行けるかどうかが焦点だ。しかし当方の考え方としては、今後90ドル、100ドルと上がって行くのは困難で、相場が失速すれば、再び70ドル、60ドルと下がって行く可能性の方が高いだろうと読む。

 

10/11現在のファンドのポジションは、…中略…

 

またロンドン原油は114ドル台、ドバイ原油は107ドル台まで上昇しており、相変わらずNY原油よりも上ザヤどころか、更にサヤは拡大している。

  

○東京原油日足

…削除済み…

直近の高値53,540円(9/8)→44,390円(10/5)までの下げ幅は9,150円。そこから反騰した相場は、49,780円(10/13)までで5,390円の戻り夜間取引では、すでに50,560円と5万円台を回復している

 

まだ戻っても5万円以上は困難か…と考えていたのだが、あっという間にクリアして来た。予想以上に戻りの勢いが強いので、反落し始めてから売りたい。そこは良い売り場になるだろう。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\60,480

5月2日

\60,480

5月2日

\46,100

8月9日

\50,530

2011年11月

\56,450

6月1日

\58,130

7月11日

\45,980

10月4日

\50,820

2011年12月

\54,250

7月1日

\58,330

7月11日

\45,210

10月5日

\50,400

2012年1月

\54,590

8月1日

\55,780

8月2日

\44,840

10月5日

\50,000

2012年2月

\52,500

9月1日

\53,540

9月8日

\44,550

10月5日

\49,610

2012年3月

\45,770

10月3日

\49,780

10月13日

\44,390

10月5日

\49,300

 

結論として当方の相場観は、5万円台は売り場になるのではあるまいか。上に抜けて行く相場になるとは想定していないが、反落し始めてから売るのが安全だろう。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

10月11日

\61,820

310

\60,950

500

10月12日

\62,010

190

\61,730

780

10月13日

\62,250

240

\61,820

90

10月14日

\62,100

-150

\62,330

510

続いてガソリンです…先週号においては『目先底は打ったかもしれないが、トレンドが変わるほどの上昇には繋がらないだろう。戻り売り方針継続である』とコメントした。

今週の相場展開は、62,740円(10/13)まで反騰。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

64,740円(9/8)→57,260円(10/5)まで7,480円下げた相場は、62,740円まで5,480円の反騰。なお夜間取引では63,530円の高値まで出しており、9/8の戻り高値に接近中だ。

 

あれよ、あれよと言う間に戻している相場であり、チャートでも雲の上に出た相場は強い。しかしこれ以上どんどん上がるのかといえば、やはり疑問がある。ここは相場の失速を待って、売りのチャンスを探りたい。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\68,710

4月26日

\71,580

5月6日

\56,020

8月9日

\62,100

2011年12月

\66,150

5月26日

\68,600

7月11日

\55,780

8月9日

\61,960

2012年1月

\61,260

6月27日

\68,700

7月11日

\55,620

8月9日

\61,150

2012年2月

\66,600

7月26日

\66,800

7月27日

\55,500

10月5日

\60,780

2012年3月

\61,280

8月26日

\64,740

9月8日

\55,800

10月5日

\61,100

2012年4月

\58,900

9月26日

\62,740

10月13日

\57,260

10月5日

\62,330

 

10/14現在の業者間転売価格は、…中略…

 

10/8現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、そろそろ売り場であろう。相場の失速を待って、売り狙いとしたい。

 

 

今週の灯油の値動き

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

10月11日

\63,520

740

\60,010

210

10月12日

\64,480

960

\60,640

630

10月13日

\64,400

-80

\60,740

100

10月14日

\64,300

-100

\61,110

370

最後に灯油です…先週号においては『在庫過剰の状態に変化は無し。今後も戻れば売りを浴びそうで、戻り売り方針に変化なし』とコメントした。

今週の相場展開は、10/5に底を打って以来7日連続高であり、61,000円台まで4,000円ほど戻す展開。

○東京灯油日足

…削除済み…

66,710円(9/8)→57,250円(10/5)までの下げ幅は9,460円。そこから戻した相場は、夜間取引では62,570円まで記録している。

 

需要期、不需要期限月の関係から逆ザヤとなっているため、9/8に天井を付けた3月限は64,000円台、2月限だと65,000円台となっている。

これでは下げ幅をほとんど戻してしまったのと一緒だが、さすがに7万円相場とかは考えづらい。売り場が接近中と考えたい。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\74,310

4月26日

\75,470

4月28日

\58,620

9月26日

\64,300

2011年12月

\69,830

5月26日

\72,110

7月11日

\59,680

9月27日

\64,390

2012年1月

\65,090

6月27日

\72,530

7月11日

\60,160

10月5日

\64,430

2012年2月

\69,790

7月26日

\69,840

7月26日

\59,980

10月5日

\64,360

2012年3月

\64,150

8月26日

\66,710

9月8日

\58,670

9月26日

\63,130

2012年4月

\59,490

9月26日

\61,610

10月13日

\57,250

10月5日

\61,110

 

10/14現在の業者間転売価格は、…中略…

 

10/8現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、戻り売り方針に変化は無しで、戻れば戻るだけ次の下げが大きくなるだけだと見る。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週も為替のチャートを3種アップ。

○ドル/円相場日足

…削除済み…

相の底練りの状態は継続中。ドル/円相場は全く妙味が無いので、FXトレーダーもやっているのは別の通貨だろう。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

100.74円(10/4)→107.04円(10/12)までユーロが反発して来た状況。商品市場の動向は、このユーロ相場と瓜二つ。ユーロが上がれば商品も上がる、ユーロが下がれば商品も下がる図式だ

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

ドル/円相場が全く動いていないため、ユーロ/ドル相場の動向はユーロ/円相場の動向と全く一緒だ。

チャートだと、ユーロ高もそろそろ終了しそうな値位置まで来ている。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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