商品市況展望 割愛版

平成23年10月30日記

 

 TPP参加論者と反対論者の論争が激しくなって来たわけだが、当方もやっとその中身を段々理解し始めた。

 どちらかと言えばマスコミは、TPPの中身について農業問題に矮小化して報道。

曰く、「関税が撤廃されれば農産物価格が下落し、日本の農家は壊滅する。だが一方で工業品の輸出は伸びるわけで、日本はどちらを選択すべきなのか?」という論調である。

 

 しかしTPP問題は、どうもそんな単純な事じゃないようである。

おそらく反対派の論で一番わかりやすいのは、ここからリンクされている動画か。

http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20111027

(あんた何様日記より)

 

 京大・中野氏の切れっぷりが話題になっているわけだけれども、コメンテイターがテレビや自動車の関税を「例えば10万円のテレビが20万円で輸出されているとすると、同じ価格になるから輸出が伸びるんです…」などと、さも高額な関税が撤廃されてバラ色になるような事を言っていたが、実は米国向けテレビの関税は5%、自動車は2.5%しかない事も初めて知った。

 何だよ、10万円のテレビは10万5000円、100万円の車なら102万5000円じゃ大した変わりはないじゃん!為替の影響の方がよほど大きい。

 

 ともかくTPPは工業品の輸出、農産物の輸入の話だけが問題点なのではなく、

@狂牛病の月齢制限撤廃

A郵政資金の国内運用禁止

B遺伝子組み換え作物

Cポストハーベスト

D日本で禁止されている添加物や医薬品の使用認可

E労働力の自由化

F言語障壁の撤廃

G混合診療の解禁

H国民皆保険制度の撤廃

など、非常に多岐に渡る問題が噴出する可能性が高いらしい。

また『まずはTPPに参加するか、しないかの前交渉なんだから…』との理屈は、一度会議に出てしまえば断り切れるものではないのが国際交渉というものらしい。

会社だって、役員会で賛成多数で決議されたことなど、もう断りきれないものね。議事録にも残っちゃうし…。

 

 よって先にFTAを結んだ韓国がどうなっているかを知れば、自ずとTPPの正体もわかるわけだ。

オバマ米大統領は、「米国に輸出して儲けようなどとは、今後考えない方がよい」と「輸出倍増計画」を発表しているわけで、一番のターゲットは米国建設業界の再生=日本の公共事業も米社が獲得するという事であるらしい。

 昔から、長渕だって歌ってるじゃない。TPP、TPP、ろくなもんじゃねえ♪

(これは、あんた何様日記からのパクリです…笑)

 

 そうは言っても結局、野田総理はすでにTPP交渉の参加を決定してしまったわけで、オバマに押し切られてしまったわけだ。

そうなると日本のコメは大暴落して、郵貯のカネも擦られて、大会社は英語が公用語になって…と、日本解体の方向へと進んで行くのかもしれない。

 ただしこちらは相場師だ。

それならそれで、コメをバンバン空売りして儲けて、儲けた金でビジネス向け英語塾でも開いて…と、やれる事はいっぱいあるさ。

 

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

11月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

10月17日

\24,490

140

\24,110

 

10月18日

\24,400

-90

\23,850

-260

10月19日

\24,640

240

\23,790

-60

10月20日

\24,230

-410

\23,310

-480

10月21日

\24,650

420

\23,700

390

 

11月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

10月24日

\24,650

0

\23,950

250

10月25日

\24,500

-150

\23,760

-190

10月26日

\24,550

50

\23,890

130

10月27日

\24,580

300

\23,780

-110

10月28日

\24,740

160

\23,750

-30

 

まずはコーンから…

先先週号においては『目先底は打ったのだろうが、このまま大きく上げて行く環境には無いだろう。順当ならば、小幅逆張りの横ばいに移るのではあるまいか』とコメントした。

その後の相場展開は、10/20に23,140円の安値まで記録するものの、小幅に戻して23,000円台後半での横ばい。

    東京コーン日足(週末分は昼前までのチャートです)

…削除済み…

売りが売りを呼んで下げた相場は、28,550円(9/13)→22,930円(10/5)まで5,620円幅の下落したわけだが、そこから24,900円(10/12)まで1,970円戻し、さらに23,140円(10/20)まで1,760円下げて2番底

 

チャートではW底の格好にも見えるが、完成はネックラインの24,900円をオーバーしてからとなる。現状ではさほどの需給逼迫感もないので、その前に失速する可能性もある。よってW底からの上昇トレンドに変化するかどうかは、まだ不明。

 

限月間のサヤは逆ザヤになっているわけで、…中略…

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\21,850

10月4日

\24,740

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,680

10月5日

\24,500

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\22,750

10月5日

\24,630

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,560

8月30日

\22,940

10月5日

\24,540

2012年9月

\27,440

8月16日

\28,550

9月13日

\22,930

10月5日

\24,310

2012年11月

\24,400

10月17日

\24,410

10月18日

\23,140

10月20日

\23,750

 

○シカゴコーン日足(10/27現在)

…削除済み…

10/28のシカゴ市場は12月限で3.50セント高の655セント。国内換算では160円高である。

 

直近の高値779セント(8/29)→572.25セント(10/3)まで206.75セント下げた相場は、665.50セント(10/21)が戻り高値であるが、現状では完全に横ばい

 

天候相場はとっくに終了し、今は需給相場の時期なのであるが、世の中の話題は欧州経済危機。穀物の話題なんぞとんと出ない訳であり、それが今の穀物相場の現状だ。

簡単にいえば、休むも相場と言うやつだ。

 

CFTC発表の10/25現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた10/28現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、どちらかと言えば目先は買いに分があると思われるものの、大きな相場には発展しないだろう。小幅逆張りの展開は続く。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

10月17日

\38,950

50

\43,420

 

10月18日

\38,300

-650

\42,370

-1050

10月19日

\38,220

-80

\42,320

-50

10月20日

\37,780

-440

\40,980

-1340

10月21日

\37,510

-270

\41,600

620

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

10月24日

\37,650

140

\42,020

420

10月25日

\37,620

-30

\42,010

-10

10月26日

\37,380

-240

\41,840

-170

10月27日

\37,500

120

\41,970

130

10月28日

\37,550

50

\41,830

-140

続いて一般大豆です…

先先週号においては『下げ幅の3分の1戻しを入れた相場だが、戻っても半値戻りまでだろう。ここからの高値は、戻り売りの好機と考える』とコメントした。

その後の相場展開は、17日に発会した8月限が44,250円で発会天井となり下落。40,840円(10/20)まで下げたが、その後は反騰して42,000円辺りまで戻してのもみ合いへ。

○東京大豆日足(週末分は昼前までのチャートです)

…削除済み…

 50,110円(9/5)→39,590円(10/5)まで10,520円下げた相場は、先物引継ぎ足で44,250円(10/17)まで4,660円の戻りその後40,840円(10/20)まで3,410円下げた後にもみ合いである

 

 ほぼ想定通りに動いてきた相場であるが、チャートでは4/20でW底は打った格好。よってどちらかと言えば買いに分がありそうだが、戻ってもたかが知れているのでは?という感じは否めない。

 

 またサヤは順ザヤなので、長くもみ合いが続いた場合は鞘滑りの懸念もある。チャートだけで底打ち〜上昇相場への期待をかけるのには根拠が薄い面も否めない。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\36,100

10月7日

\37,550

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\36,210

10月7日

\38,250

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\36,570

10月5日

\39,200

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,910

9月5日

\38,820

10月5日

\40,870

2012年8月

\47,450

8月16日

\50,110

9月5日

\39,590

10月5日

\41,790

2012年10月

\44,250

10月17日

\44,250

10月17日

\40,840

10月20日

\41,830

 

○シカゴ大豆日足(10/27現在)

…削除済み…

10/28のシカゴ市場は11月限で18セント安の1217セント。国内換算では370円安である。

 

1465セント(8/31)→1152セント(10/4)まで313セント下げた相場は、1275.50セント(10/14)まで戻した後、12ドル台でのもみ合いである

 

すでに天候相場が終わってから時間が経ち、米農務省報告での

期末在庫の減少も織り込み済み。中国買いも南米の天候も、欧州経済危機という大問題の前には霞んで見える状態であるゆえ、何らかのインパクトのある材料がなければ上にも下にも抜けられない感じだ。

 

CFTC発表の10/25現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた10/28現在のポジションでは…中略…

 

結論として当方の相場観は、チャートではW底形成であるものの、順ザヤでもあり、シカゴのファンドも買いに来ない情勢である。よって押し目は買われても、いずれはまた叩かれる相場なのではあるまいか。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

 

10月17日

\4,169

36

\4,169

31

 

10月18日

\4,115

-54

\4,119

-50

 

10月19日

\4,092

-23

\4,095

-24

 

10月20日

\4,001

-91

\4,006

-89

 

10月21日

\4,010

9

\4,017

11

 

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

10月24日

\4,057

47

\4,065

48

10月25日

\4,051

-6

\4,057

-8

10月26日

\4,201

150

\4,192

135

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

10月27日

\4,208

18

\4,209

 

10月28日

\4,245

37

\4,245

36

 

金相場は、先先週号においては『まだ戻り相場の最中であるが、ここからの上値はさほど大きくないとの見方である。急騰した場合は、逆向かいで売ってみたいところ』とコメントした。

その後の相場展開は、4,200円台まで戻した相場が先週は4,000円割れまで一時下落。しかし今週になってからは、再び大きく上げて4,200円台半ばまで戻り、戻り新値を更新である。

○東京金日足(週末分は昼前までのチャートです)

…削除済み…

強いかと思えば下がり、弱いかと思えば上がる相場は一日で100円超の動きも珍しくない展開が続いているが、ともかく現状では3,851円(9/20)から反騰した相場が緩やかな右肩上がりで戻している最中

週末の高値4,285円(10/28)までの戻りは434円であり、9/26に一日で500円超の大暴落をした分はほぼ回復した。

 

当方としては、27日の10月限発会で「発会天井」になるだろうと考えていたわけだが、週末はそれ以上の価格が出現。

元々『4,200円〜4,300円までの戻りの可能性はあるが、せいぜい戻りもそこまでだろうとの考え方』をして来たわけだが、実際にその辺まで戻ると売りづらいし、買いではないのか?とさえ考えさせられる。

 

下がる場合は、…中略…

 

ともかくいずれは(来年は)ドルベースで2000ドルは軽くオーバーし、東京金も5,000円にはなると思っているのだが、それは今の相場ではなく、もう一度大きく下げてダメ押しが来てから…と考えているのだが、さて?

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\3,520

10月27日

\4,748

9月7日

\3,469

10月29日

\4,201

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,745

9月7日

\3,479

1月31日

\4,245

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,750

9月7日

\3,535

3月18日

\4,241

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,751

9月7日

\3,828

5月9日

\4,243

2012年6月

\3,909

6月28日

\4,754

9月7日

\3,850

9月26日

\4,245

2012年8月

\4,506

8月29日

\4,754

9月7日

\3,851

9月26日

\4,245

2012年10月

\4,229

10月27日

\4,285

10月28日

\4,162

10月28日

\4,245

 

NY金日足(10/27現在)

…削除済み…

10/28のNY市場は、前日比0.5ドル安の1747.2ドル。東京換算では夜間取引からは上昇しているので19円高である。

 

チャートでは1923.7ドル(9/6)→1535ドル(9/26)まで388.7ドルの下落の後、このところの上昇で1754ドルまで219ドル戻っている道中

 

相場は半値戻しの1729.3ドルも超えているわけで、このままの値位置をもう少しキープすれば雲の上にも出る。

 

なおCFTC発表の10/25現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また10/28現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、所詮は戻り売りだろうとの考えと、目先は底打ちしているのだから押し目買いだろうとの見方に揺れ動いている展開。基本的には急騰時には売る、急落時には買うというのがベターだろう。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

 

10月17日

\3,834

24

\3,861

26

 

10月18日

\3,795

-39

\3,803

-58

 

10月19日

\3,800

5

\3,827

24

 

10月20日

\3,668

-132

\3,686

-141

 

10月21日

\3,710

42

\3,715

29

 

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

10月24日

\3,751

41

\3,785

70

10月25日

\3,808

57

\3,831

46

10月26日

\3,835

27

\3,840

9

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

10月27日

\3,899

71

\3,920

 

10月28日

\4,015

116

\4,034

114

プラチナ相場は、先先週号においては『目先の底は打ち、明るい兆しも見えては来たものの、まだ頭が重い展開には変わりがない。4,000円まで戻れるかどうかが焦点』とコメントした。

その後の相場展開は、3,958円(10/18)まで上がったものの、その時は4,000円を付けられずに反落。3,627円(10/20)まで値を消したが、今週は連続高で4,000円台を回復した

○東京プラチナ日足(週末分は昼前までのチャートです)

…削除済み…

チャートではW底というか、逆三尊というような格好で週末まで大きく上昇した格好である

夏場の4,700円台の価格から、欧州経済危機や株価の下落など複合的な弱材料が噴出して1,200円ほども下げた相場が、それらも一段落したと見られて、やっと500円超の反騰を演じてきたわけである。

 

10/5の3,500円台はさすがに底であろうし、また欧州絡みの問題が出れば下がるのではあろうが、金と比較しても下げ過ぎは明白であるゆえ、危機が直ぐに来ないのならばそれまでは戻るのだろう。

チャートでは4,200円〜4,300円台が一つの目処になると思うのだが、さて?

 

一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\4,495

10月27日

\4,980

2月16日

\3,537

10月6日

\3,835

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\3,535

10月5日

\4,015

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\3,541

10月5日

\4,022

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\3,550

10月5日

\4,023

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,770

8月23日

\3,554

10月5日

\4,024

2012年8月

\4,581

8月29日

\4,726

9月7日

\3,558

10月5日

\4,027

2012年10月

\3,918

10月27日

\4,079

10月28日

\3,911

10月27日

\4,034

 

○白金−金価格差日足(週末分は昼前までのチャートです)

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,034円(プラチナ)−4,245円(金)=−211円

 

10/5に−456円までの逆ザヤが出たわけだが、それはさすがにピークだろう。…中略…

 

結論として当方の相場観は、底は入っている相場であり、押し目買い方針が良いだろう。ただし欧州経済危機問題が再燃した場合には急落するので、ユーロと株価の動きには常に注意をはらっておく必要があるだろう。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

 

10月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

 

10月17日

312.5

4.2

321.3

3.8

 

10月18日

305.5

-7.0

313.2

-8.1

 

10月19日

294.8

-10.7

301.5

-11.7

 

10月20日

277.0

-17.8

281.5

-20.0

 

10月21日

275.8

-1.2

282.2

0.7

 

 

10月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

10月24日

287.5

11.7

295.1

12.9

10月25日

291.3

3.8

297.8

2.7

 

12月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

10月26日

288.8

-2.0

293.9

 

10月27日

296.6

7.8

299.9

6.0

10月28日

306.2

9.6

309.2

9.3

 

先先週号においては『産地に比べると大幅に割安であり、大勢では戻り売りだとしても、もう少し上昇しても良いだろう。短期的には押し目買いである』とコメントした。

その後の相場展開は、17日に327.9円の高値を付けた後に暴落に転じ、275.2円(10/21)まで52.7円の下落。その後はまた戻り始め、今週末は316.2円まで戻した

○東京ゴム日足(週末分は昼前までのチャートです)

…削除済み…

289.5円(9/29)を割り込む下げが出た後、再び310円台に戻したわけだ。ざっと50円下げで40円戻す相場は、その前までの相場は死んだふりでもしていたのだろうか?といった感じ。

 

どうしてこのような激しい動きになったのかと言えば、まずは欧州経済に対する悲観論→楽観論が台頭したというものがある。これは他商品と同様の動きであるが、それにプラスしてタイの洪水の影響が「工場の操業停止による需要減→農地冠水の供給減への懸念」と、ゴム独自の材料が拍車をかけたわけである。

 

どこまで戻せるのかはまだ明確ではないが、いずれまた同じ材料を反対に捉えて下がる場面もあるのだろう。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2010年10月

413.0

4月25日

413.6

4月25日

272.4

10月21日

291.3

2011年11月

388.9

5月26日

394.9

6月1日

272.0

10月21日

306.2

2011年12月

353.0

6月27日

394.0

7月27日

273.7

10月21日

304.0

2012年1月

383.8

7月26日

396.5

7月27日

274.0

10月21日

306.6

2012年2月

362.2

8月26日

379.0

8月31日

274.5

10月21日

307.1

2012年3月

318.7

9月27日

327.9

10月17日

275.2

10月21日

308.4

2012年4月

292.5

10月26日

316.2

10月28日

287.1

10月26日

309.2

 

当先のサヤは11月限306.2円〜4月限309.2円と3.0円の順ザヤ。順ザヤ幅はかなり縮小した。ただし国内在庫は潤沢なので、逆ザヤまで進むという見方は少ないようだ。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

国内営業倉庫在庫は10/10現在で498トン増の12,059トン。3旬連続の増加であり、1万トンの大台から更に増加。

 

10/21現在の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は2万8000元台まで急騰。チャートの格好は、東京市場と同じであるが、東京が上海を見て動いているので当然。

  

 結論として当方の相場観は、どこまで戻せるかの相場であろう。いずれ頭がつかえれば、逆の目も出る。幅は大きくても逆張りの相場であろうと考える。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

 

10月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

 

10月17日

\51,160

630

\50,580

1280

 

10月18日

\50,400

-760

\49,430

-1150

 

10月19日

\50,800

400

\50,360

930

 

10月20日

\50,100

-700

\48,880

-1480

 

10月21日

\50,700

600

\49,370

490

 

 

10月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

10月24日

\50,500

-200

\49,710

340

10月25日

\50,530

30

\49,720

10

10月26日

\50,530

0

\49,400

-320

10月27日

\50,530

0

\49,480

80

10月28日

\50,500

-30

\50,270

790

 

まずは原油から…

先先週号においては『5万円台は売り場になるのではあるまいか。上に抜けて行く相場になるとは想定していないが、反落し始めてから売るのが安全だろう』とコメントした。

その後の相場展開は、NY原油は10/19に89.51ドルまで上昇したが、翌日には84.10ドルまで下落。しかしそこからさらに上げた相場は、94.65ドル(10/25)まで急騰9月の団子天井のような高値を、すべて抜き去っている。

 

東京原油も44,390円(10/5)から反騰した相場が51,230円(10/18)まで上昇の後、48,530円(10/21)まで押して、週末には再び5万円回復

しかしNY市場のように、9月の高値を抜くほどの上昇にはなっていない。円高の影響か?

 

NY原油日足(10/27現在)

…削除済み…

10/28のNY市場は、前日比0.64ドル安の93.32ドルでの終了。国内換算では100円安である。

 

直近の高値94.65ドル(10/25)は8月初め以来の高値である7月の100ドル台から75ドルまで暴落した相場は、9月の高値90ドルとの間でもみ合いになっていたわけだが、今回の上昇は10/4の74.85ドルから上がって、完全にもみ合い上放れになっている格好だ。

 

先先週のコメントでも、『今後90ドル、100ドルと上がって行くのは困難で、相場が失速すれば、再び70ドル、60ドルと下がって行く可能性の方が高いだろう』というのが当方の考え方だったゆえに、ちょっと意外な展開だ。まあ、相場観が曲がっているのだ…と言えばそれまでだが。

 

10/25現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また週末のロンドン原油は109ドル台、ドバイ原油は105ドル台となっており、NY原油が上昇する中で上がってはいないわけだ。サヤはかなり縮小したわけで、上がっているのはNY市場では買い戻し、全体では裁定取引の解消という事なのだろう。

だから日本市場も、NY市場ほどは上昇していないわけだ。

  

○東京原油日足(週末分は昼前までのチャートです)

…削除済み…

駄目押しの下げで44,390円(10/5)を記録した後は、51,230円(10/18)まで6,840円戻したわけだが、NY原油が雲の上にも出て9月の高値を完全にオーバーしているのとは逆に、それ以降は逆に下げている

 

5万円台は売りになるのでは?という相場観を持っていた当方にとって、これはある意味ラッキーであるが、これが割安でNY原油を追いかけるのか?それとも関係ないのか?の判断は難しい。

取りあえず、今は手出ししないのが正解かもしれない。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\60,480

5月2日

\60,480

5月2日

\46,100

8月9日

\50,530

2011年11月

\56,450

6月1日

\58,130

7月11日

\45,980

10月4日

\50,820

2011年12月

\54,250

7月1日

\58,330

7月11日

\45,210

10月5日

\50,400

2012年1月

\54,590

8月1日

\55,780

8月2日

\44,840

10月5日

\50,000

2012年2月

\52,500

9月1日

\53,540

9月8日

\44,550

10月5日

\49,610

2012年3月

\45,770

10月3日

\52,180

10月18日

\44,390

10月5日

\49,300

 

結論として当方の相場観は、NY原油は予想外の上昇を見せているが、東京原油はドバイが上がっていないのと、為替の円高で上昇していない。ただし今後はNY原油を追いかけるのか?関係ないのか?の判断が下せないため、しばらくは様子見に徹するのがベターだろう。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

 

10月17日

\63,120

1020

\63,640

1310

 

10月18日

\62,560

-560

\62,450

-1190

 

10月19日

\63,580

1020

\63,240

790

 

10月20日

\63,170

-410

\61,680

-1560

 

10月21日

\63,500

330

\62,160

480

 

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

10月24日

\63,620

120

\62,470

310

10月25日

\63,570

-50

\62,310

-160

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

10月26日

\62,530

-140

\62,470

 

10月27日

\62,330

-200

\62,480

10

10月28日

\63,200

870

\63,610

1130

続いてガソリンです…先先週号においては『そろそろ売り場であろう。相場の失速を待って、売り狙いとしたい』とコメントした。

その後の相場展開は、10/18には64,200円の高値まで出すものの、そこからは急反落。61,210円(10/21)まで3,000円ほど下落したが、そこではまた下げ止まって週末は急騰。

○東京ガソリン日足(週末分は昼前までのチャートです)

…削除済み…

57,260円(10/5)→64,200円(10/18)まで6,940円の反騰の後、3,000円ほど下げてまた反騰した展開

 

NY原油は9月の高値を抜いており、その比較で行くと65,000円台にはなっていても不思議はないわけだ。だが東京原油も9月の高値は抜いておらず、理由は原油のコーナーで解説したとおり。

ただし今後どうなるかと問えば、チャートは買いを暗示しているわけであり、しばらくは売りづらいところだ。では買えば良いのかと問われても、相場は下げの方が早い性質があるゆえ、ちょっと買いづらい値位置でもある。

しばらく様子見するのが一番かも

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\68,710

4月26日

\71,580

5月6日

\56,020

8月9日

\63,570

2011年12月

\66,150

5月26日

\68,600

7月11日

\55,780

8月9日

\63,200

2012年1月

\61,260

6月27日

\68,700

7月11日

\55,620

8月9日

\61,960

2012年2月

\66,600

7月26日

\66,800

7月27日

\55,500

10月5日

\61,480

2012年3月

\61,280

8月26日

\64,740

9月8日

\55,800

10月5日

\61,810

2012年4月

\58,900

9月26日

\64,200

10月18日

\57,260

10月5日

\63,180

2012年5月

\62,380

10月26日

\63,640

10月28日

\61,470

10月27日

\63,610

 

10/28現在の業者間転売価格は、…中略…

 

10/22現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、NY原油が9月の高値を抜いている事から考えれば出遅れだが、買っても大きくは取れないだろうと見て、引きつけての売り狙い。ただし急騰したらの条件付きなので、目先は様子見である。

 

 

今週の灯油の値動き

 

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

 

10月17日

\65,320

1020

\62,670

1560

 

10月18日

\64,890

-430

\61,840

-830

 

10月19日

\65,810

920

\62,770

930

 

10月20日

\65,130

-680

\61,370

-1400

 

10月21日

\65,960

830

\62,110

740

 

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

10月24日

\66,390

430

\62,630

520

10月25日

\66,500

110

\62,790

160

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

10月26日

\66,430

-10

\61,940

 

10月27日

\66,450

20

\62,430

490

10月28日

\67,340

890

\63,360

930

最後に灯油です…先先週号においては『戻り売り方針に変化は無しで、戻れば戻るだけ次の下げが大きくなるだけだと見る』とコメントした。

その後の相場展開は、前週は急騰・急落の日替わりで、今週は徐々に値を切り上げた相場が63,000円台まで上昇

○東京灯油日足(週末分は昼前までのチャートです)

…削除済み…

66,710円(9/8)→57,250円(10/5)までの下げ幅は9,460円。そこから戻した相場は、先物引継ぎ足で63,510円(10/28)まで6,260円の戻りである。

 

需要期、不需要期限月の関係から逆ザヤとなっているのは当然だが、案外と戻りが大きい。チャートはまだ押し目買いを示唆している。

所詮はどこかで崩れるとの見方なのだが、もう少し引きつけないと売れないのかも。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\74,310

4月26日

\75,470

4月28日

\58,620

9月26日

\66,500

2011年12月

\69,830

5月26日

\72,110

7月11日

\59,680

9月27日

\67,340

2012年1月

\65,090

6月27日

\72,530

7月11日

\60,160

10月5日

\66,920

2012年2月

\69,790

7月26日

\69,840

7月26日

\59,980

10月5日

\66,330

2012年3月

\64,150

8月26日

\66,710

9月8日

\58,670

9月26日

\65,220

2012年4月

\59,490

9月26日

\64,170

10月28日

\57,250

10月5日

\63,910

2012年5月

\61,740

10月26日

\63,510

10月28日

\61,110

10月27日

\63,360

 

10/28現在の業者間転売価格は…中略…

 

10/22現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、所詮は戻り売りの相場だろうと考えているものの、売るのは大きく上げた日がベターであろう。相場トレンドは上向きなので、安値を叩くと戻ると思われるので…。

 

 

 

 

〔その他〕

 

 今週も為替のチャートを3種アップ。

○ドル/円相場日足

…削除済み…

10/27には75.67円まで円高が進行。おそらくドル安は、オバマの政策なのだろう。

チャートでは結局、一目均衡表の雲と相対力指数の50ポイントで跳ね返されており、円安反転は非常に困難か。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

100.74円(10/4)→108.12円(10/27)までユーロは上昇中で、こちらは円安/ユーロ高にトレンドが変化している。

これだけを見れば、まるで欧州経済危機は完全に去ったような状況だが、政府でギリシャの2分の1デフォルトを決めても、民間がどうするかがまだ残っているのだが…。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

円はドルに対し強い、ユーロに対しては弱いとなれば、当然のごとくドルは対ユーロで急落中だ。

だから金や石油が上がっているのだろうが、オバマの「輸出倍増計画」を実現するためには、何としてもドルを安くしておきたいのだろう。だが米国は、一体何を売るんだろうね?

ボーイング社の飛行機なら売れるんだろうが、我々の身の回りのもので買いたい米国製品ってある?

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

        メールアドレス info@higenaka.com

 

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