商品市況展望 割愛版

平成23年11月6日記

 

 TPP推進派の前原さんは、「農業に携わる人の平均年齢は60代。それに農業の国民総生産に占める割合は1.5%。それ以外の98.5%をその犠牲にはできない」とかつて言ったわけだ。

そこで「犠牲にされる農家がかわいそう…」などというセンチメンタリズムを抜きにして考えてみる。

メリットを受けるとされるのは当然ながら製造業という事だろうが、実はその製造業のGDP比率も17.8%しかないわけだ。だから前原論に例えれば「それ以外の83.2%を犠牲には出来ない」と言うことだって可能だ。

 

だが1.5%と17.8%なら、やはり17.8%の方が大事ではないか?という意見もあるだろう。

これにも大きな誤解がある。

 

そもそも日本のGDPは5.5兆ドル(名目GDP)あるわけだが、輸出÷名目GDPで算出される輸出依存度は15%程度しかない。残りの85%は内需である。

 

輸出+輸入=貿易であり、貿易÷GDP比率を貿易依存度というが、これで見れば28%まで上昇する。

しかしドイツ70%、中国66%、イギリス42%などと比べても格段に低く、これでも先進国の中では米国の22%に次ぐ低さになるのだ。

 

更に、輸出―輸入=純輸出になるわけだが、純輸出÷GDPの純輸出依存度だと1.7%まで一気に低下する。

元々日本は、輸出もするけど大量に輸入もしているのだから当然だ。

だがこれでは「TPPに参加して98.3%を犠牲にするけど、1.7%は得だよ」と言い換えたっておかしくない論法になってしまうわけだ。

 

TPP推進派の前原さんは、更にこんな事も言った。「TPP不参加なら失業増加します」と…。

そんな馬鹿げた事があるか!

正確には「TPP不参加なら失業は増加しますが、参加してもやっぱり増加します」じゃないのか。

失業とTPPなんて全く別物の話だ。

 

世の中はどんどん機械化・コンピュータ化が進んでいるわけで、当たり前だが仕事は減って行くわけだ。

さらに長寿化が進んで若者に職がなくなり、年金財源が無いからますます老人が隠居しなくなるわけだ。

この流れとTPP不参加は何の関係もないし、企業が黒字になるために考える一番は常に人件費のカットだ。

こんなものは経営者なら常識だし、サラリーマンでも管理職ならわかるだろう。

労働組合があってジジババは切れないから、採用も見送るわけだ。

パートだって厚生年金を払わされるなら、なるたけカットだ。

 

またTPPに限らず、FTAだろうが何だろうが、自由貿易が進むということは、国を越えて企業がより有利な条件で競争が可能になる=コストダウンが出来る=給料が下がる、という事に決まっておろう。

TPP参加で給料の高い日本人の雇用が増加するなど、全くの夢物語だろう。

 

 それでもTPPはいずれ締結されるだろうし、自由貿易は反対で日本は鎖国すべきと思っているわけじゃない。

フリー・フェア・グローバルのフェアも確保されるのなら、貿易だろうが金融だろうが投資だろうが、自由化には賛成である。

ルールを決めるのが誰なのかが問題で、本質を離れた議論は無駄の極みだ。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

11月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

10月31日

\25,330

590

\24,450

700

11月1日

\24,990

-340

\24,230

-220

11月2日

\25,200

210

\24,160

-70

11月3日

\25,000

-200

\24,350

190

 

まずはコーンから…

先週号においては『どちらかと言えば目先は買いに分があると思われるものの、大きな相場には発展しないだろう。小幅逆張りの展開は続く』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けは24,500円(10/31)まで上昇。その後は24,000円台でのもみ合い。

    東京コーン日足

…削除済み…

22,930円(10/5)で底、23,140円(10/20)で2番底を付けた相場は、24,000円台に回復である

 

チャートはW底の格好であるが、完成は24,900円をオーバーしてからだ。まだそれは超えておらず、その前に失速する可能性もあるので、一応23,000円は底は底だがさほど強い相場には感じられないところ。

 

というのも、米国は需給相場期で大した材料がない。…中略…

 

かつて相場の底値は1万円そこそこだったコーンだが、人口問題とエネルギー問題がある限りは、そういう価格までは下がらんのだろう。

だからと言って…中略…

相場がどうなるかは、来春の天候相場やそれまでの経済政策(QE3の発動があるや、否やなど)に掛かってくるのだろうし、国内市場は流動性が確保できるかどうかに掛かっているだろう。

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\21,850

10月4日

\25,000

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,680

10月5日

\25,170

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\22,750

10月5日

\25,220

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,560

8月30日

\22,940

10月5日

\25,090

2012年9月

\27,440

8月16日

\28,550

9月13日

\22,930

10月5日

\24,910

2012年11月

\24,400

10月17日

\24,500

10月31日

\23,140

10月20日

\24,350

 

○シカゴコーン日足(11/3現在)

…削除済み…

11/4のシカゴ市場は12月限で2.25セント高の655.75セント。国内換算では160円高である。

 

直近の高値779セント(8/29)、底値は572.25セント(10/3)であるが、10月半ばからは完全に横ばい650セントを中心に行ったり来たりである

チャートではもうすぐ一目均衡表の雲にぶつかるところで、ここで跳ね返されるのか?上に抜けるのか?が焦点となるため、そこから動き出す可能性はある。来週の需給報告がきっかけになってくれれば良いが、動かなかったら投機筋はおマンマの食い上げだろう。

 

CFTC発表の11/1現在のファンドのポジションは…中略…

 

オプションを含めた11/4現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、やや強含みながらのもみ合い相場が続くだろう。突っ込みは買いで、吹き値は利食いの逆張り対処がベターだろう。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

10月31日

\38,600

1050

\42,530

800

11月1日

\37,500

-1100

\42,140

-490

11月2日

\37,220

-280

\41,840

-300

11月3日

\37,150

-70

\42,340

500

続いて一般大豆です…

先週号においては『チャートではW底形成であるものの、順ザヤでもあり、シカゴのファンドも買いに来ない情勢である。よって押し目は買われても、いずれはまた叩かれる相場なのではあるまいか』とコメントした。

今週の相場展開は、42,000円を挟んだもみ合い

○東京大豆日足

…削除済み…

 50,110円(9/5)は天井、39,590円(10/5)は大底であり、40,840円(10/20)は2番底である

 

 チャートはW底型だが、完成は44,250(10/17)を抜けないとダメ。まだ抜けるには2,000円あるわけだが、5,000円の順ザヤの中で、そこまで上昇する力があるかどうか?

 そうこうしているうちに、また弱材料が出て下げ始める可能性もあるわけで、あまり積極的に買い仕掛けをする気にもならんところだ。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\36,100

10月7日

\37,150

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\36,210

10月7日

\38,350

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\36,570

10月5日

\39,350

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,910

9月5日

\38,820

10月5日

\40,990

2012年8月

\47,450

8月16日

\50,110

9月5日

\39,590

10月5日

\42,250

2012年10月

\44,250

10月17日

\44,250

10月17日

\40,840

10月20日

\42,340

 

○シカゴ大豆日足(11/3現在)

…削除済み…

11/4のシカゴ市場は11月限で6.75セント安の1212.25セント。国内換算では140円安である。

 

1152セント(10/4)が底、1180.50セント(11/1)が2番底のW底に見えなくもないが、完成には1275.75セント(10/14)をクリアする必要がある

果たして、そこまで上昇するほどの材料が出るかどうか?現状では南米の天候も問題はないし、来週の需給報告でも在庫増が予想されているゆえに。

 

CFTC発表の11/1現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた11/4現在のポジションでは、…中略…

ファンドはコーン買い・大豆売りのポジションを採っている。次週の米農務省報告でコーンは強材料、大豆は弱材料が出るだろうと見ているからだろう。

 

結論として当方の相場観は、目先の底は打っているかもしれないとしても、現状では大きく戻す力はないだろう。国内は大きな順ザヤでもあり、戻りを売り狙いするのがベターであろう。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

10月31日

\4,366

121

\4,365

120

11月1日

\4,315

-51

\4,313

-52

11月2日

\4,333

18

\4,333

20

11月3日

\4,428

95

\4,427

94

 

金相場は、先週号においては『所詮は戻り売りだろうとの考えと、目先は底打ちしているのだから押し目買いだろうとの見方に揺れ動いている展開。基本的には急騰時には売る、急落時には買うというのがベターだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けと週末に急騰して4,400円台を回復。高値は4,430円まであった。

○東京金日足

…削除済み…

一日で500円超の大暴落で記録した3,851円(9/26)から反騰した相場は、4,400円台まで上昇。すでに600円近く上昇しているわけで、チャートではW底からの戻り高値を更新中だ

 

すでに一目均衡表の雲の上にも出ており、「所詮は戻り売りだろう」との見方は既に当てはまらない可能性が高くなってしまった。『4,200円〜4,300円までの戻りの可能性はあるが、せいぜい戻りもそこまでだろう』としてきた価格も突破しているわけで、今度は4,200円〜4,300円が下値抵抗線として働くと考えた方が良さそうだ

逆に言えば売りは、4,200円を割り込んでから追撃で売った方が良いと思われ、当面は押し目買いに転換である。

 

現状での上値目標は、…中略…

 

もっとも欧州経済危機などは、金相場にとっては諸刃の刃だ。というのも前回の500円下げの大暴落などは、信用収縮懸念が高まったために金も換金売りを浴びたわけであり、危機も高まりすぎれば逆に働くわけであるゆえに。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,745

9月7日

\3,479

1月31日

\4,428

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,750

9月7日

\3,535

3月18日

\4,427

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,751

9月7日

\3,828

5月9日

\4,426

2012年6月

\3,909

6月28日

\4,754

9月7日

\3,850

9月26日

\4,426

2012年8月

\4,506

8月29日

\4,754

9月7日

\3,851

9月26日

\4,427

2012年10月

\4,229

10月27日

\4,430

11月4日

\4,162

10月28日

\4,427

 

NY金日足(11/3現在)

…削除済み…

11/4のNY市場は、前日比9ドル安の1756.1ドル。東京換算では10円安である。

 

1923.7ドル(9/6)→1535ドル(9/26)まで388.7ドルの暴落の後、2番底を付けてからW底の形成で上昇。週末にはすでに一目均衡表の雲の上にも出ている。

すでに1760ドル台まで230ドル戻している展開は、半値戻しを突破しているわけだ。これも相場の底入れを示唆するのに十分な展開だろう。

 

なおCFTC発表の11/1現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また11/4現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、欧州の追加利下げによって買い方に勢いが付いた展開である。すでに上値抵抗線も超えており、相場は押し目買いへと変化した可能性が大であろう。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

10月31日

\4,084

69

\4,091

57

11月1日

\4,017

-67

\4,029

-62

11月2日

\3,997

-20

\4,018

-11

11月3日

\4,101

104

\4,123

105

プラチナ相場は、先週号においては『底は入っている相場であり、押し目買い方針が良いだろう。ただし欧州経済危機問題が再燃した場合には急落するので、ユーロと株価の動きには常に注意をはらっておく必要があるだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けには4,161円(10/31)まで上昇。その後は4,000円割れまで再び反落するものの、週末にはまた4,100円台を回復して終了である。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

チャートはW底からの上昇であり、金より上げの勢いは弱いものの、徐々に回復傾向にある

 

金よりも上げが鈍いのは、…中略…

 

ただしチャートは悪くないのだから、4,200円〜4,300円台までの戻りは十分考えられる。その辺まで戻った時点で、また経済情勢がどうなっているかだろう。

 

一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\3,535

10月5日

\4,101

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\3,541

10月5日

\4,109

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\3,550

10月5日

\4,116

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,770

8月23日

\3,554

10月5日

\4,117

2012年8月

\4,581

8月29日

\4,726

9月7日

\3,558

10月5日

\4,117

2012年10月

\3,918

10月27日

\4,161

10月31日

\3,911

10月27日

\4,123

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,123円(プラチナ)−4,427円(金)=−304円

 

10/31には−202円まで詰まったが、現状では‐200円〜‐400円での動きが続きそう

プラスマイナスゼロになるには、やはり株価上昇によるプラチナの上昇が必須であろうし、10/5の-456円はさすがに底でもあろうゆえ。

 

結論として当方の相場観は、底は入っている相場ゆえに一段高はあるだろう。しかし4,300円以上の価格は、実体経済の危機が払拭されないと難しいか。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

12月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

10月31日

301.2

-5.0

307.9

-1.3

11月1日

291.4

-9.8

297.8

-10.1

11月2日

285.4

-6.0

293.0

-4.8

11月3日

287.5

2.1

293.5

0.5

 

先週号においては『どこまで戻せるかの相場であろう。いずれ頭がつかえれば、逆の目も出る。幅は大きくても逆張りの相場であろうと考える』とコメントした。

今週の相場展開は、反落に転じた相場が1日に急落。翌2日には287.9円の安値まで記録である。

○東京ゴム日足

…削除済み…

金相場は9月の安値から大きく戻ったが、ゴムだけはなかなか戻れずに居る。とは言っても10月末も安値から40円は戻ったわけだが、戻りが終わるとあっという間に値を消し始めるわけだ。

 

これは同じ材料を表から見たり、裏から見たりで人気が偏るためだろう。つまりは、欧州経済に対する悲観論→楽観論のサイクル、タイの洪水の影響に対する景気減速→供給懸念のサイクルが交互にやって来るからだろう

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

388.9

5月26日

394.9

6月1日

272.0

10月21日

287.5

2011年12月

353.0

6月27日

394.0

7月27日

273.7

10月21日

288.5

2012年1月

383.8

7月26日

396.5

7月27日

274.0

10月21日

289.2

2012年2月

362.2

8月26日

379.0

8月31日

274.5

10月21日

290.6

2012年3月

318.7

9月27日

327.9

10月17日

275.2

10月21日

292.1

2012年4月

292.5

10月26日

316.2

10月28日

287.1

10月26日

293.5

 

当先のサヤは11月限287.5円〜4月限293.5円と6.0円の順ザヤ。順ザヤ幅は若干拡大した。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

国内営業倉庫在庫は10/20現在で405トン増の13,574トン。4旬連続の増加である。

 

10/21現在の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は、週前半は急落で、週末は反騰。週末は27000元で終了である。

  

 結論として当方の相場観は、世界景気の先行き懸念が払拭されないかぎりは、戻り売り傾向に変化はないだろう。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

10月限(当限)

前日比

3月限(先限)

前日比

10月31日

\50,320

-180

\51,340

1070

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

11月1日

\51,430

-1070

\50,130

 

11月2日

\51,860

430

\49,940

-190

11月3日

\52,900

1040

\50,820

880

 

まずは原油から…

先週号においては『NY原油は予想外の上昇を見せているが、東京原油はドバイが上がっていないのと、為替の円高で上昇していない。ただし今後はNY原油を追いかけるのか?関係ないのか?の判断が下せないため、しばらくは様子見に徹するのがベターだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は90ドル台でのもみ合い。週末11/4も94.26ドルと確りであった。

 

東京原油も5万円前後でもみ合い。週明けには51,390円(10/31)の高値まで記録している。

 

NY原油日足(11/3現在)

…削除済み…

10/4のNY市場は、前日比0.19ドル高の94.26ドルでの終了高値は94.93ドルまであり、戻り高値を更新している。

 

90ドル台乗せからは、一目均衡表の雲の上での推移であり、9月の戻り高値も抜いてW底完成後の上昇トレンド変化である。次の目標は7月の100ドル台ということになるわけだ。

チャートではそういう判断になるのだが、現在の世界情勢の中で原油価格が上昇するというのも不自然な話。だからもうすぐ失速する気もすれば、そういう経済情勢だからこそ誰も買っていないはずなので上がり続ける気もするし、というところ。

上がるか下がるか2つに1つなのは当たり前なのだが、判断が付きにくい場面である。

 

 11/1現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また週末のロンドン原油は112ドル、ドバイ原油は107ドル程度であり、NY原油が上昇する中で上がってはいない。サヤは縮小中であり、NY市場では買い戻しが中心と思われる。

だから日本市場も、NY市場ほどは上昇していないわけだ。

  

○東京原油日足

…削除済み…

駄目押しの下げで44,390円(10/5)を記録した後は、51,390円(10/31)まで戻している

しかしNY市場とのチャートの比較で言えば、すでに55,000円くらいになっていてもおかしくないわけだが、頭が重いとも言える値動きだ。

 

いずれにしたって5万円台の原油を今は買いたくないし、まだ売るのもそんなに自信がないところ。しばらくは様子見である。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年10月

\60,480

5月2日

\60,480

5月2日

\46,100

8月9日

\50,320

2011年11月

\56,450

6月1日

\58,130

7月11日

\45,980

10月4日

\52,900

2011年12月

\54,250

7月1日

\58,330

7月11日

\45,210

10月5日

\52,150

2012年1月

\54,590

8月1日

\55,780

8月2日

\44,840

10月5日

\51,760

2012年2月

\52,500

9月1日

\53,540

9月8日

\44,550

10月5日

\51,290

2012年3月

\45,770

10月3日

\51,390

10月31日

\44,390

10月5日

\51,040

2012年4月

\50,630

11月1日

\50,880

11月4日

\49,030

11月2日

\50,820

 

結論として当方の相場観は、チャートは弱くないが、ファンダメンタルズではなぜ上がっているのか不明な部分も多い。しばらく様子見で手出し無用。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

10月31日

\64,180

980

\64,760

1150

11月1日

\63,520

-660

\63,790

-970

11月2日

\63,480

-40

\63,500

-290

11月3日

\63,990

510

\64,190

690

続いてガソリンです…先週号においては『NY原油が9月の高値を抜いている事から考えれば出遅れだが、買っても大きくは取れないだろうと見て、引きつけての売り狙い。ただし急騰したらの条件付きなので、目先は様子見である』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けは急騰して64,000円台後半まで上がる戻り新値。その後は上げた分を消したが、週末にはまた反騰して終了である。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

64,790円(10/31)は9/8の高値64,740円を抜けた価格。これによって大きなW底を完成させたわけだが、引き付けての売り狙いはその後の下げで成功。

 

しかし週末に戻るところを見ると、買いたくはないが、まだ売りで大きく取れる気もしない。

買いか、売りか、どちらかを選べ!と問われた場合には、おそらく今の経済情勢から考えれば多くの人が売りを選択するはずであり、相場と幽霊は寂しい方に出るものだとすれば、新規売りもまた危険な香りがするわけだ。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\66,150

5月26日

\68,600

7月11日

\55,780

8月9日

\63,990

2012年1月

\61,260

6月27日

\68,700

7月11日

\55,620

8月9日

\62,880

2012年2月

\66,600

7月26日

\66,800

7月27日

\55,500

10月5日

\62,180

2012年3月

\61,280

8月26日

\64,740

9月8日

\55,800

10月5日

\62,420

2012年4月

\58,900

9月26日

\64,410

10月31日

\57,260

10月5日

\63,780

2012年5月

\62,380

10月26日

\64,790

10月31日

\61,470

10月27日

\64,190

 

11/4現在の業者間転売価格は、…中略…

 

10/29現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、チャートはW底完成で上値を示唆だが、ファンダメンタルズでは買いづらい。しかし売りもまだ早そうなので、しばし見送りである。

 

 

今週の灯油の値動き

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

10月31日

\68,530

1150

\64,610

1250

11月1日

\67,420

-1110

\63,600

-1010

11月2日

\67,280

-140

\63,300

-300

11月3日

\67,800

520

\64,240

940

最後に灯油です…先週号においては『所詮は戻り売りの相場だろうと考えているものの、売るのは大きく上げた日がベターであろう。相場トレンドは上向きなので、安値を叩くと戻ると思われるので…』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けには急騰して64,640円まで記録。そこからは上げた分を下げ、週末はまた戻しての終了である。

○東京灯油日足

…削除済み…

10/31には戻り新値を更新し、8月と10月を底値とする大きなW底も完成。となると目標値は夏場の68,000円台という事になるわけだが、チャートほど相場が強いとはどうしても思えない。

 

灯油の場合は国内需給も強くはないわけで、NY原油の戻りも単なる裁定取引の解消だ。この経済情勢下でどんどん上がるわけはないとの考えもあり、戻り天井を待っての売りの方が得策であるとの見方である。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\69,830

5月26日

\72,110

7月11日

\59,680

9月27日

\67,800

2012年1月

\65,090

6月27日

\72,530

7月11日

\60,160

10月5日

\67,310

2012年2月

\69,790

7月26日

\69,840

7月26日

\59,980

10月5日

\66,860

2012年3月

\64,150

8月26日

\66,710

9月8日

\58,670

9月26日

\65,760

2012年4月

\59,490

9月26日

\65,220

10月31日

\57,250

10月5日

\64,680

2012年5月

\61,740

10月26日

\64,640

10月31日

\61,110

10月27日

\64,240

 

11/4現在の業者間転売価格は、…中略…

 

10/29現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、もう一段高も有り得るだろうが、買いで取る相場ではないとの考え方は変わらず。引きつけて売るのがベターであろう。

 

 

 

〔その他〕

 

 今週も為替のチャートを3種アップ。

○ドル/円相場日足

…削除済み…

10/31の10時半前に、政府・日銀による単独介入が実施された。今回の介入額は過去最高の7兆円規模とのことで、それによって一気に79円台半ばまで4円近く円安となった。

ちびっこギャングもやる時はやるもんだね!という感じだったが、その後は78円を挟んだ横ばいへ。

 

8/4に介入した時よりはまだ円高阻止になっているのは、チャートで一目均衡表の雲の上まで出したのと、9月・10月の抵抗線78円を一気に突破させたためだろう。だからその後の調整は、78円で止まっているわけだ。

 

ただしG20でも介入に理解は得られなかった模様だし、欧州が追加利下げ、米国もQE3に向けて着々と準備をする中で、日本だけは「消費税アップで財務を改善します」の国際公約では、また円高にしてくれって言ってるようなもんだ。

ちっとはギリシャ人のいい加減さを学んだ方が良かろう。

 

この期に及んでも「ギリシャにならないように財政赤字を減らそう」の論調が多いし、「GDP比率だとギリシャより悪い」との話もよく聞くわけだが、日本は債務国じゃなく債権国なんだって!

つまり借金もあるけれども、カネもあるのよ。だから国債の金利が上がらないんだってば! 何でこんな単純な理屈がわからないんだろう?

 

日本がギリシャ化するわけないし、日本人がギリシャ人の世界一のSEX回数に追いつくのも無理だって…(笑)

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

10/31のドル/円介入で、対ユーロも急激に円安が進んで111円台を記録。だが翌日はあっという間に106円台に舞い戻り、その後も107円台での動き。

 

円安/ユーロ高なんかになるわけないでしょ!というのは、前述のとおり。ちなみに、どうせ野田はTPPに加入するんだろうから、円高の方が日本人にはよろしいと思いますけど…。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

10/4がドル高/ユーロ安のピーク。ドル高で各商品が急落し、この辺で底値を付けていたわけだ。

その後ドル安/ユーロ高に反転し、ドル安で各商品が反騰し、本当なら10/27で戻り天井を付けていないとおかしいのだが、そうなっているものも、そうなっていないものもある。それが何故なのかを考えるのも重要かな。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

        メールアドレス info@higenaka.com

 

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