商品市況展望 割愛版

平成23年11月13日記

 

1が6つ並んだ2011年11月11日という記念すべき日に、野田総理はTPP交渉参加表明をした。

だが正式には「TPP交渉参加に向けて、関係各国との協議に入る」と党内反対派に配慮して一ひねり入れた表明となったわけだ。

 

 何だが下心満々の男が、「何もしないから…」とラブホに誘うようなもんか。

誘われて入っちゃたら女だって、その後どうなるかは承知の介。

コトが終わったあとで「何もしないって言ったじゃない…」とお決まりのセリフを言うって事だ。

 

 そんなんだから結局は、「交渉参加に向けての協議」→「交渉参加」→「TPP締結」と向かうのは既定路線か

 もっともラブホに入ったからといって、絶対させない、男がシャワーを浴びている間に逃げるっていう猛者もたまにゃ居るわけで、さて日本は不利な条件を突きつけられた場合に、脱兎の如く逃げられるかどうか?

デカいヤンキーに組み敷かれた時に、大和撫子が逃げるのも容易じゃなさそうだが…(笑)

 

 相場に関してはこのTPPが発効されれば、単純に考えて穀物相場が暴落するのだろう。

経済では失業率も欧米並みになるかもしれない。

 ただしそれはちょっと先の話であり、今の相場は「欧州経済危機」が最大の材料だ

それは相場をやっている人には常識の話であり、金だって欧州経済危機で通貨が弱いので高いわけだが、危機が進んで信用収縮まで懸念されれば換金売りで下がる、という動きだ。

 適度な危機は相場には強材料であり、過度な危機は弱材料になる

火事場には見物人が集まるが、大火事になって自分も危なくなったら逃げるしかないって事だ。

 

 そんな今の相場だから、今週はちょっと解説の順番を入れ替えてみた。

またチャートは、為替相場が大きく動き始めた3月の震災前後からのものを載せてみた。

 欧州の先行き、米国の先行きなんぞは、諸行無常の心を知る日本人投機家にとっては「どうせ最期は…」とわかっちゃいる話だろうが、先物相場は道中が大事。

追証が掛かって投げさせられた後に「やっぱり」となったって、あとの祭りになるわけである。

そこが相場の難しいところだ。

 

 

 

〔為替・株式〕

○ドル/円相場日足

…削除済み…

11/12の米国市場では、77円飛台までまた若干の円高が進んでいる。介入効果は完全に切れた状態である。

 

さて今回は大震災発生の3/11前後からのチャートをアップしたわけだが、震災当日の3/11は83円台であった。

それが震災直後から大幅円高になり、一時は76円台まで円高に。「日本経済が崩壊するかもしれない時に、この円高は何?」と騒ぎになったわけだが、市場は復興のための海外資産売り=円高を連想して、こういう動きとなったわけだ。

それが一巡して、またそれの反動で、85円台まで円安になった4月が今年の円安ピークである。

 

震災後のレポートを見ている人は判るはずだが、大幅円高到来→大幅円安への流れは、地震発生後から予測済みだ。もっとも当方は、もっと円安へ向かうのかと考えていたため、その予測は外れた。

 

5月、6月のもみ合いを経て、7月にまた大幅円高が到来したのは、欧州経済危機がクローズアップされ、米国も債務上限引き上げ問題が発生するなど、円以上に他通貨が弱かったからだ。

 

そして8/4に政府・日銀は4兆円規模の為替介入を実施76円→80円まで円安となったが、すぐに元の木阿弥に。

先日10/31に2回目の為替介入(7兆円規模と言われている)を実施し、75円→79円まで円安となって、今に至るわけだ。

 

今後のトレンドが、雲の上での推移=円安トレンドへの転換になる材料はまだ皆無だが、雲の下に抜けてまた75円台になる、または75円も割れて行くかどうかもわからん。

当方は商品の専門家で、為替の専門家ではないので判断は下さないが、商品相場はコスト面から為替相場の影響は大である事は、皆が承知の事。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

大震災後からの動きは、概ねドル/円相場と同様であるわけだが、第1回目の介入があった8月以降の動きは対ドル以上に円高が進行していたわけだ。

 

8月〜10月の介入までの期間、ドル/円相場は円高傾向とはいえ、せいぜいが上下2円程度の動きだった。

対してユーロでは8円の円高が進んだわけで、相場の世界で如何に「欧州経済情勢危機」がクローズアップされたかが分かる。

 

10/4には100円まで行き、…中略…

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

今の国内商品市場は、皆が知っている通りに「動くのは夜」である。なぜなら国内市場は取組みが少なく、独自材料でなかなか動けない。国内は米国市場の動向+為替要因での価格決定となるわけだ。

 

となると、結局は「ドルベースの商品価格はどう動くのか?」に焦点を当てないとしょうがない。

基本的に米国の商品市場は、対ユーロでドル安だと商品は上昇、対ユーロでドル高だと商品は下落する

 

そういう目で見れば、…中略…

 

    日経225日足

…削除済み…

 本来、株式市場と商品市場の関連性は薄いと言われ、だからこそ一時はオルタナティブ投資なんていうのも流行ったりしたわけだが、株が大暴落した場合大概は商品も暴落する

 それは株式市場の投資家も商品の投機家も財布は一緒なためで、金融市場がクラッシュすれば信用収縮を起こして商品市場も暴落するケースが多いわけだ。

 

 逆はあるのか?と問われれば、そりゃ最終的には現物に収斂する商品市場の方がマーケットは小さいわけで、まず有り得ない。モノには限りがあるが、カネは刷れば幾らでも出てくるわけだしね。

 

株だって同じようなもので、…中略…

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

11月7日

\4,448

20

\4,449

22

11月8日

\4,497

49

\4,496

47

11月9日

\4,459

-38

\4,459

-37

11月10日

\4,408

-51

\4,408

-51

11月11日

\4,408

0

\4,410

2

金相場は、先週号においては『欧州の追加利下げによって買い方に勢いが付いた展開である。すでに上値抵抗線も超えており、相場は押し目買いへと変化した可能性が大であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、4,510円(11/9)まで上昇したが、その後は反落して4,340円(11/11)まで下落した後、また戻して終了である。

    東京金日足

…削除済み…

一日で500円超の大暴落で記録した3,851円(9/26)→4,510円(11/9)まで659円上げ、170円下げてまた戻したが今週の動きである。

 

すでに暴落分は回復で、チャートではW底からの660円近い戻りである4,510円は戻りいっぱいの気もしていたが、170円下げた後に週末の夜間取引までまた100円戻しており、微妙なところ。

強い相場であれば当然ドルベース2,000ドル、国内価格4,700円オーバーの新値更新となるのだろうが、そうなるかどうかは来週の動き次第か。

先週号では『今度は4,200円〜4,300円が下値抵抗線として働くと考えた方が良さそうだ』とコメントしたわけで、今週の安値も4,340円であるため、まだ調整の範囲内ではある。

 

それを割れば大きな下げになるのだろうし、まだ強含む様なら新値更新だろうし、今はどちらとも判断が付かない

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,745

9月7日

\3,479

1月31日

\4,408

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,750

9月7日

\3,535

3月18日

\4,410

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,751

9月7日

\3,828

5月9日

\4,408

2012年6月

\3,909

6月28日

\4,754

9月7日

\3,850

9月26日

\4,409

2012年8月

\4,506

8月29日

\4,754

9月7日

\3,851

9月26日

\4,409

2012年10月

\4,229

10月27日

\4,510

11月9日

\4,162

10月28日

\4,410

 

NY金日足(11/10現在)

…削除済み…

11/11のNY市場は、前日比28.5ドル高の1788.1ドル。東京換算では26円高である。

 

1923.7ドル(9/6)→1535ドル(9/26)まで388.7ドルの暴落の後、2番底を付けてからW底の形成で上昇1804ドル(11/6)まで269ドル上げて、ちょっと小休止である。

 

CFTC発表の前週11/1現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また11/11現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、戻り高値を更新する4,500円台からは押しも出たが、4,200円割れとならなければ大きくは下げないだろう。さらなる新値更新か、あるいは戻りいっぱいかは、来週の動き次第か。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

11月7日

\4,122

21

\4,133

10

11月8日

\4,138

16

\4,153

20

11月9日

\4,145

7

\4,165

12

11月10日

\4,050

-95

\4,069

-96

11月11日

\4,076

26

\4,093

24

プラチナ相場は、先週号においては『底は入っている相場ゆえに一段高はあるだろう。しかし4,300円以上の価格は、実体経済の危機が払拭されないと難しいか』とコメントした。

今週の相場展開は、4,199円(11/9)まで上昇するものの、翌日には急落。4,019円(11/11)まで値を消した後に、また戻して終了である。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

W底からの上昇チャートは金と同様であるが、金が既に9/26の大暴落前の価格まで戻したのと比べれば、やはり頭が重いと言わざるを得ない。一目均衡表の雲の上にも出られないのが、それを明確に表している。

 

やはりこれは、欧州経済危機による景気後退懸念や米国の景気動向、タイの大洪水の影響など、実体経済面からの支援がないためだ。…中略…

 

ただし一方で貴金属は貴金属なのだから、また金よりも現在は割安である事も事実であり、金が上がるのにプラチナが大きく下げるとか、そういうことは少ないのではあるまいか。下がるのなら、やはり金も下げるという場面でということになるだろう。

 

一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\3,535

10月5日

\4,076

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\3,541

10月5日

\4,080

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\3,550

10月5日

\4,085

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,770

8月23日

\3,554

10月5日

\4,090

2012年8月

\4,581

8月29日

\4,726

9月7日

\3,558

10月5日

\4,091

2012年10月

\3,918

10月27日

\4,199

11月9日

\3,911

10月27日

\4,093

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、4,093円(プラチナ)−4,410円(金)=−317円

 

どうも300円を中心としたところの居心地が良さそうであり、−456円(10/5)から−202円(10/31)の範囲での動きが続きそうだ

 

結論として当方の相場観は、金との鞘は300円前後で推移するだろう。プラチナ独自の材料はなさそうであり、上げ下げは金の動向次第になると思われる。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

11月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

11月7日

\25,100

100

\24,440

90

11月8日

\25,100

0

\24,550

110

11月9日

\24,950

-150

\24,580

30

11月10日

\24,630

-320

\23,730

-850

11月11日

\24,350

-280

\23,550

-180

まずはコーンから…

先週号においては『やや強含みながらのもみ合い相場が続くだろう。突っ込みは買いで、吹き値は利食いの逆張り対処がベターだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、24,750円(11/10)まで上昇したが、それは前日の夜間取引での事。朝には急落であり、一気に値を消した。週末は安値で23,420円まで記録である。

    東京コーン日足

…削除済み…

22,930円(10/5)で底、23,140円(10/20)2番底を付けた相場は、24,750円(11/10)まで上昇であるが、重要なネックラインの24,900円(10/12)を突破できずに下落

今度は逆に、23,000円台で踏みとどまれるかどうか?という展開になりそうだ。

 

先週号でも『チャートはW底の格好であるが、完成は24,900円をオーバーしてからだ。まだそれは超えておらず、その前に失速する可能性もあるので、一応23,000円は底は底だがさほど強い相場には感じられないところ』という懸念を示したが、その通りになってしまったということだ。

 

9日に発表された米農務省報告も、…中略…

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\21,850

10月4日

\24,350

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,680

10月5日

\24,600

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\22,750

10月5日

\24,810

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,560

8月30日

\22,940

10月5日

\24,430

2012年9月

\27,440

8月16日

\28,550

9月13日

\22,930

10月5日

\24,200

2012年11月

\24,400

10月17日

\24,750

11月10日

\23,140

10月20日

\23,550

 

○シカゴコーン日足(11/10現在)

…削除済み…

11/11のシカゴ市場は12月限で7セント安の638.50セント。国内換算では400円安である。

 

直近の高値779セント(8/29)、底値は572.25セント(10/3)であるが、10月半ばからは完全に横ばい650セントを中心に行ったり来たりがまだ続いている

チャートでは一目均衡表の雲にぶつかり、跳ね返された格好だ。これだと下に抜けるのではあるまいか。

 

CFTC発表の11/1現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた11/11現在のポジションでは、…中略…

 

なおこの日はインフォーマによる来年の作付面積予測が出たが、9,400万Acと増加予測。これも弱材料であり、ファンド売りで6ドル割れも有り得るか。

 

結論として当方の相場観は、米農務省報告では弱材料が出て、W底完成ならずの下落である。来年の作付面積も増加予測では、一段安の新値更新の可能性が高いだろう。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

11月7日

\36,800

-350

\42,080

-250

11月8日

\35,000

-1800

\41,920

-160

11月9日

\33,000

-2000

\41,520

-400

11月10日

\31,520

-1480

\40,170

-1350

11月11日

\32,000

480

\40,340

170

続いて一般大豆です…

先週号においては『目先の底は打っているかもしれないとしても、現状では大きく戻す力はないだろう。国内は大きな順ザヤでもあり、戻りを売り狙いするのがベターであろう』とコメントした。

今週の相場展開は、断続的に下げた相場が週末には安値で39,800円(11/11)まで下落。さすがにそこからは戻したが、大した戻りもなくまた崩れた展開である。

○東京大豆日足

…削除済み…

 50,110円(9/5)は天井、39,590円(10/5)は大底と考えていたが、40,840円(10/20)の2番底も割り込み、39,590円が底かどうかも疑わしくなってきた

 

現地9日に発表された米農務省報告でも、…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\31,510

11月11日

\32,000

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\34,490

11月10日

\35,300

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\36,000

11月10日

\37,020

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,910

9月5日

\37,610

11月11日

\38,400

2012年8月

\47,450

8月16日

\50,110

9月5日

\39,590

10月5日

\40,300

2012年10月

\44,250

10月17日

\44,250

10月17日

\39,800

11月11日

\40,340

 8月限を除いて、全限月が一代安値の更新である。当限からみれば8000円の順ザヤ、2番限からでも5000円の順ザヤでは、買える相場ではないだろう。

 

○シカゴ大豆日足(11/10現在)

…削除済み…

11/11のシカゴ市場は1月限で8セント高の1175.50セント。国内換算では夜間取引からは下落のため、310円安である。

 

チャートを見ても立ち直る気配は微塵もない。インフォーマは来年の作付面積を多少下方修正したが、それで8セント上がったからといって焼け石に水だろう。

 

CFTC発表の11/1現在のファンドのポジションは…中略…

 

オプションを含めた11/11現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、戻してもたかが知れているだろう。東京市場の当先の順ザヤ幅を見る限り、買い目は少ない。戻り売り一貫の相場であろう。

 

 

 

〔コメ〕

今週のコメの値動き

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

11月7日

\14,220

0

\14,820

320

11月8日

\14,220

0

\15,180

360

11月9日

\14,250

30

\14,820

-360

11月10日

\14,250

0

\14,910

90

11月11日

\14,250

0

\14,690

-220

 これから不定期ではあるが、たまにコメ相場の解説も行いたいと思う。何と言ってもこのコメは日本人の主食である。かつては歴戦の兵達が戦った世界でもある。何とか、人気が出て欲しいゆえに…。

 

 17,000円台からスタートしたコメ相場だが、13,000円台まで4,000円ほど下がった後、今は14,000円台後半での動きとなっている

 コメの1,000円の変動は1枚当たり10万円の値動きであり、証拠金は当初の6万円から引き下げられて4万5000円である。動いてくれさえすれば妙味はあるわけで、今週は一日に300円の変動もザラであり、決して馬鹿には出来ない相場になってきた。

 また出来高振興のために、有力取引員は9時〜9時半までと、15時〜15時半までに商いを集中する政策も取っており、板が薄すぎて相手が居ないという事も少なくなりそうだ。是非、参加して欲しい。

 

東京コメ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\17,400

8月9日

\17,730

8月10日

\13,320

9月29日

\14,250

2011年12月

\17,400

8月9日

\17,400

8月9日

\13,200

9月29日

\14,400

2012年1月

\17,280

8月9日

\17,400

8月9日

\13,330

9月29日

\14,680

2012年2月

\15,500

8月22日

\15,700

8月26日

\13,350

9月29日

\14,600

2012年3月

\14,200

9月21日

\15,240

11月9日

\13,360

9月29日

\14,620

2012年4月

\14,330

10月21日

\15,250

11月8日

\14,310

11月2日

\14,690

 

 さて11月限は18日に初の納会を迎えるわけだが、11/2には早受け渡しで1枚(売買単位では2枚=200俵=12トン)が成立。成立値段は14,220円で茨城県産コシヒカリが受け渡しされた。

 また大阪市場ではすでに11月限が納会し、福島会津産コシヒカリ4枚=12トンと埼玉県産コシヒカリ10枚=30トンが受け渡された。納会値は15,000円台半ばと驚きの高値だった。(大阪市場の売買単位は東京の半分の50俵)

 

 本来ならばコメ価格は、この時期から下がり始める。しかし今年は放射性物質検査で例年よりも出遅れており、また農協が高値で買い取っているために関東産コシヒカリは15,000円に近い価格で取引されている。

 今年は豊作だったのでモノはあるはずだが、どこかが買い占めているためか高値安定となっている。

 

 当方としては、いずれまた崩れると思っているが、今は現物価格から見て14,500円〜15,000円は妥当な水準。本当は逆ザヤにならないとおかしいとも思うが、まだそういうデータが少ないためか順ザヤ推移でもある。

 

いずれにせよ、18日の納会以降の動きに注目している。…中略…

 

 

 

〔ゴム〕

今週のゴムの値動き

 

12月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

11月7日

279.3

-8.2

284.6

-8.9

11月8日

273.0

-6.3

281.7

-2.9

11月9日

264.0

-9.0

272.5

-9.2

11月10日

244.0

-20.0

252.7

-19.8

11月11日

247.8

3.8

259.0

6.3

先週号においては『世界景気の先行き懸念が払拭されないかぎりは、戻り売り傾向に変化はないだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、断続的に下げた相場が10日にドスンと下げて、週末には248.6円(11/11)とまた安値更新。そこからは、さすがに戻して終了である。

○東京ゴム日足

…削除済み…

金相場や原油相場が確りしている中で、ゴムだけは売りが売りを呼んで下げる悪質な展開に。

週末は(実際は10日の夜には)全限一代安値の更新であり、あっという間にまた50円下げる展開である。

 

今はまだゴムだけが下げている状況なのであるが、いずれは穀物だって貴金属だって、こういう具合になる時もやって来るかも…。ゴムは先行指標的な動きをするからね。

 

さて、まだこのゴムは立ち直るとも思えないが、チャートでは3段下げ終了である。今はタイの洪水が自動車産業の景気後退を懸念して下げているが、そろそろ一巡して供給懸念のサイクルに変わるかも

もっとも戻せば、またサイクルが変わって、次の下げになる可能性は高いのだが…。INROの介入?あれは相場が下がると常に出てくる話だが、それによって相場が上がった例はほとんどない。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

388.9

5月26日

394.9

6月1日

240.0

11月11日

247.8

2011年12月

353.0

6月27日

394.0

7月27日

241.9

11月11日

250.0

2012年1月

383.8

7月26日

396.5

7月27日

244.0

11月11日

254.4

2012年2月

362.2

8月26日

379.0

8月31日

246.0

11月11日

255.3

2012年3月

318.7

9月27日

327.9

10月17日

247.5

11月11日

257.4

2012年4月

292.5

10月26日

316.2

10月28日

248.6

11月11日

259.0

 

当先のサヤは11月限247.8円〜4月限259.0円と11.2円の順ザヤ。順ザヤ幅は拡大した。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

国内営業倉庫在庫は10/31現在で566トン減の13,008トン。5旬ぶりの減少である。

 

10/21以降の上海ゴム在庫は未だに未入電。…中略…

 

上海ゴム価格は、今週は5日連続安であり、24000元割れまで出ている。

  

 結論として当方の相場観は、短期的には下げ過ぎなので、買い戻しによる戻りが出るだろう。しかしトレンドが買いに転換するかと言えばまた別の話で、戻り売り相場からの脱却は難しいだろう。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

11月7日

\53,860

960

\51,840

1020

11月8日

\54,040

180

\52,350

510

11月9日

\54,290

250

\52,570

220

11月10日

\53,490

-800

\51,390

-1180

11月11日

\53,850

360

\51,730

340

まずは原油から…

先週号においては『チャートは弱くないが、ファンダメンタルズではなぜ上がっているのか不明な部分も多い。しばらく様子見で手出し無用』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は週末には99ドル台まで記録し、100ドル乗せに大手がかかった状態

 

東京原油も52,000円台半ばまで上昇10日は急落したものの、週末からはまた反発している。

 

NY原油日足(11/10現在)

…削除済み…

10/11のNY市場は、前日比1.21ドル高の98.99ドルでの終了高値は99.20ドルまであり、まだ上昇している。

 

W底完成から上昇トレンド変化している相場であり、目標は7月の100ドル台である。急激にそれに接近している相場だ。

先週号では『現在の世界情勢の中で原油価格が上昇するというのも不自然な話』とコメントしていたわけだが、それは経済情勢の中ではということで、実際にはイラン核開発問題などで中東がまたきな臭い動きになってきた事も材料視されているようだ。

オバマがイラクから軍を撤退させることで、逆にまたイラン問題がクローズアップされるという皮肉である。ただし米国は今、戦争する元気はないだろうけれど、問題はイスラエルがどう動くかである。

 

11/1現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また週末のロンドン原油は114ドル、ドバイ原油は109ドル程度であり、NY原油が99ドル台まで上昇する中では、大して上がってはいない。サヤは更に縮小中である。

 

○東京原油日足

…削除済み…

52,850円(11/9)まで上昇した相場であり、その後急落したもののチャートではまだ雲の上での推移だ。

ただしNY市場とのチャートの比較で言えば、すでに57,000円くらいになっていてもおかしくないわけだが、そこまで上がらぬのは円高と中東産原油はそこまで上がってはいないためだ

 

高値抵抗線は53,540円(9/8)になるが、もしもそれを抜いたとして、その辺がピークになるのでは?

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\56,450

6月1日

\58,130

7月11日

\45,980

10月4日

\53,850

2011年12月

\54,250

7月1日

\58,330

7月11日

\45,210

10月5日

\53,040

2012年1月

\54,590

8月1日

\55,780

8月2日

\44,840

10月5日

\52,710

2012年2月

\52,500

9月1日

\53,540

9月8日

\44,550

10月5日

\52,300

2012年3月

\45,770

10月3日

\53,100

11月9日

\44,390

10月5日

\52,080

2012年4月

\50,630

11月1日

\52,850

11月9日

\49,030

11月2日

\51,730

 

結論として当方の相場観は、もう少し引きつけて売りたいところ。イラン問題で、ホルムズ海峡封鎖とかという大問題に発展する可能性は低いと見ており、いずれ今の経済情勢では高値の維持は難しいとなるのでは?

 

 

今週のガソリンの値動き

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

11月7日

\64,820

830

\65,060

870

11月8日

\65,470

650

\65,780

720

11月9日

\65,750

280

\65,800

20

11月10日

\64,820

-930

\64,390

-1410

11月11日

\65,110

290

\64,340

-50

続いてガソリンです…先週号においては『チャートはW底完成で上値を示唆だが、ファンダメンタルズでは買いづらい。しかし売りもまだ早そうなので、しばし見送りである』とコメントした。

今週の相場展開は、66,110円(11/9)まで上昇の後に10日は急落。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

57,260円(10/5)→66,110円(11/9)までの上げ幅は8,850円。これは8/9→9/8までの戻りとほぼ同程度のスケールである。

 

中東情勢が更なる混迷化に進むのならばその限りではないが、もうぼちぼちのところにきたのではあるまいか。

66,000円台は天井かもしれないし、そうでないとしてもここからの上値は大したことはないとの見方だ。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\66,150

5月26日

\68,600

7月11日

\55,780

8月9日

\65,110

2012年1月

\61,260

6月27日

\68,700

7月11日

\55,620

8月9日

\63,710

2012年2月

\66,600

7月26日

\66,800

7月27日

\55,500

10月5日

\62,800

2012年3月

\61,280

8月26日

\64,740

9月8日

\55,800

10月5日

\62,750

2012年4月

\58,900

9月26日

\65,580

11月9日

\57,260

10月5日

\64,080

2012年5月

\62,380

10月26日

\66,110

11月9日

\61,470

10月27日

\64,340

 

11/11現在の業者間転売価格は、…中略…

 

11/5現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、66,000円台で天井か、もしくは天井に近いところまで来たとの見方である。ここからは売り上がりが有効と見ての対処であろう。

 

 

今週の灯油の値動き

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

11月7日

\68,770

970

\65,200

960

11月8日

\69,380

610

\65,870

670

11月9日

\69,760

380

\66,190

320

11月10日

\68,800

-960

\65,040

-1150

11月11日

\69,120

320

\65,470

430

最後に灯油です…先週号においては『もう一段高も有り得るだろうが、買いで取る相場ではないとの考え方は変わらず。引きつけて売るのがベターであろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けから断続的に上がった相場は66,310円(11/9)まで上昇。しかし10日には急落し、翌11日は安値から反発して終了である。

○東京灯油日足

…削除済み…

57,250円(10/5)→66,310円(11/9)までの上げ幅は9,060円。もう少し上昇すれば66,710円(9/8)の低抗線を抜けるわけだが、石油相場のサイクルからいって抜けても抜けなくてもぼちぼちのところか。

そろそろ、売りのタイミングを図りたいところだ。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\69,830

5月26日

\72,110

7月11日

\59,680

9月27日

\69,120

2012年1月

\65,090

6月27日

\72,530

7月11日

\60,160

10月5日

\68,770

2012年2月

\69,790

7月26日

\69,840

7月26日

\59,980

10月5日

\68,270

2012年3月

\64,150

8月26日

\67,880

11月9日

\58,670

9月26日

\67,020

2012年4月

\59,490

9月26日

\66,770

11月9日

\57,250

10月5日

\65,930

2012年5月

\61,740

10月26日

\66,310

11月9日

\61,110

10月27日

\65,470

 

11/4現在の業者間転売価格は、…中略…

 

11/5現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、10月の安値から9,000円上げた相場である。もうぼちぼちのところだろうから、どこで売るかのタイミングを図るのがベターだろう。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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