商品市況展望 割愛版

平成23年11月27日記

 

 金の玉を建てたら金が儲かった…。

こう書いても、ちょっと良く分からんかもしれない。

「何?きんのたまをたてたらきんがもうかった?」

 いやいや違います。「きんのぎょくをたてたらカネがもうかった」相場をしている人はこう読むわけだ。

 玉(ぎょく)を「たま」と読んじゃいけません。「アホか。キンタマは立たないよ。立つのはサオだよ!」と言われます。すみません、下品で…(笑)

 

 玉は良いとして、金はキンと読めるし、カネとも読めるわけで、こりゃもう前後の文章から判断するしかない。

英語ならキンはゴールドであり、カネはマネーだ。ちゃんと区別があるのに、何で日本語はそうなっていないんでしょう。

「いやカネだって、通貨とか貨幣とか言うよ」と言う向きもあるだろうが、「ちょっとカネ貸して」とは言うだろうが、「ちょっと通貨貸して」とは言う事はないでしょう。

言ったらたぶん、「何?10円玉貸して欲しいのか?」と返って来る程度かな…。

 

 何でカネとキンは同じ金と書くのか? おそらく昔は、小判がキンでカネでもあったからだとは思うんだが、実は庶民にとって小判=金なんぞあまり縁がなく、普通は銭(ぜに)を使っていたというのが今回の話。

カネとゼニは、実は全然違うものなのだ。

 

 江戸時代は、金貨・銀貨・銅貨とオリンピックみたいに3種類の通貨があったわけだが、カネは金貨と銀貨、ゼニは銅貨と明確に分れていた

 

 ゴールドの1両は、その下に分(ぶ)があって、4分で1両。分の下には朱(しゅ)があって、4朱で1分。だから1両=16朱でもあるわけだ。

なんでそうなっているのかは、当方は知らん。知らぬが、とにかくそれが金(ゴールド)の単位だった。

 

 銀の単位は匁(もんめ)。これは重さの単位だ。つまり銀は重さを図って価値を決めていたわけであり、じゃあ金1両は銀の何匁だったの?と言えば、実は正確には決まっていなかった。いわゆる変動相場制ってヤツだ。

 だから今に例えれば、円とドルが同時に流通していたようなものだ。

金は金、銀は銀での流通であり、どっちもカネはカネだが金で支払いして銀でお釣りを貰う…と言うのは難しかっただろう。だからこそ現代の銀行の元になった両替商が居たわけだが…。

とにかくこの2種類がカネである。そりゃ貴金属なんだから、金(きん・かね)なのは当然だろうけれども。

 

 庶民の流通貨幣は銅だ。この銅も金・銀に対して変動相場制なのは一緒なのだが、この単位は文(もん)だ。

文が1000文集まれば一貫(いっかん)で、普段の買い物なんかに使っていたのはこの文=銅貨なわけだ。

 落語で「時そば」ってのがあるわけだが、「一(ひい)、二(ふう)、三(みい)…。親父、今何時だ?」「へい、九つです」って言う時に使うのが文なわけだな。

これを銭(ゼニ)と呼ぶわけで、金(カネ)とは全く別個のものだったわけだ。

 

 変動相場制の金・銀・銅だが、一応の目安はある。大体だが金1両=銀60匁であり、銀60匁=銅4貫文=4,000文となるわけだ。

 落語「時そば」では16文のそばを1文騙して喜ぶわけだが、本当にそばの値段が16文なら1両出されたってつり銭などあるはずもない。

「はい、3984文のお釣りでございます」とそば屋のオヤジが言うわけないだろ!そんなもの、重くて運べる訳もない。

 仮に1朱金を出されたら、えーと4000÷16−16=234文のお釣りです…って、面倒くさくてとてもやってられない。江戸には電卓なんか無いからね!

おそらく蕎麦屋の親爺は大事そうに1朱金を懐に納め、「残りのそば、まとめて全部持って行きな!」で終わりだな。

 

 あくまでも感覚的なものだが、仮に蕎麦の16文=現代の500円だとした場合には、1両は4000÷16×500=12万5000円也。お主もワルじゃのう〜の越後屋の千両箱は1億2500万円也か。

 今の金相場がグラム4000円として、1キロで400万。おおよそ30キロ分が千両箱なんだが、千両箱の金が何キロ分あったのかは、わかりません。

経済規模も貨幣価値も江戸時代とは違うんだろうから、比較するだけ無駄な話ではあるが、少なくともねずみ小僧のように千両箱を担いで屋根から屋根へって言うのは無理な話だな。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

11月21日

\4,247

-13

\4,250

-13

11月22日

\4,166

-81

\4,167

-83

11月24日

\4,196

30

\4,198

31

11月25日

\4,194

-2

\4,195

-3

金相場は、先週号においては『高値から300円近い下げが入った相場であるが、更に崩れるのか?単なる押しなのかの判断はまだ微妙。チャートは重たいが、ETF残高が増加しているところが悩ましいところ』とコメントした。

今週の相場展開は、続落して4,130円(11/22)まで下げたが、その後は小反発してのもみ合い。

○東京金日足

…削除済み…

4,510円(11/9)→4,130円(11/22)まで380円の下げである。先週からまた100円下げたわけで、4,200円台も割り込んだ相場である。

 

こうなると、結局また相場は下なのではないかという気もするわけだが、広がりを見せる欧州経済危機という材料で買われたり売られたりの相場であり、同じ材料を表から見たり裏から見たりの展開では、相変わらず判断は難しいところ。

結局は「相場は相場に聞け」という事なのだろうが、…中略…

 

ともかく金に対して強気の向きは、金融資産が全部ダメなら実物資産だろう。どこもかしこも輪転機をまわしっぱなしで紙幣を刷っているのだから、いずれはハイパーインフレだ、というものだ。

一方で弱気の向きは、株もダメ、国債もダメなら、換金売りで金だって急落するだろう。ユーロは崩壊するだろうし、世界は恐慌に突入するのだから、全部下がるに決まっている、というもの。

 

当方としては、最初は後者で、その後は前者との見方なのだが、その結末は神のみぞ知る話。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,745

9月7日

\3,479

1月31日

\4,194

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,750

9月7日

\3,535

3月18日

\4,192

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,751

9月7日

\3,828

5月9日

\4,192

2012年6月

\3,909

6月28日

\4,754

9月7日

\3,850

9月26日

\4,194

2012年8月

\4,506

8月29日

\4,754

9月7日

\3,851

9月26日

\4,194

2012年10月

\4,229

10月27日

\4,510

11月9日

\4,130

11月22日

\4,195

 

NY金日足(11/23現在)

…削除済み…

サンクスギビングデーの祝日明けの11/25のNY市場は、前日比10.2ドル安の1685.78ドル。円安であるため、東京換算では15時30分比で14円高である。

 

1535ドル(9/26)→1804.4ドル(11/8)まで270ドル近く上げて、1667.1ドルまで117ドルほど下がった後の、もみ合いが現在の価格

チャートでも、どっちに動いてもおかしくなさそうなところだ。

 

CFTC発表の前週11/25現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また11/18現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、欧州経済危機は買い材料にされたり、売り材料にされたりである。よって突っ込みは買い、戻りは売りが妥当な戦略だろう。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

11月21日

\3,927

-3

\3,929

-19

11月22日

\3,845

-82

\3,864

-65

11月24日

\3,831

-14

\3,842

-22

11月25日

\3,826

-5

\3,835

-7

プラチナ相場は、先週号においては『上がるも下がるも金次第。まだ戻り売り中心での対処がベターだろうが、安値を叩くと顎を刺されるだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、3,821円(11/22)の安値まで記録。5本連続の陰線であり、ダラダラと下げ続けている状況だ。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

先週の安値からはまた60円ほどの下落であり、大きく突っ込まないので戻りも甘い展開だ。今のところ、顎を刺される気配もない。

 

現状では4,190円(11/2)→3,821円(11/21)まで369円の下げであるが、欧州経済危機による株価の低迷がプラチナの足も引っ張っている状態。

 

来年はプーチンがロシア大統領になるだろうから、プラチナが吹っ飛ぶ事も有り得ると考えているのだが、まだ先の話過ぎる。とてもじゃないが、まだ買える相場ではなさそうだ。

 

一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\3,535

10月5日

\3,826

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\3,541

10月5日

\3,829

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\3,550

10月5日

\3,843

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,770

8月23日

\3,554

10月5日

\3,834

2012年8月

\4,581

8月29日

\4,726

9月7日

\3,558

10月5日

\3,837

2012年10月

\3,918

10月27日

\4,199

11月9日

\3,821

11月22日

\3,835

 先物のみ一代安値の更新である。

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、3,835円(プラチナ)−4,195円(金)=−360円

 

456円(10/5)から−202円(10/31)の範囲での動きが続いているが、今の情勢では当分縮小の兆しは見えなそうだ

 

結論として当方の相場観は、現状の商品市況が欧州経済危機を材料に動いている限り、どうしても景気に敏感なプラチナ価格の頭は重そうだ。金よりも弱含む情勢は続きそうだ。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

11月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

11月21日

\23,200

-60

\22,720

120

11月22日

\23,080

-120

\22,130

-590

11月24日

\22,680

-400

\21,520

-610

11月25日

\22,700

20

\21,510

-10

まずはコーンから…

先週号においては『予想通りに新安値更新となった相場であるが、安値を叩くと顎を刺されるだろう。戻ったところを売ってゆくのがベターであろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けのみ戻ったが、その後は急落。一気に新安値をまた大きく更新することとなった。

    東京コーン日足

…削除済み…

安値を売ると顎を刺されるどころか、先週の安値からまた1,000円の下落である

 

先週号で「戻りの倍返しなら、23,140円→24,750円の1,610円戻りの倍の下げ=21,530円ということになるが、それは最悪のケース」としたわけだが、今週の安値は21,420円とあっさり割り込んだ

現状ではコーン自体の強材料がない中で、外部材料である欧州経済危機は各所に飛び火。頼みの綱のフランスまでフラフラで、最後の堤防であるドイツも国債入札不調と来ては、売られるのもしょうがない格好だ。

 

相対力指数は24ポイント台まで下がっており、完全に底抜け状態。どこかで2,000円程度の反発はあると思うが、あってもそこは売り場だろう。

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\21,850

10月4日

\22,700

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,400

11月24日

\22,460

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\22,130

11月25日

\22,580

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,560

8月30日

\22,240

11月24日

\22,600

2012年9月

\27,440

8月16日

\28,550

9月13日

\22,140

11月24日

\22,340

2012年11月

\24,400

10月17日

\24,750

11月10日

\21,420

11月24日

\21,510

 当きりを除いて、すべて一代安値の更新である。

 

○シカゴコーン日足(11/23現在)

…削除済み…

祝日明けの11/25のシカゴ市場は、12月限で6.50セント安の582.50セント77円70銭台までの円安であるため、国内換算では20円高である。

 

800セント近い高値から底値の572.25セント(10/3)まで下げた相場は、666セント(11/9)まで93.75セント戻した後、再び6ドルを大きく割り込み、本当に572セントは底なのか?という価格帯まで下がってきたわけだ

 

案外と、それを割り込んで底抜けしてから戻るのかも…ただし戻ったからといって買いになるかどうかは別の話で、…中略…

 

なおCFTC発表の11/22現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた11/25現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、戻り待ちに戻りなしで下げている相場であるが、方針としてはともかく反発したら売るというもの。最大で2,000円程度の戻りがあったとしても、年内にトレンドが変わるのは難しいだろう。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

11月21日

\31,500

100

\39,270

-320

11月22日

\31,010

-490

\38,410

-860

11月24日

\28,850

-2160

\37,360

-1050

11月25日

\28,710

-140

\37,300

-60

続いて一般大豆です…

先週号においては『まだ戻り売りの相場であると考えるものの、シカゴのファンドもすでに途転売り状態。陰の極に達するもの近いのかもしれず、安値を売り叩くのは避けたい』とコメントした。

今週の相場展開は、先週の安値からまた2,600円ほどの急落となり、一気に36,000円台に突入する急落となった。

○東京大豆日足

…削除済み…

 今週の安値は36,950円であり、戻り高値の44,250円(10/17)からはすでに7,300円幅の下げである

 最初の底値だった39,590円(10/5)→44,250円までの戻りは4,660円だったゆえに、倍返しの下げなら34,930円となる。まだ2,000円あるのか…。

 

 このままそこまでの下げがあるのかどうかは誰にも判らぬが、当きりが28,000円台に突入していることを考えれば、34,000円台など可愛いもの。あっても全然不思議ではないし、相対力指数が22ポイント台まで出ているのだから、その前に一度戻しても不思議ではないし…と言ったところ。

 ただしいずれにせよ、買う相場でない事だけは確実か。

 

 それは元々南米産の比率が高い大豆市場の中で、米国は在庫増加、中国の派手な買付も見られない中で、大豆自体の強材料は皆無。そんな中で発生している欧州経済危機であるゆえ、リスク資産の流出に歯止めが掛からないわけだ。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\28,500

11月24日

\28,710

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\31,800

11月24日

\32,200

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\33,150

11月24日

\33,500

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,910

9月5日

\34,480

11月24日

\35,030

2012年8月

\47,450

8月16日

\50,110

9月5日

\36,890

11月24日

\37,320

2012年10月

\44,250

10月17日

\44,250

10月17日

\36,950

11月24日

\37,300

 全限月が一代安値の更新である

 

○シカゴ大豆日足(11/23現在)

…削除済み…

祝日明けの11/25のシカゴ市場は、1月限で16セント安の1106.25セント。国内換算では円安のため、10円安である。

 

10ドル台に入るのも時間の問題か。…中略…

 

なおCFTC発表の11/22現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた11/25現在のポジションでは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、戻り売り相場からの脱却は難しいだろう。年内は更に下げる可能性も高く、とにかく戻りは売っておくのがベターだろう。

 

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

12月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

11月21日

247.0

-7.9

264.1

-9.4

11月22日

248.0

1.0

263.8

-0.3

11月24日

249.3

1.3

262.9

-0.9

 

1月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

11月25日

248.0

-2.9

263.0

 

先週号においては『幾ら戻しても300円が限界ではなかろうか。戻り売り方針に変化はないだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けにまた急落した相場が260円割れまで下げて、結局先週の戻り高値から25円の下落。

○東京ゴム日足

…削除済み…

売られすぎの訂正で30円〜40円戻す事はあっても、戻せば再び売られて安値更新のパターンが続いている

今週は週末に発会した5月限を除き、一代安値の更新は12月限だけだったが、だからと言って下値切り上げ型になったとはお世辞にも言えない格好だ。

 

先週号で「ただし現状の経済情勢では、戻してもせいぜい300円までであろうし、今週の280円で戻りいっぱいになっている可能性も十分ある」とコメントしたわけだが、やはりそうなったという話

 

生産国は価格のてこ入れで3ドル以下での売却を止めさせるとしているが、1ドル=77円ならば231円までの下げ余地があると言う話だ。…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

388.9

5月26日

394.9

6月1日

240.0

11月11日

249.3

2011年12月

353.0

6月27日

394.0

7月27日

241.5

11月22日

248.0

2012年1月

383.8

7月26日

396.5

7月27日

244.0

11月11日

251.5

2012年2月

362.2

8月26日

379.0

8月31日

246.0

11月11日

255.3

2012年3月

318.7

9月27日

327.9

10月17日

247.5

11月11日

258.8

2012年4月

292.5

10月26日

316.2

10月28日

248.6

11月11日

261.2

2012年5月

266.0

11月25日

267.5

11月25日

264.5

11月25日

263.0

 

当先のサヤは12月限248.0円〜5月限263.0円と15.0円の順ザヤ。順ザヤ幅は若干縮小したが、まだまだ小さくはない。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

国内営業倉庫在庫は11/10現在で472トン減の12,536トン。2旬連続の減少である。

 

11/18の上海ゴム在庫は、前週比1,425トン増の29,194トン2週連続の増加である。

 

上海ゴム価格は、下値もみ合い状態。2万4000元台での推移である。

  

 結論として当方の相場観は、最大で30円〜40円戻したとしても、結局はまた安値更新をする相場展開が続くだろう。まずは生産国の防衛ラインである230円が下値の目処だろう。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

11月限(当限)

前日比

4月限(先限)

前日比

11月21日

\53,090

-60

\49,790

-550

11月22日

\53,220

130

\50,000

210

11月24日

\53,390

110

\49,940

-60

11月25日

\53,290

-40

\50,020

80

まずは原油から…

先週号においては『戻り売りの相場であろう。下値は48,000円程度を一つの目処と現状では考えている』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は95ドル前後まで下げてのもみ合い

 

東京原油は5万円を挟んでのもみ合いである

 

NY原油日足(11/23現在)

…削除済み…

祝日明けの10/25のNY市場は、前日比0.60ドル高の96.77ドルで終了安値は94.99ドルまであったが、そこからは戻した。国内換算では15時30分比190円高である。

 

あれよあれよと言う間に100ドルを大きく突破した相場は、103.37ドル(11/17)まで上昇した後に反落8ドルちょっとの値を消したが、まだ暴落というほどではない。

しかし10/4の安値74.95ドルから30ドル近くも上がった相場である。しかもその時点で相対力指数は70ポイントも超えていた。そこから反落の相場であり、当方としては天井を付けたのでは?との見方だ。

 

先週コメントしたとおり、「下値抵抗線は94ドル台にあり、90ドルは強い抵抗線である」わけで、今週の安値は最初の94ドル台で止まってはいる。しかしいずれは、それすら割り込む下げになるのではあるまいか。

 

なお週末のロンドンブレントは…中略…

 

 11/22現在のファンドのポジションは、…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

52,850円(11/9)→49,200円(11/22)まで3,650円下げて、5万円を挟んだもみ合いに推移である

 

当方の見方は、戻しても51,000円台。5万円以上は売っておけば、いずれ下に抜けるとの見方だ。52,000円と来たら負けを認めるが、それはその時の話だ。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年11月

\56,450

6月1日

\58,130

7月11日

\45,980

10月4日

\53,290

2011年12月

\54,250

7月1日

\58,330

7月11日

\45,210

10月5日

\51,280

2012年1月

\54,590

8月1日

\55,780

8月2日

\44,840

10月5日

\50,740

2012年2月

\52,500

9月1日

\53,540

9月8日

\44,550

10月5日

\50,470

2012年3月

\45,770

10月3日

\53,100

11月9日

\44,390

10月5日

\50,240

2012年4月

\50,630

11月1日

\52,850

11月9日

\49,030

11月2日

\50,020

 

結論として当方の相場観は、5万円台は売り上がり方針である。上げても51,000円台がせいぜいと見ており、いずれ下に抜けるだろうとの考え方である。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

11月21日

\62,460

-70

\60,060

-1010

11月22日

\63,080

620

\60,490

410

11月24日

\64,320

1240

\60,790

300

11月25日

\64,680

360

\61,190

400

続いてガソリンです…先週号においては『高値から5,000円超の下げで、ここからは戻っても続落してもおかしくない水準。来週は方向感を探る動きとなるだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けに急落した相場が59,350円(11/22)6万円の大台を割り込むが、その後は反騰して61,000円台は回復した。

○東京ガソリン日足

…削除済み…

66,110円(11/9)→59,350円(11/22)までは6,760円の下落。チャートではちょうど一目均衡表の雲を下抜いて、再び戻した展開だ。

 

安値からは2,000円ほど戻した相場だが、原油が3,600円ほど下げた時に倍近く下げていたのだから、サヤ訂正するのは当然の話。

しかし更に戻したとしても、62,000円〜63,000円がせいぜいではあるまいか。その辺は再び戻り売りを浴びるだろう。

 

ガソリンに買い目があるとすれば、…中略…

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\66,150

5月26日

\68,600

7月11日

\55,780

8月9日

\64,680

2012年1月

\61,260

6月27日

\68,700

7月11日

\55,620

8月9日

\62,640

2012年2月

\66,600

7月26日

\66,800

7月27日

\55,500

10月5日

\61,130

2012年3月

\61,280

8月26日

\64,740

9月8日

\55,800

10月5日

\60,480

2012年4月

\58,900

9月26日

\65,580

11月9日

\57,260

10月5日

\61,260

2012年5月

\62,380

10月26日

\66,110

11月9日

\59,350

11月22日

\61,190

 

11/25現在の業者間転売価格は、…中略…

その定期の当きりも他限月に比べると高いわけだが、元売りはこれを指標としてスタンドに卸すため、期近だけは高値を維持したいのがありありと判る。

 

11/19現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、戻り売り方針の継続であろう。買い目があるとすれば、原油・灯油に対して割安な場合のみだが、単独での買いは危険だろう。

 

 

今週の灯油の値動き

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

11月21日

\66,700

-760

\65,560

-940

11月22日

\66,870

170

\62,240

-320

11月24日

\66,620

-250

\62,130

-110

11月25日

\66,900

280

\62,620

490

最後に灯油です…先週号においては『在庫はジャブジャブである。いずれ投げ売りが出るだろうから、徹底的に戻り売り一貫での対処が良いだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、61,780円(11/22)まで下落の後、62,000円台半ばに戻しての終了である。

○東京灯油日足

…削除済み…

66,310円(11/9)→61,780円(11/22)までの下げ幅は4,530円。ガソリンよりも小さな下げ幅であるが、原油よりは大きく下げている。

 

あと1,000円ほど上の63,000円台で売れれば理想的であり、在庫ダブダブの灯油はいずれ大きく崩れるだろうとの見方は変わらない。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\69,830

5月26日

\72,110

7月11日

\59,680

9月27日

\66,900

2012年1月

\65,090

6月27日

\72,530

7月11日

\60,160

10月5日

\66,790

2012年2月

\69,790

7月26日

\69,840

7月26日

\59,980

10月5日

\66,120

2012年3月

\64,150

8月26日

\67,880

11月9日

\58,670

9月26日

\64,460

2012年4月

\59,490

9月26日

\66,770

11月9日

\57,250

10月5日

\63,120

2012年5月

\61,740

10月26日

\66,310

11月9日

\61,110

10月27日

\62,620

 

11/25現在の業者間転売価格は、…中略…

 

11/19現在の灯油在庫は、…中略… 昨年同期からは93万kl多い水準であり、今週は多少減ったとはいえ、在庫過剰状態は更に進行

…中略… 

 

 結論として当方の相場観は、戻り売り一貫の相場であろう。出来れば63,000円台以上で売りたいところだが、戻せば戻すだけ悪い相場であろう。

 

 

 

〔為替〕

 

○ドル/円相場日足

…削除済み…

76円台→77円台には戻してきた。つまりは円安/ドル高である。

 

だが円安と言っても、下記のユーロ/円では全然円安になっていない。つまりはドルが強くて、ユーロが弱いわけだ。

ドルが強いというもの相対的なものであり、ユーロがダメすぎるとも言える。幾ら通貨を統合したって財政政策が各国で違うのでは、ダメになるに決まっている。財政政策を統合するということは、ドイツ第4帝国ができるということで、それは不可能だろう。となるとユーロの先行きは、消え行くのみだな

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

こちらは戻るどころか、102円台へと突入10/4のユーロの安値を更新するのも時間の問題だと思うのだが、さて?

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

10/27の戻り高値をピークに、ユーロは対ドルでも下がり続けている。10/4のユーロ安更新は時間の問題か

ただしドル高なんだから、ドル建て商品価格ももっと下げても良い気がする。もしも金が大きく崩れるとしたら、このドル高が原因となって売られるのではあるまいか。

その後に、やっぱりドルもダメだと大きく買われる。そんなシナリオを考えているのだが、相場だけに当方の都合通りに物事が運ぶとは思っていないが、さて?

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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