商品市況展望 割愛版

平成23年12月11日記

 

商品先物取引は、「上がると思えば買う、下がると思えば売る」他に、手持ちの現物のヘッジ、将来の生産物・消費物のヘッジという使い道もあるわけだ。

例えばコメを大量に持っている販売業者があるとして、価格が下がれば手持ちの在庫は損になる。

だからヘッジで先物市場を使い売っておけば、仮に価格が下がっても現物の損を先物の益でカバーできるわけだ。

仮に上がったら先物のポジションは損だが、現物価格の上昇でプラスになるわけだ。

また農家であれば、まだ収穫前のコメでも売りヘッジしておけば、同じような図式になる。

 

逆に大口需要家なら、将来使う分を先物で買いヘッジしておけば、仮に値上がりしたとしても先物市場の買いポジションが利益になるから、やはり保険になる。

これはコメに限らず、原油だって金だって、何だって一緒だ。

 

 さてここまでは、先物市場で買いポジションを建てたり、売りポジションを建てたりしても、いずれは反対売買で差金決済する事で取引を終了させる戦法である。

 ただし商品先物取引は、物の取引であるゆえ、現物の受け渡しという方法でも取引を終了させる事が可能なわけだ。

売りポジションなら品物を渡す、買いポジションなら品物を受け取って完了させる事も出来るわけだ。

 今回はその辺の話を少し…

 

 個人投資家でも、金やプラチナなど貴金属なら、受け渡しするのは簡単だ。

例えば金2012年6月限を4,200円で1枚買ったとして、420万円を入れれば金の延べ板1キロが6月末に手元に来る。

 ただし正確には、420万円+消費税5%+手数料なので、420万円+21万円+手数料となる。

 もっと詳しく言うならば、その6月限の納会値が5,000円だったら消費税は25万円になるので、420万円+25万円+手数料2万円(仮)で447万円にはなる。500万円までは要らない。

 逆に3,000円に下がっていたら消費税は15万円だが、本当なら300万円ちょっとで買えるものでも420万円+15万円+手数料の代金になるわけだ。

 

 ちなみに消費税は、売り方は逆に貰えます

だから4,200円で売った人は420万円+消費税−手数料になるわけで、440万円くらいは入る。売却益の税金分は考慮していないが…。

 だから消費税が5%→10%まで上がれば、5%時代に金を買っていた人ならそれだけで5%儲かる仕組みだ。

それ以上に金価格が変動すれば、そっちの方が大きいけど…。

 

 また応用編として、今手元に金を1キロ持っているとして、入用があるので現金化はしたいが、1年後にはまた手元に金を戻したいと考えた人が居るとする。

 1年後にまた買うとして、下がっていれば良いが、ひょっとしたら上がってしまっていて400万円台じゃ買えないかもしれない。その場合は先物に買いを1枚建てておけば良いわけだ。

証拠金としては30万円ほども入れておけば十分だろうから(追証が掛かったら積まねばならないが)、総代金の400数十万円は1年後までに用意すれば良いわけだ。その差額は今使える。

 

 金やプラチナなら簡単に理解できるだろうが、ではその他の商品は個人の受け渡しが可能か?

 粗糖は本船渡しといって船積みのまま渡されるので無理。コーンもサイロが無いと無理で、関税も絡むので無理。ガソリンもまず無理だろうし、原油はそもそも差金決済しかない。

 だがその他の商品は、大豆、小豆、ゴム、コメなどの受け渡しは決して不可能じゃない。

 

 これらは、というか貴金属でも一緒なのだが、受け渡しは蔵荷証券というものでされる。

 これは倉庫会社が発行するもので、例えば「○○産のコメ12トンを預かっています」という証明なわけだ。

もちろん預かってもらう期間によって、倉敷料が掛かる。入庫料出庫料が掛かる場合もある。

 金でも最初に来るのはこれで、地金にするには倉庫会社から引き出さないといけない。

預けておくなら保管料は掛かる。証拠金にも使うには金でも蔵荷証券化しておく必要がある

もちろん蔵荷証券は現物と同じなので、そのまま売却も可能だ。

 

 金の場合は、1枚=1キロの単位であるし、プラチナは1枚=500グラムの単位。

蔵荷証券には、例えば田中貴金属の金1キロ99.99(フォーナイン)となっている。もちろん地金にも刻印されているわけだが。

 ただし他の商品の場合は、古くなれば渡せなくなるし、かさばるし、品質もあるし…で、受け渡しは不可能ではないと言ったものの、実際は業者以外には無理でしょう。

 

 コメの場合でも受け渡し単位は200俵30キロ詰め紙袋400俵)=12トンであるし、トレサ法があるので、何よりも地方農政局に登録する必要もある。これをしないと現物売買には参加出来ない。

 また取引単位は100俵なので、受け渡しは2枚建てないとダメ。

それが一つの単位で、こういう取引単位と受け渡し単位が違うのは、銀やパラジウムなども同様だ。

 仮に1枚のポジションしかないのなら、もう1枚を買って2枚にしないといけない。

もちろん消費税も掛かるし、算出方法などは実際にやる人には詳しく説明する。

やらない人に教えたって、かなり面倒な話で、時間の無駄だから。

 

 なお肝心な事だが、ネット取引では金も含めて受け渡しは行なっていない

当限に廻れば自動的に決済されるはずだ。

対面取引でも受けるなら前の月の最終日までに総代金を入金、渡す場合には蔵荷証券をあずける必要がある。

 

 

 

〔貴金属〕

 

今週の金の値動き

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

12月5日

\4,373

4

\4,381

9

12月6日

\4,284

-89

\4,293

-88

12月7日

\4,320

36

\4,328

35

12月8日

\4,343

23

\4,347

19

12月9日

\4,268

-75

\4,271

-76

金相場は、先週号においては『値幅は大きいものの、基本的には逆張りのもみ合いだろう。300円単位での上下の乱高下と見ている』とコメントした。

今週の相場展開は、6日と週末に急落し、先週までの急騰分をだいぶ消した格好である。やはり、基本的には逆張りだったということ。

○東京金日足

…削除済み…

4,130円(11/22)→4,422円(12/5)まで292円の上昇を演じた相場は、4,253円(12/9)まで169円の下げ

 

今年9月の高値・安値の幅は、4,754円〜3,851円と上下903円あったわけで、今のところその高値が天井、安値が底である。

この中間地点はおよそ4,300円であるゆえ、ちょうど今くらいの価格ということになる。よって今の価格からは、どっちに行っても不思議ではない。

 

今の相場の材料は、ほとんどが欧州経済危機がらみのものであるわけだが、下がる時には換金売り懸念、上がる時にはラストリゾートとされるわけで、デフレになるのか、インフレになるのかも同じ材料でその都度ころころ変わるわけだ。

つまりは上がっても下がっても後付けの理屈であり、上がっても下がってもやっぱりか!という話になるわけだ。

 

いずれ時が経てば、…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\3,719

12月24日

\4,745

9月7日

\3,479

1月31日

\4,268

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,750

9月7日

\3,535

3月18日

\4,269

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,751

9月7日

\3,828

5月9日

\4,270

2012年6月

\3,909

6月28日

\4,754

9月7日

\3,850

9月26日

\4,270

2012年8月

\4,506

8月29日

\4,754

9月7日

\3,851

9月26日

\4,271

2012年10月

\4,229

10月27日

\4,510

11月9日

\4,130

11月22日

\4,271

 

NY金日足(12/8現在)

…削除済み…

週末12/9のNY市場は、前日比3.4ドル高の1716.8ドル高値は1727.9ドル、安値1704.9ドルという動き

東京の夜間取引では高値4,312円、安値4,266円であり、上下50円ほどあって結局は小幅高での終了だ。

 

ドルベースでの1700ドル前後は…中略…

 

CFTC発表の12/6現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また12/9現在のETF残高は、…中略…

 

結論として当方の相場観は、値幅は比較的大きいと思われるが、それでも逆張りの展開はしばらく続くだろう。決定打が出るのは、もう少し先の事と見る。

 

 

今週のプラチナの値動き

 

12月限(当限)

前日比

10月限(先限)

前日比

12月5日

\3,885

-27

\3,895

-26

12月6日

\3,775

-110

\3,798

-98

12月7日

\3,825

50

\3,843

45

12月8日

\3,782

-43

\3,800

-43

12月9日

\3,712

-70

\3,734

-66

プラチナ相場は、先週号においては『プラチナのみ頭の重い状況は続きそうだが、それでもさすがに金だけ急騰、プラチナだけ急落という事態までにはならないか。値固め〜チャートの好転を待つ必要があるだろう』とコメントした。

今週の相場展開は、金も軟化したがプラチナはそれ以上の下落となり、終末には3,731円まで下落。大暴落したわけではないが、やはりプラチナの頭は重かった。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

戻り高値の4,199円(11/9)→3,731円(12/9)までの下落は468円。今週も一代安値を更新である。

金は同日の11/9が4,510円だったゆえ、今週末の安値までは257円幅の下落である。200円以上もプラチナの方が下げた計算になる。

 

株が戻った割にプラチナが戻せないのは解せないが、…中略…

 

だが週末のNY市場では、前日比21.4ドル高の1515.8ドルまでは戻して終了しており、久々に金よりも戻りが大きい状況。やはり採算ラインと言われる1500ドル以下は、さすがに売られ過ぎの観測も出るのだろう

東京の夜間取引でも50円以上戻しており、まだ買い転換したとまでは言えないものの、さすがに戻している。

 

一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\4,702

12月24日

\5,015

2月16日

\3,535

10月5日

\3,712

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\3,541

10月5日

\3,720

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\3,550

10月5日

\3,731

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,770

8月23日

\3,554

10月5日

\3,735

2012年8月

\4,581

8月29日

\4,726

9月7日

\3,558

10月5日

\3,737

2012年10月

\3,918

10月27日

\4,199

11月9日

\3,731

12月9日

\3,734

 先物のみ一代安値の更新である。

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、3,734円(プラチナ)−4,271円(金)=−537円。夜間取引では−493円まで戻しているが、12/8には−547円まで逆ザヤが進んでいた

 

先週号でも『倍返しなら−700円まで逆ザヤが進行してもおかしくない』としたわけで、…中略…

 

結論として当方の相場観は、NYプラチナは採算ラインと言われる1500ドルを割り込んで戻しており、そんなに大きな下値はもう無いと見ている。しかし買いトレンドに転換するのはまだ難しく、戻っても売られる頭の重い展開は続きそうだ。

 

 

 

〔穀物〕

 

今週のコーンの値動き

 

11月限(当限)

前日比

9月限(先限)

前日比

12月5日

\22,830

-70

\22,400

-180

12月6日

\22,860

30

\22,060

-340

12月7日

\22,810

-50

\22,140

80

12月8日

\22,810

0

\21,870

-270

12月9日

\23,000

190

\22,060

190

まずはコーンから…

先週号においては『自立反発の戻りはもうすぐ終了するだろう。戻り売り方針で、再度の安値更新を狙う相場であろうと見る』とコメントした。

今週の相場展開は、週明けから先週までの戻りを消す動きとなり、22,000円割れまで下落。高値から1,000円ほど値を消す展開となった。

    東京コーン日足

…削除済み…

21,110円(11/28)→22,850円(12/5)まで1,740円戻した相場だったが、今週は逆に1,000円強の下げとなった。まずは予想通りの動きである。

 

週末は各商品が下落する中で、…中略…

 

さて米農務省報告の詳細である。米国内の在庫は、需要を500万Bu減らしたことで、その分在庫を上方修正

これは大した量ではなかったものの、世界需給では中国の生産高を大きく上方修正し、期末在庫率を14.64%まで引き上げた。これは弱材料である。

 

欧州経済危機という外部要因を抱える中で、コーン自体に買い材料が無い状況では、まだ当面買っても面白い相場にはなりそうもない。今はそういう時期であろう。

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年1月

\23,730

12月16日

\28,410

4月11日

\21,850

10月4日

\23,000

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,050

11月28日

\23,690

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\22,000

11月28日

\23,010

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,560

8月30日

\22,170

11月28日

\23,090

2012年9月

\27,440

8月16日

\28,550

9月13日

\21,930

11月28日

\22,940

2012年11月

\24,400

10月17日

\24,750

11月10日

\21,110

11月28日

\22,060

 

○シカゴコーン日足(12/8現在)

…削除済み…

週末12/9のシカゴ市場は、中心限月の3月限で6セント安の594.25セント。国内換算では140円安である。

 

直近の高値666セント(11/9)→580.50セント(11/25)まで85.50セント下げて、そこからはもみ合いである

しかしまだ6ドル台を安定的に維持しているわけではないゆえ、完全に底を打ったとまでは言えない情勢。というか、5ドル台半ばまでは下げてもおかしくなさそうだ。

 

なおCFTC発表の12/6現在のファンドのポジションは、…中略…

 

オプションを含めた12/9現在のポジションでは、…中略…

5週連続の減少で、買いは3分の1に減少だ。

 

結論として当方の相場観は、まだ戻り売り相場が続くだろう。本格的な買い場はまだまだ先で、年末に向けての一段安を狙ったほうが良いだろう。

 

 

今週の一般大豆の値動き

 

10月限(当限)

前日比

8月限(先限)

前日比

12月5日

\30,300

220

\38,980

-200

12月6日

\30,870

570

\38,130

-850

12月7日

\29,500

-1370

\38,270

140

12月8日

\29,460

-40

\37,840

-430

12月9日

\29,460

0

\37,880

40

続いて一般大豆です…

先週号においては『自立反発の戻りは出たが、外部要因だけで大豆自体には買い材料が無い状況には変化なし。戻りが終われば、再度の安値更新は十分に有り得るだろう。戻り売りである』とコメントした。

今週の相場展開は、戻りが終わって下げに転じた相場が6日に急落。農務省報告前の週末こそ下げなかったが、結局は37,000円台まで値を消した

 

○東京大豆日足

…削除済み…

 36,610円(11/28)→39,320円(12/5)まで2,710円は戻したものの、そこから1,500円ほど反落してきた相場である

 

 米農務省報告を受けた週末のシカゴ市場も下落しており、東京の夜間取引でもすでに下落。場合によっては、新安値の更新も早いかもしれない。

 

さて米農務省報告の詳細である。米国内の在庫は、搾油用需要を1,000万Bu減らし、輸出用も2,500万Bu減らしたことで、その分在庫を上方修正在庫率は6.3%→7.6%に引き上げられる弱材料である。

世界需給でも在庫率は上方修正であり、南米の増産、中国の消費減退が進む情勢となっている。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\47,540

12月16日

\52,520

4月11日

\28,100

11月28日

\29,460

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\31,400

11月28日

\32,740

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\32,640

11月28日

\33,450

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,910

9月5日

\34,400

11月28日

\35,840

2012年8月

\47,450

8月16日

\50,110

9月5日

\36,630

11月28日

\37,560

2012年10月

\44,250

10月17日

\44,250

10月17日

\36,610

11月28日

\37,880

 

○シカゴ大豆日足(12/8現在)

…削除済み…

週末12/9のシカゴ市場は、1月限で25.50セント安の1107セント。国内換算では670円安である。

 

この日の安値は1100.50セントであり、今までの底値である1102.75セント(11/25)をすでに割り込んでいるこれでは10ドル台に突入するのも時間の問題だろう

東京市場は大幅順ザヤでもあり、これではほとんど買い目はなさそうだ。

 

なおCFTC発表の12/6現在のファンドのポジションは…中略…

 

オプションを含めた12/9現在のポジションでは、…中略…

こちらは4週連続でショートとなっている

 

結論として当方の相場観は、早晩新安値の更新であろう。それでも年内は買い目があるとは思えず、戻り売り一貫の相場展開となるだろう。

 

 

 

〔ゴム〕

 

今週のゴムの値動き

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

12月5日

261.9

2.7

283.6

2.8

12月6日

262.0

0.0

284.5

0.9

12月7日

268.4

6.4

291.6

7.1

12月8日

272.1

3.7

291.0

-0.6

12月9日

260.3

-11.8

280.9

-10.1

先週号においては『安値から30円戻した相場であるが、所詮はどこまで戻れるかの相場であろう。自立反発が終われば、また安値追いをするだろうから、どこで売るかの相場であろう』とコメントした。

今週の相場展開は、7日には大きく上げて290円台を回復したものの、週末はまた一気に急落。戻しても叩かれる相場展開となった。

○東京ゴム日足

…削除済み…

255.5円(11/22)→294.0円(12/5)まで38.5円の戻りの後、15円ほど下げてきた相場である

 

結論から先に言えば、300円奪還は難しいと考える。うかうかしているとまた大きく下げ始め、いずれは230円以下になるというのが当方の考え方だ。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

353.0

6月27日

394.0

7月27日

241.5

11月22日

260.3

2012年1月

383.8

7月26日

396.5

7月27日

244.0

11月11日

267.5

2012年2月

362.2

8月26日

379.0

8月31日

246.0

11月11日

272.6

2012年3月

318.7

9月27日

327.9

10月17日

247.5

11月11日

274.8

2012年4月

292.5

10月26日

316.2

10月28日

248.6

11月11日

278.3

2012年5月

266.0

11月25日

294.0

12月8日

260.5

11月28日

280.9

 

当先のサヤは12月限260.3円〜5月限280.9円と20.6円の順ザヤ。順ザヤ幅はほとんど変わっていない。だがサヤ滑りが懸念されるサヤだ。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

国内営業倉庫在庫は11/30現在で155トン減の12,506トン。2旬ぶりの減少である。

 

11/18の上海ゴム在庫は、…中略…

 

上海ゴム価格は1日には急騰して2万6000元台でのもみ合い状態。中国は利下げに踏み切ったが、車自体の売れ行きは低下している。

経済は失速気味であるが、日本のようなバブル崩壊というのは無いのかもしれない。そこが共産主義国家たるところなのだろう。

  

 結論として当方の相場観は、戻り売り相場に変化はないだろう。いずれは大きく新安値を更新すると見て、高いところは売っておくのがベターであろう。

 

 

 

〔石油製品〕

 

今週の原油の値動き

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

12月5日

\53,780

480

\51,960

550

12月6日

\53,140

-640

\51,150

-810

12月7日

\53,780

640

\51,830

680

12月8日

\53,420

-360

\51,490

-340

12月9日

\52,720

-700

\50,490

-1000

まずは原油から…

先週号においては『上放れにも底抜けにも決め手が薄い状況であろう。材料は盛り沢山だが、しばらくは逆張りの展開が続くのではないかと予想する』とコメントした。

今週の相場展開は、NY原油は週明けまでは戻していたものの、その後は反落。特に8日には大きく値を消したが、週末9日はまた戻している。

 

東京原油は52,390円(12/6)まで戻り、そこから2,000円ほどの下落である。

 

NY原油日足(12/8現在)

…削除済み…

週末12/9のNY市場は、前日比1.07ドル高の99.41ドルで終了。国内換算では15時30分比680円高である。

 

103.37ドル(11/17)→94.99ドル(11/25)まで押した相場は、102.44ドル(12/5)まで上昇。そこから再び100ドル割れまで下落する状況となっている。

 

チャートでは今後、94.99ドルを割り込めばWトップの完成。逆に103.37ドルを抜けてゆくようなら、倍返しの111ドル台を目指すということになる。

普通に考えれば前者であろうし、例えばイランで戦火が上がったりするような事態になれば、後者もあるのだろう。

 

なお週末のロンドンブレントは…中略…

 

 12/6現在のファンドのポジションは…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

49,200円(11/22)→52,390円(12/6)まで3,190円戻した相場だが、2,000円ほど下げてきたのが今週の動きだ

先週号でコメントしたとおり『3,000円幅程度のもみ合いと考えるのが、無難ではあるまいか?』というのは変わらない。

結局、10月の安値から反発した以降はずっともみ合いであり、それを抜けるためには新たな材料が無いと無理だろうからだ。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\54,250

7月1日

\58,330

7月11日

\45,210

10月5日

\52,720

2012年1月

\54,590

8月1日

\55,780

8月2日

\44,840

10月5日

\51,390

2012年2月

\52,500

9月1日

\53,540

9月8日

\44,550

10月5日

\50,970

2012年3月

\45,770

10月3日

\53,100

11月9日

\44,390

10月5日

\50,800

2012年4月

\50,630

11月1日

\52,850

11月9日

\49,030

11月2日

\50,670

2012年5月

\51,720

12月1日

\52,390

12月6日

\50,350

12月9日

\50,490

 

結論として当方の相場観は、変動幅は多少大きくても、基本的に相場はもみ合いであろう。売りに若干比重を置いた逆張りでの対処をベターとしたい。

 

 

今週のガソリンの値動き

 

1月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

12月5日

\64,830

390

\64,870

940

12月6日

\63,810

-1020

\63,640

-1230

12月7日

\64,500

690

\64,530

890

12月8日

\64,450

-50

\64,230

-300

12月9日

\63,910

-540

\63,130

-1100

続いてガソリンです…先週号においては『安値から5,000円超戻したことで売り場が接近していると思われるが、先物はもっと順ザヤでもよいはず。引き付けての売りを考えたい』とコメントした。

今週の相場展開は、65,360円(12/6)まで戻したのちに急落。63,000円前半まで2,000円ほど値を消した

○東京ガソリン日足

…削除済み…

66,110円(11/9)→59,350円(11/22)までは6,760円の下落した相場は、そこから65,360円(12/6)まで6,010円の戻りである

ほぼ往って来いの動きとなった後、また下げ始めたのが今週の動きだ。

 

この高値の66,000円台も、安値の59,000円台も、簡単には抜けないだろう。抜けるためには、原油に新たな材料が出る必要があると思われ、日替わりでの乱高下となる可能性が大であると考える。

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年1月

\61,260

6月27日

\68,700

7月11日

\55,620

8月9日

\63,910

2012年2月

\66,600

7月26日

\66,800

7月27日

\55,500

10月5日

\62,920

2012年3月

\61,280

8月26日

\64,740

9月8日

\55,800

10月5日

\62,750

2012年4月

\58,900

9月26日

\65,580

11月9日

\57,260

10月5日

\63,630

2012年5月

\62,380

10月26日

\66,110

11月9日

\59,350

11月22日

\63,460

2012年6月

\61,020

11月28日

\65,360

12月6日

\60,850

11月28日

\63,130

 

12/9現在の業者間転売価格は、…中略…

 

12/3現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、11月の高値・安値は容易に抜けないだろう。戻り売り中心の逆張りでの対処がベターであろう。

 

 

今週の灯油の値動き

 

1月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

12月5日

\67,670

-480

\64,130

180

12月6日

\67,100

-570

\63,300

-830

12月7日

\67,780

680

\64,110

810

12月8日

\67,740

-40

\63,900

-210

12月9日

\67,310

-430

\62,800

-1100

最後に灯油です…先週号においては『在庫はダブダブであり、いずれは投げ売りになるだろうとの判断は変わらない。ただし原油価格の高騰があれば別なので、灯油売り・原油買いなどの戦略が有効なのではあるまいか』とコメントした。

今週の相場展開は、頭が重くなってきた中で終末には急落。62,000円台まで値を消す展開となった。

○東京灯油日足

…削除済み…

概ね原油・ガソリンの変動と同様であるが、若干頭が重いのは先物に不需要期が建っているため6月限はガソリンよりも大幅に安くたって、何の不思議もない限月である。

 

相変わらずダブダブの在庫は、果たして春までに捌けるのか?やはり石油3品の中では、ファンダメンタルズは一番悪いと思われる。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年1月

\65,090

6月27日

\72,530

7月11日

\60,160

10月5日

\67,310

2012年2月

\69,790

7月26日

\69,840

7月26日

\59,980

10月5日

\66,640

2012年3月

\64,150

8月26日

\67,880

11月9日

\58,670

9月26日

\64,890

2012年4月

\59,490

9月26日

\66,770

11月9日

\57,250

10月5日

\63,640

2012年5月

\61,740

10月26日

\66,310

11月9日

\61,110

10月27日

\62,870

2012年6月

\62,400

11月28日

\64,810

12月6日

\62,320

11月26日

\62,800

 

12/9現在の業者間転売価格は、…中略…

 

12/3現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、今年は石油ストーブの需要が増えるとして増やした在庫がさばけていない。ファンダメンタルズは悪いため、戻り売りでの対処がベストだろう。

 

 

 

〔為替〕

 

    ドル/円相場日足

…削除済み…

8月、10月の2度の派手な介入は全く効果がなかったが、11月後半からの自立反発でチャートは鍋底のような格好に

ただしまだ完全に円安トレンドに変化したわけではなく、ちょっと円高になればまた円高トレンドが始まる可能性もある値位置だ。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

ユーロ/円だと、まだまだ円高トレンドに変化は見られない。チャートは雲の下での推移であり、ちょっと円安になってもまた円高になる格好である。

今の市場は、欧州経済危機がらみでの動きがメインなのだから、ユーロが強くなる道理がない。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

ドル/円では若干の円安傾向、ユーロ/円では若干の円高傾向となれば、当然の如くユーロ/ドルではドルが強く買われているわけだ。

 

当方としては基本的に、ドルが強いのだから商品は金も含めて下がる…という考え方だったのだが、必ずしもそうなっていないのは、ドルが強いんじゃなくて、ユーロがダメすぎるからなのだろう。

ユーロというのは、所詮は無くなる通貨だと思うわけだが、そうなるとドイツだけが巨大になるって事で、それは欧州の他の諸国が警戒感を持つだろうから、次のビジョンが描けないのだろう。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

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