商品市況展望 割愛版

平成24年1月8日記

 

今年も昨年に引き続きマーケットは、年頭から「欧州経済危機」を材料に揺れ動いている。

週末の海外市場でのユーロ/円は97円台に突入であり、これは11年ぶりのユーロ安水準である。

イタリアの大手銀行であるウニクレディト株は、年明け1週間で何と4割も下落。

欧州に限らず金融株は、更に悲惨な状況に追い込まれてゆくだろうと予測できる。

 

各国の財政政策が違う中で、通貨だけ統一したって上手く行かないのは道理。

例えば日本がアジア統一通貨を作ったとしても、韓国や北朝鮮などと上手くやっていける道理がないのと同じだろう。結果は見えているって話だ。

だからいずれユーロは無くなるだろうし、欧州は再びバラバラになるだろうというのが当方の基本的な考え方だ。

 

そうなるとユーロは紙くずになるのか?と心配する向きもあるだろうが、そんなわけはない。昔に戻るだけだ。

ドイツはマルクに戻れば良いし、フランスはフラン、イタリアはリラ、ギリシャはドラクマへとなれば良いだけの話だ。経済規模に応じてレートを決め、ユーロを各通貨と交換すれば良いだけの話である。そして貧乏な国は、再び赤貧へと戻ってゆくわけだ。働かざるもの食うべからずである。

 

そんな中で商品市場は、このユーロの崩壊と共に乱高下する事となるだろう

昨年末の金の急落、年頭の金の急騰は、同じ材料を表から見たり、裏から見たりしているわけで、この動きは当面続きそうである。

今年の商品市場は、そういう意味では面白そうだ。

 

そういえば今年は辰年。

12支の中では、唯一「龍」だけが架空の生き物であり、辰年は「昇り龍」だとか景気のよい話もあるが、それよりも「やっぱりユーロって架空の通貨だったのね…」となるような気がする。

 

商品市場の高騰・暴落なんていうのも、元々が「材料は有って無い」ようなものであることは、長く相場をしている人なら当然理解している事。

相場っていうのは「人の気」で上がったり下がったりするもので、辰年っていうのはそんな相場界にはぴったりの年かもしれないね。

 

 

 

〔貴金属〕

 

年末年始の金の値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

12月26日

\4,013

-20

\4,007

 

12月27日

\3,997

-16

\3,997

-10

12月28日

\3,971

-26

\3,973

-24

12月29日

\3,882

-89

\3,883

-90

12月30日

\3,884

2

\3,884

1

1月4日

\3,942

58

\3,949

59

1月5日

\3,999

57

\4,003

60

1月6日

\4,040

41

\4,047

44

金相場は、年末号においては『来年の相場は高値6,000円台もあるだろうし、安値2,000円台もあるだろうとの、非常に激しい相場を予測する。今年以上に迅速な判断を求められる事となるだろう』とコメントした。

年末年始の相場展開は、大納会前29日に急落した相場が3,808円(12/30)まで下落。しかし年頭からまた戻し始め、週末は4,000円台を回復である。

○東京金日足

…削除済み…

年末年始で250円あまりの下げ〜往って来いの動きを見せた相場である。そしてそれは、どちらもユーロの下落に絡んだものであり、買われる時は「通貨がダメなのだからラストリゾートとしての金買い」であり、売られる時は「信用収縮懸念からの換金売り」である。

 

つまりは同じ材料を表から見たり、裏から見たりして上下しているわけだが、ユーロ問題は簡単には解決しないはず。ずっと同じ材料で、今年も乱高下して行く格好となるのだろう。

金相場は買いなのか?売りなのか?という問題は、どちらも正解なのだと当方は考えているわけで、危機的な信用収縮もあるだろうし、危機的なインフレ懸念も出るだろうと思っているわけだ。

 

最大下がればドルベース1000ドル程度もあると思うし、最大上がれば2000ドルは簡単に突破するだろうとも思っている。

そして為替だが、これも円高が進めば60円台もあろうし、一転して日本の債務問題も出るようなら100円もあろうと思っている。どっちになるかの判断など下せないが、もしも1000ドル時に為替が60円なら国内価格は1,929円。もしも2000ドル時に為替が100円なら6,430円となるわけだ。

年末号で2,000円も有り得るし、6,000円も有り得るとしたのは、そういうわけである。

 

大変な時代が到来したと思えるわけだが、…中略…

投機家冥利に尽きる時代の到来だろう

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年2月

\3,763

2月24日

\4,750

9月7日

\3,535

3月18日

\4,040

2012年4月

\3,970

4月26日

\4,751

9月7日

\3,807

12月30日

\4,045

2012年6月

\3,909

6月28日

\4,754

9月7日

\3,810

12月30日

\4,046

2012年8月

\4,506

8月29日

\4,754

9月7日

\3,808

12月30日

\4,046

2012年10月

\4,229

10月27日

\4,510

11月9日

\3,808

12月30日

\4,046

2012年12月

\4,037

12月26日

\4,057

12月26日

\3,808

12月30日

\4,047

 

NY金日足(1/5現在)

…削除済み…

週末1/6のNY市場は、前日比3.3ドル安の1616.8ドル。国内換算だと15時半比では夜間取引が高かったため、40円安の下落である。

ただし外電はもう一日分が入るため休み明けの相場はまだ判らないが、急騰はしないかな?というところ。

 

現状のチャートトレンドは、内外とも「戻り売り」を示唆している状況だ。だからと言って安値からは250円を簡単に戻したわけで、NY市場でも100ドルを簡単に戻したわけだ。

今は、売りでも買いでもタイミングさえ良ければ取れる相場という事だろう。

 

CFTC発表の1/3現在のファンドのポジションは、…中略…

 

また1/6現在のETF残高は、…中略…

 

 年が変わって、ファンドはまた買い出すのか?そんな元気はないのか?というのが今後の相場を占う上で重要だろう。

 

結論として当方の相場観は、目先のチャートトレンドは戻り売り有利。しかし押したところは買われるわけで、スピーディーな逆張りが有効な時間帯であろう。

 

 

年末年始のプラチナの値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

12月26日

\3,600

33

\3,641

 

12月27日

\3,567

-33

\3,585

-56

12月28日

\3,571

4

\3,600

15

12月29日

\3,382

-189

\3,415

-185

12月30日

\3,431

49

\3,468

53

1月4日

\3,522

91

\3,545

77

1月5日

\3,527

5

\3,553

8

1月6日

\3,508

-19

\3,537

-16

プラチナ相場は、年末号においては『今年は1年を通して金高・プラチナ安のトレンドだった。まだその流れに変化は見られないが、相場はサイクルである。どこで変化するのか、来年は注目だろう』とコメントした。

年末年始の相場展開は、29日に暴落した相場が3,376円(12/30)まで記録。一気に値を消したわけだが、その後はまた戻し始め、年明けは3,500円台での推移。

○東京プラチナ日足

…削除済み…

相変わらずトレンドは下向きであるが、相対力指数は12/30の時点で逆行現象を示しており、もしかしたら底を打ったかもしれない。大納会底なんて、記念日としてはカッコ良いしね。

 

もちろんそれは、…中略…

 

ただしそれも皆が承知の話なので、そろそろ全てを織り込まないかと考えるわけである。

 

一代の動きは以下のとおり。

東京プラチナ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年2月

\4,817

2月24日

\4,997

4月11日

\3,351

12月30日

\3,508

2012年4月

\4,826

4月26日

\4,921

5月6日

\3,363

12月30日

\3,524

2012年6月

\4,445

6月28日

\4,770

8月23日

\3,370

12月30日

\3,524

2012年8月

\4,581

8月29日

\4,726

9月7日

\3,380

12月30日

\3,534

2012年10月

\3,918

10月27日

\4,199

11月9日

\3,375

12月30日

\3,536

2012年12月

\3,605

12月26日

\3,657

12月26日

\3,376

12月30日

\3,537

 昨年末に急落した時点では、全限一代安値を更新していた。

 

○白金−金価格差日足

…削除済み…

週末現在のサヤは、3,537円(プラチナ)−4,047円(金)=−510円

 

年末に大きく下げた後、反騰も金よりも弱いために逆ザヤはまた拡大。再び500円以上の逆ザヤである。

チャートトレンドを見ても、右肩下がりの状態に全く変化がない。まさか永遠にプラチナが安いという事もなかろうが、何時変化するのかはまだ見当がつかない状況である。

 

結論として当方の相場観は、大納会で出た3,300円台で底を打っているのでは?という期待もあるが、今の相場材料ではまだ苦しい。もうしばらく様子見としたい。

 

 

 

〔穀物〕

 

年末年始のコーンの値動き

 

3月限(当限)

前日比

1月限(先限)

前日比

12月26日

\23,400

-200

\22,790

-210

12月27日

\23,290

-110

\22,590

-200

12月28日

\23,900

610

\22,910

320

12月29日

\24,060

160

\22,800

-110

12月30日

\24,040

-20

\22,990

190

1月4日

\24,600

560

\23,030

40

1月5日

\24,700

100

\23,020

-10

1月6日

\24,320

-380

\22,840

-180

まずはコーンから…

年末号においては『シカゴ相場はここ数年の中でも安い位置に居るわけではないが、国内は円高もあってずいぶんと下がった。この値位置では、やはり新春はどこかで買い狙いしてみたいところ。相場が出るかに注目だ』とコメントした。

年末年始の相場展開は、23,000円を挟んだもみ合いの展開。

    東京コーン日足

…削除済み…

シカゴの上昇に比べると東京市場の人気離散の傾向は大きく、全く買いが入ってくれない感じだ。

チャートを見比べても、シカゴは11月の高値水準まで戻しているのに対し、東京はその時点からまだ1000円あまり下。相対力指数もシカゴの70ポイントに比べ、東京は50ポイント台と勢いがない。

ただし当きりを見れば、やはり上がる時の方が下がる時よりも値幅が大きく、逆ザヤは拡大して来ている。東京市場が浮上するためには、何よりも穀物相場の人気回復が重要と言えるだろう。

 

相場格言では「閑散に売り無し」とも言うわけで、今はまだ強くは見えない相場ではあるが、この春は押し目買いを中心に考えたいところだ。

 

なお一代の動きは以下のとおり。

東京コーン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年3月

\26,850

2月16日

\28,980

4月11日

\22,050

11月28日

\24,320

2012年5月

\27,970

4月18日

\29,360

4月21日

\22,000

11月28日

\24,200

2012年7月

\28,180

6月16日

\28,560

8月30日

\22,110

12月15日

\24,180

2012年9月

\27,440

8月16日

\28,550

9月13日

\21,930

11月28日

\23,800

2012年11月

\24,400

10月17日

\24,750

11月10日

\21,110

1月1日

\22,810

2013年1月

\21,790

12月16日

\23,200

1月4日

\21,650

12月16日

\22,840

 

○シカゴコーン日足(1/5現在)

…削除済み…

週末1/6のシカゴ市場は、中心限月の3月限で前日比変わらずの643.50セント。国内換算では22日15時半比60円安である。

 

シカゴ市場も逆ザヤであり、…中略…

 

さて来週は12日に今年最初の米農務省報告があるわけだが、大方の予想は「生産量については単収減に伴いやや下方修正、需要については飼料用・FSIにつきやや上方修正、輸出についても南米の輸出余力減を先取りした形でやや上方修正」と見られている。いずれにせよ、在庫は若干の下方修正が見込まれている。

 

なおCFTC発表の1/3現在のファンドのポジションは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、上昇の勢いは鈍いが「閑散に売りなし」であろう。新春は押し目買い方針で、天候相場に期待をしてみたいと考える。

 

 

年末年始の大豆の値動き

 

2月限(当限)

前日比

12月限(先限)

前日比

12月26日

\33,000

-100

\38,330

120

12月27日

\32,010

-990

\37,860

-470

12月28日

\32,300

290

\38,630

770

12月29日

\33,200

900

\38,460

-170

12月30日

\32,600

-600

\38,430

-30

1月4日

\33,000

400

\39,050

620

1月5日

\33,650

650

\38,920

-130

1月6日

\33,990

340

\38,730

-190

続いて一般大豆です…

年末号においては『大底を打ったかどうかまで断定は出来ないが、そろそろ本格的な買い相場が到来するかどうかを見極めたいところ。当方としては押し目買い方針へと大転換であり、それに期待したい』とコメントした。

年末年始の相場展開は、上げたり下げたりのもみ合いであるが、若干上げ幅の方が大きな状態であり、相場は徐々に回復傾向となって来ていた。

○東京大豆日足

…削除済み…

 年明けには39,000円台まで回復したが、その後はブラジル・アルゼンチンの降雨予報で若干軟化。東京市場は3連休なので休み明けの相場はまだ不明だが、シカゴの週末はまた値を消しているため、換算では今のところ560円安。

 

 チャートでは12/15の36,410円で当面の底を打っているが、まだ厚い雲に阻まれて上昇トレンドへの変化は生じていない。また相変わらず順ザヤ幅は大きいため、当きりが回復傾向とはいえ、まだサヤ滑り懸念も払拭されているわけではない。

 だが相場はサイクルである。昨年の高値52,000円台→36,000円台まで下がった相場なのだから、そろそろまた変化が出てもおかしくないないだろう。

 

 またブラジル・アルゼンチンの降雨予報も当初よりは後退しており、仮に雨が降ったとしても十分ではない可能性もあるようだ。ここからの押しは歓迎かもしれない。

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京一般大豆一代の動き

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年2月

\51,280

2月16日

\52,780

4月11日

\31,400

11月28日

\33,990

2012年4月

\50,170

4月18日

\51,180

4月21日

\31,200

12月16日

\33,300

2012年6月

\49,820

6月16日

\49,910

9月5日

\33,600

12月16日

\35,430

2012年8月

\47,450

8月16日

\50,110

9月5日

\35,610

12月15日

\37,700

2012年10月

\44,250

10月17日

\44,250

10月17日

\36,410

12月15日

\38,510

2012年12月

\37,500

12月16日

\39,390

1月4日

\36,830

12月16日

\38,730

 

○シカゴ大豆日足(1/5現在)

…削除済み…

週末1/6のシカゴ市場は、3月限で12.50セント安の1196.50セント。直近の高値1235.75セント(1/4)からは急落であるが、11ドル台半ばで止まれば相場が死んだと考える必要はないだろう。

 

注目の今年1回目の米農務省報告は来週12日だが、これで何か強材料が出るかどうかに注目だ。

ただし大豆の天候相場はコーンよりも後になるゆえ、そんなに今回の数字に注目が集まるわけではなかろうが…。

 

なおCFTC発表の1/3現在のファンドのポジションは、…中略…

 

結論として当方の相場観は、東京市場は頭が重いが、シカゴは1/4まで急回復していたわけで、今回の降雨予想は押し目買いの好機であろう。東京は上がっていなかっただけに、その押しも甘いと想定している。

 

 

 

〔コメ〕

 

年末年始のコメの値動き

 

1月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

12月26日

\13,640

-60

\13,880

30

12月27日

\13,700

60

\14,030

150

12月28日

\13,790

90

\14,070

40

12月29日

\13,660

-130

\13,930

-140

12月30日

\13,690

30

\13,930

0

1月4日

\13,700

10

\13,900

-30

1月5日

\13,650

-50

\13,920

20

1月6日

\13,400

-250

\13,860

-60

 

 相変わらず出来高は少なく、人気も盛り上がる気配がないコメ相場であるが、これはコメだけに限った事ではなく、金以外の商品は全部ダメ。特に穀取の商品は大豆・コーンも出来高は少ないし、アラビカ・粗糖に至ってはもう死んでいる状況なので、ある意味では仕方ないかもしれない。

 

 特に今年のコメ相場は、未だに続く放射性物質問題で揺れているわけで、現物はなかなか売れない。しかし東電の補償問題で在庫は出てこない=価格だけは高止まりしているという状況であり、相場を判りづらくさせているようでもある。

 

いろいろ考えてはいるのだが、結論から先に言えば当方はここから途転買いに廻るつもり…中略…

 

 

東京コメ一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年1月

\17,280

8月9日

\17,400

8月9日

\13,330

9月29日

\13,400

2012年2月

\15,500

8月22日

\15,700

8月26日

\13,350

9月29日

\13,590

2012年3月

\14,200

9月21日

\15,240

11月9日

\13,360

9月29日

\13,740

2012年4月

\14,330

10月21日

\15,250

11月8日

\13,770

12月30日

\13,750

2012年5月

\14,700

11月21日

\14,790

11月21日

\13,780

1月6日

\13,780

2012年6月

\14,170

12月21日

\14,170

12月21日

\13,830

1月6日

\13,860

 

 

 

〔ゴム〕

 

年末年始のゴムの値動き

 

1月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

12月26日

257.0

-2.5

276.4

-1.9

12月27日

252.9

-4.1

271.5

-4.9

12月28日

253.0

0.1

271.6

0.1

12月29日

247.6

-5.4

265.5

-6.1

12月30日

247.5

-0.1

263.4

-2.1

1月4日

247.5

0.0

265.7

2.3

1月5日

250.0

2.5

268.1

2.4

1月6日

251.8

1.8

267.9

-0.2

年末号においては『ある程度の戻り相場はあっても、大きな相場は来年も出ないだろうと見ている。戻り売り相場は当分続くはずで、淡々と戻りを売ってサヤ滑りも加味した利を狙う相場であろう』とコメントした。

年末年始の相場展開は、終値ベースでは全商品が下がった29日が安値であるが、ザラバでは先物の安値は1/5の258.7円という260円割れの価格であり、年をまたいでも弱い相場に変化の無い情勢であった。

○東京ゴム日足

…削除済み…

史上最高値は昨年2月の535円台であり、そこからはほぼ半値である。相場格言では、天井を打った相場は「半値・八掛け・2割引」と言うわけで、急落すればもちろん戻りは出るわけだが、大底はまだまだ遠いのではあるまいか?

535円の半値は267円、その八掛けは214円、その2割引きは172円であるため、今年になるのか来年になるのかは判らぬが、その辺まで下がったって驚かぬ。

 

底値は縦軸を横軸に変えるような横ばいの期間を経ないと…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京ゴム一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年1月

383.8

7月26日

396.5

7月27日

244.0

11月11日

251.8

2012年2月

362.2

8月26日

379.0

8月31日

246.0

11月11日

255.6

2012年3月

318.7

9月27日

327.9

10月17日

247.5

11月11日

259.4

2012年4月

292.5

10月26日

316.2

10月28日

248.6

11月11日

263.5

2012年5月

266.0

11月25日

294.0

12月8日

256.9

1月5日

266.1

2012年6月

279.6

12月22日

281.5

12月26日

258.7

1月5日

267.9

 

当先のサヤは1月限251.8円〜6月限267.9円と16.1円の順ザヤ。順ザヤ幅は若干詰まったが、まだサヤ滑りが懸念されるサヤだ。

 

週末現在の輸入採算価格は、…中略…

 

国内営業倉庫在庫は12/20現在で83トン減の12,304トン。3旬連続の減少である。ただし1万トンを割れないと、特に何ということもない。

 

12/30の上海ゴム在庫は、前週比1,365トン増の32,974トン3週連続の増加であり、3万トンの大台を完全回復。

 

上海ゴム価格は、…中略…

 

  

 結論として当方の相場観は、年は変わっても戻り売りに変化は出ないだろう。日米の新車販売台数は回復しているらしいが、そうして戻ったところが売りになるだろう。

 

 

 

〔石油製品〕

 

年末年始の原油の値動き

 

12月限(当限)

前日比

5月限(先限)

前日比

12月26日

\52,560

110

\50,890

570

12月27日

\52,500

-60

\50,360

-530

12月28日

\52,470

-30

\50,990

630

12月29日

\52,280

-190

\50,240

-750

12月30日

\52,310

30

\50,440

200

 

1月限(当限)

前日比

6月限(先限)

前日比

1月4日

\52,740

840

\51,140

 

1月5日

\53,720

980

\52,380

1240

1月6日

\53,480

-240

\52,110

-270

まずは原油から…

年末号においては『来年の相場は不透明。現状ではどちらに放れてもおかしくないので、材料とともにチャートを見ながら方向感を探っておくのがベターであろう』とコメントした。

年末年始の相場展開は、NY原油は1/4には103.74ドルと昨年11月の高値を更新。今週末も100ドル台は維持しており、イランとの緊迫した情勢が判りやすい強材料として働いている状況だ。

 

東京原油も、年明け5日に急騰して52,000円台を回復。週末1/6は陰線引けではあるものの、昨年11/9の高値も突破である。

 

NY原油日足(1/5現在)

…削除済み…

週末1/6のNY市場は、前日比0.25ドル安の101.56ドルで終了1/4の高値103.74ドルまでの上昇は、直近の安値92.52ドル(12/16)からは10ドル以上の上げ幅になっている。

 

イラン問題は、英国がかなり強硬に対決姿勢を鮮明にしているが、米軍は海賊船からイラン船を救出したなどと緊張感を和らげるような発表を行なったりと、政治の話なのだから先行きは不透明。

もしもホルムズ海峡が封鎖されたりすれば、当然のごとく原油は大暴騰するはずで、150ドルどころか200ドルになっても不思議ではない。しかしそんな事をすればイランだってただでは済まないわけで、空爆覚悟の中東戦争勃発だ。

 

どうなるのかは判らんが、取りあえず戦争が起こってから買っても十分間に合うだろうから、今は相場を見守りたいところ。

 

なお1/3現在のファンドのポジションは、…中略…

 

○東京原油日足

…削除済み…

週末の北海ブレントは113ドル台、ドバイ原油は110ドル前後であり、まだNY原油よりも高値に位置している。

東京原油はこのドバイ原油に対応した商品なのであるが、もしもホルムズ海峡が封鎖されたら一番被害を被るのが日本である。だからNY原油以上に舞い上がっても不思議ではないわけだが、そうならないのは円高であるため。

 

ただしチャートは押し目買いを示唆しており、53,500円と来れば青天井の格好。相場は58,000円台を目指し、本当に有事が始まるのなら6万円を突破してゆくと読める。

一転解決ならまた下がるのだろうが、…中略…

 

 なお一代の動きは以下のとおり。

東京原油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2011年12月

\54,250

7月1日

\58,330

7月11日

\45,210

10月5日

\52,310

2012年1月

\54,590

8月1日

\55,780

8月2日

\44,840

10月5日

\53,480

2012年2月

\52,500

9月1日

\53,540

9月8日

\44,550

10月5日

\52,920

2012年3月

\45,770

10月3日

\53,350

1月6日

\44,390

10月5日

\52,700

2012年4月

\50,630

11月1日

\53,150

1月6日

\48,130

12月19日

\52,500

2012年5月

\51,720

12月1日

\52,960

1月6日

\47,910

12月19日

\52,300

2012年6月

\51,590

1月4日

\52,800

1月6日

\51,100

1月4日

\52,110

 先物4本が週末まで高値更新であり、まだ値頃で売るのは危険だろう。

 

結論として当方の相場観は、チャートは押し目買いを示唆。イラン問題の行方は流動的だが、万が一にでも戦争馬勃発してホルムズ海峡封鎖となれば、原油価格は史上最高値を更新するように舞い上がるだろう。ニュースに注目である。

 

 

年末年始のガソリンの値動き

 

2月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

12月26日

\63,400

430

\63,730

 

12月27日

\62,930

-470

\63,110

-620

12月28日

\63,290

360

\63,620

510

12月29日

\62,410

-880

\62,780

-840

12月30日

\62,660

250

\63,280

500

1月4日

\63,340

680

\64,070

790

1月5日

\63,960

620

\65,390

1320

1月6日

\64,280

320

\65,080

-310

続いてガソリンです…年末号においては『週足チャートでは現在のところもみ合いとなっている状態。いずれ相場はどちらかに放れてゆくわけだが、そのトレンドにはついて行った方が良いだろう。新春の動きに注目だ』とコメントした。

年末年始の相場展開は、年末まではもみ合いの継続だったが、年明けから中東情勢の緊迫化を受けて上放れ。65,000円台後半まで舞い上がった

○東京ガソリン日足

…削除済み…

ガソリン市場の過去最高値は104,000円(2008/7/4)であり、昨年の高値は73,000円台である。

ファンダメンタルズから考えると上げ余地が大きいとは思えぬが、原油価格が上昇すればそんなの関係ねぇ!というのがガソリン相場である。トレンドは押し目買いを示唆しており、何よりもイラン問題の行方が最大の注目である

 

 一代の推移は、以下のとおり。

東京ガソリン一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年2月

\66,600

7月26日

\66,800

7月27日

\55,500

10月5日

\64,280

2012年3月

\61,280

8月26日

\65,230

1月6日

\55,800

10月5日

\64,990

2012年4月

\58,900

9月26日

\66,430

1月6日

\57,260

10月5日

\65,960

2012年5月

\62,380

10月26日

\66,400

1月6日

\59,350

11月22日

\65,790

2012年6月

\61,020

11月28日

\65,970

1月6日

\60,510

12月19日

\65,340

2012年7月

\61,750

12月26日

\65,780

1月6日

\62,500

12月30日

\65,080

 

1/6現在の業者間転売価格は、…中略…

 

12/31現在のガソリン在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、値頃で売るのは危険であろう。イラン問題が更に緊迫化すれな舞い上がる可能性もあり、今は押し目買いで対処する時期であろう。

 

 

年末年始の灯油の値動き

 

2月限(当限)

前日比

7月限(先限)

前日比

12月26日

\68,250

880

\61,860

 

12月27日

\67,710

-540

\61,410

-450

12月28日

\68,160

450

\61,890

480

12月29日

\67,440

-720

\60,870

-1020

12月30日

\67,880

440

\61,040

170

1月4日

\68,700

820

\62,120

1080

1月5日

\69,420

720

\63,590

1470

1月6日

\68,960

-460

\63,300

-290

最後に灯油です…年末号においては『少なくとも春までは買う気はない相場である。現状の過剰在庫がどうさばけるのか?先物に需要期が建った時に値位置がどうなっているのか?を注目したいが、それはまだ4ヶ月先の話である』とコメントした。

年末年始の相場展開は、昨年末29日には大きく下げたが、年明けからは中東情勢の緊迫化で急反騰。終末には一時64,000円台も記録した。

○東京灯油日足

…削除済み…

如何に需給が緩んでいるとはいえ、原油・ガソリンも大きく上昇しては、この灯油も影響は免れない展開となった。

それでも原油やガソリンに比べると、一代高値を更新した限月は先物だけにとどまっており、それが灯油の需給に左右されているだろうと想像するには容易である。

 

年末号でコメントしたとおり「少なくとも春まで買う気は無い」という考えは変わらず、灯油を買うなら原油かガソリンを買った方が良いだろうという見方は変わらない。

逆に言うならば、売る時はこの灯油であり、原油買い・灯油売り、ガソリン買い・灯油売りの戦略も可であるとの考え方だ。

 

 なお一代の推移は、以下のとおり。

東京灯油一代の動き

 

 

 

 

 

 

 

始値

 

高値

 

安値

 

現在値

2012年2月

\69,790

7月26日

\69,840

7月26日

\59,980

10月5日

\68,960

2012年3月

\64,150

8月26日

\67,880

11月9日

\58,670

9月26日

\67,020

2012年4月

\59,490

9月26日

\66,770

11月9日

\57,250

10月5日

\65,490

2012年5月

\61,740

10月26日

\66,310

11月9日

\59,010

12月19日

\64,180

2012年6月

\62,400

11月28日

\64,810

12月6日

\58,700

12月19日

\63,440

2012年7月

\61,750

12月26日

\64,030

1月6日

\60,660

12月30日

\63,300

 先物のみ、一代高値と安値を出しているだけである。

 

1/6現在の業者間転売価格は、…中略…

 

12/31現在の灯油在庫は、…中略…

 

 結論として当方の相場観は、原油高と需要の増加で反騰した相場だが、まだ手放しで買う相場ではないだろう。強気するなら原油かガソリンの方がマシだろうゆえ、仮に一段高するとしても様子見である。

 

 

 

〔為替〕

 

    ドル/円相場日足

…削除済み…

週末のNY市場では76.97円と再び77円割れ。いずれにしたって、まだ円安/ドル高トレンドに変化したとは到底言えない。

80円台へ向かうのは、今のところ非常に困難と言わざるを得ない。

 

だからと言って…中略…

 

怖いのは地震と噴火だね。巨大地震の発生から1年前後でまた大きな地震が来るのは有名な話で、火山の大規模な噴火も良く知られた話である。そうなるとまた3月のような大幅円高になるのだろうが、その時は相場よりも生き残るのが先の話かもしれん。

 

    ユーロ/円相場日足

…削除済み…

週末のNY市場では97円台まで円高が進んでおり、これは11年ぶりの円高/ユーロ安水準である。

右肩下がりのユーロ安トレンドは、年頭から底抜けして相対力指数は22ポイント台。売られすぎと言えばそうだが、こういう底抜けした相場はなかなか戻れないのも事実で、30ポイントに戻してもまた売られるんだろうね。

 

    ユーロ/ドル相場日足

…削除済み…

こちらも完全に底抜け状態である。ドルが強いというよりも、ユーロがダメすぎるという事であるが、何たってユーロはなくなると思っている当方ゆえ、こういう相場はユーロの退出を促しているのだと判断している。

 

 

 

 


 

 このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。

内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。

(当たり前ですが念のため)

 

 

 

 

        ひげの中ちゃん相場情報

                       中田幸一郎

 

        メールアドレス info@higenaka.com

 

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